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高齢者のワクチン接種状況をエクセルでマップ化する方法

エクセルには、地図上に円グラフを表示するアドイン機能があります。

今回、そのアドイン機能を使用して、全国都道府県における高齢者のワクチン接種状況をマップ上に表示してみました。

各都道府県の高齢者のワクチン接種人数と、各都道府県の高齢者の人口を使って、接種した割合を求めています。

 

1.65歳以上の方で1回目のワクチン接種が終わった方の割合(2021年6月13日時点)

まずは、関東圏でのマップです。(新しい時点に更新しました)

ワクチン接種 65歳以上 6月13日時点

上記は、関東周辺の接種状況です。円グラフの赤色が、2回目の接種が終わっている人、オレンジ色が1回目の接種が終わっている人、緑色が接種していない人の割合です。

それでは、全国の都道府県で見てみましょう。(新しい時点に更新しました)

ワクチン接種 65歳以上 6月13日時点

全国で見てみると、和歌山県や山口県での接種率が高いのがわかります。(画像をクリックすると大きな画面で見れます)

もちろん、人口との関係もあるため、一概には言えませんが、スピードの速いところと遅いところがあるのは事実です。

 

2.エクセル上でマップ上に円グラフを描かせるアドインとは?

最近のエクセルには、アドインプログラムを導入することができるようになっています。

挿入から「アドインを入手」をクリックします。

エクセル アドイン

上記の「挿入」から「アドインを入手」をクリックします。

エクセル アドインの追加

ここで、検索欄に「Bingマップ」と入力してEnterキーを押します。

エクセル アドインの追加

Bingマップの「追加」ボタンを押して追加します。

そうすると、以下の画面がエクセル上に出てきます。

Bingマップにようこそ

この画面では、「サンプルデータの挿入」をクリックしてください。

Bingマップ サンプルデータ

上記のようなサンプルのテーブルとマップが表示されます。

これはサンプルのテーブルですので、このテーブルを別のテーブルに変更すれば、マップは自動に変更されます。

そこで、マップの右上にある「フィルタのマーク」をクリックしましょう。

データの選択

場所をフィルターの画面が出てきたら、一番下にある「データの選択」というボタンを押します。

データの選択範囲

この段階で、自分で作成したテーブルをマウスで選択してみてください。

ここでは、例として以下のテーブルを範囲選択してみます。

テーブル例

範囲選択してからOKボタンを押すと、以下のようなマップが表示されます。

近畿地方のマップ

このように、最初の列に「場所を表す名称」を置き、次の列以降に円グラフにするための割合をパーセントで示した数字を使ってテーブルを作成しておけば、自動的にマップ上に円グラフが表示されるようになります。

一度、「Bingマップ」を使った場合は、「挿入」の「アドインを入手」のすぐ下にある「個人用アドイン」から、すぐに「Bingマップ」を呼び出すことができるようになります。

 

3.その他にも便利なアドインがたくさんあります

私が使って便利だと思ったアドインとしては、

カレンダーから日付入力(カレンダーをクリックするだけで日付がセルに入力できる)

E2D3(ダイナミックなグラフを作成できるアドイン)

People Graph(人の形でグラフが作成できる)

などがあります。

一部使えないアドインや、有料のアドインもあります。

一度組み込んだアドインは、「挿入」の「個人用アドイン」から「すべて表示」を選択すると組み込んだアドインの一覧が表示されます。

それぞれのアドインにマウスをかざすと、「・・・」マークが出てきますので、そこから「削除」をクリックすると、組み込んだアドインを削除できます。

興味のある方は、自分で試して、使えるアドインを探してみてください。

なお、エクセル上に出てきたアドインの画面を消す場合は、出てくる画面のまわりの枠の部分を一度クリックして、選択状態にしてから、Deleteボタンを押すと、消すことができます。

PDFファイル上に個人の日付印を押す方法

PDFファイル 日付印を押す

1.Acrobat Reader DCには日付印を押す機能がある

WindowsやMacのパソコンでPDFを見る場合は、Acrobat Reader DCを使用している方が多いと思います。

Acrobat Reader DCは、標準ではパソコンにインストールされていませんので、自分でダウンロード・インストールを行う必要があります。

インストール後は、PDFファイルへのプログラムの関連付けを行うことで、PDFファイルを開くと、自動でAcrobat Reader DCが起動して、閲覧することができるようになります。

ほとんどの方は、無料版のAcrobat Reader DCを使って、PDFファイルを閲覧していると思いますが、無料版であっても、使える機能は数多くあって、今回は、その中の1つの日付印を押す機能について、ご紹介したいと思います。

 

2.PDFファイルに日付印を入れる方法

(例)判子欄のある書類です ↓↓↓

PDFファイル 日付印を押す

(1)Acrobat Reader DCの画面の右サイドにある以下のメニューの一番下にある「その他のツール」をクリックしてください。

PDFファイル 日付印を押す

そうすると、画面全体に以下のようなツール一覧が表示されます。

PDFツールの一覧

(2)この中にある「スタンプ」というツールを探して、「開く」をクリックします。

PDF スタンプツール

そうすると、PDF画面上部のツールバーの下に以下のようなバーが現れます。

PDF スタンプツールバー

(3)このツールの中の「スタンプパレット」をクリックします。

そうすると以下のような画面が出てきます。

PDF スタンプパレット

上の画面で、電子印鑑になっていない場合は、ドロップダウンリストから「電子印鑑」を選択していただくと、上のような画面が表示されます。

(4)どれでもいいので、1つの日付印画像を右クリックして、「ユーザー情報を編集」をクリックしてください。

PDF ユーザー情報を編集

そうすると、以下のような「ユーザー情報の設定」画面となります。

PDF ユーザー情報の設定

ここで入力するところは、「姓」、「名」、「会社名(電子印鑑用)」、「部署」の4つの部分です。(この情報はいつでも変更可能です)

適当に文字を入力したら「完了」ボタンを押します。

そうすると、さきほどの日付印の部分に文字が登録されてきます。

PDF 日付印の完成

(5)最後に、好きな日付印をマウスでクリックして、画面の日付印欄にクリックします。

PDFファイル 日付印を押す

間違った場所に押した場合は、クリックすると青い枠が出てきますので、画像をドラッグして、移動できます。

また、この日付印の画像を選択した状態で、キーボードの「Delete」キーを押すと削除することもできます。

 

3.日付印の日付の変更

また、日付印の中の日付部分が空白になっている日付印もあります。

日付を過去や未来に変えて日付印を押すことは、あまりいいことではありませんが、日付印の日付は本日の日付のみなので、多少日付を前後させたいという方は以下のようにしてください。

(1)日付が空白の日付印を画面上に配置します。

日付が空白の日付印をカスタマイズする場合、ユーザー情報の設定で「姓」の部分に「部署名」、「名」の部分に「姓」を入れれば、上部に部署名、下部に姓の日付印を作成できます。

(2)画面右サイドのメニューから「その他のツール」を選択して、ツール一覧の中にある「入力と署名」を開きます。

PDF 入力と署名

画面が出てきたら、「自分自身」の方の「入力と署名」ボタンを押してください。

そうすると、画面上部に以下のツールバーが現れます。

PDF 入力と署名

(3)左の「Ab」というマークが選ばれている状態で、日付印の場所に日付を入力してみてください。

PDF 日付を入力

このツールの使い方としては、シングルクォーテーションを入れてから数字を書くとすぐに入力できますが、数字から始めるとインライン入力ができないので、ディスプレイの一番左上に文字が表示されてきますので、表示後にEnterキーを押すようにしてください。

小さいAと大きいAは、文字サイズを変更することができます。

枠の左側の点々の部分をマウスでドラッグすると場所を移動できます。

ゴミ箱マークを押すと、文字全体を削除することができます。

 

4.その他のスタンプツールの機能

このスタンプツールについては、その他「カスタムスタンプ」という機能があります。

これは日付印に限らず、自分で作成した印鑑を登録できる機能です。

例えば、紙に印を押して、それをスキャンして画像を作成し、PhotoShopなどのソフトを使って、透過PNG画像を作成します。

※透過PNG画像・・・白い部分を透明化したPNG画像のこと

その後、その透過PNG画像をPDFに変換します。

この変換は、通常のソフトでは難しいので、ネット上のツールを使うのが簡単でいいと思います。

「PNG to PDF」
https://png2pdf.com/ja/

このようにして作成したPDFをスタンプツールの「カスタムスタンプ」の「作成」から登録すれば、オリジナルのスタンプがいつでも押せる状態となります。

PDF カスタムスタンプ

一度登録したスタンプは、Acrobat Reader DC内に保存されていますので、いつでも使用することができます。

興味のある方は、試してみてください。

 

5.注意点

今回紹介したスタンプは、PDF上に埋め込まれているわけではないので、誰でも削除することができます。

そのため、正式な書類としては、不完全な状態といえます。

完全にスタンプを変更不可能な書類として保存する場合は、スタンプを押したPDFを再度PDF化ソフトを使って、PDFファイルにすることが必要になります。

エクセルのパワークエリ・パワーピボットとは何か?

エクセル パワークエリ・パワーピボット

1.パワークエリ・パワーピボットとは?

