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Parallels Desktop 18 for Macの導入とカスタマイズ方法

Parallels Desktop 18 for Macの導入とカスタマイズ方法

MacのOS上でWindowsを実行させる「Parallels Desktop」というソフトがあります。

Parallels Desktopは、以前からあるソフトでMacユーザーの方には馴染みのソフトです。これまで使われている方も多いと思います。

今回、MacOS「Monterey 」に「Parallels Desktop 18 for Mac」をインストールして、Windows11を導入後、カスタマイズする方法について説明したいと思います。

元来MacのCPUがIntelプロセッサであった頃から、Macパソコンには標準でBootCampというWindows環境をインストールするユーティリティが付属していて、ハードディスクのパーティションを分割してMacOS領域とWindowsOS領域を別々に設定して、WindowsOSをインストールすることが可能でした。

しかし、近年MacのCPUが、IntelからApple M1もしくはM2というタイプに変更になったことで、実質的にBootCampが使えなくなってしまいました。

このため、最近はMac環境でWindowsを実行できる「Parallels Desktop」に注目が集まってきています。

 

 

1.Parallels Desktopとは?

Parallels Desktopは、Alludo(旧コーレル株式会社)の製品です。
※コーレル株式会社は、2022 年 9 月 13 日にAlludoにブランド名を変更しました。

最新のバージョンは、Parallels Desktop 18 for Macとなっています。
詳細は、以下のページをご覧ください。
Parallels Desktop for 18 for Mac

このバージョンの購入方法には、2つのタイプがあります。
1つは、Apple Storeから導入して、サブスクリプションとして年間定期購入するタイプと、もう1つは永続ライセンスとして購入するタイプです。

永続ライセンスは、ベクターのサイトから購入可能です。
(※ベクターでは、キャンペーン価格で購入できる時期があります。)
サブスクリプション版の場合は、Apple Storeからの購入が標準ですが、ベクターのサイトでも購入できます。

価格は永続ライセンス版が14,000円で、サブスクリプション版が約11,500円なので、長年使用したい方は、永続ライセンス版の方がお得です。
(サブスクリプション版の価格は為替の影響を受けるために一定ではないかもしれません。)

一方、サブスクリプション版は、自動でバージョンアップすることができますので、MacOSが変更されていく中で、安定的に動作するようになっています。

ちなみに、Apple Storeからインストールする場合は、試用版として14日間使うことができます。

Macパソコンをお持ちの方で、試したいという方は、Apple Storeから導入してインストールすると、自動的にWindows11がインストールされるようになりますので、試してみてはいかがでしょうか。

なお、Parallels Desktopのライセンスや、Windows11のライセンスが全くない状態でも、Windows11のインストールまで行って、14日間は試用期間として使ってみることが可能です。

話はがらりと変わってしまうのですが、Chrome EnterpriseのバージョンのChromebookに入れることができる「Parallels Desktop for Chrome OS」という製品もあります。

一般のChromebookではなくて、企業版のChromebookに対してこのアプリを入れることで、Chromebook上でWindowsを実行できるようになります。

一般のChromebookであっても、Enterprise版にアップグレードするための「Chrome Enterprise Upgrade」というサブスクリプションを購入することで、このアプリを導入することができるようです。

興味のある方は、こちらのページをお読みください。
Parallels Desktop for Chrome

 

 

2.Parallels Desktop 18 for MacのインストールからWindows11の導入まで

私の場合は、Macパソコンで、ベクターのサイトに行って、永続ライセンス版のParallels Desktop 18 for Macを購入しました。

ベクターでのソフトの購入は、まずベクターの会員登録が必要です。登録後に購入ボタンを押して購入してください。

購入すると、ライセンスキーがもらえますので、コピーして控えをとってください。

Mac上でアプリをダウンロードして、ダウンロードした「Install Parallels Desktop.dmg」を開くことでインストールが始まります。

その後、Parallelsアカウントの設定画面が出てきます。
ここでは、メール、名前、パスワードを設定してアカウントを作成してください。

インストール後は、すぐにWindows11のインストールができるように画面が出てきますので、道なりに進みます。

Parallels Desktop 18 for Mac Windows11をインストール

「MicrosoftからWindows11を入手」というところから始めるだけです。
上記の画面が出てこなくても、道なりに進むとWindows11のダウンロードの画面になります。

途中、Bootcampなどの選択肢が出てきた方は、Bootcampは使いませんので選択しないようにしてください。

Windows11のダウンロードからインストールまで、Macパソコンの性能にもよりますが、30分〜1時間程度で終わると思います。

Windows11のセットアップ画面では、マイクロソフトアカウントを設定するか、ローカルアカウントを設定するかのどちらかになります。

マイクロソフトアカウントを設定した場合は、同時にPINを作成する画面が出てきます。また、OneDriveの設定なども行われます。

その後、Windowsのライセンスキーを入力する画面になるかと思いますが、すぐに入力しなくても使えるので、保留しても大丈夫です。

Windows11のライセンスは、購入すると16,000円〜25,000円ほどするのですが、既に使わなくなったWindows7、8.1、10などのパソコンがあれば、そのプロダクトキーがあれば、Windows11のプロダクトキーとして使用することができます。

Windowsパソコンを廃棄する前に、必ずプロダクトキーは調べておきましょう!

Windows OSでのWindowsプロダクトキーの調べかたは、コマンドプロンプトを起動して、以下のコマンドを貼り付けてEnterキーを押すと、プロダクトキーが表示されます。

「wmic path SoftwareLicensingService get OA3xOriginalProductKey」

プロダクトキーをコピーして控えておきましょう。

なお、プロダクトキーのない方は、Windows11を試用版として使用できますし、試用版であっても、後でプロダクトキーを入力すればライセンスを有効にできます。

Windows11が起動すると、Macの画面上にWindowsの画面がアプリとして実行されてきます。

Windows11を終了するときは、ファインダーの閉じるボタンではなくて、Windows11のスタートボタンから電源のシャットダウンで閉じるようにしてください。

Windows11が起動した段階で、Mac画面のDockを見ると以下のようなアイコンが並んでいます。

Parallels Desktop 18 for Mac Windows11をインストール

左側がParallels Desktopで、右側がWindows11のアイコンです。

ここで、Windows11をスタートボタンから電源をシャットダウンすると、右側のWindows11のアイコンは消えますが、左のParallels Desktopのアイコンはまだ起動状態が続いています。

左のParallels Desktopのアイコンをクリックすると、画面の上部にParallels Desktopのメニューが出てきます。

メニューの「ウィンドウ」から「コントロールセンター」をクリックすると以下のような画面が出てきます。

Parallels Desktop 18 for Mac Windows11をインストール

この画面で、電源ボタンを押すことでWindows11が起動するようになります。

この画面が出ている状態で、歯車マークをクリックすると、Windows11の実行環境を変更することができます。

また、メニューの「Parallels Desktop」をクリックして「Parallels Desktopについて」をクリックすると、以下のような画面が出てきます。

