最近、電車に乗っていて思うのは、iPhoneよりもAndroidスマホを持っている人が増えてきたな~ということです。
あいからず、iPhoneファンは多いとは思いますが、世代的にみると中年の世代はiPhoneで、若い人はAndroidで十分だと考えている人が増えているように思います。
1.安全なiPhoneと、手軽なAndroidのどちらを選ぶか?
私自身は、Web制作のために必要なので、iPhoneとAndroidの両方を持っているのですが、日常的なアプリは両方で使えることが多いので、どちらを使っても大差ないという感じです。
ただ、使い勝手の点において感じるのは、iPhoneの場合、毎回パスコードや指紋認証などがあるので、その手間がとても面倒に感じられます。
Androidの場合も、パスコードや指紋認証を使うことができますが、これらの認証を全くなくして使うことも可能なので、私の場合は認証なしでいつも使用しています。
このようなわけで、同じアプリを見るという場合でも、Androidの方が一瞬でアクセスできるので、とても重宝しています。
もちろん、iPhoneの安全性は時代の流れの中では必要なものだと思いますが、Androidのような手軽さも、ある意味で価値があるように思います。
2.iPhoneかAndroidかではなく、すべてはSIM会社で決まる
私自身は、iPhoneにも、Androidにも格安SIMを入れて使っているので、2台持ちなのに、月々の費用は2台で3000円未満という安さです。
iPhoneにするから高いという常識は過去のもので、契約しているSIM会社のコストが高ければ、毎月のコストが高いだけです。
たぶん、ほとんどの方は、テレビで広告している会社のスマホが一番だと考えていると思いますが、それは宣伝効果にだまされていると思ったほうがいいと思います。
性能や使い勝手やコストなどは、実際に使ってみてからでないと、全く判断できないというのが本当のところです。
なぜ、iPhoneがAndroidよりも優れていると考えられるようになったかといえば、ドコモ・au・ソフトバンクなどのAndroidスマホには、最初から不要なアプリが山のように入れられて、メモリが消費され、動きも遅くさせられているのに対して、iPhoneには全くそのようなアプリが入っておらず、シンプルなアプリ構成となっていて、使い勝手がよかったということにつきます。
実のところ、Androidを提供しているGoogleは、スマホメーカー独自のカスタマイズを許していますし、さらにSIM会社による標準アプリの操作などが重なって、最終的には、機種やSIM会社ごとに全く異なったインターフェースになっているのです。
このようなことから、Androidは使いにくいというレッテルを貼られるようになったのです。
近年、格安スマホ会社や、格安SIM会社が出てくることによって、大手キャリアであるドコモ・au・ソフトバンクのAndroidは、その化けの皮をはがされてきている状態です。
スマホメーカーは消費者に直接スマホを販売できるようになり、消費者がSIM会社を選んで契約するようになったことで、iPhoneもAndroidも、SIM会社の呪縛から解かれて、本来の性能を出せる形となってきています。
つまり、消費者はスマホというハードとは別に、通信会社を自由に変えることができる環境を手に入れたわけです。
このことは、自宅でインターネットを利用する場合に、通信会社(キャリア)とプロバイダー(インターネット接続業者)を自由に選ぶことができるという感覚と似ていると思います。
3.スマホも2つのOS共存で、切磋琢磨する時代
パソコンの場合は、WindowsとMacという2つのOSで2分された状態で、お互いに競いながら進化してきていますが、スマホもiPhoneとAndroidという別々のOSを持つスマホが競い合う中で、切磋琢磨しながら、スマホの未来に向かって進んでいる状態だと思います。
一方で、スマホのアプリについても、開発環境は大きく変わりつつあり、OS以上に変化が激しい状態にあります。
日本では2010年頃からスマホが普及してきましたが、現時点での世界のスマホの状況はどうなっているのでしょうか。
ちなみに、調査で使ったサイトはこちらです。
Kantar Worldpanel
https://www.kantarworldpanel.com/global/smartphone-os-market-share/
世界全体(2018年3月現在)
Android:74.24%
iOS:20.83%
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日本(2017年12月現在)
Android:44.8%
iOS:55.2%
オーストラリア(2017年12月現在)
Android:53.1%
iOS:46.0%
イギリス(2017年12月現在)
Android:55.3%
iOS:44.2%
アメリカ(2017年12月現在)
Android:55.3%
iOS:43.9%
中国(2017年12月現在)
Android:71.2%
iOS:28.6%
フランス(2017年12月現在)
Android:75.6%
iOS:23.9%
ドイツ(2017年12月現在)
Android:74.8%
iOS:23.8%
イタリア(2017年12月現在)
Android:82.1%
iOS:15.9%
スペイン(2017年12月現在)
Android:87.1%
iOS:12.7%
ブラジル(2017年12月現在)
Android:93.2%
iOS:6.3%
メキシコ(2017年12月現在)
Android:94.0%
iOS:4.4%
なんと、日本は、iOSのスマホの普及率が世界一です。
そして、iOSがAndroidのシェアを上回っているのは日本だけで、その他の国では、Androidがシェアの1番となっています。
4.Windows 7 対 Windows 10では?
折角なので、Windows OSのシェアも調べてみました。
ちなみに、調査で使ったサイトはこちらです。
statcounter:
http://gs.statcounter.com/
世界のWindowsOSのシェア(2018年3月現在)
Windows 10:43.95%
Windows 7:41.51%
Windows 8.1:7.99%
Windows XP:3.42%
Windows 8:2.44%
Windows Vista:0.61%
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驚くことに、まだXPを使っているんですね。
Windows10のシェアがWindows7のシェアを上回ったのは、2018年1月からです。2017年12月の時点では、ほぼ同シェアでした。
5.PCのOSのシェアは?
また、PCのOSのシェアはこんな感じです。
世界
Windows:81.91%
OS X:12.51%
日本
Windows:78.02%
OS X:17.42%
アメリカ
Windows:73.35%
OS X:19.61%
だいたい、Windowsが8割、マックが2割という感じです。
1つのOSが市場を独占するよりも、対抗するもう1つのOSがあることで、正常な方向への進化ができるのではないでしょうか?
今後は、1つのOSに固執しないで、多くのOSを経験することが大切になってくるように思います。