パワークエリと聞いても、何のこと?と思う方も多いと思います。
パワークエリ、パワーピボットというエクセルの機能は、エクセル2016以降で組み込まれた新しい機能です。

この機能の大きな目的は、簡単に言うとエクセルへのBI(Business Intelligence)機能の追加ということです。

「BI(Business Intelligence)」という言葉は、最近流行りの言葉で、ウィキペディアから引用すると、「経営・会計・情報処理などの用語で、企業などの組織のデータを、収集・蓄積・分析・報告することにより、経営上などの意思決定に役立てる手法や技術のこと。 経営判断上の過去・現在・未来予測などの視点を提供する。」という説明になります。

経営上の意思決定や、未来予測など、私には関係ないと考えている方がほとんどだと思いますが、本来の目的であるBIを実現しないとしても、日々のエクセルの仕事をする上で、このパワークエリ、パワーピボットという2つの機能は、とても有用で画期的な機能になっています。

 

2.パワークエリを是非使ってもらいたい方

  • 毎日、毎週、毎月、エクセルのファイルから同じような手順で加工を行い、結果のデータを導くようなルーチン作業を行っている方
  • 人が作った複雑なエクセルデータなどを加工して必要なデータを取り出している方
  • 大量のエクセルデータ処理を日々行っているが、時間がかかっている方
  • Accessなどのデータベースソフトを使っているが、データの加工が面倒だと感じている方
  • 会社のデータベースからダウンロードしたテキストファイルやCSVファイルからデータを加工しているが、エクセルに取り込むと先頭の「0」が消えてしまうことで困っている方
  • 複数のシートを手作業で1つのシートにまとめている方

こんな方は、パワークエリを使えるようになると、仕事がとても効率化されていくと思います。

 

3.パワーピボットを是非使ってもらいたい方

  • 複数のテーブルから複数のピボットテーブルやグラフを作っているが、それらの関連性などを手作業でまとめている方
  • 会社の商品別の売上や経理で、対前月比、対前年度比などを求めることを行っているが、それらを手作業でまとめている方
  • 複数の関連するテーブルを、そのたびごとにまとめて、そこからピボットテーブルやグラフを作成している方
  • リアルタイムに変化するデータを相手にしながら、日々ピボットテーブルやグラフを作成している方

こんな方には、パワーピボットは、画期的なツールになると思われます。

 

4.動的なデータを取り扱うことができます

パワークエリは、外部の動的なデータを取り込み、きまった手順で加工することができる機能を有しています。

つまり、加工の手順だけをきちんと作っておけば、読み込むデータが変わっても同じ処理が一瞬で出来るのです。

パワークエリとは、データの読み込みから結果のデータまでのデータ加工の流れを作成するツールです。

同じ形状のデータ(列の項目や並びが等しい)であれば、データファイルが変化しても、簡単な操作だけで、結果としてのデータを導くことができます。

読み込むことができるデータは、ローカルにあるエクセルファイル、CSVファイル、テキストファイルなどはもちろんですが、各種データベースサーバーからダイレクトに読み込みを行う機能も持っています。

一般のOfficeに比べ、ビジネスバージョンのOfficeの場合は、読み込みできるデータベースの種類が格段に増えます。

もちろん、すでにエクセル内にあるテーブル自体からも、パワークエリに取り込むことができます。

 

5.テーブルのマージ(結合)ができます

パワークエリの画期的な機能の1つが、テーブルのマージです。

テーブルのマージにも2種類あって、データを読み込む段階で結合を行うという機能と、異なったデータのテーブルどうしで、キーとなる列(フィールド)を選択して結合させるという機能があります。

前者の方は、フォーマットが同じテーブルどうしを、まとめて大きなデータにする場合に有効です。

後者の方は、テーブルどうしの内部結合や外部結合を行う機能で、関係データベース(リレーショナルデータベース)の考え方に基づいた結合になります。

 

6.計算式を持つカスタム列を追加できます

データの内部で計算させたり、条件式を使って値を導くような計算ができるカスタム列を追加できます。

 

7.その他のパワークエリの機能

(1)列の分割(区切り文字等による分割)
(2)値の置換(文字の置換)
(3)行と列の入れ替え
(4)空白セルに対して値を入力(フィル)
(5)値のグループ化による行数のカウント
(6)列のピボット化(1つの列の値を元に新しい列を作成)
(7)列のピボット化解除(ピボット化列を解除して、1つの列に値を集約する)

上記の機能を組み合わせることで、複雑なテーブルの加工が可能になっています。

 

8.パワーピボットは、パワークエリのデータを元に作成されます

パワーピボットは、通常のピボットテーブル(ピボットグラフ)と似ていますが、一番大きな違いは、パワークエリで作成されたテーブルをデータモデル化して、そのデータモデル化したテーブルを使ってピボットテーブル(ピボットグラフ)を作成するということです。

いったい何が違うのかというと、パワーピボットでは、テーブルのフィールド名に加えて、「メジャー」と呼ばれる新しいフィールドを作成できる機能があります。

このメジャーのフィールドには、数式(DAX式と呼ばれる)を書くことができ、これによりピボットテーブル内で計算ができるようになっています。

また、データモデル化したテーブルどうしは、テーブル間のリレーションを設定することができます。これにより、より複合的な条件で、ピボットテーブルを作成することができます。

 

9.パワークエリ、パワーピボットを独学するために

パワークエリやパワーピボットを勉強するためには、ある程度実践的なデータを持って、試行錯誤しながら学習できる環境が必要です。

一般の学習では、この実践的なデータを確保するのが難しく、このためまずは学習できる環境を整えることが必要です。

ソフト面では、Excel2016、Excel2019、Excel365などのソフトが必要です。

データに関しては、やはり本を購入するのが一番いいと思います。

私が購入した本では、データをダウンロードして使用することができました。

一応、おすすめの本を紹介しておきます。初心者でもかなりわかりやすい説明があるので、独学ができると思います。

エクセル パワークエリ・パワーピボット 学習本

パソコンのスキルとプログラミング教育

最近では、小学校でプログラミングの授業が始まるというようなニュースもありますが、果たして小学校でそのような授業が必要なものなのか?と疑問に思っている人も多いのではないでしょうか?

長年、パソコン教室で大人の方を教えているのですが、若い時にパソコンが存在していなかった世代から、子供の時からパソコンがあった世代まで、幅広くお教えしていて共通して感じることがあります。

それは、パソコンが苦手だと感じている人は、世代に関係なく、自分が自由に使える「自分のパソコン」を長らく持っていなかったという人たちか、手元にはあったのだけど、ほとんど使うことがなかったという人たちです。

逆に言えば、絶えず携帯していつでも手元で見れるスマホは、他人のスマホではなく自分のスマホを持っているはずです。それと同じように、いつでも使える自分のパソコンを手元に持っていれば、おのずと使っていたはずなのです。

パソコンスキル向上

 

1.要は手元にいつでもあるかどうかです

道具というものは、いつも手に持って使っていれば、手に馴染むし、使い勝手もよくなります。

つまり、いい道具を手に入れることが最も大切なことです。

昔のパソコンは、デスクトップパソコンが主流であり、持ち歩くことは不可能でしたが、今や持ち歩けるくらいの軽いノートパソコンが主流となっています。

もちろん、画面を見たり簡単な入力だけであれば、タブレットでもかまいませんが、やはり様々な高度なソフトウェアを使うためには、パソコンである必要があります。

しかしながら、パソコンには道具として決定的な欠点があります。

 

2.パソコンは時々不調におちいることがあります

昨日まで、順調に動いていたパソコンが、今日になって突然変調をきたすことがあります。

それは、いろんな外的要因が考えられます。

1つはアップデートです。OSのアップデートやソフトウェアのアップデートが原因で、何かが変化しておかしくなるということがあります。

2つ目は、アドウェア(ウイルスやそれに準じる悪意のあるプログラム)が勝手に土足でパソコンに入って来ようとすることです。

3つ目は、スパムメールや詐欺サイトにより騙される危険性です。

そして、最後の4つ目は、使っている人が、使い方を誤ってパソコンを不調にさせる危険性です。

要するに、すごく気を付けて使わないと不調をきたす道具なのです。

冷蔵庫や洗濯機みたいに、何も考えないでも10年は使えるというような道具ではないのです。

 

3.つまり日々刻刻と変化する道具なのです

パソコンは、毎日毎日少しづつ自分自身を変化させている道具なのです。

このような道具は、他にはあまり例がない道具なのですが、ある意味で可能性は無限大と言っても過言ではありません。

パソコンは、1970年代に生まれましたが、ほぼ50年の歴史の中で飛躍的に進化して今のパソコンになっています。さらにこれからも飛躍的に進化していくことは間違いありません。

パソコンとインターネットは、今後も大きく変化して、私たちの生活にかかわってくることになると思います。

 

4.パソコンは学ぶものではなく、使うものです

パソコンは「使ってなんぼ」の道具です。自分が使えるようになればなるほど、道具の価値が上がってきます。

自分なりに工夫して、パソコンを使い込むことが大切です。

自分自身で工夫してパソコンを使うことで、逆にパソコンを自分の能力の一部として使うことができるようになります。

例えて言えば、脳の機能の中にパソコン機能が組み込まれてくる感覚です。

それは決してデジタル的な感覚ではなく、むしろアナログ的な感覚に近いと思います。

一方、不安定な道具ではありますが、その道具のクセをよく知り、ご機嫌をとりながら使いこなすということも大切な能力の一つです。

 

5.パソコンのスキルの向上のために

パソコンスキルを高めるために、私たちは何から取り組めばいいのでしょうか?

