月別アーカイブ: 2019年10月

PDFの上に線を引いたり、文字を入れたりできるソフト3種類

PDFを表示できるソフトは沢山あります。

一般的なブラウザもそうですし、一般的には「Adobe Reader DC」という無料のソフトをネットからダウンロードして使っている方がほとんどだと思います。

ただ、PDFの上にマーカーで線や丸を書きたいとか、コメントなどを文字で書きたいというと、そのようなソフトはそれほど多くはありません。

本来であれば、Adobeの有料のソフトを使えば可能なのですが、最近のAdobeのソフトがサブスクリプションのタイプになって、永久にコストを支払う形になったので、できれば「無料で」という人が増えているように思います。

今回は、PDFのドキュメントの上に、マーカーで描画ができたり、文字が追加できたりする無料のソフトをご紹介しようと思います。

 

1.Microsoft Edge(PDFの上に線で描画できます)

Windows 10に付属している標準のインターネットブラウザソフトがEdge(エッジ)です。

通常は、ネットを見るだけのソフトですが、実はPDFのドキュメントに対して線で描画する機能を持っています。

以下に方法を書きます。

(1)任意のPDFファイルのアイコンの上を右クリックして、「プログラムから開く」⇒「Microsoft Edge」をクリックします。

(2)PDFが表示されます。

(3)画面の上部に以下のようなバーがあります。

 

Microsoft Edge(PDFの上に線で描画できます)

(4)「ノートの追加」という部分をクリックします。

(5)画面が変化して、ウィンドウのトップの部分に以下のようなメニューが追加されます。

 

(6)追加されたメニューは左から「ペン」「蛍光マーカー」「消しゴム」となっており、ペンは、色やサイズなども自由に変えられます。

Microsoft Edge(PDFの上に線で描画できます)

(7)PDF上に描画した後、名前をつけて保存のボタンから、別の名前でPDFを保存することができます。

Microsoft Edge(PDFの上に線で描画できます)

通常のブラウザなのに、簡単に描画ができて、それを保存できるので、気軽に使うにはもってこいです。是非お試しください。

 

2.PDF Reader(Windowsストアからのアプリ)

以外と知られていませんが、Windowsストアからの無料のアプリにも結構使えるアプリもあるんです。

それが、今回ご紹介する「PDF Reader」という平凡な名前のアプリです。

このアプリは、Windows 10のパソコンであれば、簡単にインストールすることができます。

以下に方法を書きます。

(1)スタートボタンの右側にある検索欄に「ストア」と入力から、Enterキーを押します。

(2)Microsoft ストアが開きます。

(3)ストア画面の上部にある検索ボタンを押すと、検索欄が現れますので、そこに「PDF」と入力して、Enterキーを押します。

(4)PDF関係のアプリが表示されますので、「PDF Reader」をクリックします。

PDF Reader

(5)上部にある「インストール」ボタンを押してインストールします。

(6)少し待つとダウンロードされてインストールされます。

(7)任意のPDFファイルのアイコンの上を右クリックして、「プログラムから開く」⇒「PDF Reader」をクリックします。

(8)PDF Readerが起動して、PDFドキュメントが表示されます。

(9)アプリの上部には以下のようなメニューが表示されています。

PDF Reader

(10)左から「蛍光マーカー」「下線」「取り消し線」「お絵描ペン」「注釈」「文字入力」「スタンプ」「ハイパーリンク」というような機能があります。

(11)編集後は、一番右にある「・・・」をクリックすると、サブメニューが表れて、その中の「として保存」をクリックすると、名前を付けてファイルを保存することができます。

結構機能的にも充実しており、PDFに文字を書き込めるという意味で重宝するソフトだと思います。

このアプリは、最初に起動するときに、メールアドレスなどの登録が必要かもしれません。

 

3.Foxit Reader(窓の杜からダウンロードできるフリーソフト)

