Windows10で日本語入力ができなくなるというトラブルはかなり困りました。
特別なこともしていないのに、ある日パソコンを起動したら、突然日本語が入力できなくなったのです。
いろいろと調べてみると、日本語入力のソフトの問題というより、キーボードが日本語キーボードから英語キーボードになってしまうという問題のようです。
ちなみに、英語キーボードというのはこんな感じのキー配置です。
※半角/全角のキーがありません。@の位置が数字キーの2の位置にあります。
設定では、きちんと日本語キーボードに設定されているにもかかわらず、英語キーボードのキー配列になっているという状態なので、日本語がまったく入力できません。
インターネットで調べてみると、Windows8の頃からもそういうトラブルはあったようですが、Windows10では結構多いトラブルとなっているようでした。
ネットで調べたところ、以下のサイトで解決方法が紹介されていました。

とても詳しく書いているので、これらの方法で解決される方もいると思いました。
いろいろと試してみましたが、残念ながら解決しなかったので、別の方法を考えることにしました。
それは、「Google IME」のインストールです。
本来、Microsoft IMEが起動すれば、言語の切り替えなどの表示が画面の右下に出るはずなのですが、トラブルが起こった段階では、「あ」とか「A」とかいう言語の切り替えがまったく表示されていませんでした。
そこで、原因としてはMicrosoft IMEが起動できていないのではないかと考え、別の日本語変換ソフトの「Google IME」を入れようと考えたわけです。
Google IMEは以下のアドレスから、無料で手に入れることができます。

Google IMEをインストールすると、無事日本語入力ができるようになりました。(よかった~)
しかし、そこで話は終わりではありません。
Windows10のアクションセンター(画面右下にある吹き出しのアイコンをクリック)から「すべての設定」を開き、「時刻と言語」をクリックして、「地域と言語」を選ぶと、「日本語 Windowsの表示言語」があります。
これをクリックすると、「オプション」ボタンがあるのでクリックします。
次の画面の下の方に「キーボード」という項目があるのですが、Google IMEを入れた直後は、キーボードの中には「Google 日本語入力 入力方式エディタ」のみが存在していました。
そこで、「+」ボタンを押して、「Microsoft IME」を追加しました。
これらの設定を行うことで、画面右下の部分にGoogle IMEとMicrosoft IMEの切り替えボタンが表示されるようになりました。
パソコンを再起動後には、以下の図ような状態となりました。
そこで、Google日本語入力から、Microsoft IMEに切り替えてみたら、なんと日本語が普通に入力できるようになっていたのです。
これらの結果、Google IMEとMicrosoft IMEの両方が使えるようになりました。
このWindows10の不具合の原因は、何らかのキッカケでキーボードと日本語入力IMEのつながりが切れることで起こっているように思われました。
恐らく、Microsoft IMEが起動時に起動しなくなったことで、キーボードが自動的に英語キーボードに変わってしまったのではないかと思います。
Google IMEをインストールすることで、IMEとキーボードのつながりが生まれて、それがMicrosoft IMEを復活させる糸口になったのではないかと推察しています。
もし、同じようなトラブルに遭遇された方がいれば、お試しください。