Parallels Desktop 18 for Mac Windows11をインストール

この画面の「アカウント&ライセンス」のボタンを押すと、購入したParallels Desktop for Macのライセンスキーを入力して、ライセンスを取得できるようになります。

また、Windows11を起動して使用している途中で「Paralells Toolbox」をインストールするように指示する画面が出てくると思いますが、必ずインストールを行うようにしてください。

Parallels Toolboxがインストールされると、画面の右上にスパナのマークのアイコンが現れて、そこから色んなツールを使えるようになります。

Parallels Toolbox

Windows11は、アプリとして実行されているため、Macのハードディスクを一定量占有しますが、システムやプログラムやユーザーファイルなどの必要な領域に対応して、可変的に容量を調節するようになっています。

実際にWindows11をインストールしたとしても、Macのディスク上の使用量は、32GB程度とコンパクトになっています。

 

 

3.デスクトップアイコンを表示させよう

Windows11のデスクトップに、Windowsのデスクトップアイコンを表示します。

デスクトップを右クリックして、「個人用設定」をクリックします。

個人用設定の画面が開いたら、右側のリストから「テーマ」をクリックします。

テーマの画面の下の方にいくと、「デスクトップアイコンの設定」がありますので、クリックしてください。

デスクトップアイコンの設定

ここでは、コンピュータ、ユーザーのファイル、ごみ箱、コントロールパネルにチェックをして、OKボタンを押してください。

設定画面を閉じていただくと、デスクトップ上にアイコンが出ているのが確認できると思います。

 

 

4.Windows11の問題点を解決する

Paralells Desktop 18 for Macのアプリは、Windows11の導入まではとてもスムーズなのですが、一部のMacにおいては、以下のような困った問題が生じることがあります。

(1)キーボードの問題

Paralells DesktopでWindows11を導入したときに、キーボードが「英語キーボード」として認識されてしまうことがよくあるようです。

このような場合は、Windows11の設定からキーボードを日本語キーボードに切り替えるようにしてください。

Windows11 日本語キーボードへの切り替え

スタートボタン→「設定」→「時刻と言語」→「言語と地域」→「日本語」の右の3つの点をクリックして、「言語のオプション」をクリック→「キーボードレイアウト」の右にある「レイアウトを変更する」ボタンをクリックして、英語キーボードから日本語キーボード(106/109キー)に変更してOKボタンを押します。

以上の操作で日本語が入力できるようになります。

 

(2)共有フォルダの問題

初期の設定状態では、Mac側のフォルダとWindows側のフォルダが共有状態となってています。

具体的には、Mac側のデスクトップ、書類、および、Mac側のユーザー配下にあるピクチャ、ミュージック、ムービー、ダウンロードなどのフォルダがあるのですが、これらもWindows11と共有状態となっています。

このため、Windows11のアカウントフォルダを開けると、同じ名前のフォルダが2つ存在するようになっており、区別ができません。

Paralells Desktop 18 for Mac ユーザーフォルダ 共有設定の変更

この状態は、Windows側のフォルダとMac側のフォルダが混在している状態になっており、実際に使用することを考えると間違いが起きやすいと思われます。

そこで、MacとWindows11の間の共有設定を変更する必要があります。

まず、Windows11をシャットダウンします。これは、Windows11が起動している状態では、共有設定が変更できないためです。

Paralells Desktopのみが起動している状態にして、メニューの「ウィンドウ」から「コントロールセンター」を出します。

Parallels Desktop 18 for Mac Windows11をインストール

この画面の歯車のマークをクリックします。

Paralells Desktop 18 for Mac Windows11の構成 Macとの共有設定

Windows11の構成画面が出てきたら、「オプション」の中の「共有」を選択します。

最初は、画面の右側がグレーになって編集できませんので、左下隅のカギのマークをクリックして、Macパソコンのログインパスワードを入力してください。

そうすると、上記のような編集可能な状態になります。

まず、カスタマイズというボタンを押してください。

Paralells Desktop 18 for Mac Windows11の構成 Macとの共有設定

ここで、6個のチェックをすべて外してOKボタンを押してください。

Paralells Desktop 18 for Mac Windows11の構成 Macとの共有設定

次に、元の画面に戻ってきたら、今度は「フォルダを管理」のボタンを押します。

Paralells Desktop 18 for Mac Windows11の構成 Macとの共有設定

以下のような画面が開きます。

Paralells Desktop 18 for MacとWindowsの共有フォルダの選択

ここでは、上の2つのチェックがついていたら、外してください。
それから、左下のプラスのマークを押してください。

Paralells Desktop 18 for MacとWindowsの共有フォルダの選択

ここで、MacとWindows11を唯一つなぐための共有フォルダを作成します。
左側のデスクトップを選択してから、「新規フォルダ」ボタンを押して、共有するためのフォルダを作成し、名前を付けます。

ここでは、「Mac-Windows共有フォルダ」という名前をつけています。作成したフォルダを選択して、「開く」ボタンを押します。

元の画面に戻ってきます。

Paralells Desktop 18 for MacとWindowsの共有フォルダの作成

カスタムフォルダとして、先ほど作成したフォルダが設定されていることを確認して、OKボタンを押します。

元の画面に戻ってきたら、以下のようにチェックボックスのチェックを外してください。

Paralells Desktop 18 for Mac Windows11の構成 Macとの共有設定

以上の操作で、MacとWindowsの共有フォルダは、デスクトップに作成した「Mac-Windows共有フォルダのみとなります。

閉じるボタンを押してください。

そこで、コントロールセンターのWindows11の電源ボタンを押して、Windows11を起動させてください。

Parallels Desktop 18 for Mac Windows11をインストール

Windows11が起動したら、アカウントフォルダを開きます。

Paralells Desktop 18 for Mac ユーザーフォルダ 共有設定の変更

共有が解除されて、本来のWindows11のフォルダ構成になっていることがわかると思います。

この段階で、デスクトップ上のPCアイコンをクリックしてみましょう。

共有フォルダがネットワークドライブとして表示

上記のように、作成した共有フォルダが、ネットワークドライブとして登録されているのが確認できます。このドライブを右クリックして、「その他のオプションを表示」として、さらに「ショートカットの作成」を選択すると、デスクトップにショートカットが作成できます。

このフォルダに共有したいファイルやフォルダを入れると、Mac側とWindows側で簡単に共有することができるようになります。

 

 