PDFの編集について、より高度なことができるフリーソフトとしては、「Foxit Reader」が有名です。

このソフトは、「窓の杜」というWindowsのフリーソフトをダウンロードできるサイトから手に入れることができます。(安全なサイトです)

Foxit Readerのダウンロードページはこちら

Foxit Reader 窓の杜

こちらのサイトからダウンロードして、インストールしてください。

インストール途中で以下の画面が出てきます。

Foxit Reader 窓の杜

標準インストールですと、WordアドインやPPTアドインにチェックがされています。もしWordやPowerpointのメニュータブにFoxit Readerの表示が必要ない場合は、チェックを外してください。

※もし、ワードなどにタブが入った場合でも、そのタブを右クリックして、「リボンのユーザー設定」をクリックして、Foxit Readerのタブを非表示にできますので、心配はありません。

さらに次の画面で、

Foxit Reader 窓の杜

保護モードの設定の中の「保護モードを有効にする」はチェックしたままで大丈夫です。

さらに最後の画面では、以下の画面のように、上2つだけにチェックするように変更してから、次へボタンを押してください。

Foxit Reader 窓の杜

以上の手順で、インストールが完了してゆくと思います。

インストール完了後は、以下のような操作となります。

(1)任意のPDFファイルのアイコンの上を右クリックして、「プログラムから開く」⇒「Foxit Reader」をクリックします。

(2)上部に多機能なメニューが表示されています。

(3)特に「注釈」タブの中の機能を使うことで、PDFドキュメント上に様々な加工ができるようになっています。

Foxit Reader 窓の杜

※スタンプ機能がとてもユニークですし、カスタムスタンプも作れます。

(4)編集したPDFは「ファイル」から「名前を付けて保存」で保存することができます。

Foxit Readerは、非常に多機能なPDF加工ソフトです。

本格的に使わないにしても、パソコンにインストールしておけば、重宝するソフトになると思います。

 

4.PDF加工ソフトの役割について

最近は、重要な書類はPDFに書き出して、メールで送るということがあたりまえになっています。

しかし、通常ではこれらのPDF書類に何かを書き込んで、送り返すということができません。

これは、PDF自体がドキュメントの改ざんを防ぐという意味で使われているためです。

今回ご紹介したソフトについても、PDFドキュメントの上に描画や文字入れができますが、これは本来のPDF部分の上に画像を載せているだけで、本来のPDFドキュメント自体を編集しているわけではありません。

このため、加工でプラスされた部分は、PDFドキュメントに埋め込まれるわけではないので、後から削除することもできるようになっています。

このような意味で、PDFドキュメント自体の「完全性」は損なわれているわけではありません。

つまり、PDF上で書き込んだものは、あくまでも付録であるという認識で使うようにしてください。

 

Windows10におけるファイル共有・プリンタ共有の方法と問題点

1.Windows10のメジャーアップデートで共有に不具合が発生することがある

Windows10のパソコンを持っている人は、半年に1回程度ですが、大きなWindows Updateを体験します。(更新に2時間以上かかるアップデートです)

2019年の春から夏にかけて行われたWindows Updateは「1809バージョン」から「1903バージョン」へのアップデートになります。

Windows10のバージョンを確認する方法は、スタートボタンの右にある検索欄(コルタナ検索)の中に、「winver」と入力してEnterキーを押すと、Windowsのバージョン情報が表示されるようになっています。

普段の小さなアップデートとは異なり、大きなアップデート(メジャーアップデート)の場合は、OSの基本に関わるようなアップデートが行われることが多く、そのために、多くの不具合がアップデートにより生じることがあります。

 

2.ネットワーク上でのファイル共有設定がWindows Updateにより変えられてしまう

Windows10になってからは、ネットワークにおけるセキュリティがかなり強化されていて、Windows7やWindows8.1で問題なく動いていたものが、Windows10になったことで動かなくなるものが結構あるようです。

