月別アーカイブ: 2016年2月

パソコン教室でありながら、英会話教室でもあるノコテック・ラボ

英会話

昨年末から準備をしてきた英会話教室「スピークジム」がいよいよ3月から始まります。

すでに2月の初めからプレレッスンということで、すでに英会話レッスンが開始されていまして、何人かの方にはすでにご利用していただいています。

なぜ、パソコン教室なのに、英会話教室を始めようと考えたのか?

それは、どう考えてもこれからの時代は、外国語、とくに英語を話せるのは当たり前の時代が来ると考えられるからです。

私が最初にパソコンに触れたのは1980年代の初頭でしたが、その頃の日本ではパソコンを持っている人は数パーセント程度でパソコンなんてどうせ遊びで使うだけでしょ、と言う風潮でした。

ところが、1990年代になると、会社で使っていたワープロは姿を消し、パソコンが普及するようになりました。

さらに、2000年を境にインターネットが普及することで、日本中のすべての家庭にまでインターネットが引かれ、パソコンは個人に1台という時代になってきました。

今や、パソコンは当たり前で、スマホやタブレットが時代の中心になってきている時代です。

しかし、一方で日本での英会話の普及はどうでしょう。

戦後から始まった英語教育は、かれこれ70年になりますが、私たち日本人のほとんどが英語を話せるという状況は、到底実現できていません。

長年の学校教育や、英会話スクールなどで、日本人の大部分が若い時に英語を勉強した経験があるにもかかわらず、日常で英語を使う環境もなく、年をとるに従い、自分は一生英語は話せないまま終わってしまうのかとあきらめてしまっている人が多いのではないでしょうか?

もちろん、帰国子女の方や、留学制度などの普及により、確実に話せる人も増えていますが、いわゆる一般の人が日本語と同じように英語を話せるようには全くなっていません。

そういう状況は、自分にとっても当てはまることですし、今後の日本の将来を考えると、パソコンの普及と同じように、英会話の普及がとても重要なテーマになってきていると思うのです。

私たち日本人は、話す英語を全く習っていない!

なぜ、日本人は英語話せないのか? それは、英語を話すという一番単純なことを習っていないからです。

日本語の単語の並びと英語の単語の並びは全く違っていますし、日本語の場合は、主語のない文章もおおく、頭の中で日本語を英語に翻訳してから話すということでは、全く時間が足りません。

かと言って、ネイティブの表現を覚えて話そうとしても、いろんな表現がありすぎて、何から始めたらいいのかが全く不明です。

つまり、英語を日本語に訳せる英語力を持っていたとしても、いろんな英会話の表現を丸覚えしていたとしても、「とっさの英会話」の場合には、まったく言葉が出てこないということなのです。

人と話すことが一番の早道です。

私たちも日本語を話せるようになったのは、まわりにいる人とたくさんの会話をしたからだと思います。

英語も同じで、本を読んで一人で勉強したり、CDを聞いて一人で勉強したりしても、全く身に付くものではありません。

実際の英会話は、実践の中でしか頭にインプットされていかないということをもっと知るべきです。

パソコンも、人と会話しながら、キーボードを打ち、画面を指さしながら、実践の経験を積み重ねることですべての動作がスムーズに、意識しなくてもできるようになります。

英会話も同じで、実践の経験をたくさん積んでいくしか、頭の悪い私たちは身に着けることができないのです。

つまり、もっともっと英語で人と話すこと、自分を表現することが、英語の近道なのです。

間違った英語でもどんどん話して慣れる場があればと思いませんか?

会話は慣れです。単語の数ではありません。

簡単な会話の積み重ねの中で、少しずつ複雑な会話ができるようになるだけです。

人前で話すことが恥ずかしいという気持ちをなくして、間違ってもいいからいっぱい話せる場がほしいと思っている人は日本全国にたくさんいると思うのです。

そういう日本人の悲願みたいな英会話教室があればと思い、「スピークジム」を開講しました。

スピークジムの先生は、日本語の話し方を教えている先生でもあります。そのような先生ですから、あなたの恥ずかしい気持ちをよく理解して、英語を引き出してくれる手助けをしてくれます。

私自身も、今はパソコンしか教えられませんが、私もスピークジムで英語を話せるようになりたいと思っている一人です。

是非、そういう思いのある幅広い年代の方に、ご利用いただければと思います。

特に、40代、50代、60代の中高年の「やる気スイッチ」を押して、年をとっても英語が話せるようになるということを証明しながら、みんなが英語を話せるようになる時代が来ることを目指して頑張っていこうと思っています。

スピークジムのホームページはこちらです。

USBメモリの取り外しは結構ふか~い意味がある

USBメモリ

USBメモリの場合は、「ハードウェアの安全な取り外しが必要だ」ということは、共通の理解として広まっていると思います。

しかし、Windows 7とWindows 8 / 8.1 / 10のパソコンで、外付けのリムーバブルディスクに関しての管理方法が変化しているということに対して、知っている人は少ないかもしれません。

