ウィンドウズ11のパソコンの問題
ウィンドウズ10のパソコンの期限が今年の10月までということで、買い替えを考えている方も多いと思います。
世の中ではAIパソコンというような宣伝文句がよく使われていますが、このような言い方に惑わされずに、正しい知識を持ってパソコンを購入することが大切です。
使い勝手だけを考えると、ウインドウズ10のパソコンの方が使いやすかったと感じる方が多いと思います。実はこれは正しい見解です。
ウインドウズ11のパソコンは、セットアップの難しさ、ウインドウズアップデートの更新の多さ、セキュリティやネットワークトラブルの多さなど、非常に問題の多いパソコンです。
それでも、私達ユーザーは、マイクロソフトの意向に従って、新しいOSへの切り替えを余儀なくされているのが現状です。
ウインドウズ11のパソコンを使いやすくするためには、カスタマイズ設定が必要になり、パソコンに詳しくない人にとってはトラブルにあってしまうことが増えると思われます。
マイクロソフトは、機能の追加やセキュリティの向上で、便利で安全なパソコンになったと言うのでしょうが、ユーザーにとっては、不必要な機能を増やして、使いにくいパソコンになったというイメージの方が大きいと思います。
ノコテック・ラボのパソコン教室では、ウインドウズ11のパソコンのセットアップ方法や使いやすくするためのカスタマイズ方法などをお教えしています。
学ぶべきはエクセルの進化です
ウィンドウズの進化よりも、マイクロソフトオフィスの中のエクセルの進化に注目すべきです。
通常、パソコンを購入すると、マイクロソフトオフィスは、その時点での最新のバージョンのオフィスが標準で付属しています。
マイクロソフトオフィスのバージョンは、古いところから言えば、2013、2016、2019、2021、2024と変化してきています。
一方で、マイクロソフト365のサブスクリプションのオフィスを使う場合は、1か月ごとに最新のバージョンにアップされています。
エクセルの最新バージョンにおいては、絶えず最新の関数が増えています。また、パワークエリ、パワーピボットと呼ばれるビジネスインテリジェンス(BI)の機能や、パイソン言語によるプログラミング機能も追加されてきています。
データベースソフトのアクセスや、エクセルに付属するVBAなどの複雑なコードベースの開発から、ノーコードベースの開発が可能なソフトに変貌を遂げてきているのが、最新のエクセルになります。
エクセルを学ぶことで、仕事を効率化するためのデータベースの作り方や、リアルタイムデータの解析方法を学ぶことができます。
グーグルの凋落とネットの未来
グーグルは、確実に凋落している。インターネットの検索エンジンで世界を制覇しているグーグルが、大きな転換点を迎えています。
その1つは、SNSの台頭です。グーグルの検索エンジンは、SNSの中まで検索することは出来ません。SNSは、独自のネットワークにより、広告収入を得ており、それはグーグルの市場を奪っています。
もう1つが、AIの登場です。それまで、グーグル検索に入力して調べていた人は、AIのチャット機能を使って調べるようになってきています。
グーグルの収益は、ネット検索での広告収入であり、ユーチューブでの広告収入であり、グーグルマップでの広告収入から来ています。
またグーグルは、グーグルワークスペースというビジネス向けのクラウドサービスを展開しています。このサービス自体は使いやすいものですが、マイクロソフトのクラウドサービスと競合しており、ウィンドウズパソコンでは、優位に立てていない状況です。
このような中で、近年グーグルはネット検索のポリシーを見直し、グーグル広告主体の検索エンジンに切り替えてきています。
このため、これまでホームページなどで使われていたSEO対策は、非常に限定的なものになり、ホームページから顧客を呼び込むビジネスモデルは、非常に厳しいものになってきています。
グーグルの未来とネットの未来は、一心同体であり、グーグルが正しいネットの在り方を示していく必要があります。
また、独自のネットワークを持つSNS業者も同じで、広告収入だけを考えたビジネスは、いずれ凋落の道をたどることは、目に見えています。