それは、まず愛すべき「自分のパソコン」を手に入れることです。

それは新品のパソコンでなくても構いません。安い中古のパソコンでもいいのです。

そして、そのパソコンをガンガン使い込むことです。何に使うのかを考えるのは、自分の頭で考える必要があります。

パソコンを買えば何かを得られるわけではなく、これから得られる何かを想像することが一番大切なことなのです。

ネットから情報をとることも必要ですが、何よりも自分の頭でたえず想像することで、パソコンに慣れていくと思います。

知らない用語や英語のエラーなどに出くわすこともあります。

完璧に理解できなくても前に進むことと、はじめて遭遇することであっても前に進むことと、失敗を恐れないこと、そして偏見を持たないことが大切です。

いろんな困難にも日々出会いますが、すべてパソコンの経験を高めることにつながります。

そして、壊すくらいに使い込んだ時に、見えてくる世界があります。
(私の場合は、壊してしまって何度もリカバリーしたことがあります。一晩に5回のリカバリーをしたこともあります。)

そこからは、変化にも対応できるようなスキルがついてくると思います。

 

6.プログラムが、いずれ製造業になります

コンピュータを深く知ってくると、プログラムの素晴らしい世界が見えてきます。

プログラムというのは、単にコードを書くというような作業ではなくて、モノ作り全般にかかわる設計をするということです。

設計をするためには、モノをよく知ることが必要ですので、多くの知識や経験が必要になることもあります。

パソコンの初心者であっても、多くの知識や経験をこれまでしてきた人であれば、このようなことがプログラムで組めればというアイデアを生み出すことが可能です。そういうアイデアを形にしてゆくのがプログラムなのです。

現在のプログラムは、ゼロから作成するというようなものではなくて、すでにある部品を組み合わせながら、大きな製品にしてゆくという流れになっています。

これは、海外からの部品を組み合わせて製品を作っている製造業と似ています。

IT会社も、昔からの資産と新しい部品を組み合わせて新しい製品やサービスを製造しているのです。

つまり、プログラムは新しい製造業と言えます。

ただし、通常の製造業と異なる点もあります。それは、プログラムは直接は目に見えない部分があるということです。そのために、技術の評価や継承がとても難しくなっています。

このようなことから、プログラムを作る場合には、その構造や仕様を目に見える形で残すドキュメントが最も重要になります。

プログラミングの教育は、PDCAサイクルを学ぶことであり、目に見えない部分を可視化するための設計図を作る訓練だと思うのです。

※PDCAサイクル(PDCA cycle、plan-do-check-act cycle)は、生産技術における品質管理などの継続的改善手法。

WordPressを始める時に知っておいてほしいこと

最近は、多くの方がホームページやブログを始めたいと考えているようです。

昔であれば、ホームページビルダーやDreamWeaverなどのソフトを利用してホームページを作成していたのですが、現在のホームページはとても複雑になっており、HTMLやCSS、さらには、javascriptやjQuery、そしてPHPまで理解していないと十分な機能を持つホームページが作れないということになってきているのです。

そこで、近年では深い知識がなくてもホームページやブログが作成できるWordPressが主流になってきています。

WordPress自体の歴史は、結構古くて2003年に開発されたプログラムなのですが、日本ではレンタルサーバーを借りると、簡単にインストールできるようになって、2010年くらいからだんだんと使われるようになってきました。

ここ2,3年は、ホームページはWordPressで作るのがあたりまえというくらい主流になってきています。

基本的には、無料であるということと、デザインテンプレートが豊富に用意されているということで、気軽に始められるようになっています。

 

1.WordPressの使用方法には2つの方法があります

実は、無料で始められるWordPressというものがあります。
それは、WordPress.comというサイトです。

WordPress.com 無料で作成できるワードプレス

このサイトは、Wordpressの会社が運営するサイトで、ここでログインすることで無料でWordPressを始めることができます。ただし、無料のプランでは、機能的には限られているので、一時的なホームページを作るような場合にはいいのですが、本格的なホームページには向いていません。

上記のサイトでは、有料のプランや独自ドメインを割り当てるプランも用意されていますが、一般的には、以下に示すレンタルサーバーを利用する場合が一般的です。

一方、レンタルサーバーにインストールして使用するWordPressがあります。
こちらも無料でダウンロードすることができます。

Wordpress ダウンロード

 

といっても、最近のレンタルサーバーでは、WordPressのインストールは簡単に行えるようになっており、わざわざ自分でダウンロードして来なくてもいいようになっています。

レンタルサーバーで、WordPressが使用できる契約プランを選べば、すぐにWordPressをインストールして始めることができます。

 

2.WordPressとはどんなプログラムなのか?

簡単に言えば、ブラウザ上でホームページのデザインを決めたり、内容を書いたりできるというサーバー側のソフトです。

ブラウザ上でコンテンツを管理できるということから、一般的にこのようなソフトはCMS(Contents Management System)とも言われています。

つまり、特別なホームページ作成ソフトを購入しなくても、インターネットだけがあれば、記事も書けるし、デザインもできるというものです。

使う人にとっては、簡単この上ないというソフトなのですが、実際のプログラムはとても複雑な構造になっています。

WordPressの基本的なプログラムはPHPというプログラム言語で書かれており、書かれた記事の内容はMySQLというデータベースに格納されています。

また、デザイン自体をつかさどる部分は、テーマと呼ばれ、数多くのテーマから選択して使うことができます。テーマ(外観のデザイン)は、自由に変更できるようになっています。

さらに、付加的なプログラムを随時追加できるようになっており、これらはプラグインと呼ばれ、WordPressに特別な機能を追加できるようになっています。

コンテンツに使用する写真などは、随時アップデートして使う形で、メディアと呼ばれる場所に保存されるようになっています。

つまり、WordPressは以下のような構成になっています。

  • WordPressプログラム本体(サーバー上で動くソフト)
  • MySQLデータベース(データの格納先)
  • テーマ(外観のデザインのプログラム)
  • プラグイン(付加的プログラム)
  • メディア(アップした写真やイラスト)

これらのものが、サーバー上で組み合わされて動いているのがWordPressというものです。

 

3.WordPressは、固定ページと記事ページの2種類で構成されます

WordPressでコンテンツを追加する場合、固定ページと記事ページの2種類のページをそれぞれ作成できます。

固定ページというのは、一般的にいうと従来のホームページにあるようなメニューから選んで表示するようなページのことです。

記事ページというのは、いわゆるブログ記事のようなもので、記事を追加していくと、古い記事は下に行き、新しい記事は上に追加されるというものです。

ブログとしてWordPressを使いたいという人は、記事ページだけを追加していけばいいということになります。

ホームページとしてWordPressを使いたいという人は、固定ページを主軸にして作成して、その脇に記事ページ(ブログ)を配置するといったことになると思います。

固定ページも、記事ページも編集方法は全く同じなのですが、記事ページには、カテゴリーという分類分けを追加できるようになっていて、カテゴリーごとにまとめて表示できるような機能もあります。

WordPressのトップページ(フロントページ)は、通常は記事が順番に並んでいる記事一覧ページなのですが、設定を変えることで、トップページを固定ページにすることができます。

ホームページとして運用したい方は、固定ページをトップページ(フロントページ)として設定することで、よりホームページらしくなります。

 

4.WordPressを使う長所と短所について

とてもありがたいWordPressなのですが、良い点と悪い点がそれぞれあります。使う上でこれらの点を十分に理解しておく必要があります。

<良い点>

なんといっても、ブラウザで操作できるので、どこでも作業できるという点です。パソコン、スマホ、どちらからでも内容を編集することができます。

プラグインのプログラムを入れることで、通常は難しい機能を簡単に付加することができます。例えば、記事編集ツール、SNSとのリンク、SEO対策、お問い合わせフォーム、スライドショー、ギャラリーなどの追加ができます。

パソコンとスマホの両方に対応するデザインとなっています。画面のサイズに応じてデザインが変化するようになっており、どんなデバイスであってもホームページやブログが無理なく表示されます。

記事やページの追加が簡単で、多くのページを簡単に増やしていけることから、SEO対策の点で優位に立てる可能性があります。

Facebook、Twitter、Instagramなどとの連携ができることで、SNSとホームページの相互リンクを行うことができ、効率的なサイト運営ができます。

<悪い点>

何よりも使っていて感じるのが、更新が多すぎるということです。WordPress本体プログラムの更新、プラグインの更新、テーマの更新などが頻繁にきます。これらの更新をしていないと不具合が生じることがあり、非常に手間がかかります。

簡単と言われるのは、内容の文章や写真を入れるところだけで、デザインのカスタマイズになると、かなり高度な知識が必要になることもあります。特にHTMLやCSSの知識がないと、自分の意図したデザインにすることができません。

サーバーとWordPressの間でも、不具合が生じることがあります。WordPressはPHPというプログラム言語で書かれているのですが、このPHPのバージョンの更新がサーバー側で必要になることがあります。PHPの更新をしないとWordPressの更新ができなかったり、PHPの更新によりWordPressに不具合が生じて壊れてしまうこともあります。(サイトが見えなくなってしまうこともあります)

WordPressの管理画面へのログインは、IDとパスワードが必要です。これらの情報を失うと記事の投稿や変更ができなくなります。また、サイトアドレスやWordPressのインストール先のアドレスを勝手に変更すると、管理画面に入れなくなることがあります。

ホームページをリニューアルする場合、現在のWordPressを運用しながら、新しいWordPressをサーバーにインストールして、それをリニューアル用のWordPressとして構築した後、サイトを入れ替えていくような場合、レンタルしているサーバによっては非常に難しい操作や困難な状況になることがあります。

 

