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突然、パソコンウイルスに感染した時の対処方法とは?

ここでいうウイルスは、新型コロナウイルスのことではなくて、コンピュータウイルスのことです。

最近は、ネット上にもやばいウイルスがいて、だまされてウイルスをパソコンに感染させてしまう人が増えているようです。

一旦ウイルスに感染すると、パソコンの起動時に画面が出てきて消えなかったり、最悪の場合は、画面自体が乗っ取られて操作もできなくなるケースもあるようです。

ウイルスが感染すると、怪しい画面がたくさん出てきて、パニックに陥ってしまうことが多いと思います。

そのような時に、落ち着いて対処して、パソコンを通常の状態に戻すための方法と、そうならないための準備をしておきましょう。

 

1.ウイルス対策ソフトを入れていても、ウイルスに感染することがある

皆さんは、ウイルス対策ソフトを入れているので、私のパソコンは大丈夫と思っていませんか?

パソコン教室にウイルス感染の相談をしてくる方のほとんどは、ウイルス対策ソフトをインストールしている方なんです。

ウイルス対策ソフトを入れているのに、どうしてウイルスに感染するのでしょうか?

それは、ウイルスから巧妙にだまされて、自分自身でウイルスをパソコンにインストールしているからなのです。

それと、ウイルスでありながら、ウイルス対策ソフトで引っかからないというタイプのものが増えていることも原因の一つです。

 

2.ウイルスはブラウザからやってくる

ウイルスは、突然感染するわけではなくて、必ずインターネットブラウザ上から侵入してくるルートをたどります。

Windows 10では、インターネットエクスプローラー、Edge、Chromeなどのブラウザを使用していると思います。

これらのブラウザでインターネットを閲覧していると、突然画面が出てきて、こんな言葉を投げかけてきます。

「あなたのパソコンは危険ですので、今すぐスキャンしてください」

「あなたのパソコンのセキュリティは更新が必要です。すぐに更新しますか?」

このような類の言葉を投げかけてくるのは、なんとWindowsやMicrosoftになりすましたウイルスなのです。

WindowsやMicrosoftから、言われた場合、まじめな人ほど信じてしまうと思いますが、「今すぐスキャン」や、「すぐに更新」などの言葉を信じて、ボタンをクリックすると、パソコンにあっという間にウイルスがインストールされてしまうのです。

これらのウイルスがやっかいなのは、ページを表示した時に何もしていないのに上記のような問いかけ画面が表示されることや、そのページから前のページに簡単に戻れないようにしたりしていることです。

このような場合の対処方法としては、絶対にボタンを押さないことと、ブラウザソフトをすぐ閉じてしまうことしかありません。

中には、ブラウザ自体が閉じられないという状況になることがあります。

そのような場合は、タスクバーを右クリックして、「タスクマネージャ」をクリックして、起動中のブラウザアプリを選んで、「タスクの終了」ボタンを押してください。

 

3.感染すると最悪の場合、画面が乗っ取られてしまいます

ウイルス感染の画面

 

上記の写真は、ウイルスに感染した人の画面です。

ここで恐ろしいのは、WindowsファイアウォールやWindows Defenderと呼ばれるWindowsの標準機能のふりをしていることです。

この場合、「クイックサポート」や「安全に戻る」という2つのボタンがありますが、どちらのボタンを押しても大変危険です。

右下にあるWindowsのサポート電話ですが、ここに電話すると外国人につながって、パソコンを遠隔で操作され、法外なサポート料を請求されることになるようです。

でも、誰も頼る人がいない場合は、どうしたらいいのでしょうか?

