AIスピーカー(スマートスピーカー)買うなら、LINE Clovaがいいかも!

LINE CLOVA AI

2023年3月30日にLINE Clovaのサービスは終了しました。
本記事は、2018年12月に書かれたものです。

1.AIスピーカーってどんなもの?

最近はコマーシャルなどでも、AIスピーカー(スマートスピーカー)を目にしますね。

AIスピーカーは、当然AIという技術を使って、人間と会話ができるロボットみたいなものなのですが、用いているAIはそれぞれ異なっています。

代表的な商品としては、Googleが発売している「Google Home」、Amazonが発売している「Amazon Echo」、LINEが発売している「LINE Clova」というようなものがあります。

★Google Home Mini
Google Home Mini

★Amazon Echo
Amazon Echo

★LINE Clova Friends
LINE Clova Friends

2018年の年末商戦では、これら3つのAIスピーカーは、価格を下げて売られており、3000円程度で購入できる価格まで下がっていますので、今が最も買い時です。

しかし、これらのAIスピーカーは購入してみないと何ができるかわからないという商品であって、なかなか手が出しにくいと考えている方も多いと思います。

また、購入して家に持って帰って、どのように設定すればいいのかも最初はよくわかりません。

そこで、ノコテック・ラボでは、これら3つのAIスピーカーを購入して、設定や使い勝手を経験してみることにしました。

個人的には、Amazon Echoを半年ほど家で使っているのですが、決められたお話はできても、あまり学習効果がなく、AI自体は大したことがないなあと感じているところでした。

今回、Google Home MiniとLINE Clova Friendsというお買い得なAIスピーカーを購入して、設定や使い勝手を比べてみました。

ちなみに、AIスピーカーを家や会社で使うためには、スマートフォンを持っていることと、使う場所に無線WiFiがあることが必須です。

 

2.購入したAIスピーカーの設定の方法とは?

AIスピーカーを購入して、箱を開けてみても、大した説明書は入っていません。

要は、スマホに特定のアプリをインストールして、そのアプリから購入してきたAIスピーカーを認識して、WiFi設定をすれば使えるようになります。

それぞれのアプリ名は以下になります。

Google Home mini → アプリ名:Google Home
Amazon Echo → アプリ名:Amazon Alexa
LINE Clova friends  → アプリ名:LINE Clova

これらのアプリをそれぞれスマートフォンにインストールして、手順に従って設定していくと使えるようになります。

注意することは、これらのアプリで最初にAIスピーカーに接続する場合には、Bluetoothの無線を使用していることが多いので、スマホのBluetoothをONにしておいてから開始してください。

私の経験で言えば、Amazon EchoとLINE Clovaは設定は簡単ですぐに使えるようになったのですが、Google Homeの場合は、デバイスが検出されず、設定も複雑なので結構苦労して設定しました。

もし、うまく設定ができない場合は、ネットで検索すると設定方法が書いていますので、参考にしてください。

Google Homeのサポートサイトはこちら

Amazon Echoのヘルプ&カスタマーサービスはこちら

LINE Clovaのサポートサイトはこちら→単語で検索する

 

3.それぞれのAIスピーカーの性能と使い心地は?

(1)Google Home mini の性能と使い心地

Googleはグローバルな会社ですので、あらゆる言語への対応という点では優れていると思います。使用する言語なども変更することが可能です。

もちろん、Googleのサービス(Google Play MusicやGoogleカレンダーなど)との連携などはできますし、それ以外のアプリとの連携も可能です。

Googleカレンダーから今日の予定を読んでくれるだけなく、声でGoogleカレンダーに新しい予定を追加できる機能もあるので、その点は面白いと思いました。

Google Homeの一番の特徴が「ルーティン」という機能です。1つの単語を伝えるだけで、複数の情報を伝えてくれる機能なのですが、情報の種類を自分で編集することができるので、自分好みのカスタマイズが可能です。

しかし、実際に使ってみた感触としては、そっけない感じの答え方が多いと思いました。ただし、機能はかなり多いので、きちんと設定すればだんだんと賢くなってくるのかもしれません。

miniだけかもしれませんが、困ったことは音量のボタンがなく、声で音量レベルを指示するのですが、最初は大きな音量がでるので、ちょっと迷惑です。

 