5.その他の設定について

Paralelles Desktop上のWindows11については、基本的に通常のWindowsと同じようにアプリやサービスを導入することが可能です。

(1)プリンタの設定

Windows用のプリンタドライバをダウンロードして、インストールが可能です。

インストール途中で、プリンタの接続をMac側にするか、Windows側にするかの選択画面が出てきたら、Windows側を選択してください。

Windows11に対応したプリンタドライバがあれば、設定可能です。

 

(2)ウイルス対策ソフト

Windows11はParalells DesktopによってMac上のアプリとして動いているので、Macのセキュリティソフトで守られているように思われますが、実際にはそうではありません。

Windows11の安全を守るために、必ずウイルス対策ソフトをWindows11側でインストールしてください。インストール方法は、通常の方法と同じです。

 

(3)Microsoft Officeの導入

Officeアプリについても、特に問題なく導入可能です。Office365をお持ちの方は、Mac側とWindows側にOffice365を導入する場合は、別々にインストールする必要があります。なおMac側とWindows側の両方にインストールした場合、ライセンスは2個必要になります。

 

(4)その他のアプリの導入

Googleのサービスを使っている方は、Google Chromeを導入しましょう。

Mac側とWindows側で共通で使用できるアプリはありません。
Mac側とWindows側で別々にアプリをインストールする必要があります。

 

(5)Googleドライブの導入

Googleドライブについては、Mac側でのGoogleドライブを共有して使うこともできるのですが、Windows11単独に導入する方が簡単なので、直接導入してください。

導入後、PCアイコンをクリックすると、Google Driveのドライブアイコンが表示されています。

Googleドライブ

 

 

6.最後に

今回、Paralells Desktopというアプリを紹介したのですが、WindowsとMacの両方で作業したいという方のために書きました。

実際には、MacとWindowsパソコンを同時に使うと、ソフトの使い方に迷ったり、キーボードの使い方に迷ったり、設定方法に迷ったりすることが多々あります。

私自身は、Windowsを使うことが多いので、Windowsの方がMacよりも便利だし、使いやすいと思っていますが、一方で頻繁に来るWindows Updateにはうんざりしていることもあり、セキュリティの面からはMacの方が安心できるように思います。

今回、Mac上でWindows11を動かしているのですが、遅いという印象は全くありませんでした。これは、Macのパソコンが安定して高速で動作することと、Windows11のOSの動きが速いという点にあると思われます。

また、MacのキーボードでWindowsが使いにくいという方は、Windows用のUSBキーボードを用意していただくと、そのまま使用することができます。

USBメモリや、外付けのハードディスクなどを接続すると、Mac側で使用するか、Windows側で使用するかの選択画面が出てきますので、選択してください。

外部デバイスの外し方は、Windows側とMac側で異なるので注意してください。

それと、USBメモリやハードディスクは、Windows側とMac側の両方で使用しないようにしてください。

これら2つのOSはファイルシステムが異なるので、両方のOSで1つのUSBメモリやハードディスクを使用すると、ファイルシステムにエラーが生じて、最悪の場合壊れることがあります。

また、日本語コード自体もMacとWindowsで異なるために、ファイル名の化け文字が生じることがあります。

そのような違いを理解しながら、MacとWindowsを使用することで、それぞれのOSを正しく使えるようになっていただければと思います。

adwcleaner

パソコン上達のために知っておきたいサイトとアプリ

インターネット上には、無料で使えるツールもあれば、無料でダウンロードできるアプリもたくさんあります。

ただし、インターネット上には危険なウイルスがたくさんいますので、危ないサイトに行ったり、危ないアプリをダウンロードしてはいけません。

特に、同じアプリであっても、ダウンロードするサイトによって安全な場合もあれば、危険な場合もあります。

そこで、安全につかえる有用なツールやアプリとその取得方法についてご紹介したいと思います。

パソコンの上達のために、これらのツールやアプリを是非ご活用ください。

パソコン上達のために知っておきたいツールとアプリ

 

1.AdwCleaner(知らないうちに組み込まれてしまったアドウェアなどを検出し、削除できるアプリ)

このアプリは、大元の会社のサイトからもダウンロードできるのですが、その場合は、パソコンにインストールしないと使うことができません。

そこで、お薦めはインストールしないでも使えるアプリです。Vectorのサイトからダウンロードするアプリは、インストールしないで単独でも使用できるアプリです。

Vectorのサイト
https://www.vector.co.jp/soft/winnt/util/se506143.html

こちらからダウンロードすると、バージョンは「7.2.1」となりますが、アプリを起動してから、アップデートすることで、バージョンは「8.3.2」となります。

このアプリの優れている点は、ウイルス対策ソフトでは駆除できないようなアドウェアを見つけて削除することです。たとえば、ウイルスに感染しているパソコンでは、ネットもブロックされるし、新しい駆除ツールのインストールもブロックされることがあります。

このアプリはUSBからも起動ができますので、そのようなウイルスを駆除するのに非常に有用なツールとなります。また、多くの方は自分のパソコンは、ウイルス対策ソフトを入れているので、守られていると思っていますが、実際にはウイルスまでいかないようなアドウェアに感染しているケースもあります。

このアプリでチェックすることで、隠れているアドウェアを検出して削除することができます。

 

2.PDFをあらゆる形式に変換することができるサイト

PDFを別形式に変換するためには、有料のAdobe Acrobat Proを購入する必要があるというのが世間の常識なのですが、驚くことにPDFを他の形式に無料で変換してくれるサイトがあります。

I Live PDF
https://www.ilovepdf.com/ja

PDF結合、PDF分割、PDF圧縮、PDFからWord、PDFからPowerpoint、PDFからExcel、WordからPDF、PoerpointからPDF、ExcelからPDF、PDFを編集、PDF-JPEG変換、JPEG-PDF変換、PDFに署名、透かし、PDFの回転、HTMLからPDF、PDFロック解除、PDFを保護、PDFを編成、PDFからPDF/A、PDF修復、ページ番号、などの機能を使えるサイトです。

一部の機能は有料ですが、無料で使える機能も多くあり、とても有用です。
このサイトは、2010年にバルセロナで誕生したようですが、日本語にも対応しており、使い方もとても簡単です。

なお、このサイトにアップロードしたファイルは、すべて暗号化されており、処理後2時間以内にサーバーから削除されていますので、セキュリティ上も安全です。

 

3.フリーカレンダー(無料書き込みWEBカレンダー)

このフリーカレンダーというサイトは、かなり昔からあるサイトなのですが、無料で使えるWebカレンダーとして、ホームページやブログに埋め込んで使えるという応用ができるところが特徴です。

フリーカレンダーは無料書き込みWEBカレンダー
https://freecalend.com/

登録はIDとパスワードだけというシンプルな登録です。(IDはメールアドレスでなくても大丈夫です)

スマホでもパソコンでも簡単に編集と公開ができます。驚くのはガラケーでも使えます。(今の時代は必要ないかもしれませんけど)