5.WordPressを運用するためのサーバー

まず、最初に必要なことは、WordPressにとって安全なサーバーを選ぶことです。

一般の人がレンタルサーバーを選ぶ場合、以下の3つのサーバーが候補となると思います。

(1)ロリポップサーバー
(2)さくらインターネットサーバー
(3)Xserver

これらのサーバーは、個人や会社のホームページを作成する上で、コスト的にも十分にリーズナブルな価格となっております。

しかし、サーバーを選ぶ基準は価格だけではありません。むしろ、レンタルする人のレベルに合わせて、適切なサーバーを選ぶことが大切です。

サーバーはどこでも同じではなく、サーバーの特徴を知ってから契約するのが望ましいと思います。

 

(1)初めての方、悩みたくない人は「ロリポップサーバー」です。

ロリポップサーバーの特徴は契約プランのわかりやすさと、操作のわかりやすさです。また、名前のロリポップというちょっと軽いノリとは違って、その機能面についても、かなりの性能を持っているサーバーです。

ロリポップサーバー

サーバーが初めてという方や、サーバーで悩みたくないという方は、ロリポップサーバーを選んでください。

特に、セキュリティーの設定の簡単さやWordpressのインストールの簡単さ、ドメイン割り当ての簡単さ、PHP設定の柔軟性など、他のサーバーとは比較にならないほど使いやすさを追求しています。

ロリポップサーバーで独自ドメインを取得する場合は、同じ系列のムームードメインがとても便利です。ムームードメインは昔からあるドメイン会社であり、日本で最も使われているドメイン会社でもあります。

ロリポップサーバーは、IT系の巨大グループ会社であるGMOの中核会社であるGMOペパボ株式会社が運営しています。ロリポップサーバー自体は2001年に始まった歴史のあるサーバーです。

この会社は、ロリポップよりも上位のサーバーとしてヘテムルサーバーも提供しています。

 

(2)低価格から高機能までのプランを持つのが「さくらインターネットサーバー」です。

さくらインターネットの特徴は、低価格のプランから、VPSサーバー、専用サーバーまで、非常に幅の広いプランを持つことです。

さくらインターネットサーバー

とくに、VPSサーバーについては、低価格でありながら、サーバー上級者にとっても十分な性能を独自に設定できるようになっています。

低価格のプランは、魅力的ではありますが、初心者にとってはコントロールパネルが分かりにくい点や、WordPressのインストールなどについても難しい部分があります。(現在、新しいコントロールパネルへの移行中です)

基本的には、サーバーのことがある程度わかっている方にお薦めのサーバーですので、初心者には少し難しいと思います

さくらインターネットサーバーは、1996年設立の伝統のあるサーバー会社です。

信頼性の高いサーバー会社ですので、安心して使用できます。

 

(3)Xserverは、サーバーの速度にこだわったサーバーです。

Xserverは、WordPressの表示速度が速いということで、5、6年ほど前からだんだんとメジャーになってきたサーバーです。

Xserver

サーバー料金は、ロリポップやさくらインターネットよりも高めとなっています。

簡単に言えば、初心者向きのサーバーでは全くありません。サーバーの知識がないと運用は難しいと思われます。

法人や企業のホームページとして、アクセス数が非常に多いようなサイトの場合には、処理スピードが速いということで有用なサーバーだと思います。

昔、パソコンの上級者の方々が、WordPressにはXserverが一番いいという記事をネット上に多く書いたために、何も知らない初心者の方がXserverを借りてしまっていると思いますが、実際には難しすぎて運用に困っている方が多くいるのではないかと思います。

エックスサーバーは2003年に設立されたサーバー会社です。最初は小さな会社でしたが、WordPressが普及してきた2010年以降に急成長したサーバー会社です。

 

6.WordPressの使い方で注意すること

(1)ネットの情報を簡単に信じないこと

WordPressの初心者が参考にしているのが、ネット上に投稿されたさまざまな情報です。ところが、困ったことにWordPress自体は絶えずアップデートされているために、書かれている情報がすぐに古くなってしまい、参考にならないことがよくあります。

ワードプレスは更新が頻繁にある

特に、プラグインについては、すでに使えなくなったプラグインも多く、記事情報が無意味なことがよくあります。

実際には、今現在のWordPressの画面を十分に使いこなせるようになるまでは、わけのわからないプラグインなどは入れないほうが安全です。

(2)親テーマ、子テーマの考え方

WordPressのテーマの中には、親テーマと子テーマの関係にあるテーマがあります。自分が選択したテーマが子テーマの場合、親テーマのインストールも必須となります。親テーマを削除すると、子テーマだけでは正常に動きませんので注意が必要です。

ある程度WordPressの仕組みが分かってくれば、通常のテーマを親テーマとして、自分で子テーマを作成することも可能になります。HTMLやCSSの知識が十分にある方は、子テーマを自分で作成することで、自由なレイアウトやデザインを組めるようになります。

(3)カスタマイズしやすいテーマを選ぶこと

WordPressのテーマの種類は非常に多く、初めての方はどのテーマを選べばいいのかを悩んでしまうと思います。最初はいろんなテーマを変えながら体験して、自分に合ったテーマを探すようにしてください。

ワードプレスのテーマ

人気のあるテーマは、多くの人が使いやすいと思っているテーマです。特に、カスタマイズの機能が多いテーマを選択することで、より希望するデザインに近づけることができると思います。

ネットなどでの評判を参考にするのではなくて、自分で多くのテーマを体験する中で、よりよいテーマを見つけることができるようになると思います。

(4)独自ドメインとSSL化について

WordPressで作られたサイトを独自ドメインにするためには、2つの方法があります。

1つは、最初から独自ドメインを割り当てたディレクトリにWordPressをインストールするという方法です。これは新規にサイトを作成するような場合の方法です。

もう1つの方法は、一時的にサーバーのサブドメインでWordPressのサイトを作成して、サイトが完成した後に独自ドメインを割り当てるという方法です。これは、サイトのリニューアルや、サイトの引っ越しのような場合に使われる手法です。

一方、SSL化については、独自ドメインの割り当て後であれば、どの段階で行ってもかまいません。

(5)リニューアルや引っ越しについて

WordPressのリニューアルや引っ越しは、決して簡単なことではありません。WordPressの知識だけではなく、サーバーの知識や、MySQLの知識などが必要になります。サーバーによっては、サイトのリニューアルがかなり難しいサーバーもあります。

WordPressや使用するテーマも、時間の経過とともに変化していきます。実際には5年に1回くらいの頻度でリニューアルを行うことが大切です。使用するプラグインなども時間の経過とともに使用できなくなることもあります。

リニューアルを繰り返して、長期に運用するようなサイトの場合には、サーバーの機能の柔軟性とわかりやすさがとても大切になります。このような場合に最も柔軟性が高いサーバーは、ロリポップサーバーと言えるでしょう。

(6)バックアップについて

WordPressのバージョンアップを行う場合などには、データベース内のデータをエクスポートして安全性を確保しておくことが大切です。サーバーによっては、自動バックアップのオプションサービスなどもあり、利用することもできます。

一方で、FTPソフトなどを利用して、WordPress全体をバックアップしておくと、WordPressの再構築などもできますので、安心です。

 

7.WordPressでのSEOとは何か?

WordPressは、SEO対策が簡単にできるプログラムではありますが、単に設定もしないで使っているだけだと、全くGoogleから検索されるようになりません。

SEO対策のツールを沢山入れても、きちんと設定されていなければ無意味です。

Googleから優先的に検索されるようになるためには、計画的なSEO対策をサイト作成の初期段階からしっかり行うことが必要です。

もちろん、Google Search ConsoleやGoogle Analyticsへの登録はとても重要なですが、それだけではSEO対策とは言えません。

サイトの目的をはっきりして、キーワードの設定など細かい部分についても常に努力していくことが大切です。

綺麗な写真だけ入れても、サイトのアクセス数は増えることはありません。一番大切なことは、きちんとした文章をキーワードを意識しながら書くということです。

最終的に必要な能力は、文章力です。多くの文章を書くことで、文章力は向上していきますので、じっくり考えながら、わかりやすい文章を書くという習慣をつけるようにしてください。

Zoomの使い方を書き残しておくことにしました

テレワークで使用するリモートアプリにはいくつかありますが、無料のアプリとして日本で最も使われているのは「Zoom」というアプリです。

実際には、無料版と有料版がありますが、とりあえず、個人事業主や中小企業の方は、無料版で十分かと思います。無料版の場合、最大100人までの参加者のミーティングが開催できます。ただし無料版の場合は、ミーティングの接続時間が40分という制限があります。(会議が長くならないので逆にいいかもです)

このZoomというアプリは、PC版とスマホ版の2つがありますが、テレワークの場合は、画面のサイズが大きい方が見やすいので、PC版を使われている方が多いと思います。

自分の画像と音声を伝えるためには、パソコンにWebカメラやマイクの機能が付属している必要があります。

最近のノートパソコンであれば、Webカメラとマイク機能は標準で付属しているものが大部分ですが、デスクトップパソコンの場合は、別途、マイク機能付きのWebカメラを購入する必要があるかもしれません。

最近のWebカメラは、パソコンのUSBに接続するだけで設定なしで使えます。
ノートパソコンに付属のWebカメラと比べると高解像度で暗い場所でも明るさ調整してくれる機能や、マイク性能もいいものが多いので、いろいろと探してみてください。

最近は、テレワークが増えてきているために、Webカメラの需要が大幅に増加しており、品薄状態になっています。(びっくりですね)

今回はZoomの導入方法と使い方について簡単に説明していきたいと思います。

 