 

4.ウイルスの画面をまずは消しましょう

恐らく、マウスでいろんなところをクリックしても、このような画面は簡単には消せないようになっています。

そこで、伝家の宝刀「Ctrl」+「Alt」+「Delete」という3つのキーを押してください。

青い画面に変わったら、中ほどにある「タスクマネージャ」をマウスでクリックしてください。

タクスマネージャーを起動すると、起動中のアプリの一覧が出てきますので、タスクマネージャ以外のアプリを選択して、「タスクの終了」ボタンを押してください。

そうすると、画面を覆っていたウイルスの画面がすべてきれいに消えると思います。

 

5.ウイルス対策ソフトでは、侵入したウイルスを駆除できない。

ウイルス対策ソフトが入っているパソコンであれば、パソコンをスキャンすることでウイルスを駆除できるに思うのですが、事はそれほど簡単ではありません。

ウイルス作成者は、有名ウイルス対策ソフトは研究済みであり、一旦ウイルスが感染すると、既存のウイルス対策ソフトを抑え込んでしまうことが多いのです。

ですから、多くの場合他の手段でウイルスの駆除を行う必要が出てきます。

 

6.そこで登場するのが。「Adwcleaner」というソフトです

このソフトについては、昔、本ブログで紹介していますので、詳細はこちらの記事を読んでいただくといいのですが、問題はウイルスに感染した状態で、このAdwcleanerをどのように手に入れればいいのかという問題です。

このソフトは、インストールを必要とせず、デスクトップ上で単独に動くことができるソフトです。

このソフトを手に入れるためには、インターネットブラウザを起動して、ソフトをダウンロードする必要があるのですが、一旦ブラウザを起動すると再びウイルスが動き出して、画面を占有してしまうので、感染したパソコンでソフトをダウンロードすることは危険です。

そこで手段としては、別のパソコンでこのAdwcleanerをダウンロードし、USBメモリに入れて、そのUSBメモリ経由で感染したパソコンにコピーするのが一番いい手段になります。

別のパソコンから以下のサイトに行ってください。

Vector : AdwCleaner 7.2.1

Vectorという安全なサイトです。
必ず、このVectorというサイトからダウンロードしてください。

このファイルは、EXEファイルと形式で単独で実行できるソフトのファイルになっています。

ダウンロードしたファイルをUSBメモリに入れて、ウイルス感染したパソコンにそのUSBメモリを接続してください。

感染したパソコンのエクスプローラーの「PC」を開いて、USBメモリからadwcleaner_7.2.1.exeをデスクトップにコピーしてください。

このファイルをダブルクリックすると、まず許可の画面が出てきますので、ここでは「はい」を選択してください。

Adwcleaner 起動

「はい」をクリックするとソフトが起動してきます。

Adwcleaner 起動

このソフトの「今すぐスキャン」を押すと、スキャンが開始されて、感染したウイルスを見つけてくれます。

ウイルスが見つかった場合は、「クリーニング&リペア」のボタンを押して、さらに、「クリーニング後自動で再起動」ボタンを押してください。

パソコンが再起動してきたら、ウイルスはすべて削除されているはずです。

 

7.Adwcleanerは、いつでもデスクトップ上に置いておきましょう

ウイルスに感染した人に限らず、今後の危険なウイルスを削除するために、デスクトップ上にAdwcleanerをいつもおいておきましょう。

そうすることで、いざという場合も、ウイルスの駆除ができるのでとても安心です。

 

8.再び感染しないためのブラウザの履歴の削除

現在の多くのウイルスはブラウザの画面を経由して感染するものがほとんどです。

インターネットを見ているだけで、多くのファイルがパソコンの中に入ってきており、その中には危険なファイルがあることもあります。

一度ウイルスに感染したパソコンは、ブラウザの履歴の中にウイルスのプログラムファイルが入っていて、再び感染する可能性があるので、必ず履歴ファイルを削除することが必要です。

ウイルスに感染したことがないパソコンにおいても、ブラウザのソフトは、見た画面をそのまま履歴に残す性質があり、このため履歴をお掃除していないと、膨大なゴミファイルがたまっていくことになります。

また、履歴の中にはCookieファイルと呼ばれるファイルがあり、ネットショッピングなどで入力したデータが残って保存されていることがあります。

これらのファイルを定期的に削除しておくことで、ウイルスから情報を盗まれることを防ぐことができます。

さらに、ブラウザは、ログイン画面などで入れたIDやパスワードを覚える機能があります。これらはフォームデータと呼ばれており、次回からは自動的に入力される機能でとても便利なものですが、IDやパスワードがブラウザ内に保持されることは、セキュリティ的に見れば、とても危険なことになります。