一番便利な利用法は、営業日や営業時間などをホームページ上で簡単にお知らせできることだと思います。

 

4.無料で学べるオンライン講座「gacco」

こちらは、ツールやアプリではありませんが、学生や社会人にとって必要な知識を学ぶことができるサイトです。

gacco
https://gacco.org/

もちろん、全部無料で学ぶことができるビデオ講座となっています。

ログインは、メールアドレスとパスワードだけですが、dアカウント、Google、Facebook、Twitter、ビジネスdアカウントのアカウントでもログインできます。

講座には受講期限があり、テストもあったりしますので、まさに学校みたいな感覚で学ぶことができます。

ちなみに、このサイトを運営しているのはdocomoです。

 

5.CSVエディタ「Cassava Editor」

こちらは、データベースからダウンロードされたCSVなどを編集するためのエディターです。

Cassava Editor(窓の杜)
https://forest.watch.impress.co.jp/library/software/cassavaedit/

こちらのアプリは、かなり昔からあるのですが、なぜこのアプリが重要かというと、CSVファイルの根本的な問題が解決できるからです。

データベースなどから書き出されたCSVは、書き出す設定によってエクセルなどで開くと、正しいデータとして表示されないことが多々あります。
CSVというファイルは、データをカンマで区切っているだけなのですが、データの中にカンマが存在していたり、数字の先頭に0があったような場合は、エクセルでは正常に開くことができません。

また、サーバーからのデータ書き出しの場合、特殊な日本語コードや、特殊な改行コードなどが、CSVファイルに書き出されることもあり、それらをエクセルで修正することができません。

このため、CSVファイルをまずCassava Editorに読み込んで、正しい形式のCSVファイルにして書き出すということで、正しいデータを持つCSVファイルに変換して保存することができます。

このアプリは、インストール不要のアプリですので、会社などでアプリのインストールが禁止されているような状況でも、直接起動して使えるので、データ処理をしている方には、とても有用なアプリです。

 

6.VideoPad 動画編集ソフト

ビデオ編集ソフトは、いろんな種類があり、Youtubeなどの動画編集としてもいろんなソフトが使われています。

Macに付属しているiMovieや、WondershareのFilmora、CyberlinkのPowerDirector、AdobeのPremiere Pro、Web上で作成可能なinvideoなどが有名です。

また、スマホやタブレットなどの動画編集アプリもたくさんあると思います。

今回ご紹介する「VideoPad 動画編集ソフト」は、アメリカのNCHソフトウェアという会社の製品です。

このソフトは無料版と有料版があります。起動の初期画面で「VideoPadを非営利目的で使用していることを証明します」という部分をクリックすることで無料で使用できます。

また、無料の場合は、ビデオのエクスポートは「wmv形式」のみとなります。
その他の機能制限も若干ありますが、通常の使用レベルでは、問題ないと思います。

VideoPad動画編集ソフト
https://www.nchsoftware.com/videopad/jp/index.html

使い勝手はかなりいいソフトです。他の動画編集ソフトを少しでも使ったことがあれば、問題なく使えると思います。

一般に、無料で使える期間が少なかったり、書き出す動画にクレジットの表記があったりする無料版は多いのですが、このソフトに限っては、無料版でも永久に使えるので、とてもありがたいソフトです。

wmv形式以外の書き出し形式がいい場合は、有料版を購入してください。
もしくは、ウェブ上のツールでwmvからmp4などの形式に変換できるサイトもありますので、そちらをご利用ください。

 

7.PhotoScape X(画像加工ソフト)

写真の編集ソフトとしては、Adobe Photoshopが王道ですが、最近はPhotoshopレベルに近い無料のアプリもだんだんと増えてきています。

その中で、最近出てきた優秀なソフトが「PhotoScape X」です。もともとあった「PhotoScape」がバージョンアップしたものなのですが、その画面や機能は大きく変わって、かなり使いやすいものになっています。

PhotoScape、PhotoScape Xは、韓国の会社が開発したソフトですが、多くの言語版があり、多くの国で使われています。今回のPhotoScape XはWindows 10及び11とMacOS 10.12(sierra)以降に対応したバージョンです。

PhotoScape X
ダウンロード方法は、Windows版の場合は、「Windowsストア」で「PhotoScape X」を検索してインストールしてください。Mac版の場合は、Macの「App Store」からダウンロード、インストールできます。

以前のPhotoScapeが、編集状態を保存することができなかったのに対して、編集状態をプロジェクトファイルとして保存できるようになりました。また、新しい機能として、「カットアウト」という項目があり、これは背景を透明化することで、画像を切り取る機能です。PNGファイルとして保存することで、背景が透明な画像を作ることができます。

 

8.ID Manager(パスワード管理ソフト)

ネットのサービスの「IDやパスワード」、様々な契約情報などをあなたはどのように管理しているでしょうか?

多くの方は、紙のメモ帳や、スマホのメモ帳などに記録していると思いますが、それでも多くの情報を管理するのは大変です。

Windowsのパソコンであれば、ID Managerという昔から使われているソフトがあって、とても便利なソフトですので、お薦めいたします。

ID Manager(洗練されたIDとパスワードの統合管理環境)
https://www.vector.co.jp/soft/win95/util/se178553.html

このソフトのすごいのは、Windows95からWindows11までをサポートしていることです。また、登録したデータのバックアップや、インポートなども出来るので、パソコンを買い替えた時でも簡単にデータを移し替えることができます。

また、ソフトの起動時にユーザ名とパスワードを設定できるので、セキュリティ上も安全です。

最近は、ブラウザにIDとパスワードを保存できるようになっていますが、一部のウイルスでは、これらのブラウザ内の情報を取得できるものも現れており、ブラウザ内への保存は安全とは言えなくなってきていますので、このソフトを使ってきちんとIDとパスワードを管理することをお薦めします。

なお、1点だけ補足があります。このソフトから保存を選択した時に、保存のエラーが出ることがあります。これは保存されていないわけではなくて、バックアップの保存が出来ていないという意味になります。メニューの「設定」から「設定」をクリックして、「データ保存設定」というタブに行って、バックアップ設定の項目の2つのチェックをOFFにしてOKボタンを押してください。この設定の変更で、以降はエラーは出なくなります。

 

9.Notion(メモや仕事を管理するソフト)

Notionは、クラウドとローカルで使用できるメモツールです。同じようなツールとしてはEvernoteが有名ですが、Notionの特徴としては、個人の利用が無料で、複数のデバイスでも無料で使用できることです。

NotionはアメリカのNotion Labsという会社が開発したツールですが、様々な書式が最初から用意されていて、簡単にメモ管理やタスク管理ができるようになっています。

