スキルと経験とは何か?
長年パソコン教室を運営してきましたが、一般的なパソコンの知識を学ぶというよりも、すぐに結果が欲しいという人が増えてきているように感じます。。
簡単に言うと、基礎的なことより、すぐに応用できることを知りたいということになると思います。
しかし、実際には基礎的なことを習得しないまま、高度な応用は全く出来ませんし、間違った解釈をする危険性もあります。
最近のそのような傾向に一言、言っておきたいことがあります。
「理屈が分かっても、経験が十分でなければ役に立たない」
ということです。この場合の経験とは試行錯誤をした時間の長さのことです。
一つの仕事を成し遂げるためには、多くの間違いや失敗を積み重ねる中で、はじめて到達する領域があります。そのような領域に達することが経験を積むということになります。
AIの時代は、そのような経験をすっ飛ばして結果を得ることが出来る時代ですが、その場合の経験は薄っぺらいものでもあるということを認識すべきだと思います。
このような意味で、自分自身のスキルと経験をどのように形成していくのかということが課題になっている時代です。

独学とは何か
自分で何かを学び深めていくことは、とても苦労がいることです。
昭和の時代は、「見てやり方を盗め」と言われ、平成の時代は「何でも人に聞け」と言われ、令和の時代になると、「AIに聞け」と言われるようになりました。
時代により考え方は変わっていますが、方法論はともかく、自分で独学するということは以下のようなことが必要になります。
- 独学の環境を作る
- 目的を定める
- 成果を残す
- 継続できるようにする
この4つのことが出来れば、独学が出来ます。
この中で、私が最も大切だと思うのは、環境と成果です。安心して独学できる環境と、独学を実感できる成果を積み上げていくことができれば、目的が明確になり、継続できるようになります。
もう1つ大切なことは、「動機」です。この動機がないようなものは独学できないと思いますが、「動機」とは理論的なものではなくて、直感的なものから生まれてきているように思います。
自分に何ができるのか? 何に向いているのか? そういう部分から発想して、動機を形成してゆくのが自然なことだと思います。
実のところ、動機とは不安定なものであり、変わりやすいものでもあります。このため、動機が変化した段階で、継続が打ち切られることもあり、そこで独学はストップします。
独学は人から強要されるものではなく、自発的なものなので、すぐにあきらめないという忍耐力も必要です。

AIプロンプトの書き方について
すでに多くの方が使っているAIですが、十分にAIを使いこなすためには、AIにお願いする文章(プロンプト)をどのように書けばいいのかという点が最も大切になります。
決して難しいことではないのですが、日頃からきちんとした日本語を書いていない人は、かなり苦労しているのではないでしょうか。
AIにしてもらいたいことはあるけど、それをどのように言えばいいのかわからないという人は、以下のようなことを参考にしていただければと思います。
まず第一は、物語風に状況を説明することです。AIはどういう目的でこの人がお願いしているのかを知ることで、より的確な答えを導こうとします。
例えば、「私は〇〇という仕事をしているものです。今回〇〇を使って、〇〇を作成することになりました。ところが、〇〇の使い方が全くわからず、悩んでいます。まず〇〇をどのように使えば、〇〇を作成できるかについて、基本的な知識について教えてください」などといった具合です。
次に大切なことは、自分の持っている環境を使えることです。たとえば、「Windows11のパソコンで、エクセルは2024のバージョンを使っています」などといった具合です。
次に大切なことは、AIに材料をすべて与えるということです。何かを作成したいのに、一般的なことを聞いてもAIは作成してくれません。自分が持っている材料をすべてAIに渡すことで、AIは具体的な作業をあなたの代わりにやってくれます。
AIにデータや写真を渡す場合、そのファイル形式がとても重要になります。AIが受け取れないようなファイル形式だと断られます。また、AIの種類によっては、無料ではなく有料になることもあります。
そこで、AIにデータを渡すことができるようなAIを選択することも、最初に考えなければなりません。
そのような場合は、使おうするAIに「データはどのような形で渡すことができるでしょうか。無料でも対応できますか」などと聞いてみることです。
つまり、AIのタイプもいろいろとあるので、状況に合わせてどのAIを使うのがいいのかを試行錯誤することも大切です。