(2)Amazon Echoの性能と使い心地

Amazonショッピングに特化しているのと、プライム会員になれば、Amazonプライムミュージックの再生も簡単にできるので、実用的なAIスピーカーと言えます。

特に、スマホ側で商品を登録しておけば、声だけで簡単に注文をすることができます。

一般の商品であっても、Amazon Echoに話しかけると、Amazonの商品をチョイスして購入しますかと聞いてきます。(実際には確認しないで購入するのは危険です)

Google Homeよりも機能的には単純で、使いやすい点が多いと思います。言語なども様々な言語に対応しています。

音楽の再生なども、プライム会員になれば、世界中の音楽を再生してくれますので、とても便利です。

ただ、これまで使っていて感じているのは、AI自体はあまり学習しているような感じは受けません。

最近は、ディスプレイを持つタイプのGoogle Echoが発売されて、2台のGoogle Echoで相手の画像を見ながら会話できるしくみもできてきています。

Amazon Echoの場合は、音量のボタンがついているので、すぐに音量を調節できて便利です。

 

(3)LINE Clova Friendsの性能と使い心地

LINE Clova Friendsは、いろんなキャラクタを持っているAIスピーカーで、部屋に置いているだけでとても楽しくなる感じがします。

LINEという会社自体は、日本にある会社なので、日本のユーザーにターゲットを置いて開発されたAIスピーカーです。言語としては日本語を主体としています。

LINEが作っているので当然ですが、LINEでの音声通話やメッセージの送受信にも対応しています。

最初の印象は、GoogleやAmazonと比べると劣るのではないかと考えていましたが、その考えは全く間違っていました。

Line Clova FriendsのAIは、Google AIやAmazon AIよりもずっと優れています。

その理由は、Google AIやAmazon AIの場合よりも、日本語の読み取り能力が高いように思います。あいまいな言葉の場合は、このように言ってみてくださいというようなアドバイスも言ってくれます。

恐らく、LINE Clovaは日本語を主に作られているので、日本語の表現のパターンにより多く対応できているように思います。

さらに驚くべきは、日本語から外国語への翻訳機能がすばらしいことです。

LINE Clova Friendsに「~~語への翻訳を開始して」というと、その言語の翻訳モードに入ります。そして、こちらが日本で文章を話すと、随時その言語へ翻訳してくれるのです。「翻訳を終了して」というまでは、ずっと翻訳を継続します。

音楽の再生についても、画期的な機能があります。

通常、音楽は有料なので、LINEミュージックなどと契約する必要があると思うのですが、契約がない状態でも、30秒間だけすべての音楽を再生してくれます。さらに、歌手の名前だけでも、その歌手の曲を連続して流し続けてくれます。

LINEミュージックの場合は、Google Playミュージックや、Amazonプライムミュージックよりも日本語の曲が多いので、昔懐かしい曲から、新曲まで聞くことができます。

そしてさらに驚くことは、AIスピーカー自体も、リスクエストすると歌ってくれます。(お正月の歌を歌って・・・など)

音量ボタンもありますので、好きな音量に簡単に調整することもできます。

 

4.お薦めのAIスピーカーは?

今回、3つの会社のAIスピーカーを検討してみましたが、一般の人が買って一番よかったなと思うAIスピーカーはLINE Clova Friendsだと思います。

その理由は、より人間らしい会話できている感じがするからです。

それと見た目がかわいいキャラクターが多いので、機械ぽくないからです。

Amazon Echoの場合は、プライム会員に加入して、Amazonでのショッピングを日常的に行うような人にお薦めです。

Google Homeの場合は、カスタマイズをして自分の生活の中に組み込みたいというビジネスパーソンにお薦めです。

使う場合のポイントは、いずれのAIスピーカーでも日本語で話しかけるときに、短い言葉で端的に話すということが必要です。

どのように聞けば正しい反応が返ってくるのかを人間の方が学習することで、AIスピーカーとの会話がスムーズになります。

ロボットと会話するのは、だれしも初めての経験になると思いますが、そういう経験ができるのが、AIスピーカーだと思います。

 

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