エクセルマクロ・VBAは、これまでも、これからも必要な技術です
エクセルのマクロプログラムは、VBAと呼ばれるプログラム言語で作成するプログラムです。エクセルの業務を自動化したり、外部データの取り込みや、データ書き出しなど、様々な業務に柔軟に対応できる言語です。
エクセルがパソコンに入っている方であれば、エクセルのマクロ(VBA)の環境は最初から入っているので、すぐに使うことができます。
また、プログラムがはじめての方でも、少しづつエクセルのマクロに慣れていけば、自分でプログラムを作れるようになっていきます。
最近は、AIでプログラムコードの例を作ってもらって、それを組み込んでプログラムを作っていくような手法も可能なので、この機会にエクセルマクロ・VBAを始めてみてはいかがでしょうか。プログラミングを知ることで、エクセルの世界が大きく広がっていくと思います。
エクセルのマクロの勉強法とは?
基本的にプログラムは独学することがあたりまえです。しかし、最初から独学しようとしても、基礎的な知識がないとかなり時間もかかりますし、苦労もすると思います。
VBA自体は、プログラム言語の中ではかなりわかりやすい言語の1つなのですが、それでも最初から独学は大変だと思います。最初は、基礎的な部分を人から習って、その上で独学していく方が、効率的に覚えていけると思います。
プログラムには、プログラム言語特有の文法があります。英語のような文法ではありませんが、英語で構成されるコードを書いていくことが、プログラムを書くということになります。
まずは、簡単なプログラムから学んで、その感覚をつかんでいくことが大切です。エクセルの場合は、具体的なお仕事があって、それをプログラム化したいと考えると思いますが、初めてプログラムをする場合、いったい何から書いていけばいいのかは、見当もつかないと思います。
ノコテック・ラボでは、そういう初心者の方から、ある程度プログラムを学んだことがある方まで、具体的な仕事内容と関連付けながら、一緒になって作成するというスタンスでお教えしています。
最初は難しい部分もありますが、何度も繰り返しプログラムを書いていくことで、そのパターンを覚えることができます。そういう意味でVBAは初心者が最初に習うプログラムとして最適なものです。
エクセルのマクロプログラムで出来ることと出来ないこと
あなたがエクセルを使って作業している操作については、すべてプログラムでコードを書くことができます。ただし、エクセル関数をそのままコードとして書くことは、効率が悪すぎるので、プログラム上で計算した上でセルに値を書き込むという操作になります。
複数のファイルからデータを読み込んで、そのデータから必要な部分だけを抽出したり、計算したりして、その結果を別のシートに書き込んだり、さらにそれらのシートを別のエクセルファイルに移動して保存したりするようなことができます。また、エクセル以外のWindows系のソフトについても、エクセルマクロから操作することが可能です。
一方、エクセルマクロの出来ない部分としては、クラウド上でファイルを処理することができません。エクセルマクロは、あくまでもローカルコンピュータで動作することが前提となっており、インターネット上ではプログラムが動作しません。
また、セキュリティ上の理由もあると思いますが、エクセルマクロが入ったエクセルファイルをメールで送ることができません。メールで送る場合は、ファイルの圧縮が必須となっています。