1.Zoomのミーティングに参加する形で始める方法

まず最初に、Zoomのミーティングに参加を要請されて始める方法から説明します。

Zoomは「オンラインミーティング開催のためのアプリ」です。ミーティングといっても、最低人数2人から多人数まで対応しています。

オンラインミーティングを開催する人は主催者として、参加者にメールで招待状を送ることができます。

ミーティングに参加する人のパソコンにZoomが入っていない場合は、受け取ったメールにある招待状のURLをクリックすると、Zoomのダウンロードを求められますので、画面に従ってダウンロードとインストールをすることができます。

インストールが終了すると、ミーティングへ参加するための名前を求められます。

あなたのパソコンがWindowsの場合であれば、ミーティングに参加する場合は「名前」だけの入力で大丈夫なのですが、Mac(Apple)のパソコンの場合は、メールの招待状に書かれている「ミーティングID」と「パスワード」をあわせて入力する必要があります。

ミーティングに参加することができれば、あなたのパソコンにはZoomというアプリがすでにインストールされている状態となっています。

この時点で、こんなアイコンがあると思います。

Zoomのアイコンとかstartzoomアイコン

などのアイコンがあれば、すでにZoomはインストールされています。

ところが、ミーティングが終了した後に、あなたのパソコンでZoomのアプリを起動してみると、以下のような画面が出てきます。

Zoomへのログイン画面

つまり、ミーティングへ参加する側であれば、ログインを求められないのですが、ミーティングの主催者になるためには、ログインが必要ということになります。

ログイン方法は、

(1)「無料でサインアップ」をクリックして、新規のアカウントを作成する
(2)Googleのアカウント(GmailとGmailパスワード)でログインする
(3)Facebookのアカウントでログインする

の3つの方法が選択できます。

一般的には、Googleのアカウントでサインインするのが簡単だと思います。

Gmailを持っている人は、「Googleでサインイン」をクリックすると、ブラウザが起動しますので、GmailとGmailのパスワードを入力すると、Zoomへのサインインが成立して、以下のような画面が出てきます。

Zoomのホーム画面

この画面は、Zoomのホーム画面となります。

 

2.ZoomのサイトからZoomのアプリをダウンロードして始める方法

次に、自分でZoomアプリをダウロードしてインストールする方法について説明します。

Zoomのサイトは、以下のURLになります。

https://zoom.us/jp-jp/meetings.html

このサイトを開くと、以下のようなトップ画面が出てきます。

Zoom トップ画面

この画面を下方向にスクロールして一番下にいくと、以下のような画面になりますので、ダウンロードという項目の中にある「ミーティングクライアント」をクリックします。

Zoom ダウンロード

そうすると、ダウンロードページが出てきます。

Zoom ダウンロードページ

このページから、「ミーティング用Zoomクライアント」をダウンロードできます。

ダウンロード後、インストールしていただければ、パソコンでZoomのアプリを起動することができるようになります。

Zoomのアイコンをクリックすると、サインインの画面が出てきます。

Zoomへのログイン画面

ここでは、前項で書いた内容と同じように、サインインを行ってください。

すると、Zoomのホーム画面が表示されます。

Zoomのホーム画面

 

3.今すぐミーティングを開催して、使ってみる方法

会社などの場合は、ミーティングをスケジューリングして、何日の何時から始めるといったこともあるでしょうが、すぐに始められる方法もあります。

それは、Zoomのホーム画面で、「新規ミーティング」というボタンを押すだけです。

新規ミーティングをクリックすると、いきなりWebカメラで自分の顔が出てきます。一番最初は、「コンピュータでオーディオに参加」とかのボタンが出てきますので、適当に押してください。

Webカメラの一番下の部分に以下のようなバーが見えています。

Zoomのバー

(1)招待状をメールで送る

このバーの中に「招待」というところがあるので、クリックします。

Zoom 招待状

すると、上のような画面となります。そこで、画面下にある「招待のコピー」のボタンをクリックします。

クリックするだけで、招待状がクリップボードにコピーされます。

これを自分がよく使っているメールに貼り付けて、参加者にメールしてください。

当然ですが、参加者の方とあらかじめ電話連絡してメールをすることを伝えておいてください。

(追加)

※上記の機能については、Zoomのバージョンアップにより、「招待」というボタンがなくなりました。代わりに「参加者の管理」というボタンがあります。このボタンをクリックすると、画面の右側に参加者の一覧が出てくるのですが、その一番下に「招待」というボタンがあります。この招待ボタンをクリックすると、上の画面が出てきます。

 

(2)直接ミーティングIDを伝えて参加してもらう

メールで招待状を送らなくても、画面の左上に表示されている「ミーティングID」を電話で伝えて、Zoomのホーム画面の「参加」ボタンからミーティングIDを入力してもらって参加してもらうこともできます。
(相手のパソコンにすでにZoomがインストールされている場合です)

※ミーティングのパスワードが必要な場合は、招待ボタンを押して出てくる画面の右下にパスワードが確認できますので、それを伝えます。

(追加)

上記のミーティングIDやパスワードの確認ですが、Zoomのバージョンアップにより以下のようにして確認できるようになりました。

新しいミーティングを開いて画像がでてきたら、ウィンドウの右上にある[ i ]のボタンを押します。

ミーティングIDの確認 iマーク

そうすると、以下のような画面が出てきます

ミーティングIDとパスワードの確認

この画面で、ミーティングIDとパスワードが確認できます。パスワードは通常のパスワードに加えて、数字のパスワードもあります。電話で伝える場合は、数字のパスワードを伝えると便利です。

さらに、招待URLなどもここでコピーできますので、メールに貼り付けて送付することもできます。

 

(3)スピーカービューとギャラリービュー

参加者の方がミーティングに参加してくると、画面の中に相手の顔が見えてきて、お互いに会話することができるようになります。

最初は、相手の顔が大きく見えているモード(スピーカービュー)になっていますので、画面の右上にある「ギャラリービュー」をクリックすると、全員が均等のサイズになるモードに変わります。

相手の画面を大きく表示したい時は、再びスピーカービューに切り替えてください。

 

(4)チャットを使う

画面下のバーにあるチャットをクリックすると、画面の右側にチャットのカラムが表示されるようになります。

一番下の部分にある入力欄に文字を入れてEnterキーを押すと、文字が伝わります。

このチャットを利用して、相手にファイルなども送付することができます。

 

(5)ミーティングの画面と声を録画する

ミーティングの内容を録画することができます。ミーティングの主催者であれば、一番下のバーの中にある「レコーディング」を押すと、すぐに録画がスタートします。

録画が始まると、同じ場所に、一時停止ボタンや終了ボタンが表示されます。

録画した動画は、Windowsのパソコンであれば、ドキュメントの中のZoomというフォルダの中に動画が保存されます。

初期状態では、主催者以外の人がレコーディングのボタンを押しても録画することができないようになっています。

もし、ある参加者に録画を許可する場合は、その参加者の画像の上で右クリックして、「レコーディングを許可」をクリックしてください。この操作により、録画を許可された参加者は録画ができるようになります。

録画した動画については、ミーティングを終了した段階で保存され、動画ファイルに変換されます。

録音された動画を見る場合は、Zoomのホーム画面の上にあるメニューから「ミーティング」をクリックして、「録音済み」項目をクリックします。

録画された動画は、「再生」ボタンを押すことで閲覧できます。

 

(6)マイクやスピーカー、Webカメラの切り替え

パソコンに2つ以上のマイクや、2つ以上のWebカメラがあるような場合は、マイクやWebカメラを切り替えて使うこともできます。

マイクのアイコンの右にある上向きの「^」印をクリックすることで、マイクやスピーカーのデバイスを切り替えることができます。

Zoom マイクの切り替え

マイクやスピーカーが正常に機能していない場合は、「オーディオ設定」を開いて、正常に機能しているかをチェックしてください。

Zoom オーディオ設定

この画面で、スピーカーやマイクのデバイスを切り替えることで、音の状態を出力レベルや入力レベルで確認することができます。

一方、Webカメラの切り替えの場合は、ビデオのアイコンの右にある「^」印をクリックしてください。

Zoom Webカメラ

上記の画面では1つのWebカメラしかありませんが、2つ以上のWebカメラがパソコンに接続されている場合は、Webカメラの切り替えがこのメニューの中で出来ます。

さらに、「ビデオ設定」をクリックすると、詳細な設定を行えます。

Zoom ビデオ設定

ここでは、カメラの設定が行えます。

ここで注目すべき項目は、「マイビデオをミラーリング」という部分です。Webカメラに向かって、右手を上げると、画像の方も右手が上がります。つまり、鏡に映ったような画像で表示されているのです。

ところが、これを相手が見た場合は、どうでしょうか?

相手は、右手が上がった画像を見て、左手を上げていると見えてしまうのです。

つまり、「マイビデオをミラーリング」にチェックしているということは、左右を逆にして画像を出しているということになります。

紙に文字を書いたものを見せるような場合は、「マイビデオをミラーリング」のチェックを外しておかないと、相手は文字が読めないことになります。

この部分は、なかなか気づかない部分なので注意しておきましょう!

