月別アーカイブ: 2016年3月

Windows10への強制アップグレードからパソコンを防御する

windows10

どうも3月6日くらいから、マイクロソフトのWindows10アップグレード計画が強化されてきているようで、知らないうちに自分のパソコンでアップグレードが始まってしまったという人が増えているようです。

何気なくパソコンを使っていたら、Windows10へのアップグレードが始まってしまった・・・

しかし、Windows10へのアップグレードは、自分が何らかの操作をしないかぎり始まるものではありません。

問題は、何気に操作している中で、Windows10へのアップグレードを許可しているだけです。

繰り返し画面上に出てくるWindows10へのお知らせの中のボタンを1度でも押していませんか?

Windows10にアップグレードされたら困るという人は、これらのお知らせを必ず「×」で消すようにしてください。

「予約する」とか「スケジュールする」というようなボタンを押すと、いずれいつかアップグレードが始まってしまいます。

1.Windows Updateは必ず手動で行うようにする

通常、Windows Updateはパソコンの終了時などに自動で行われるようになっています。

ですから、どのようなアップデートが行われているのかがわからない状態でアップデートが進行します。

もし、パソコンの電源をOFFするときに、ボタンに「!」が付いていたり(Windows7)、「更新してシャットダウン」のような表記になっている場合(Windows8.1)は、必ずシャットダウンを中止して、Windows Updateの内容を確認するようにしてください。

確認の仕方は、以下のようになります。

Windows7であれば、スタート→すべてのプログラム→Windows Updateをクリックして、
重要な更新内容とオプションの更新内容を確認してください。

Windows8.1であれば、スタートボタンを右クリック→コントロールパネル→システムとセキュリティをクリック→Windows Updateをクリックして、重要な更新内容とオプションの更新内容を確認してください。

もし、更新内容の中にWindows10へのアップグレードに関係するような項目があった場合は、その項目を右クリックして、「更新プログラムの非表示」をクリックしてください。

一旦更新プログラムを非表示した場合は、その更新は保留状態となり、Windows Updateの画面の左のリストの中の「非表示の更新プログラムの再表示」という中に入るようになります。

特に、Windows10へのアップグレードに関わるような項目がなければ、そのままシャットダウンしても大丈夫です。

2.Windows10へのアップグレードが突如始まってしまったら・・

とはいっても、注意していても、マイクロソフトは、さらなる手を使ってアップグレードを誘導してくるかもしれません。

もしも、あなたのパソコンでWindows10へのアップグレードが開始されてしまった場合は、ストップさせる方法はありません。もし開始されてしまった場合は、電源を切らずにアップグレードが終了するまで、じっと待ってください。

長い場合は数時間に及ぶこともありますが、途中で絶対に電源を強制終了してはいけません。

もし、ノートパソコンのバッテリーの残量が少なく、ACアダプターを持ち歩いていない場合は、ノートパソコンのカバーを閉じてスリープ状態にして、家まで持って帰ってください。

家に着いたら、ACアダプターをつないで、カバーを開ければ、続きのアップグレードが開始するようになります。

アップグレードが終了して、デスクトップ画面が見えてきたら、Windows10になっています。

Windows10にアップグレードしてしまったとしても、使う上で不具合がなければWindows10のままでも全く問題ありませんが、もし不具合がある場合は、元のOS(Windows7もしくは8.1)に1ヶ月以内であれば戻すことも可能です。

元のOSに戻すには、Windows10のスタートボタンを押して、「設定」をクリックします。設定の画面が出てきたら、「更新とセキュリティ」をクリックします。

左のリストから「回復」をクリックすると、その中に元のOSに戻すためのボタンがあります。

3.なぜWindows10にアップグレードするとトラブルが多いのか?

実のところ、Windows10自体のOSが不安定だとか、不具合があるという問題とアップグレードしたパソコンでトラブルが多いということは、直接的には関係ありません。

問題は、Windows10にアップグレードする前のパソコンが、Windows10に十分対応できるような状態になっていないために、トラブルが多発しているのではないかと考えられます。

元来、ソフトやデータを保持したまま、OSをアップグレードすること自体がとても危なっかしいことであり、それをマイクロソフトが世界規模でやっているわけですから、いろんなトラブルがあってもあたりまえだと思います。

Windows10へのアップグレードを望むか望まないかに関わらず、トラブルを避けるという意味で、Windows7やWindows8.1のパソコンをお持ちの方は、以下の点をチェックしてください。

(1)ハードディスクにエラーがないようにしておくこと。

これは、Cドライブ上にエラーがあった場合、アップデートが途中で止まったりする危険性があるためです。
これはコンピュータのCドライブを右クリックして、プロパティをクリックして、プロパティ画面の「ツールタブ」の中にある「エラーチェック」をきちんとやることです。

(2)パソコンメーカーの供給するドライバソフトやBIOSを最新な状態にしておくこと。

これは、パソコンのメーカーのページからダウンロードするプログラムです。おそらく、メーカー独自のアップデート用のソフトなどがあらかじめパソコンの中に入っているはずなので、それらのソフトからアップデートするようにしてください。よくわからない人は、メーカーのサポートに電話して聞くのがいいと思います。

(3)使っているソフトのWindows10への対応情報を調べておく

たとえば、ウイルス対策ソフトなどでは、現在使っているものがそのままWindows10にすると使えなくなってしまうものもあります。ライセンス期間があれば、Windows10でも続けて使えるようにする方法などもありますので、調べておくといいでしょう。

また、業務ソフト(会計ソフトなど)についても、Windows10で正常に動かすためのパッチプログラムや設定などがあることもありますので、調査しておくのがいいと思います。

(4)Windows10にすると、周辺機器のドライバはすべてWindows10用のものが必要になる

以外と見逃しがちなのは、パソコンはWindows10に無事にアップグレードできたとしても、プリンタやスキャナなどのドライバをWindows10用に変更しないと使うことはできません。もし古い周辺機器などを使っている場合は、Windows10対応のドライバが供給されているのかをチェックしておく必要があります。

4.無料期間内にWindows10にアップグレードすべきなのか?