IDやパスワードを覚えることは大変だと思いますが、基本的にはブラウザに覚えさせないで、毎回入力するようにした方が安全です。

ブラウザの履歴を消去するときに、これらのIDやパスワードも合わせて削除することもできます。

履歴を削除する方法はブラウザにより異なります。以下に各ブラウザでの履歴ファイルの削除方法を記します。

(1)インターネットエクスプローラーの履歴の削除方法

最近はインターネットエクスプローラ―(IE)は、マイクロソフトのサポートも切れているのでセキュリティ上は使用しない方がいいのですが、一応やり方を説明しておきます。

まず、IEのメニューバーを表示させる必要があります。メニューバーの表示がない場合は、ALTキーを押してメニューバーを表示させてください。

そして、メニューの「ツール」から「インターネットオプション」をクリックします。

インターネットオプションの画面の「全般タブ」の中の閲覧の履歴の項目の中に「削除」というボタンがありますので、それをクリックします。

8か所のチェックボックスがありますので、すべてにチェックした後に「削除」ボタンを押します。

もし、IDやパスワードを消したくない場合は、フォームデータとパスワードのチェックは外してください。

 

(2)Edgeの履歴の削除方法

Edgeの画面の右上角にある「・・・」ボタンを押します。

出てくるメニューから「設定」をクリックします。

設定画面の左のカラムから「プライバシー、検索、サービス」をクリックします。

右のカラムの中に「閲覧データをクリア」という項目があり、その中に「クリアするデータの選択」というボタンがあるので、クリックします。

画面上に「閲覧データをクリア」の画面が現れます。

ここで、時間の範囲は「すべての期間」とします。

9個のチェックボックスがありますが、上から1つ目から6つ目までをすべてチェックします。

6つ目は「オートフィル フォームデータ」です。

そして、「今すぐクリア」ボタンを押してください。

もし、IDやパスワードを残しておきたい場合は、1つ目から4つ目までにチェックしてから「今すぐクリア」ボタンを押します。

 

(3)Chromeの履歴の削除方法

Chromeの画面の右上角にある「・・・」(縦方向に点が並んでいる)ボタンを押します。

出てくるメニューから「その他のツール」→「閲覧履歴を消去」をクリックします。

閲覧履歴データの削除という画面が出てきます。

この画面は、2つの選択があります。1つは「基本設定」、もう1つは「詳細設定」というものです。

IDやパスワードを残しておきたいという場合は、基本設定を選び、3つのチェックボックスにチェックして、「データを削除」ボタンを押します。

すべての履歴データを削除したい場合は、詳細設定を選び、すべてのチェックボックスにチェックをして、「データを削除」ボタンを押します。

 

(4)Firefoxの履歴の削除方法

Firefoxの画面の右上角にある三本線をクリックします。

出てくるメニューから「設定」をクリックします。

設定画面の左のメニューから「プライバシーとセキュリティ」をクリックします。

右側のページを下方向にスクロールすると、「履歴」という項目が現れて、その中に「履歴を消去…」というボタンがあるので、クリックします。

「最近の履歴を消去」という画面が現れます。

まず、消去する履歴の期間を「すべての履歴」に変更します。

7個のチェックボックスがありますが、IDやパスワードを残したい場合は、「検索やフォームの入力履歴」のチェックを外して、その他のチェックはすべてチェックして、OKボタンを押します。

IDやパスワードも消去する場合は、7個すべてにチェックを入れて、OKボタンを押します。

 

9.ウイルスに感染しないための心構えとは?

最近のウイルスはとても巧妙で、ちょっとした油断からパソコンが感染してしまうことがあります。

今回は、ブラウザからの感染ということに注目しましたが、メールからの感染も十分考えられます。

ただし、メールの場合はウイルスの添付されたメールは、ウイルス対策ソフトでブロックされますので、気づかずに直接ウイルスが入ってくることは稀です。

むしろ、メールの場合はフィッシング詐欺と呼ばれるようなサイトに誘導され、そこから個人情報を奪われたり、ウイルスをインストールされたりということがよくあります。

フィッシング詐欺の場合は、有名な企業やショッピングサイトなどのふりをして、手続きが必要なので、すぐにこのURLをクリックして手続きしてください、というようなメールがよくあるパターンです。