もちろん、Windows、Mac、iOS、Androidなどで使えるようになっています。ローカルにダウンロードして使うこともできるのですが、お薦めはGoogle Chromeのブラウザ上でクラウドとして使用することです。

実は、ローカルのアプリの場合はメニューなどがすべて英語表記となってしまうので、英語が不得手な人には少し難しいかなと思います。その点Google Chrome上のクラウドで使用すると、翻訳機能で英語を日本語にして使用することができるので、使いやすいと思います。英語を翻訳する場合は、左側のメニューのカラムの何もない場所で右クリックすると、「日本語に翻訳」が出てきます。

Notion
https://www.notion.so/ja-jp

Notionのページに行って、「Notionを無料で使ってみる」ボタンから登録してください。Google IDやApple IDを使ってログインすることをお薦めします。

Notionの最大の特徴は、自分で作成したページをウェブ上に公開できることです。もちろん、URLは複雑ですので、URLを教えた人だけが見れると考えてください。

また、ページには画像のカバーを付けることができます。また、様々な書式ブロックが用意されており、複雑なレイアウトを簡単に作成することができます。さらに外部のサービスとの連携も行うことができ、ウェブ上で使うことを前提に考えられているシステムとなっています。

どのようにメモを管理してまとめていくかは、あなた次第ですが、一律の使い方ではなくて、個性的な使い方もできるので、そこはアイデア次第です。

 

Zoomの使い方を書き残しておくことにしました

テレワークで使用するリモートアプリにはいくつかありますが、無料のアプリとして日本で最も使われているのは「Zoom」というアプリです。

実際には、無料版と有料版がありますが、とりあえず、個人事業主や中小企業の方は、無料版で十分かと思います。無料版の場合、最大100人までの参加者のミーティングが開催できます。ただし無料版の場合は、ミーティングの接続時間が40分という制限があります。(会議が長くならないので逆にいいかもです)

このZoomというアプリは、PC版とスマホ版の2つがありますが、テレワークの場合は、画面のサイズが大きい方が見やすいので、PC版を使われている方が多いと思います。

自分の画像と音声を伝えるためには、パソコンにWebカメラやマイクの機能が付属している必要があります。

最近のノートパソコンであれば、Webカメラとマイク機能は標準で付属しているものが大部分ですが、デスクトップパソコンの場合は、別途、マイク機能付きのWebカメラを購入する必要があるかもしれません。

最近のWebカメラは、パソコンのUSBに接続するだけで設定なしで使えます。
ノートパソコンに付属のWebカメラと比べると高解像度で暗い場所でも明るさ調整してくれる機能や、マイク性能もいいものが多いので、いろいろと探してみてください。

最近は、テレワークが増えてきているために、Webカメラの需要が大幅に増加しており、品薄状態になっています。(びっくりですね)

今回はZoomの導入方法と使い方について簡単に説明していきたいと思います。

 

1.Zoomのミーティングに参加する形で始める方法

まず最初に、Zoomのミーティングに参加を要請されて始める方法から説明します。

Zoomは「オンラインミーティング開催のためのアプリ」です。ミーティングといっても、最低人数2人から多人数まで対応しています。

オンラインミーティングを開催する人は主催者として、参加者にメールで招待状を送ることができます。

ミーティングに参加する人のパソコンにZoomが入っていない場合は、受け取ったメールにある招待状のURLをクリックすると、Zoomのダウンロードを求められますので、画面に従ってダウンロードとインストールをすることができます。

インストールが終了すると、ミーティングへ参加するための名前を求められます。

あなたのパソコンがWindowsの場合であれば、ミーティングに参加する場合は「名前」だけの入力で大丈夫なのですが、Mac(Apple)のパソコンの場合は、メールの招待状に書かれている「ミーティングID」と「パスワード」をあわせて入力する必要があります。

ミーティングに参加することができれば、あなたのパソコンにはZoomというアプリがすでにインストールされている状態となっています。

この時点で、こんなアイコンがあると思います。

Zoomのアイコンとかstartzoomアイコン

などのアイコンがあれば、すでにZoomはインストールされています。

ところが、ミーティングが終了した後に、あなたのパソコンでZoomのアプリを起動してみると、以下のような画面が出てきます。

Zoomへのログイン画面

つまり、ミーティングへ参加する側であれば、ログインを求められないのですが、ミーティングの主催者になるためには、ログインが必要ということになります。

ログイン方法は、

(1)「無料でサインアップ」をクリックして、新規のアカウントを作成する
(2)Googleのアカウント(GmailとGmailパスワード)でログインする
(3)Facebookのアカウントでログインする

の3つの方法が選択できます。

一般的には、Googleのアカウントでサインインするのが簡単だと思います。

Gmailを持っている人は、「Googleでサインイン」をクリックすると、ブラウザが起動しますので、GmailとGmailのパスワードを入力すると、Zoomへのサインインが成立して、以下のような画面が出てきます。

Zoomのホーム画面

この画面は、Zoomのホーム画面となります。

 

2.ZoomのサイトからZoomのアプリをダウンロードして始める方法

次に、自分でZoomアプリをダウロードしてインストールする方法について説明します。

Zoomのサイトは、以下のURLになります。

https://zoom.us/jp-jp/meetings.html

このサイトを開くと、以下のようなトップ画面が出てきます。

Zoom トップ画面

この画面を下方向にスクロールして一番下にいくと、以下のような画面になりますので、ダウンロードという項目の中にある「ミーティングクライアント」をクリックします。

Zoom ダウンロード

そうすると、ダウンロードページが出てきます。

Zoom ダウンロードページ

このページから、「ミーティング用Zoomクライアント」をダウンロードできます。

ダウンロード後、インストールしていただければ、パソコンでZoomのアプリを起動することができるようになります。

Zoomのアイコンをクリックすると、サインインの画面が出てきます。

Zoomへのログイン画面

ここでは、前項で書いた内容と同じように、サインインを行ってください。

すると、Zoomのホーム画面が表示されます。

Zoomのホーム画面

 

3.今すぐミーティングを開催して、使ってみる方法

会社などの場合は、ミーティングをスケジューリングして、何日の何時から始めるといったこともあるでしょうが、すぐに始められる方法もあります。

それは、Zoomのホーム画面で、「新規ミーティング」というボタンを押すだけです。

新規ミーティングをクリックすると、いきなりWebカメラで自分の顔が出てきます。一番最初は、「コンピュータでオーディオに参加」とかのボタンが出てきますので、適当に押してください。

Webカメラの一番下の部分に以下のようなバーが見えています。

Zoomのバー

(1)招待状をメールで送る

このバーの中に「招待」というところがあるので、クリックします。

Zoom 招待状

すると、上のような画面となります。そこで、画面下にある「招待のコピー」のボタンをクリックします。

クリックするだけで、招待状がクリップボードにコピーされます。

これを自分がよく使っているメールに貼り付けて、参加者にメールしてください。

当然ですが、参加者の方とあらかじめ電話連絡してメールをすることを伝えておいてください。

(追加)