 

4.相手とすぐにつながるために、相手を連絡先に登録する方法

いつも連絡を取り合う相手に、ミーティングIDやパスワードをメールや電話で伝えることは大変です。

そこで、Zoomでは連絡先というものを登録できるようになっています。

Zoomのホーム画面の上にあるメニューに「連絡先」というメニューがあります。

Zoomのログインに使っているメールアドレスをお互いに交換することで、簡単に連絡先を登録できます。

Zoomの連絡先の画面を開きます

Zoom 連絡先

上の図の赤い丸の部分の+印をクリックすると、「連絡先の追加」というメニューがありますので、クリックします。

Zoom 連絡先の追加

上の画面が出てきますので、相手のZoomのメールアドレスを入れて、「連絡先の追加」ボタンを押します。

相手に連絡が届き、相手が承諾することで、お互いの名前が連絡先に追加されます。(外部連絡先という項目の中に追加されます)

一旦、相手の名前が連絡先に追加されれば、相手の名前部分にある「ミーティングに招待」ボタンを押すだけで、すぐに相手がミーティングに入れるようになります。

 

5.Webカメラやヘッドセットを購入したい人へ

最近のノートパソコンであれば、そのままでZoomが使えると思われますが、Webカメラが付属していないパソコンの方は、別途Webカメラを購入する必要があります。

ほとんどのWebカメラにはマイク機能は付属していますが、スピーカーの機能はついていません。

パソコンからの音が小さくて聞き取りづらいという方は、パソコンに接続できるヘッドセット(ヘッドフォンとマイクが一体型のもの)を購入するか、スピーカー自体を購入する必要があります。

特に気を付けてほしいのは、USBのタイプです。

多くのWebカメラやヘッドセットの場合は、USB2.0、USB3.0というタイプが主流なので、USB3.1タイプの小さなUSBには対応していないことが多く、変換アダプタやUSBハブなどが必要になることもあります。

Webカメラやヘッドセットの接続と設定

基本的に、USB接続するだけで認識され使えるようになると思います。

ただし、Zoomを起動したら、まず設定画面に行ってください。

Zoom 設定

上の図の歯車マークをクリックすると、設定画面が表示されます。

設定画面の左側のメニューから「ビデオ」を選択して、カメラの種類を選択してください。(画像が出ていれば大丈夫です)

次に「オーディオ」を選択して、スピーカーとマイクをそれぞれドロップダウンリストから選んで、「スピーカーのテスト」、「マイクのテスト」ボタンを押して、ちゃんと音が出てくるかをチェックしてください。

オーディオについては、きちんと設定されていないと音が聞こえてこなかったり、自分の声が相手に聞こえなかったりするので、最初に十分に確認しておいてください。

最後にひとこと

それでは、頑張ってZoomを使ってみてください。

Zoomアプリを使うことで、単なるコミュニケーションアプリを越えて、工夫次第で新しいビジネスの形を見つけていけるかもしれません。

今回は、パソコン上のZoomについて書きましたが、スマホ上でもZoomアプリは使えますので、インストールして試してみてください。

Web版Photoshop?アプリ「Photopea.com」を是非使ってほしい!

Photoshopによく似た無料のWeb版アプリ「Photopea」

Adobeの「Photoshop」は、Adobe CCのフォトプランで月額980円(税別)で使用することができるアプリですが、そのPhotoshopに非常によく似た無料のWeb版アプリが「Photopea」です。

Web版Photoshopアプリ「Photopea.com」

このWeb版アプリは、以下のアドレスにアクセスすれば、すぐに使えるという便利なアプリなのです。

https://www.photopea.com/

もちろん、無料だけではなく有料のコースもあるようですが、通常の使用であれば、無料版で十分な性能があります。

Photoshopを使ったことがある人であれば、操作上はほとんど同じような操作で使えるように設計されており、日本語にも十分に対応しているので、安心して使えると思います。

本家のPhotoshopと決定的に異なるのは、カラーモードはRGBモードのみで、CMYKモードは持っていないということくらいです。Web用の画像加工に特化しているアプリだと考えれば、必要十分な機能だと思います。

驚くのは、その操作がとてもスムーズで、ストレスがないという点です。

Windowsだろうが、Macだろうが、Linuxだろうが、ブラウザの上で動作しますので、場所にこだわらず、いつでも写真の加工や画像の作成が可能です。

 

Photoshopの勉強にもなります

Photoshopを使ったことがない人にとっては、Adobeから使用ライセンスをサブスクリプションで購入することに躊躇する人も多いと思います。

Photopeaは、無料ですが本来のPhotoshopの機能を忠実に再現している点で、複雑なPhotoshopの機能を無料で勉強できるという教材でもあります。

画像加工ソフトとしては、これまで「GIMP」などのソフトもありましたが、初心者には使いにくいこともあって、それほど普及していません。

恐らく、今回のPhotopeaがいつまで無料で使えるのかはわかりませんが、本格的な画像加工を学びたいという人にとって、とてもありがたいWebアプリであることは間違いありません。

是非、この機会に勉強してみてはいかがでしょうか?

 

Photopeaを使うには、マウスは必須です

最近は、Macbookをはじめとして、ノートパソコンを使う人の中には、マウスを使わないのが、かっこいいと考えている人たちも多くいます。

しかし、それは大きな勘違いです。

もちろん、文字入力や表計算ソフト程度の使用であれば、マウスはそれほど必要でないこともあるかもしれませんが、画像作成、画像加工などの操作については、マウスがない状態で作業することは全くのナンセンスだと考えてください。

イラストレーターやフォトショップを基本からきちんと勉強した人であれば、描画や画像加工において、キーボードとマウスの両方を使って作業することはあたりまえのことであり、マウスがなければ始まらないのです。

このPhotopeaの素晴らしいところは、Photoshopの操作で使用するキーボードとマウスの連携操作がそのまま使えるということです。

 

マウスの歴史とは

ちなみに、Appleの創始者であるスティーブジョブズは、キーボードでしかそれまで操作できなかったパソコンから、はじめてマウスを使って操作できるパソコンであるMacintosh(Mac)を作ったのです。

スティーブジョブズは、Apple社設立後、シリコンバレーにあるゼロックス社のパロアルト研究所でアラン・ケイが開発した「アルト」というコンピュータを見て、そこで初めてマウスらしき存在を目にしました。その後、パロアルト研究所から、ラリー・テスラーを引き抜きパソコンの開発を行い、アルトの血統を引き継いだマッキントッシュをはじめて世に出すことに成功するのです。

このゼロックス社のアルトの開発に関わった技術者の一人が、後にAdobeの創始者となるジョン・ワーノックなのです。

つまり、Macはマウスから始まったパソコンだったということを是非知っていただきたいと思います。そして、マウスとAdobeとの関係も深い関係だったということも。

90年代にAdobeのイラストレータやフォトショップが誕生しましたが、最初はMacのみのソフトしかありませんでした。2000年以降にWindowsに移植が行われて、現在はMacでもWindowsでも使えるソフトになりました。

このようなマウスの歴史の中にPhotoshopが生まれてきて、その血統をPhotopeaが受け継いで、Web上で使えるWebアプリにしたという点がとても面白いと思うのです。

最近のWord、Excelを理解するために必要なこと

皆さんもご存じのように、これまでは、Office2010、Office2013、Office2016、Office2019というように、年代別のOfficeということでバージョンを理解してきました。

ところが、近年はOffice365という1年ごとの契約型Officeというものが主流になってきたため、バージョンの認識が非常に難しくなってきています。

さらに、Office2016やOffice2019の場合でも、内部的なバージョンは異なることがあります。

 

1.Officeのバージョンの確認方法

Officeのバージョンの確認方法としては、WordやExcelやPowerpointをどれでもいいので起動して、ファイルから「アカウント」という項目を見てください。

※Office2010の方は、ファイルから「ヘルプ」という項目になります。

その画面の右の方にOfficeという文字の下に、「ライセンス認証された製品」というものがあり、その下に書かれているのが、Officeの製品名になります。

上の図のOfficeのバージョンは、「バージョン1905」となっています。
最近のバージョンの表記は「年と月」の組み合わせになっていて、1905の場合は、2019年5月のバージョンという意味になります。

上の図のWordのバージョン情報の項目の一番下に「月次チャネル」と書かれていますが、この意味は、月単位でのバージョンアップに対応しているという意味で、更新オプションボタンから「今すぐ更新」をすることで、最新のバージョンを月単位で取得できるようになっています。

Office2013やOffice2016の場合でも、製品名の最後に「Premium」と書かれている方は、Office365サービスのバージョンアップの権利を持っているので、すでにインストールされているOfficeをバージョンアップすることができます。

最近のプレインストールOfficeのほとんどが、購入から1年間のOffice365サービスを有しているので、1年間以内であれば、最新のOfficeにバージョンアップできるようになっています。(2年以降は有料サービスになります)

Office2013以降は、マイクロソフトアカウントに紐づけられた形になっていますので、ご自分のマイクロソフトアカウントのマイページに行くことで、Officeの契約状態を確認することができます。

 

2.Office2013とそれ以降のOfficeで変わったこと

基本的なことですが、Officeの最も大きな変化は、Office2003からOffice2007に変わった時に起こりました。

それは、ファイルの拡張子が3文字から4文字に変化したことです。

「*.doc」→「*.docx」、「*.xls」→「*.xlsx」というような変化です。

この変化はとても大きかったので、拡張子を見ただけで、古いファイルか新しいファイルかを識別することは簡単でした。

これに対して、Office2007、Office2010、Office2013、Office2016、Office2019、Office365などについては、ファイルの拡張子は同じであり、どのOfficeのバージョンで作成されたものかを判断することが非常に難しいのです。

基本的には上位互換性があるので、新しいOfficeのソフトで、古いファイルは開けるのですが、実際には互換性の問題で、レイアウトが微妙に変化するといった問題は発生しているようです。

特に、Office2013とそれ以降のOfficeで、最も大きく変わってきたのが「標準フォント」です。

 

(1)游明朝、游ゴシックが標準フォントになった

游明朝、游ゴシックというフォントはOffice2016から標準フォントになったようですが、Office2013であっても、Officeの更新をすると、自動的にこれらのフォントが追加されるようになっているようです。

また、游明朝、游ゴシックフォントが入っていない場合は、Office2010やOffice2013用にダウンロードも可能であり、以下のサイトからダウンロードすることができます。

游ゴシック 游明朝フォントパック:
https://www.microsoft.com/ja-jp/download/details.aspx?id=49116

なぜ、マイクロソフトは、MS明朝やMSゴシックに変わって、游明朝、游ゴシックを標準フォントに設定したのでしょうか?