メール内のURLをクリックすると、いわゆる偽造されたサイトに飛ばされますので、メール内のURLをクリックしないようにすることが大切です。

一方、ブラウザからのウイルスは非常にわかりにくい場合が多いです。

一般的には、広告が多いページ、ダウンロードボタンが多いページなどは注意してください。

また、ページの読み込みがなかなか終わらないページや、ページが表示されたとたんに小さなウィンドウが出てきてボタンを押させようとしているようなページも危険です。

また、フリーソフトや、フリー素材などをダウンロードできるサイトなどで、本来のダウンロードボタンと違うボタンを間違って押してしまうことも危険です。

特に、フリーソフトについては、フリーソフトそのものに怪しいソフトをバンドルして、インストール途中でいっしょにインストールさせるという手法が取られることがあります。

ですから、フリーソフトを手に入れたい場合は、「窓の杜」や「Vector」と呼ばれる信頼性のあるサイトを必ず利用するようにしてください。

これらのサイトであれば、ウイルスチェックを行っているので、危険性は低いと思われます。

 

10.マイクロソフトを語る広告に気をつけて!

最もだまされやすいのが、マイクロソフトを語る広告です。

マイクロソフトのロゴマークを入れて、Microsoft Partnerなどという会社名で、いかにもマイクロソフト公認のような画面を出してきて、「あなたのコンピュータを今すぐスキャンしてください。」といった煽り文句で誘ってきます。

非常に見分けがつきにくいのですが、これらの広告はあくまでもブラウザ上に表示されているので、怪しいと思ってください。

少しでも怪しいページに来たら、すぐにブラウザを終了してください。

そして、不安に思ったら、ブラウザの履歴の削除をすぐに行ってください。

 

11.ウイルス対策ソフトは必須です

個人の方であれば、未だにウイルス対策ソフトを入れないままにパソコンを使っている人も少なからずいるかと思います。

もしくは、すでに期限切れになったウイルス対策ソフトをそのまま放置している人もいるかもしれません。

そういう方は、パソコンの調子が悪くなくても、実はウイルスに感染している確率がかなり高いです。

上記のような方は、前述した「Adwcleaner」をもらってきて、実行してみてください。

また、常駐のウイルス対策ソフトを入れるべきです。

ノートンセキュリティ、ウイルスバスター、マカフィー、カスペルスキー、ESETなどのウイルス対策ソフトを購入して、導入するようにしてください。

Chromebookは画期的なパソコンです!

Chromebook 画期的なパソコン

皆さんは、Chromebookというパソコンをご存知ですか?

ほとんどの方は、名前はどこかで聞いたことがあるが、どんなパソコンなのかを知らないというレベルだと思います。

私自身もこれまで全く触れてこなかったのですが、パソコン教室として、Chromebookのことを知っておいたほうがいいだろうと考えて、2ヶ月ほど前になりますが、Chromebookを購入してみました。

現在販売されているChromebookのメーカーは、「ASUS」、「Acer」、「Lenovo」、「HP」などになります。

一般的には、WindowsやMacなどに比べると、全体的に低価格なものが多く、CPUは「Celeron プロセッサー」などの安いCPUで、SSDやeMMCなどのストレージの容量も小さいものが多いという傾向です。

Chromebookの用途は、小学校や中学校での使用を考えて、できるだけ低価格に抑えているのだろうという印象を持ちます。

私が購入したChromebookは、HPの製品で、Amazon限定モデルの34800円という価格のものでした。(現在はAmazonでは売り切れ状態になっているようです。)

このモデルは、もともと「HP Chromebook x360 」というモデルを、HPが改良して学校向けに販売したものではないかと思われます。

最近、テレビで八王子の小学校などで使われていることが紹介されて、日本でもかなり普及してきている感じを受けました。

一方、世界的に見ても、昨年の新型コロナの流行により、企業などでテレワークが普及してくる中で、Chromebookを使って会社のパソコンにリモートで接続して仕事を行うという人も増えてきているそうです。