※上記の機能については、Zoomのバージョンアップにより、「招待」というボタンがなくなりました。代わりに「参加者の管理」というボタンがあります。このボタンをクリックすると、画面の右側に参加者の一覧が出てくるのですが、その一番下に「招待」というボタンがあります。この招待ボタンをクリックすると、上の画面が出てきます。

 

(2)直接ミーティングIDを伝えて参加してもらう

メールで招待状を送らなくても、画面の左上に表示されている「ミーティングID」を電話で伝えて、Zoomのホーム画面の「参加」ボタンからミーティングIDを入力してもらって参加してもらうこともできます。
(相手のパソコンにすでにZoomがインストールされている場合です)

※ミーティングのパスワードが必要な場合は、招待ボタンを押して出てくる画面の右下にパスワードが確認できますので、それを伝えます。

(追加)

上記のミーティングIDやパスワードの確認ですが、Zoomのバージョンアップにより以下のようにして確認できるようになりました。

新しいミーティングを開いて画像がでてきたら、ウィンドウの右上にある[ i ]のボタンを押します。

ミーティングIDの確認 iマーク

そうすると、以下のような画面が出てきます

ミーティングIDとパスワードの確認

この画面で、ミーティングIDとパスワードが確認できます。パスワードは通常のパスワードに加えて、数字のパスワードもあります。電話で伝える場合は、数字のパスワードを伝えると便利です。

さらに、招待URLなどもここでコピーできますので、メールに貼り付けて送付することもできます。

 

(3)スピーカービューとギャラリービュー

参加者の方がミーティングに参加してくると、画面の中に相手の顔が見えてきて、お互いに会話することができるようになります。

最初は、相手の顔が大きく見えているモード(スピーカービュー)になっていますので、画面の右上にある「ギャラリービュー」をクリックすると、全員が均等のサイズになるモードに変わります。

相手の画面を大きく表示したい時は、再びスピーカービューに切り替えてください。

 

(4)チャットを使う

画面下のバーにあるチャットをクリックすると、画面の右側にチャットのカラムが表示されるようになります。

一番下の部分にある入力欄に文字を入れてEnterキーを押すと、文字が伝わります。

このチャットを利用して、相手にファイルなども送付することができます。

 

(5)ミーティングの画面と声を録画する

ミーティングの内容を録画することができます。ミーティングの主催者であれば、一番下のバーの中にある「レコーディング」を押すと、すぐに録画がスタートします。

録画が始まると、同じ場所に、一時停止ボタンや終了ボタンが表示されます。

録画した動画は、Windowsのパソコンであれば、ドキュメントの中のZoomというフォルダの中に動画が保存されます。

初期状態では、主催者以外の人がレコーディングのボタンを押しても録画することができないようになっています。

もし、ある参加者に録画を許可する場合は、その参加者の画像の上で右クリックして、「レコーディングを許可」をクリックしてください。この操作により、録画を許可された参加者は録画ができるようになります。

録画した動画については、ミーティングを終了した段階で保存され、動画ファイルに変換されます。

録音された動画を見る場合は、Zoomのホーム画面の上にあるメニューから「ミーティング」をクリックして、「録音済み」項目をクリックします。

録画された動画は、「再生」ボタンを押すことで閲覧できます。

 

(6)マイクやスピーカー、Webカメラの切り替え

パソコンに2つ以上のマイクや、2つ以上のWebカメラがあるような場合は、マイクやWebカメラを切り替えて使うこともできます。

マイクのアイコンの右にある上向きの「^」印をクリックすることで、マイクやスピーカーのデバイスを切り替えることができます。

Zoom マイクの切り替え

マイクやスピーカーが正常に機能していない場合は、「オーディオ設定」を開いて、正常に機能しているかをチェックしてください。

Zoom オーディオ設定

この画面で、スピーカーやマイクのデバイスを切り替えることで、音の状態を出力レベルや入力レベルで確認することができます。

一方、Webカメラの切り替えの場合は、ビデオのアイコンの右にある「^」印をクリックしてください。

Zoom Webカメラ

上記の画面では1つのWebカメラしかありませんが、2つ以上のWebカメラがパソコンに接続されている場合は、Webカメラの切り替えがこのメニューの中で出来ます。

さらに、「ビデオ設定」をクリックすると、詳細な設定を行えます。

Zoom ビデオ設定

ここでは、カメラの設定が行えます。

ここで注目すべき項目は、「マイビデオをミラーリング」という部分です。Webカメラに向かって、右手を上げると、画像の方も右手が上がります。つまり、鏡に映ったような画像で表示されているのです。

ところが、これを相手が見た場合は、どうでしょうか?

相手は、右手が上がった画像を見て、左手を上げていると見えてしまうのです。

つまり、「マイビデオをミラーリング」にチェックしているということは、左右を逆にして画像を出しているということになります。

紙に文字を書いたものを見せるような場合は、「マイビデオをミラーリング」のチェックを外しておかないと、相手は文字が読めないことになります。

この部分は、なかなか気づかない部分なので注意しておきましょう!

 

4.相手とすぐにつながるために、相手を連絡先に登録する方法

いつも連絡を取り合う相手に、ミーティングIDやパスワードをメールや電話で伝えることは大変です。

そこで、Zoomでは連絡先というものを登録できるようになっています。

Zoomのホーム画面の上にあるメニューに「連絡先」というメニューがあります。

Zoomのログインに使っているメールアドレスをお互いに交換することで、簡単に連絡先を登録できます。

Zoomの連絡先の画面を開きます

Zoom 連絡先

上の図の赤い丸の部分の+印をクリックすると、「連絡先の追加」というメニューがありますので、クリックします。

Zoom 連絡先の追加

上の画面が出てきますので、相手のZoomのメールアドレスを入れて、「連絡先の追加」ボタンを押します。

相手に連絡が届き、相手が承諾することで、お互いの名前が連絡先に追加されます。(外部連絡先という項目の中に追加されます)

一旦、相手の名前が連絡先に追加されれば、相手の名前部分にある「ミーティングに招待」ボタンを押すだけで、すぐに相手がミーティングに入れるようになります。

 

5.Webカメラやヘッドセットを購入したい人へ

最近のノートパソコンであれば、そのままでZoomが使えると思われますが、Webカメラが付属していないパソコンの方は、別途Webカメラを購入する必要があります。

ほとんどのWebカメラにはマイク機能は付属していますが、スピーカーの機能はついていません。

パソコンからの音が小さくて聞き取りづらいという方は、パソコンに接続できるヘッドセット(ヘッドフォンとマイクが一体型のもの)を購入するか、スピーカー自体を購入する必要があります。