私たちは、なぜか「無料」という言葉を聞くと、それは手に入れなければ・・・と考えてしまいます。

しかし、「無料」には必ず「リスク」もあります。

今まで使い慣れたパソコンが、Windows10にアップグレードすることで使いにくくなってしまうとしたら、それは本末転倒です。

Windows10になると、とても起動が早くなり、一見して便利になったように感じますが、少し奥まった設定などを見ようとすると、どこにあるのかサッパリわからないということもあります。

要は、自分にとって使いにくいパソコンになってしまうようであれば、現在のOSのまま使い続けたほうがいい場合もあるのです。

たとえば、今のパソコンはそのまま使って、いずれ新しいパソコンを購入するという手もあります。

覚えておいてほしいのは、また3年後くらいには「Windows11」が出てくるということです。
OSの変化には終わりがないので、あまり影響されないようにすることも大切です。

スマホとパソコンを連携して無駄を省く

パソコンとスマホ

皆さんも感じているように、今やインターネットを見ているのは、パソコンよりもスマホで見ているという人が多いのです。

しかし、スマホの場合は、データの編集という部分は弱く、作成したデータをアプリ間で移動しながら編集していくというようなマルチタスクにはまだ対応できていません。

このような意味から、スマホの役割は、すばやいネット閲覧と情報収集、メールやSNSなどでのリアルタイムコミュニケーション、カメラ機能による情報の記録、そして本来の電話機能ということになると思われます。

これに対して、パソコンの役割は、広い画面での余裕のある作業、多くのソフトを利用してマルチタスクで作業できる環境、大容量のストレージによるデータの保存、プリンタや周辺機器との接続による機能の拡大といったことになるかと思います。

つまり、スマホとパソコンは競合するようなものではなくて、目的に応じて使いやすいように使えばいいというものだと思うのです。

多くのパソコン教室では、これまでビジネスで必要とされるソフトの学習を目的としたレッスンが多かったと思いますが、最近ではスマホやタブレットの使い方を教えているところも少しずつですが増えてきているように思います。

ただ、スマホやタブレットの使い方がわかったとしても、パソコンとのデータ共有や連携、スマホやタブレットの中にあるデータの保存や移行方法などについては、機種ごとに異なることも多く、どのようにすればパソコンとスマホやタブレットを連携しながら使えるのかを説明することは簡単なことではありません。

難しいのは、パソコン、スマホ、タブレットは、常にハードとしても進化しているし、アプリも新しいものが常に開発されてきているということです。

そういう中で、私たちが一番知るべきテーマは、現在自分が所有しているパソコンやスマホやタブレットをどのように有効に活用するかという点につきると思うのです。

新しいハードだけを追い求めて、肝心のソフト面を理解していない人が多すぎるように思います。

すでに「パソコン教室」というネーミング自体が、的はずれの時代になっているようにも思うのですが、かといって「IT教室」というようなネーミングだと何をするのかがあいまいで分かりにくいと思います。

個人的には「パーソナル情報管理術」や「ビジネス情報管理術」というようなテーマを学ぶ場所が、パソコン教室の役割になってきているように思います。

日々、私たちはテレビやインターネットや新聞から多種多様な情報を得ていますが、自分と関わりのある情報を正しく理解して、それを仕事や生活の中に生かしていく必要があります。

しかし、何が正しくて、何が間違っていて、何が必要で、何が不要なのかを考えるだけでも、かなり余分なエネルギーを使っていると思います。

そういう情報をうまく選別しながら、自分の中で処理していくというのが「パーソナル情報管理術」であり、それが仕事であれば「ビジネス情報管理術」だと思うのです。

単純に「キーボードが早く打てる」「ワードやエクセルができる」ということも必要なことですが、情報の無駄を省いてスリム化し、無駄な作業を極力なくすことこそが、本来のパソコンやスマホの役割になってほしいと思うのです。

ノコテック・ラボは、このようなテーマを含め、個人が疑問に思っていることを学ぶことができる個人レッスンのみのパソコン教室です。

あせっていない人の電力会社の選び方

電力自由化

いよいよ2016年4月から電力自由化により、電力会社を選んで加入する時代がきます。

私も、特にあせってはいなかったのですが、ここにきて「あせらないといけない」ようだということに気が付きました。

このまま東京電力でもいいやと思っている人もいるかと思いますが、東京電力でも電力自由化に伴い新しい電力プランに加入するようになっていくようです。

そこで、びっくりしたのは、決して電力自由化で電気料金が安くなるわけではないということです。

適当に、電力会社やプランを選んでしまうと、今の電気料金より高くなったり、2年間の縛りがある電力会社などでは、途中解約で高い解約料を請求されてしまう場合もあります。

また、電気の使用量が一定以上の人は安くなっても、電気を節約して使用量を抑えているような人が逆に高くなってしまうという変な現象も生じてしまうようなのです。

ということで、まだ何も考えていないという方や、どの電力会社にすればいいのかが全くわからないという人は、以下のサイトで、シュミレーションを行って、どの電力会社を選べばいいかを見つけてください。

電力比較サイト「エネチェンジ」
https://enechange.jp/

単に、電力会社を選ぶということだけではなく、その電力会社の中のプランまで選ぶことができるのがとてもいいと思いました。

3月31日までに契約することで、お得になるプランもありますので、皆さん検討してみてください。