2020年度のChromebookの売り上げ台数は、AppleのMacパソコンの売り上げ台数を上回ったらしく、急激にシェアを伸ばしていると言われています。

この理由としては、以下のことが考えられます。

  1. Chromebookは何より価格が安い
  2. Androidのアプリを使用できる
  3. Googleのすべてのサービスを使用できる
  4. パソコンの起動が、びっくりするほど速い
  5. パソコンの終了が、びっくりするほど速い
  6. パソコンの処理がスムーズで速い
  7. ウイルス対策ソフトが組み込まれており、別途購入する必要がない
  8. ウイルスに感染する危険性がほとんどない
  9. アップデートの回数が少ない
  10. USBやSDカードが使える
  11. テレワークに必要なカメラ、マイク、スピーカーを標準装備している

このような利点があるChromebookですが、そのメリットだけではなくて、デメリットも十分に知っておく必要があると思います。

そういうことで、私自身で体験して感じた部分について、ご紹介したいと思います。

 

1.なぜChromebookは安いのか?

Chromebook 画期的なパソコン

私が購入したChromebookのスペックを紹介しておきます。

メーカー:HP
シリーズ:14a
重量:1.33kg
ディスプレイサイズ:14インチ
タッチディスプレイ:あり
解像度:1920 × 1080
CPU:Intel Celeron N4020
メモリ:4GB
ストレージ:64GB(eMMC フラッシュメモリ)
無線:802.11a/b/g/n/ac, ブルートゥース
有線LANポート:なし
USBポート数:3
SDカードスロット:1(Micro SD)
カメラ、マイク、スピーカー:あり
光学ドライブ:なし
バッテリ駆動時間:11時間
ウイルス対策機能:2026年まで有効
価格:34,800円(価格は変動します)

基本的には、パソコンの価格は、CPU、メモリ、ストレージなどによって決まりますが、Chromebookは、それらを考えても安いという印象を受けます。

恐らく、WindowsパソコンにあるWindows OSの料金や、Officeソフトの料金、ウイルス対策ソフトの料金などが不要であるという点が大きいのだと思います。

さらに、ノートパソコンで、タッチディスプレイが使えるという点を考えると、むしろAndroidのタブレット的であると言えるのかもしれません。

 

2.Chromebookは、Androidタブレットではない!

AppleのiPadは、iPhoneと全くOSを持つタブレットで、使い勝手もほとんど同じ感じです。

つまり、iPadは大きくなったiPhoneと考えても差し支えありません。

一方で、iPadには、iPad Proというモデルがあります。これは、キーボードを接続できるiPadということになり、見た目上はChromebookと似ている部分もあると思います。

一方、Chromebookですが、一見するとAndroidのアプリが使えるということで、これはAndroidタブレットなのか?と思ってしまう部分もあるのですが、根本的にAndroidと異なる部分があることがわかりました。

それは、ChromebookのOSはChrome OSであり、Android OSではないということです。

最も大きな違いは、USB端子を持っている点です。このUSB端子には、一般のマウスや、USBメモリなどが接続でき、自動で認識されます。

このUSBの存在により、WindowsやMacとの間でデータを移動することが可能になります。

もう1つの大きな特徴は、ストレージに関することです。

Chromebookのストレージは、フラッシュメモリやSSDのようなものが多いのですが、これらはローカルのメモリとなります。このメモリは、Androidアプリを入れることで消費されますので、残りの領域に作成したファイルなどを保存するという形になっています。

一方、Googleドライブというクラウドストレージが、標準で組み込まれており、これらを使用することで、WindowsパソコンやMacとの間でデータを相互に移動することができます。

さらに、SDカードを差し込めるようになっており、こちらもストレージとして使用できます。本体のメモリ容量は少なくても、大容量のSDカードをセットすることで、ストレージの不足を補うことができるようになっています。

 

3.Chromebookの隠された機能とは?