特に気を付けてほしいのは、USBのタイプです。

多くのWebカメラやヘッドセットの場合は、USB2.0、USB3.0というタイプが主流なので、USB3.1タイプの小さなUSBには対応していないことが多く、変換アダプタやUSBハブなどが必要になることもあります。

Webカメラやヘッドセットの接続と設定

基本的に、USB接続するだけで認識され使えるようになると思います。

ただし、Zoomを起動したら、まず設定画面に行ってください。

Zoom 設定

上の図の歯車マークをクリックすると、設定画面が表示されます。

設定画面の左側のメニューから「ビデオ」を選択して、カメラの種類を選択してください。(画像が出ていれば大丈夫です)

次に「オーディオ」を選択して、スピーカーとマイクをそれぞれドロップダウンリストから選んで、「スピーカーのテスト」、「マイクのテスト」ボタンを押して、ちゃんと音が出てくるかをチェックしてください。

オーディオについては、きちんと設定されていないと音が聞こえてこなかったり、自分の声が相手に聞こえなかったりするので、最初に十分に確認しておいてください。

最後にひとこと

それでは、頑張ってZoomを使ってみてください。

Zoomアプリを使うことで、単なるコミュニケーションアプリを越えて、工夫次第で新しいビジネスの形を見つけていけるかもしれません。

今回は、パソコン上のZoomについて書きましたが、スマホ上でもZoomアプリは使えますので、インストールして試してみてください。

PDFの上に線を引いたり、文字を入れたりできるソフト3種類

PDFを表示できるソフトは沢山あります。

一般的なブラウザもそうですし、一般的には「Adobe Reader DC」という無料のソフトをネットからダウンロードして使っている方がほとんどだと思います。

ただ、PDFの上にマーカーで線や丸を書きたいとか、コメントなどを文字で書きたいというと、そのようなソフトはそれほど多くはありません。

本来であれば、Adobeの有料のソフトを使えば可能なのですが、最近のAdobeのソフトがサブスクリプションのタイプになって、永久にコストを支払う形になったので、できれば「無料で」という人が増えているように思います。

今回は、PDFのドキュメントの上に、マーカーで描画ができたり、文字が追加できたりする無料のソフトをご紹介しようと思います。

 

1.Microsoft Edge(PDFの上に線で描画できます)

Windows 10に付属している標準のインターネットブラウザソフトがEdge(エッジ)です。

通常は、ネットを見るだけのソフトですが、実はPDFのドキュメントに対して線で描画する機能を持っています。

以下に方法を書きます。

(1)任意のPDFファイルのアイコンの上を右クリックして、「プログラムから開く」⇒「Microsoft Edge」をクリックします。

(2)PDFが表示されます。

(3)画面の上部に以下のようなバーがあります。

 

Microsoft Edge(PDFの上に線で描画できます)

(4)「ノートの追加」という部分をクリックします。

(5)画面が変化して、ウィンドウのトップの部分に以下のようなメニューが追加されます。

 

(6)追加されたメニューは左から「ペン」「蛍光マーカー」「消しゴム」となっており、ペンは、色やサイズなども自由に変えられます。

Microsoft Edge(PDFの上に線で描画できます)

(7)PDF上に描画した後、名前をつけて保存のボタンから、別の名前でPDFを保存することができます。

Microsoft Edge(PDFの上に線で描画できます)

通常のブラウザなのに、簡単に描画ができて、それを保存できるので、気軽に使うにはもってこいです。是非お試しください。

 

2.PDF Reader(Windowsストアからのアプリ)

以外と知られていませんが、Windowsストアからの無料のアプリにも結構使えるアプリもあるんです。

それが、今回ご紹介する「PDF Reader」という平凡な名前のアプリです。

このアプリは、Windows 10のパソコンであれば、簡単にインストールすることができます。

以下に方法を書きます。

(1)スタートボタンの右側にある検索欄に「ストア」と入力から、Enterキーを押します。

(2)Microsoft ストアが開きます。

(3)ストア画面の上部にある検索ボタンを押すと、検索欄が現れますので、そこに「PDF」と入力して、Enterキーを押します。

(4)PDF関係のアプリが表示されますので、「PDF Reader」をクリックします。

PDF Reader

(5)上部にある「インストール」ボタンを押してインストールします。

(6)少し待つとダウンロードされてインストールされます。

(7)任意のPDFファイルのアイコンの上を右クリックして、「プログラムから開く」⇒「PDF Reader」をクリックします。

(8)PDF Readerが起動して、PDFドキュメントが表示されます。

(9)アプリの上部には以下のようなメニューが表示されています。

PDF Reader

(10)左から「蛍光マーカー」「下線」「取り消し線」「お絵描ペン」「注釈」「文字入力」「スタンプ」「ハイパーリンク」というような機能があります。

(11)編集後は、一番右にある「・・・」をクリックすると、サブメニューが表れて、その中の「として保存」をクリックすると、名前を付けてファイルを保存することができます。

結構機能的にも充実しており、PDFに文字を書き込めるという意味で重宝するソフトだと思います。

このアプリは、最初に起動するときに、メールアドレスなどの登録が必要かもしれません。

 

3.Foxit Reader(窓の杜からダウンロードできるフリーソフト)

PDFの編集について、より高度なことができるフリーソフトとしては、「Foxit Reader」が有名です。

このソフトは、「窓の杜」というWindowsのフリーソフトをダウンロードできるサイトから手に入れることができます。(安全なサイトです)

Foxit Readerのダウンロードページはこちら

Foxit Reader 窓の杜

こちらのサイトからダウンロードして、インストールしてください。

インストール途中で以下の画面が出てきます。

Foxit Reader 窓の杜

標準インストールですと、WordアドインやPPTアドインにチェックがされています。もしWordやPowerpointのメニュータブにFoxit Readerの表示が必要ない場合は、チェックを外してください。

※もし、ワードなどにタブが入った場合でも、そのタブを右クリックして、「リボンのユーザー設定」をクリックして、Foxit Readerのタブを非表示にできますので、心配はありません。

さらに次の画面で、

Foxit Reader 窓の杜

保護モードの設定の中の「保護モードを有効にする」はチェックしたままで大丈夫です。

さらに最後の画面では、以下の画面のように、上2つだけにチェックするように変更してから、次へボタンを押してください。

Foxit Reader 窓の杜

以上の手順で、インストールが完了してゆくと思います。

インストール完了後は、以下のような操作となります。

(1)任意のPDFファイルのアイコンの上を右クリックして、「プログラムから開く」⇒「Foxit Reader」をクリックします。

(2)上部に多機能なメニューが表示されています。

(3)特に「注釈」タブの中の機能を使うことで、PDFドキュメント上に様々な加工ができるようになっています。

Foxit Reader 窓の杜

※スタンプ機能がとてもユニークですし、カスタムスタンプも作れます。

(4)編集したPDFは「ファイル」から「名前を付けて保存」で保存することができます。

Foxit Readerは、非常に多機能なPDF加工ソフトです。

本格的に使わないにしても、パソコンにインストールしておけば、重宝するソフトになると思います。

 