Windowsにおいて、ハードディスクやUSBメモリのフォーマット形式はNTFSですが、ファイルの書き込みの高速化や、エラー時の回復などを管理するシステムとして「ログファイルシステム(LFS)」というものがハードディスクやUSBメモリに設定されるようになっています。

Windows 7までのログファイルシステムは、LFS1.1というバージョンでしたが、Windows 8 / 8.1 / 10 では、LFS2.0というバージョンにアップしています。

このログファイルシステムは、固定のものではなく、パソコンにUSBメモリや外付USBハードディスクが接続(マウント)されたときに、自動で設定されるというものです。

たとえば、Windows 7 のパソコンにUSBメモリが差し込まれれば、LFS1.1のバージョンのログファイルシステムがUSBメモリ内に設定されます。

一方、Windows 8 / 8.1 / 10 のパソコンにUSBメモリを差し込むと、LFS2.0のバージョンのログファイルシステムがUSBメモリ内に設定されます。

つまり、差し込まれた時点で設定が行われるのがログファイルシステムということです。

そして、問題になるのは、LFS1.1とLFS2.0の間には互換性が全くないという点です。

USBメモリを安全な機器の取り外しをせずに取り外すと、このログファイルシステムが設定されたまま残ってしまうことになります。

特に、USBメモリを、Windows 7 とWindows 8 / 8.1 /10 のパソコンの両方で交互に使うような場合に、安全な取り外しをしないと、ログファイルシステムの不具合が生じて、ファイルが見えなくなったり、USBメモリ自体が故障したりする原因になります。

このため、Windows 7 と Windows 8 / 8.1 /10 の両方のパソコンでUSBメモリを使われる場合は、どんなことがあっても安全な取り外しを行ってください。

さらに、ここで問題となるのが、Windows 8 / 8.1 / 10 からOS側で採用された「高速スタートアップ」という機能です。この高速スタートアップという機能は、パソコンの起動を高速化するために付加された機能です。

高速スタートアップでは、パソコンの起動を高速化するため、メモリやCPUの状態を保存しておき、その保存した状態を起動時に読み取ることで高速化しています。

しかし、この機能により、パソコン環境が変わることに対応できなかったり、接続されているハードディスクやUSBメモリのログファイルシステムが正しく更新されなかったりすることで、パソコンの起動が極端に遅くなったり、接続したハードディスクやUSBメモリの内容が読み取れなかったりするトラブルが生じることがあります。

そこで、トラブルを少なくするための対策として、Windows 8 / 8.1 / 10 の高速スタートアップの設定を無効にしておくという手段があります。

多少起動が遅くなりますが、外付ハードディスクやUSBメモリをよく使われる方が、トラブルを避けるという意味では効果的な対策だと思います。

また、パソコンをマルチブート化して、Windows 7と8 / 8.1 /10 などのOSを共存しているような場合には、特に必要な対策だと思われます。

高速スタートアップの設定は、「コントロールパネル」→「電源オプション」→「電源ボタンの動作の選択」の画面を出して、「現在利用可能ではない設定を変更します」をクリックします。

そして、シャットダウン設定の中にある「高速スタートアップを有効にする」のチェックを外します。

これにより、昔のログファイルシステムを記憶することがなくなり、起動時に正しいログファイルシステムが読み込まれることとなります。

パソコンの起動を高速にすることは、とてもうれしいことですが、それにより機器のトラブルが増えてしまうと何のための高速化なのかわからなくなってしまいます。

USBメモリの取り外しについても、奥の深い意味があることを理解し、安全に取り外していただくよう心掛けてください。

Office365 soloを購入してわかったこと

Office365solo

Officeには2種類の購入タイプがあります

マイクロソフトでは、期間ライセンス契約方式のOffice(Office365)と、従来からの期間の制限がないOffice(プレインストール版、もしくはパッケージ版)の2種類を販売しています。

おそらく、マイクロソフトは従来の「期間制限なしライセンスタイプ」から「期間制限ありのライセンスタイプ」へとユーザーを誘導していきたいと考えているようです。

このような意味からか、現在店頭で販売されているパソコンには、プレインストール版のOffice(Home and Business)に Office 365 サービスが付加されたものが多いようです。

このOffice 365 サービスというのは、簡単に言うと
1.以下の365サービスの機能を1年間使用することができる。
2.2台のタブレット、および2台のスマホでOfficeアプリ(プレミアム機能付き)が使える。
3.OneDriveを1TBの容量まで使える。
4.毎月60分までスカイプから普通の電話(固定電話・携帯電話)に通話ができる。
5.Officeに関するテクニカルサポートを受けることができる。

Office365 soloとは?

