インターネットで表示される行動ターゲッティング広告とは?

インターネットの画面に表示されている広告には、あなたの好みに合わせて自動で表示されている広告がいくつかあります。

特定のサイトにログインしていない状態にもかかわらず、いつも同じ広告がサイドバーに出ているということに気づくことはありませんか?

これらの広告は、行動ターゲッティング広告(追跡型広告・インタレストベース広告)と呼ばれており、あなたがネット上で見た商品がクッキーファイルに保存されることにより、広告を繰り返し表示させるような仕組みが動いているのです。

Amazonのサイトなどのように、ログインすると以前にチェックした商品が優先的に表示されるというような機能はこれらの広告とは異なります。

これらの行動ターゲッティング型のクッキーファイルは、インターネットの一時ファイルやクッキーファイルを削除する処理を行っても簡単に消えることはなく、永久に追跡し続けるという傾向があるのです。

そこで、これらの行動ターゲッティング広告を表示させたくないということで行う処理を「オプトアウト(Opt-out)」と呼んでいます。

広告をオプトアウトするためには、その広告バナーの端に表示されているリンクをクリックして、広告の大本のサイトに行き、行動ターゲッティングをやめさせるような処理を行う必要があります。

行動ターゲッティング広告の代表的なものは、Yahooショッピングや楽天ショッピングなどの商品バナーやGoogle広告などもそれにあたりますが、これらについてはそれほど危険なものではありません。

しかし、中には、危険なサイトからのバナーがその中に含まれていることがあります。

そういう意味でも、これらの行動ターゲッティング広告をオプトアウトしておくことは、インターネットを安全に使うという意味でも大切なことになります。

本来は、それぞれの広告掲載管理サイトでオプトアウトを実行する必要があるのですが、その手間はとても大変ですし、どの広告が行動ターゲッティング広告になるのかを知ることも難しいと思います。

そこで、とりあえずまとめてオプトアウトを実行できるサイトをご紹介いたします。

NAI: Network Advertising Initiative
http://www.networkadvertising.org/choices/

このサイトに行って、「select all」した後「submit your choices」を押すか、もしくは「choose all companies」を押せば、とりあえず有名どころの行動ターゲッティング広告を解除することができます。(全部ではありませんが)

行動ターゲッティング広告は、人の好みを判断して広告を表示し、より効率的にクリックさせる目的で生まれたものですが、中にはウイルスやアドウェア(スパイウェア)などが、ブラウザを支配して危険な広告を表示させるような動きをすることもあるので、十分に注意して接する必要があると思います。

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