個人的な考えですが、画面のズームに対応できるフォントが必要になったからだと思われます。(タブレットなどへの対応のため)

以下の図は、画面のズーム%とフォントの状態です。
※画像をクリックすると、正しい大きさで見れます。

ズーム80%の場合:

ズーム100%の場合:

ズーム120%の場合:

ズーム140%の場合:

ズーム160%の場合:

これからわかることは、游明朝や游ゴシックの方が、ズームの大小に関係なく、表示形態が変化せず、安定した表示になっているということです。

ただ、一見すると、MS明朝やMSゴシックに比べると、文字の色が若干薄く感じるという点があります。

 

(2)游ゴシックでエクセルのセルの高さが変わった

フォントが変わることで、最も変化したのが、エクセルのセルの行の高さです。

もともとエクセル2013までは、標準フォントが「MS Pゴシック」だったのですが、エクセル2016以降やエクセル365では、標準フォントは「游ゴシック」になっています。

このフォントの変化により、

エクセル2013までのセルの行の高さ:「13.5ポイント」=0.48cm
エクセル2016以降のセルの行の高さ:「18.75ポイント」=0.66cm

となっています。

この変化は、エクセルで表などを作った場合に、1ページに収まる行数が変化しており、かなり大きな影響があると思われます。

一方、エクセルで報告書などの文章を入力するような場合は、游ゴシックの方が行間が十分に空いているので、印刷した場合は、読みやすい文章になります。

 

3.Officeバージョン間での互換性の問題について

実は、最近になって、Officeのバージョン間での互換性の問題が、少しづつ明らかになってきています。

古いバージョン(2010や2013)で作成したワードやエクセルのファイルを新しいバージョン(2016や2019や365)などで開くと、レイアウトが変わってくるという問題が発生しているようです。

ワードの場合は、図形を多用して複雑なレイアウトを作成したファイルで、レイアウトの乱れがあるようです。

エクセルの場合は、セルの行の高さの微妙な影響があり、1ページに入る行数が変化してしまうという問題があるようです。

過去に作成されたファイルについては、新しいOfficeで開いて、修正をかけていくしか方法はなさそうです。

 

★レイアウトの乱れに対する解決方法

ネット上でもよく書かれている解決方法としては、ワードやエクセルの「ファイル」タブから「オプション」項目を選択し、「詳細設定」→「表示」の中にある「ハードウェア グラフィック アクセラレーターを無効にする」という項目をチェックしておくという方法があるようです。

パソコンには、画面の表示に関わる「グラフィックアクセラレーター」というものがあるのですが、そのハードウェアの性能が悪いと、ワードのレイアウトの表示がおかしくなることがあるそうです。このような場合に、上記の設定を行うことで、正常なレイアウト表示に戻ることがあるそうです。

さらに、この方法は、Officeソフトの起動が遅い感じている方にも効果があるようなので、試してみてください。

 

4.Officeテーマの標準化の必要性について

会社の中に、多くのパソコンがあって、そのパソコンの中に異なるOfficeのバージョンが混在しているとしたら、共通して使用するファイルに何らかの問題が生じる可能性が出てきます。

このような問題は、すべてのパソコンが同じOSであり、同じOfficeのバージョンであれば生じにくいと考えがちですが、現行のOfficeの場合は、月ごとや半年ごとのバージョンアップがあるため、名目上は同じOfficeであっても、内部的に異なる性能になっているというケースもあり得ます。

このような問題に対処するためには、ワードやエクセルやパワーポイントなどの使用において、共通のテーマを使用するということが必要です。

ワードのテーマ、エクセルのテーマ、パワーポイントのテーマという言葉を理解されていない方も多いと思いますが、設定されたテーマは、作成するファイルのすべてのスタイルを管轄している最も大きなカテゴリになっています。

通常は、標準のOfficeテーマを使用しているので、テーマを変更して使用するという方は、かなりOfficeのことを理解している人だと思います。

ワードのテーマは、デザインタブの中で設定することができます。
エクセルのテーマは、ページレイアウトタブの中で設定することができます。

・配色
・フォント
・効果
・段落の間隔(ワードのみ)

などを設定しておくことで、標準の色あいやフォントなどを決めて作成することができます。

特に、エクセルの場合は、グラフの色あいなどに影響があります。

 

★2013とそれ以降では、標準のテーマが異なっている

2013とそれ以降でファイルに変化があった原因の一つが、使用するデフォルトのテーマが変わったという点です。

ワード2013の標準テーマのフォントは以下のようになっています。

見出しのフォント(英数字):Arial
本文のフォント(英数字):Century
見出しのフォント(日本語):MS ゴシック
本文のフォント(日本語):MS 明朝

これに対して、ワード2016以降やワード365では、

見出しのフォント(英数字):游ゴシックLight
本文のフォント(英数字):游明朝
見出しのフォント(日本語):游ゴシックLight
本文のフォント(日本語):游明朝

となっているのです。

もちろん、エクセルにおいてもテーマのフォントが変化しています。

これらのフォントの設定はテーマでのみ設定でき、テーマで設定しておくと、すべての編集において、そのフォントがデフォルトで使用されることになります。

これらのテーマはカスタマイズすることもでき、カスタマイズしたものを既定のテーマとしてすべての書類で働くようにすることも可能です。

特に、フォントに関しては

「テーマ設定」→「本文のフォント設定」→「個々のフォント設定」

という階層となっており、テーマ設定が最も重要な位置にあります。

このような階層を認識して、会社内でテーマの標準化を行うことが、ファイルの共通化を進める上で重要なポイントとなります。

 

5.最後に

ワード・エクセル・パワーポイントは、お仕事に欠かせないソフトになってきていますが、その本質を理解して使っている人はとても少ないと思います。

よく使われているエクセルにおいても、バージョンによって使える関数が異なっていて、新しいバージョンの関数は古いバージョンでは動きませんので、注意が必要です。

マイクロソフトは、継代性を保ちながらバージョンアップしているのですが、新しい機能がここにきてかなり増えているので、Windows10をこれから導入される場合は、最新のOffice365を採用して、常に最新の更新を適用しながら使用するのが一番安全ではないかと思います。

Microsoft Outlook 2016のメール設定方法のコツ

少し前に、

「Microsoft Outlookの正しいメール設定方法とは?」

という記事を書いたのですが、今回は、前回の記事への追加情報ということで、書かせていただきます。

前回の記事では、メールアドレスの詳細設定が、通常の方法では編集できないため、「コントロールパネル」→「ユーザーアカウント」→「Mail(Microsoft Outlook 2016)(32ビット)」と進むように書きました。

しかし、Windows 10のバージョンや、Officeのバージョンによっては、「Mail(Microsoft Outlook 2016)(32ビット)」の項目がないという場合もあるようです。

そこで、いろいろと調査してみたところ、より確実で簡単な方法が見つかりましたので、ご報告させていただきます。

 

1.Outlook 2016やOutlook 365のメールアドレスの設定は簡易設定から必ず始まります

Microsoft Outlookを最初に起動すると、簡易的なメール設定画面が開きます。

昔のバージョンのOutlookは、メールアドレスを設定しなくても通常の画面を表示できたのですが、今回のバージョンでは、メールアドレス設定を通過しないと、通常の画面が出てこないようになっています。

そこで、簡易設定画面で、とりあえず設定してみて、うまく送受信ができなかった場合は、通常の画面から再設定するという手段をとってください。

 

2.一般のプロバイダーのメールであれば、簡易設定で問題なく設定できます

Outlook側では、日本の一般的なインターネットプロバイダーのメールに関しては、情報を持っているようで、簡易的な設定で自動で設定を行ってくれるようです。

しかしながら、会社などの独自ドメインのメールの場合は、細かい設定などを自動ではやってくれません。

また、一部のケーブルテレビ系のメールなどでも同じように、細かい設定ができないために、簡易設定では設定ができないことがあるようです。

 

3.私が体験した設定できないメールの例

神奈川県の横浜市などを中心としたケーブルテレビのプロバイダーである「itscom」は、そのメール設定がかなり特殊であるため、Outlookでは自動で設定することができないメールの代表例となります。

このitscomのメールの特殊性は、POPサーバーでの認証アカウントと、SMTPサーバーでの認証アカウントが異なるという点です。

今回のOutlook 2016やOutlook 365でのメールの簡易設定の場合は、POPサーバーの認証アカウントは、SMTPサーバーの認証アカウントと同じであると考えているようで、このため、itscomのメールでは、簡易設定が使えません。

このようなタイプのメールについては、簡易設定を一旦行って、完全ではないけれども、通常の画面を出して、それから再度メール設定を行うという方法をとってください。

 

4.一旦、簡易設定で設定したメール設定を修正して、正しく設定するための方法

Outlookのメール設定

一般的には、上の図のように「ファイル」から「情報」を出して、アカウント設定から、さらに「アカウント設定(A)…」と行くのですが、このような入り方をして、メール設定画面にアクセスした場合、再び簡易設定の画面になってしまうというケースが多いようです。

そこで、入り方を以下のように変えてください。

Outlookメールの詳細設定

すごく近い場所ですが、「プロファイルの管理」というところを選んでください。

次に出てくるアカウント制御で「はい」を選んでいただくと、以下のような画面となります。

Outlookメールの詳細設定

昔っぽい画面が出てきますが、ここでは「電子メールアカウント」ボタンを押します。

Outlookメールの詳細設定

そうすると、電子メールアカウントの設定画面になりますので、変更したいメールアドレスを選択してから、「変更」ボタンを押してください。

Outlookメールの詳細設定

そうすると、上記のような詳細設定の画面となりますので、この画面上でメールの設定を行ってください。

——–

このように、現時点でのOutlookにはかなり問題があります。

いろいろな試行錯誤もあるかもしれませんが、今回の方法を使えば、かなりの確率で正しいメールの設定ができると思います。

是非、参考にしてください。

伝説のプリンタ「Canon PIXUS iP2700」を知っていますか?