Office365 soloは個人向けのライセンス用Officeで1か月単位、1年単位で契約できるOfficeのことです。このOffice365 soloの特徴は、使う期間を指定してライセンスを購入できるという点です。

たとえば、数カ月だけOfficeを使って勉強したいということも可能なのです。(月あたり1274円)
ちなみに、1ヶ月だけであれば、体験版もあるようです。

また、Officeのすべてのソフト(Word, Excel, Powerpoint, Access, Outlook, OneNote, Publisher)を使用できる点が特徴です。特にAccess, OneNote, Publisherという3つのソフトを使いたい人にはありがたいと思います。

Office365 soloのライセンスを取得すると、2台のパソコン(WindowsやMac)にOfficeをインストールすることができます。また、前述のOffice 365 サービスももちろん使えます。

実際にライセンスを購入してみてわかったこと

先日、実際にOffice365 soloのライセンスを購入してみました。直接マイクロソフトのページから購入もできるのですが、価格を調べたところ、現時点はAmazonからダウンロード購入するのが最も安く購入できるようです。

Amazonでの購入価格は現時点で11,581円(2016/2/3現在)となっています。
Microsoftから直接購入の場合は、12,744円です。

Amazonからダウンロード購入すると、メールが送られてきますので、そのメールの中のリンクからマイクロソフトのダウンロードページに移動して、インストールすることができます。

ここで、注意することは、どのマイクロソフトアカウントでOffice365 soloを登録するかどうかです。
つまりライセンスというものは、マイクロソフトアカウントに対して与えられるものであるということです。

例えば、OneDriveなどとの連携をするような場合は、Office365 soloでライセンスを取得したアカウントとOneDriveのアカウントが異なると、正しい連携ができなくなります。

簡単に言えば、パソコンにログインする際に使っているマイクロソフトアカウントを、そのままOffice365 soloの登録に使えば問題はないのですが、それらが異なると問題が生じる可能性もあるということです。

一方で、このOffice365 soloでは、Windowsのパソコンだけではなく、MacintoshのパソコンにもOfficeをインストールすることが可能です。ですから、Windows1台とMac1台にそれぞれ独立してOfficeをインストールすることができるわけです。

しかし、Macに導入する場合は条件があるのです。私もMacに入れようと思い、マイクロソフトのサポートに問い合わせを行ったのですが、以下のような条件があることがわかりました。

(1)Office365 soloの最新版のOffice2016をインストールするためには、Mac OS X 10.10にOSをアップグレードしておく必要があります。このMacOS X 10.10というのは、最新のMacOSの「Capitan」という名前のOSです。このOSにアップグレードできないMacでは、Office2016というWindowsと共通のOfficeを使うことができません。もし、そうでない場合は、最新版ではないOffice2011をインストールすることになります。

(2)さらに、Macでインストールできるソフトは、Word, Excel, PowerPoint, Outlookの4つだけなります。

つまり、Macでは使えないソフトもあるし、OSを最新版にするという条件があるということです。

このような条件はありますが、WindowsとMacの間で同じバージョンのソフトが動くということは画期的なことです。これまでは、WindowsのOfficeのバージョンが出てから数年遅れてMac用のバージョンが発売されていたことを考えると大きな進歩だと思います。

パソコン2台の割り振りをマイクロソフトに電話しなくても変えられる

ライセンス版のOffice365になって、便利になった点はパソコンから別のパソコンへのOfficeのライセンスを移動する場合に、マイクロソフトに電話する必要がなくなり、マイアカウントのページで、インストールした機種(自動で登録されている)のライセンスを「アクティブ状態」から「非アクティブ状態」に自分で変えることで、もう1つの別のパソコンにOfficeをインストールすることができるようになりました。

この非アクティブ化という処理を行ったPCはインストールリストから消えるそうなのですが、非アクティブ化したパソコンの中のOfficeではファイルを開いて表示したり、印刷はそのままできるそうですが、編集や新規作成などは制限されてできなくなるそうです。

つまり、非アクティブ化しても、アンインストールしなくてもいいということも言えます。
再度、そのパソコンでアクティブ化したOfficeを使いたい場合は、一度アンインストールした後に、再インストールすれば、使えるようになると考えられます。

Windows 8.1以降のOffice(2013、2016)は、すべてOfficeのマイアカウントページで管理されている

Windows 8.1以降では、Officeはパッケージ版を購入しても、DVDなどのメディアは存在しておらず、すべてネット上からのインストールという形になっています。

このため、2013以降のOfficeについても、Office365 soloと同様にマイクロソフトのマイアカウントページでライセンスが管理されています。

Officeの再インストールや、新しいパソコンへのインストールについても、すべてマイアカウントページから実行できるようになっています。

つまり、1つのマイクロソフトアカウントに対して、Officeソフト、OneDrive、アプリストア、複数台のパソコンでのアカウント設定の共通化、パソコンのログインなどがすべて紐付されている状況になってきています。

このような中で、もしマイクロソフトアカウントのパスワードを忘れてしまったという状況になると、すべての紐付を失うことになり、結果としてOfficeのライセンスも失うことになります。

ですから、マイクロソフトアカウントのメールアドレスとパスワードを絶対に忘れないようにしておく必要があります。

このマイアカウントページへのアクセスは、「Office アカウント」と検索していただくと、検索結果の先頭に出てくる「Microsoft アカウントへのサインイン – Office.com」をクリックして、ログインすれば、ご自分のOfficeが管理されているページが表示できます。

以上、Office365 soloを購入しようかどうかの参考になればと思います。