10年近くパソコン教室をやっていると、古いパソコンがたくさん増えてくるんですね。
今日は、祝日ということもあって、古いパソコン整理をしました。
もちろん、古いパソコンを整理して廃棄するのが目的なのですが、古いパソコンにもいろんな思い出があって簡単に捨てられないというのが、一番の悩みです。(でも捨てなきゃ!)
その中で、電源をつけても立ち上がってこないパソコンもあれば、ずっと使っていなかったのに元気に起動してくるパソコンもありました。
その中でちょっと感動したのは、Windows98が入っているノートパソコンが起動したことです。ちなみにこのノートパソコンはパナソニックのレッツノートというものなのですが、購入したのは1998年頃ではないかと思います。
当時は、Windows95のパソコンとして購入したものなのですが、Windows98が出てきたときに、Windows98にアップグレードしたものです。当時はインターネットなどほとんどなかった時代ですので、LANポートなどは、内臓されておらず、LAN対応のPCカードを差し込んで使うようにしていました。
Windows98のデスクトップは緑の色で、昔は緑だったんだ~と改めて思いました。(写真では青っぽいのですが、青に近い緑の色です) 驚いたのはそのスペックで、ハードディスク容量は2GBで、メモリーは32MBなんですね。今のパソコンと比較すると、なんて非力なんだろうと思ってしまいますが、操作上は特に問題なく、ある程度のスピードで動かすことができます。
確かに15年前のパソコンですから、今のパソコンと比べると見劣りしますが、15年前のパソコンが何の問題もなく起動して、動いているというのは、ある意味感動ものです。
もう1つ元気に起動してくれたのは、2000年ごろに自分で自作したパソコンです。昔は自作パソコンが流行っていた時代もあったのですが、今はパソコンが安くなったのでそういう体験をしている人も少なくなってきているのではと思います。こちらの自作パソコンのOSはWindows2000というものでしたが、こちらもとてもスムーズに動きました。
WindowsのOSの歴史は、Windows3.1から始まって、95 → 98→ 98se→ Me→ 2000→ XP→ XP(sp1)→ XP(sp2)→ XP(sp3)→ Vista→ Vista(sp1) → Vista(sp2) → 7→ 7(sp1)→ 8というような変化をしてきています。
この中でも、特に優秀なOSがWindows2000というOSです。Windows2000は、一般のユーザーのパソコンには導入されることがなかったのですが、会社内のパソコンとしては、非常に信頼性のあるOSとして長く使用されました。
Windows2000はWindowsXPと比較しても、半分以下のメモリーで高速で動作し、Office2000が快適に動作するOSでした。また、Windows Serverと連携してサーバー&クライアントシステムを標準で構築できるOSとして多くの企業で当時使われていました。
今年はWindowsXPの入れ替えの年として、家庭や会社で入れ替え作業を行っている人がたくさんいるのではないかと思います。会社のシステムの方は、これから半年は大変な時期になってくると思いますが、頑張ってください。