4.PDF加工ソフトの役割について

最近は、重要な書類はPDFに書き出して、メールで送るということがあたりまえになっています。

しかし、通常ではこれらのPDF書類に何かを書き込んで、送り返すということができません。

これは、PDF自体がドキュメントの改ざんを防ぐという意味で使われているためです。

今回ご紹介したソフトについても、PDFドキュメントの上に描画や文字入れができますが、これは本来のPDF部分の上に画像を載せているだけで、本来のPDFドキュメント自体を編集しているわけではありません。

このため、加工でプラスされた部分は、PDFドキュメントに埋め込まれるわけではないので、後から削除することもできるようになっています。

このような意味で、PDFドキュメント自体の「完全性」は損なわれているわけではありません。

つまり、PDF上で書き込んだものは、あくまでも付録であるという認識で使うようにしてください。

 

スクロール画面コピーも取れる多機能フリーソフト:PicPick

1.スクロール画面コピーとは?

通常の画面コピーというのは、画面上に見えている部分だけを画像として取得することをいいます。

これに対して、スクロール画面コピーというのは、ウインドウの内部をスクロールさせながら、ウインドウの見えていない部分まで含めて全体をコピーすることを言います。

インターネットブラウザソフトの中には、ページ全体をコピーするプラグインなどを持つものもあるのですが、一般的なソフトやウィンドウに対して、スクロール画面コピーができるというソフトは非常に少ないと思います。

今回、ご紹介するソフト「PicPick」は、Windows 10にも対応しているスクロール画面コピーがとれるソフトなのですが、それ以上に取得した画像を簡単に加工できる機能もあり、無料で使えるソフトとしては画期的なものです。

さらに、ソフトのデザインは、Microsoft Officeライクなデザインとなっており、一見するとMicrosoftが作ったものではないかと思うほどのレベルです。

 

2.「PicPick」ソフトのダウンロード方法

PickPickのダウンロードサイト

スクロール画面コピーソフトPicPick

上記のリンクからPickPickのサイトに行って、「Download」ボタンを押します。

スクロール画面コピーソフトPicPick

無料と有料のタイプがありますので、「Free」の方の「Download」をクリックして、ダウンロードを行います。

ダウンロードした「pickpick_inst.exe」をダブルクリックして、インストールを実行します。

PicPickインストール

「次へ」ボタンを押します。

PicPickインストール

「同意する」ボタンを押します。

PicPickインストール

「インストール」ボタンを押します。

PicPickインストール

「完了」ボタンを押します。

PicPickインストール

ここで「はい」を押すと、初期状態で設定されているホットキーの組み合わせを変更できる画面が表示されます。

特にそのままでいい場合は、「いいえ」を押します。

 

3.「PicPick」ソフトの使い方

ソフトの使い方はとても簡単です。

このソフトを起動する以下のような画面が出てきます。

スクロール画面コピーソフトPicPick

左の青い部分にある「環境設定」では、ソフト全体の設定を変更することができます。

中央の「スクリーンキャプチャー」にある8個の項目は、それぞれ画面コピーの種類を示しています。

この中にある「スクロールウィンドウ」というのが「スクロール画面コピー」を行うものになります。

スクロール画面コピーソフトPicPick

ここでは、例として、PicPickのサイトページを「スクロール画面コピー」してみます。

「https://picpick.app/en/」のサイトをブラウザで開いた状態にして、PicPickの「スクロール画面コピー」の文字をクリックします。

それから、マウスをブラウザのウインドウの中に移動させます。

すると、画面の中に緑の枠ができて、枠の左上に「オートスクロール」という文字が出てきます。

PicPick オートスクロール

この状態で、ウインドウの内部をクリックすると、自動的に画面がスクロールしながら、ページの一番下まで移動しながら、画面のコピーを実行します。

この操作が終了すると、PicPickのソフトの画面上に、取得した画像が表示されます。

ここでは、取得した画像を自由に加工することができます。

スクロール画面コピーソフトPicPick

(上記画面は、取得した画面をリサイズ機能で50%に縮小したものです。)

これを「ファイル」から「名前を付けて保存」したものが、以下の画像になります。

スクロール画面コピーソフトPicPick

このように、スクロールされた画面全体をキャプチャーした画像を得ることができます。

 

4.「PicPick」は、起動時に常駐するソフトです

通常のインストールを行うと、パソコンを起動した時点で、このソフトは常駐しているソフトになります。

このソフトが常駐する利点としては、ショートカットキーだけで、画面のコピーが瞬時にできるということがあります。

例えば、「Alt」+「Print Screen」のキーを押すだけで、このソフトがアクティブウィンドウを画面コピーし、その画面を瞬時に表示してくれます。

その他にも様々な画面コピーのホットキーがありますので、自由自在の画面コピーを行うことができます。(ファイルの環境設定の中のホットキーで確認できます)

PicPick ホットキー

エクスプローラーの画面をスクロール画面コピーをすれば、フォルダやファイルの一覧を画像として保存することもできます。

もし、常駐するのが嫌な場合は、「ファイル」→「環境設定」→「一般」の中にある「Windowsスタート時に自動実行」のチェックを外してください。

 

5.画面をコピーした画像や、新規に作成した画像を、他のソフトと一瞬で共有できます

画面の一部を取得した画像などを、他のソフトに送ることができます。

facebook、TwitterなどのSNSに送ったり、Dropbox、Google Drive、OneDriveなどのクライドストレージに送ったり、Word、Excel、Powerpointなどのソフトに送ったりすることができます。

 

6.新規にキャンバスを作成して、描画もできます

「ファイル」→「新規作成」とすることで、幅と高さと背景色を指定したキャンバスを作成できます。

このキャンバスは、お絵描きツールのように、文字や図形などを入れて自由に編集し、保存することができます。

まさに、「ペイント」と同じような機能です。

 

7.さらに付加的な機能もあります

これらの画面コピー機能に加えて以下のような機能もあります。

●カラーピッカー(画面上にある色をピッカーで取ると、色のコードやRGB情報を取得することができます)

●ピクセル定規(画面上にピクセル定規を置いて、ピクセル数を測定することができます)

●分度器(画面に表示しているものの、角度を測定することができます。)

 

非常に多機能な画面コピーソフトなので、応用範囲も広く、ビジネスにも趣味にも幅広く利用できると思います。

是非インストールして、試してみてください。