Chromebookを購入して最も驚いたのは、Linux開発環境というものがあることでした。

このLinux環境を有効にするだけで、Linux OSとして動くこともでき、Linuxのアプリをインストールして使用することができるようになります。

つまり、Chrome OSとは全く別のLinux OSがパソコンの中に同居しているといった状態になるということです。

この同居状態は、きっちり分けられて存在しているわけではなくて、混在しているような状態で動いており、その部分がとても不思議に感じられます。

Linux開発環境は、ストレージの中の何GBを使用するかを定義することができ、それはいつでも容量を変更することができます。

さらに、Chrome OS上のフォルダをLinux側で共有する機能があり、SDカード上に作成したフォルダを共有フォルダとすることで、Linux側のストレージを大幅に増やすことができます。

今後、プログラム等を本格的に勉強したいという人にとって、Linux環境があるということは、とてもありがたいことです。

私の場合は、Pythonの勉強をするためにLinux版のAnacondaを入れたり、画像編集ソフトのGIMPを入れたり、テキストエディタとしてVisual Studio CodeやAtomなどをインストールすることができました。

通常のAndroidアプリだけでも、数えきれないほどのアプリがあるのですが、Linux用のアプリも導入できるものがあるということで、多種多様のアプリを使用することができるようになっています。

 

4.Chromebookのデメリットとは?

Chromebookは、Windowsのように絶えずアップデートに苦しむこともなく、ウイルスの脅威にも遭遇することがなく、起動や終了の待ち時間もなく、WindowsやAppleの製品のように、絶えずIDやパスワードを要求されることもありません。

唯一、起動時にGoogleアカウントのパスワードを入れるくらいです。

こんな便利なChromebookですが、仕事に使うという上ではデメリットもあります。

それは、Word、Excel、Powerpointといったビジネスで使用するソフトがインストールできないということです。

もちろん、アプリとしての簡易的なWord、Excel、Powerpointはインストールできますが、本格的なソフトではないので、とても貧弱です。

また、Windowsにインストールできるフリーソフトなどもインストールできませんので、代替のアプリを探す必要があります。

つまり、Windowsパソコンの代替として使うということを考えると、それは無理であるということになります。

恐らく、Chromebookの使い方としては、会社組織として使用するということよりも、個人がインターネットと接続して、Googleの様々なサービスを使用するといった使い方がベストなのだろうと思います。

また、安定したOSで、ウイルス感染の危険性がなく、動きも速く、アップデートもほとんどないということで、教育現場で生徒が使用するといった場合に最も適しているパソコンだと思われます。

Googleとしては、Googleドライブ上で使える「ドキュメント」「スプレッドシート」「スライド」といったOfficeソフトの代わりに使ってほしいと考えているのではないかと思いますが、使いやすさはOfficeに慣れた人にはちょっと使いにくいと思います。

一方で、私が感じたChromebookの最大の弱点は、プリンタとの接続です。キヤノンやエプソンなどのプリンタに簡単に接続できるわけではなく、接続設定に関してはまだまだ遅れていると思いました。

今後、キヤノンやエプソンなどが、Chromebook専用のプリンタ機種別ドライバを開発していただくことを期待しています。

 

5.Googleが考えるChromebookの未来とは?

Googleは、Android OSを無料で提供することで、スマホの世界で大きなシェアを得ることができています。

さらに、AppleがiOSを使って、iPhone  – Macという連携を築いたように、Googleは、Android – Chromebookという連携を考えているように思われます。

しかし、Googleが考えているのは、Androidとの連携ということよりも、Chromeブラウザを使った、Googleサービスとの連携をより強固にしてゆくのではないかと思われます。

Googleには、Googleのプログラマが開発した様々なサービスがあり、それらはローカルのアプリではなく、ネットとつながった世界でのツールという意味合いがあります。

Chromeブラウザは、ブラウザという機能を越えて、それ自体がアプリを動かす本体になってきていると思います。

それこそが、Chrome OSが目指しているものかもしれません。

一番大切なことは、パソコンというものは、ハードウェアよりも、その上で動くアプリによって選ばれているということです。

Chromebookならではアプリが今後出てくるかどうかが、Chromebookの未来を左右するのではないかと思います。

 

6.Chromebookを買いたいと思っている人へ

日本では、Chromebookはまだまだメジャーな存在ではありませんし、ネット上でChromebookを検索しても、十分な情報があるわけではありません。

ただ、Windowsパソコンしか使ったことがない方、Macのパソコンしか使ったことがない方は、Chrome OSというものの考え方に是非触れていただきたいと思います。

