原則をいうと、厳しいようですが、プログラミングは、習ってマスターできるものではなくて、自分で独学してマスターするものです。
しかし、初心者の場合、どうやってそれを勉強していけばいいのかがさっぱりわからないと思います。
まず最初に行うことは、プログラミング言語を学ぶ環境をパソコンの中に作ることからです。
あとは、プログラムの本を購入したり、ネットを参照したりしながら、何度もコードを書いて、コードの意味を理解しながら、使えるようになることです。
ある程度基礎を学んだ段階で、自分に合ったレベルの目標を作り、それをゼロから作成する訓練をすることです。
つまり、最初の環境づくりの部分だけできれば、独学はそれほど難しくなく、あとは毎日努力をするだけです。
プログラミングのレベルはいろいろありますが、自分のレベルにあった教本を探すことがまず最初です。
私も数多くの本を買っていますが、本当にいいと思う本には、なかなか出会えません。
最近は、ネットでも勉強できるようなサイトもありますが、やはり繰り返し使える本の方が、長続きすると思います。ネットは、本に書いていないことを探すときに便利だと思います。
私自身の経験で言うと、いきなりプログラムを勉強するのは、何を目的とするのかがあいまいで、続かないことが多いと思います。
そのような意味から、より具体的な目標が作りやすいエクセルマクロ(VBA)が最もプログラムの初心者には向いていると思います。
エクセルのマクロ(VBA)は、プログラムの結果をエクセル上に表現できるので、プログラムのイメージが想像できやすいという利点があります。
さらに、仕事に役立つようなマクロを作ることで、モチベーションも保てますし、一石二鳥の勉強になると思います。
ノコテック・ラボのパソコン教室では、エクセルVBAのプログラミングを、お仕事で使うエクセルを題材にしてお教えしています。
プログラムを作るための要件定義を考えることから初めて、実際のプログラムを手順に沿って作っていくことをレッスンの中で体験できます。
何度もコードを書いているうちに、コードも覚えてきますし、プログラムの手順についても、繰り返し体験することで、一連の流れを作れるようになってきます。
実際にノコテック・ラボで初めてエクセルVBAに触れて、勉強していく中で、会社の中で自在にプログラムを組めるようになり、業務に貢献している方もいらっしゃいます。
また、一つのプログラムをある程度マスターすることで、別の言語のプログラムも自然にわかるようになってくると思います。
現在、世界中で学ばれている人気のあるプログラミング言語が、パイソン(Python)です。
特に近年盛んになったAIのプログラミング言語でもあります。
Pythonは、とても柔軟な言語で、ゼロからプログラミングすることなしに、付属する多くのライブラリを利用することで、必要最小限のプログラムで、多機能な処理ができるプログラミング言語です。
実際にプログラミングをしてみると、非常に少ない行数で、高度な処理ができることがわかります。しかし一方で、変数の概念を理解することは難しく、初めてプログラムを学ぶ人には敷居が高い部分もたくさんあります。
ノコテック・ラボでは、Pythonを学びたいという方に、パソコンでのプログラミング環境の構築方法などをお教えしています。また、勉強するときに役に立つ本なども紹介しています。