Windows Updateは、パソコンによって失敗することがあるらしい
あるパソコンでは、すんなりとWindows Updateが終わったのに、あるパソコンでは、Windows Updateがいつまで経ってもインストールできなくて失敗に終わってしまうということがあるようです。
今回2023年10月10日にリリースされたWindows10に対するWindows Update(KB5031356)が、インストールできずにエラーが出てしまうというトラブルが多く発生しているようです。
私の所有するパソコンの中でも、時間はかかったが無事にインストールできたものと、いつまで待ってもインストールが出来なかったというものがありました。
Microsoftの技術ページで公表しています
実際にマイクロソフトにおいても、「このWindows Updateが失敗することがある」ということを公開しています。
Windows10 バージョン22H2(KB5031356)
このページでは、トラブルシューティングとして、「既知のイシューロールバック(KIR)を使用して解決されると書いています。
KIR「Known Issue Rollback」というのは、Windows Updateにより不具合を起こしたパソコンに対して、自動で不具合前の状態に戻してくれるといったもののようです。
ただし、複数の更新プログラムがあった場合は、成功した更新プログラムはそのまま残して、失敗したプログラムだけをなかったことにするといったことが出来るようです。
その後、修正された更新プログラムが提供された段階で、再度インストールが行われて、無事に成功するという道筋となります。
要するに、もし失敗した更新プログラムがあっても、その失敗した情報がマイクロソフトに伝わり、しばらく待っていれば、再び修正された更新プログラムがリリースされた時点で、正しいWindows Updateが実行されるということのようなのです。
つまり、「果報は寝て待て」方式ということです。
失敗したパソコンも、その後、成功しました!
私自身は、更新の不具合が起こった時に、ネットでいろいろと調べて、いろんな解決方法を試しました。
しかし、そのほとんどを試してみても、不具合が出た更新プログラムを正常にインストールすることができませんでした。
具体的には、マイクロソフトのサイトに紹介されていた
Dism /online /cleanup-image /RestoreHealth
などのコマンドを試した後に、再度インストールを試しましたが、なんともなりませんでした。
ところが、1週間ほど経過して、Windows Updateの画面を見たところ、以前のエラー表示は消えており、対象の更新プログラムが表示されていました。
そこで、再び更新プログラムをインストールしてみたところ、非常に長い時間かかりましたが、約2時間ほどで、無事にインストールが成功しました。
恐らく、パソコンによって、これらの時間はまちまちだと思いますが、じっと我慢して終わるまで待つということが大切です。