OSというのは、作った人の考え方を表しています。

ですから、いろんな考え方を学ぶという点で、新しいOSに触れることはとても有意義だと思います。

Chromebookも多くの人が使う中で、洗練されてくると思いますし、使いやすく改良されてくると思います。

最初から価格が高い機種を買うのではなくて、低価格なものを購入して、いろんな可能性を試してみるのがいいのではないかと思います。

AmazonでChromebookを検索すると、沢山出てきますので、いろいろと調べてみてください。

高齢者のワクチン接種状況をエクセルでマップ化する方法

エクセルには、地図上に円グラフを表示するアドイン機能があります。

今回、そのアドイン機能を使用して、全国都道府県における高齢者のワクチン接種状況をマップ上に表示してみました。

各都道府県の高齢者のワクチン接種人数と、各都道府県の高齢者の人口を使って、接種した割合を求めています。

 

1.65歳以上の方で1回目のワクチン接種が終わった方の割合(2021年6月13日時点)

まずは、関東圏でのマップです。(新しい時点に更新しました)

ワクチン接種 65歳以上 6月13日時点

上記は、関東周辺の接種状況です。円グラフの赤色が、2回目の接種が終わっている人、オレンジ色が1回目の接種が終わっている人、緑色が接種していない人の割合です。

それでは、全国の都道府県で見てみましょう。(新しい時点に更新しました)

ワクチン接種 65歳以上 6月13日時点

全国で見てみると、和歌山県や山口県での接種率が高いのがわかります。(画像をクリックすると大きな画面で見れます)

もちろん、人口との関係もあるため、一概には言えませんが、スピードの速いところと遅いところがあるのは事実です。

 

2.エクセル上でマップ上に円グラフを描かせるアドインとは?

最近のエクセルには、アドインプログラムを導入することができるようになっています。

挿入から「アドインを入手」をクリックします。

エクセル アドイン

上記の「挿入」から「アドインを入手」をクリックします。

エクセル アドインの追加

ここで、検索欄に「Bingマップ」と入力してEnterキーを押します。

エクセル アドインの追加

Bingマップの「追加」ボタンを押して追加します。

そうすると、以下の画面がエクセル上に出てきます。

Bingマップにようこそ

この画面では、「サンプルデータの挿入」をクリックしてください。

Bingマップ サンプルデータ

上記のようなサンプルのテーブルとマップが表示されます。

これはサンプルのテーブルですので、このテーブルを別のテーブルに変更すれば、マップは自動に変更されます。

そこで、マップの右上にある「フィルタのマーク」をクリックしましょう。

データの選択

場所をフィルターの画面が出てきたら、一番下にある「データの選択」というボタンを押します。

データの選択範囲

この段階で、自分で作成したテーブルをマウスで選択してみてください。

ここでは、例として以下のテーブルを範囲選択してみます。

テーブル例

範囲選択してからOKボタンを押すと、以下のようなマップが表示されます。

近畿地方のマップ

このように、最初の列に「場所を表す名称」を置き、次の列以降に円グラフにするための割合をパーセントで示した数字を使ってテーブルを作成しておけば、自動的にマップ上に円グラフが表示されるようになります。

一度、「Bingマップ」を使った場合は、「挿入」の「アドインを入手」のすぐ下にある「個人用アドイン」から、すぐに「Bingマップ」を呼び出すことができるようになります。

 

3.その他にも便利なアドインがたくさんあります

私が使って便利だと思ったアドインとしては、

カレンダーから日付入力(カレンダーをクリックするだけで日付がセルに入力できる)

E2D3(ダイナミックなグラフを作成できるアドイン)

People Graph(人の形でグラフが作成できる)

などがあります。

一部使えないアドインや、有料のアドインもあります。

一度組み込んだアドインは、「挿入」の「個人用アドイン」から「すべて表示」を選択すると組み込んだアドインの一覧が表示されます。

それぞれのアドインにマウスをかざすと、「・・・」マークが出てきますので、そこから「削除」をクリックすると、組み込んだアドインを削除できます。

興味のある方は、自分で試して、使えるアドインを探してみてください。

なお、エクセル上に出てきたアドインの画面を消す場合は、出てくる画面のまわりの枠の部分を一度クリックして、選択状態にしてから、Deleteボタンを押すと、消すことができます。