セキュリティ対策ソフトの会社から、ランサムウェアの説明とその対策方法についてのページが提供されています。正しい知識を知って、個人個人が感染を防御することが大切です。
1.トレンドマイクロからの報告です
トレンドマイクロのページに以下のような動画がありました。
難しい言葉もありますが、ランサムウェアの脅威を理解できる動画になっているのでご紹介いたします。
トレンドマイクロは、ファイルを暗号化してしまうランサムウェアに対して、暗号化を解くための復号化ツールを5月27日より提供すると発表しました。以下は、そのツールの提供ページです。
2.シマンテックからの報告です
一方、シマンテックでは、ランサムウェア対策として「ランサムウェアの駆除と Symantec Endpoint Protection での保護」というページを公開しています。
ランサムウェアの駆除と Symantec Endpoint Protection での保護
3.マカフィーからの報告です
マカフィーでは、ランサムウェアについて、詳しく解説しているページがあります。
また、ランサムウェアを理解するための動画もあります。
4.カスペルスキーからの報告です
カスペルスキーでも、ランサムウェアの特徴についてわかりやすくまとめています。
5.ESETからの報告です。
ESETも、ランサムウェアの概要についてまとめています。
世界的な規模で感染拡大したランサムウェア「WannaCryptor」について
ESETも暗号化されたファイルを復号化するツールを提供しています。
ランサムウェア「TeslaCrypt」で暗号化されたファイルを復号するツールを公開
ランサムウェアというのは、パソコンの画面をハイジャック(乗っ取る)して、身代金を要求するウイルスの総称ですが、今回世界中で問題となっているランサムウェアの問題点は、画面ハイジャックだけではなくて、パソコンのファイルを暗号化して、ファイルの内容を見られなくしてしまうという点で、これまでのランサムウェアとは大きく異なっています。
暗号化という技術は、インターネット上で広く使用されている技術です。
暗号化とは、暗号化を行う暗号鍵と、暗号を解く復号鍵を使うことで、データを安全に送信したり、受信したりする技術です。
今回のランサムウェアが行っている暗号化は、最高レベルでの暗号化であり、それを解くことは困難と言われています。このため、一旦感染すると、社内ネットワークなどを経由して、他のパソコンやサーバーまでもが被害をこうむる危険性があります。
今回は、詐欺メール経由でランサムウェアがパソコンに侵入したと言われていますが、今後はウェブページ経由でも入ってくる可能性もあります。
このため、ウイルス対策ソフトを最新版とするとともに、Windows Updateの日常化と、データバックアップの日常化が、このタイプのランサムウェア対策として必須となっています。
個人の方は、まずは外付けのUSBハードディスクなどに、大切なデータをバックアップして、データだけは守るようにしてください。