プリンタといえば、Canon、Epson、Brother、HPというメーカーが主流です。

パソコンをお持ちの方は、これまで何台かのプリンタを購入してきたと思います。

しかし、「このプリンタは最高だった!」と思えるプリンタはそれほど多くありません。

 

1.プリンタの歴史を振り返ると

日本でパソコンが初めて普及してきたのは、1980年代ですが、そのころのプリンタの主流は、NECのプリンタでした。

今のプリンタと違って、感熱紙に印刷するタイプのプリンタや、インクリボンを使ったドットインパクトプリンタが主流でした。

ドットインパクトプリンタの紙は、今のようなA4サイズではなくて、紙の両端に穴の列があって、その穴を使って、紙が送られるというタイプでした。

1980年代の終わりに、Canonが世界で初めてインクジェットプリンターを開発しました。

最初に作られたインクジェットプリンタは、Canonの技術が使われているにもかかわらず、Appleが発売した「Style Writer」というプリンタでした。

その後、1990年代になると、プリンタの主流は、NECからエプソンに移ります。

最も売れていたプリンタがエプソンの「カラリオ」という名前のプリンタです。

一方、インクジェットプリンタと同時に、会社で普及するようになったのが、レーザープリンタです。

レーザープリンタとは、インクではなく、色のついた微粒子を静電気で紙に結合させる技術を使っているプリンタのことです。

この技術は、CanonやEpsonなどのメーカー以外にも、様々なメーカーが参入して多くのプリンタや複合機で使用されています。

2000年以降は、インクジェットの技術が大幅に進歩して、レーザープリンタに負けないレベル(綺麗さや速度)の印刷ができるようになってきています。

 

2.プリンタの紙のセット方法の疑問

その昔は、プリンタに使用する紙は、プリンタの後ろ側にセットして使うのが主流でしたが、近年では、プリンタの底の部分にトレイに紙をセットするタイプが主流になってきています。

これは、複合機などのように、異なるサイズの紙を数種類のトレイでセットしておけば、自動的に紙サイズが選択されて印刷されるということで普及してきたのだと思います。

しかし、家庭用のプリンタでのトレイは通常1つしかなく、紙サイズのためというよりは、プリンタの小型化のために、無理矢理、底にトレイを作っているというのが本当のところだと思います。

実際、プリンタの下にあるトレイを前に引き出して、異なるサイズの紙を入れ替えるという作業は、とても面倒なものです。

これに対して、プリンタの後ろ側に紙を置くタイプであれば、異なる紙サイズを簡単に入れ替えることができますし、紙の量が少なくなったら、すぐに手動で追加することもできます。

つまり、使い勝手は、紙は後ろにセットした方が便利なのに、プリンタのコンパクト化の犠牲になって、底のトレイに紙をセットするようになったのではないかと、私自身は考えています。

 

3.色ごとにインクカートリッジがあるのは、本当に節約なのか?

最近のもう1つの変化は、インクが色ごとに別々のカートリッジになってきたことです。

確かに、カラーのインクが別々のカートリッジになっていることで、減ってきたインクだけを取り換えるというのは、理にかなっていることだと思います。

しかし、インクをぎりぎりまで使ってから、今日はこのインクだけを取り換えようとすると、取り換えの頻度が多くなり、プリンタはそのたびごとに、ヘッドをチェックして、きれいにする動作を行うことになります。

皆さんは気づいていないかもしれませんが、プリンタの初期動作や、インク交換後の動作では、すべてのインクをチェックするために、インクを消費しているんです。

色ごとに取りかえていると、その度ごとに初期動作を行うため、全体のインクの消費量は増えてしまうことになります。

このような意味で、カラーのインクが1つのカートリッジになっていたころの方が、インクが長持ちしたんだけど・・・と思っている方も多いのではないかと思います。

 

4.スキャナやコピーの機能を使っている人はそれほどいない

最近、プリンタの名称は、「プリンタ」と呼ばずに、「複合プリンタ」なんていう呼び名になっていると思います。

この複合プリンタとは、スキャンも、コピーも、さらにファックスまでもできますというようなことだと思います。

恐らく、ファックス機能が必要な方には、複合プリンタはいいのかもしれませんが、一般の方で、スキャンやコピー機能をきちんと使っている人は、どれほどいるのでしょうか?

おそらく、印刷物を作るような人以外は、スマホで写真に記録すれば足りるんじゃないかと思うのです。

ビジネスなどでは大型の複合機のスキャン機能はかなり使われていると思いますが、小型の家庭用のプリンタでスキャンやコピーという機能の頻度はかなり少ないのではないかと個人的には思っています。

 

5.USB接続よりも、無線LANで使う人が増えているけど、

現在売られているプリンタでは、USB接続以外に、有線LAN接続や無線LAN接続ができる機種があたりまえになっています。

ここで面白いのは、一般の家庭用のプリンタでは、意外と有線LANは使われていないということです。

これに対し、ビジネス上の複合機は、有線LANで接続されているのが通常だと思います。

USBも有線ですし、LANケーブルも有線なので、家で使う場合はケーブルでつなぐということにはかわりなく、それがプリンタの置き場所を制限していることになり、結局、不便だということになっています。

このため、ほとんどの人が家のWiFi経由でプリンタを無線LANでつないでいるということになっています。

ところが、この無線LANという形での接続は、プリンタの動作を非常に不安定にさせています。

電波というのは、目には見えませんし、プリンタにデータを送ったんだけど、なかなか印刷が始まらないけど、どうなってるの?

というケースが意外と多いんですね。

私の経験から言えば、USB接続でパソコンと直接接続したプリンタの方が、無線LANで接続したプリンタより、印刷の速度は10倍以上速いと思います。

特に、年賀状など大量に印刷するような場合は、USB接続で印刷した方が、圧倒的に早く終わります。

つまり、無線LANの利点は、プリンタの置き場所が自由であるという点だけで、印刷そのものの性能から言えば、効率が悪いといえます。

 

6.伝説のプリンタ「Canon PIXUS iP2700」は、時代に逆行したプリンタでした

とても、残念なことに、Canon PIXUS iP2700というプリンタは、2018年の2月に販売を終え、店頭には見つけることができません。

しかし、昨年までは、日本で最も売れたプリンタの1つでした。

特に、Amazonでの販売では、プリンタ部門でずっと1位を獲得していました。

その特徴は、

  • 紙はプリンタの後ろにセットする
  • インクカートリッジは、黒のカートリッジと、カラーのカートリッジの2つしかない。
  • スキャナやコピーの機能がない
  • USB接続しかできない

という前時代的なプリンタでした。

しかし、すばらしい特徴としては、

  • 名刺サイズの紙に印刷できる
  • すべてのサイズの封筒に印刷できる
  • 紙がつまることがない
  • プリンタの操作ボタンが2つしかない(電源ボタンと紙送りボタンの2つ)
  • 重量が軽いので、どこでも持って移動できる

つまり、前時代的なプリンタですが、極めて使いやすい特徴を持っているプリンタでした。

さらに、昨年までは、

  • アマゾンでの価格が、3,000円前後と超安いプリンタでした

驚くのは、インクカートリッジ(黒・カラーのセット)の価格よりも安い価格で購入することができたプリンタでした。

もちろん、購入するとインクは標準で付属していますので、考えられないくらいの安さでした。

ところが、今年の2月に販売中止となり、手に入れることが難しくなったとたん、多くのファンがいるこのプリンタの価格は、跳ね上がり

  • 現在、アマゾンで売られている新品(残っている在庫のみ)の価格は13,000円を超えてきています。

これまで、販売中止になって、価格が4倍以上になったプリンタはまず存在しません。

つまり、このCanon PIXUS iP2700というプリンタは現在、「伝説のプリンタ」となっています。

私自身もこのプリンタを所有していますが、全く不満がなく、これほどすばらしいプリンタはこれまで記憶にないと思います。

パソコン教室の生徒さんにも、これまで相当勧めてきたプリンタです。

しかし、今の価格では、なかなか手がでないというのが本音です。

ところが一方で、このプリンタの中古がアマゾンで売られています。

通常、中古のプリンタを買う人はまずいないと思いますが、何しろシンプルな構造のプリンタですので、中古で動かないということはまずないと思います。

もし、興味のある方は、ぜひ一度アマゾンで調べてみてください。