現在、明らかになっている不具合の現象としては、メジャーアップデート後に、ネットワーク上での共有フォルダへのアクセスが出来なくなったという不具合や、共有プリンタへの印刷ができなくなったという不具合です。

ネットワーク上で、フォルダを共有したり、プリンタを共有したりということは、多くの会社で行われていることです。

今回、問題になっているのは、1つのパソコン内のフォルダを共有したり、パソコンに直接USBケーブルで接続しているプリンタを共有している場合に、共有の設定がメジャーアップデートにより勝手に変更されてしまうために起こっている現象のようです。

このようなトラブルに合った場合は、基本に戻ってフォルダ共有やプリンタ共有の設定を見直すことが必要になります。

 

3.Windows10におけるフォルダ共有の方法

Windows10において、パソコン内のフォルダをネットワーク上で共有したいという場合は、以下のような手順となります。

◎共有するフォルダに対する設定

(1)共有したいフォルダを右クリックして、「プロパティ」を選択
(2)「共有」タブを選択
(3)「共有(S)…」をクリックして、共有する相手として「Everyone」を選択後、追加ボタンを押す。
(4)アクセス許可のレベルを「読み取り/書き込み」とする。
(5)右下の「共有」ボタンを押すと、次の画面になるので、「終了」ボタンを押す。
(6)プロパティの画面に戻ってきたら、今度は「詳細な共有(D)…」をクリックする。
(7)「このフォルダを共有する」にチェックを入れる。
(8)「アクセス許可(P)」をクリック
(9)Everyoneに対して、アクセス許可として「フルコントロール」の「許可」の部分にチェックする。
(10)「OK」ボタンを押す。
(11)前の画面に戻ってくるので、「OK」ボタンを押す。
(12)プロパティの画面に戻ってくるので、「閉じる」ボタンを押す。

◎接続プロパティをプライベートネットワークにする

(1)スタートボタン⇒設定とクリックして設定画面を開く。
(2)「ネットワークとインターネット」をクリック
(3)状態という項目の中にある「接続プロパティの変更」をクリック
(4)ネットワークプロファイルを「プライベート」に設定する

◎共有オプションの設定

(1)スタートボタン⇒設定とクリックして設定画面を開く。
(2)「ネットワークとインターネット」をクリック
(3)状態という項目の中にある「共有オプション」の項目をクリック
(4)「別のネットワークプロファイル用に共有オプションを変更します」という画面が開きます。
(5)以下のように設定を変更します。
★プライベートの下のネットワーク探索
⇒✅ネットワーク探索を有効にする
★プライベートの下のファイルとプリンタの共有
⇒✅ファイルとプリンタの共有を有効にする
★すべてのネットワークの下の一番下にある「パスワード保護共有」
⇒✅パスワード保護共有を無効にする
(6)「変更の保存」ボタンを押す。

 

4.さらに確認しておきたい設定

(1)スタートボタンの右側の検索欄に「Windowsの機能の有効化または無効化」と入力してから、Enterボタンを押す。
(2)「Windowの機能の有効化または無効化」というダイアログが出てくる。
(3)リストの中の「SMB 1.0/CIFS ファイル共有のサポート」という項目の左にある「+」をクリックする。
(4)開いた部分にある3つの項目にチェックする。
✅SMB 1.0/CIFSクライアント
✅SMB 1.0/CIFSサーバー
✅SMB 1.0/CIFS自動削除

Windowsの機能の有効化または無効化

(5)「OK」ボタンを押す。

 

5.ネットワーク上の共有フォルダにアクセスする方法

(1)タスクバーにあるエクスプローラーのアイコン(黄色いフォルダのアイコン)をクリックします。
(2)左のカラムの一番下にある「ネットワーク」という項目をクリックします。
(3)同じネットワーク上のパソコンのアイコンが表示されます。
(4)共有フォルダを持っているパソコンのアイコンをダブルクリックします。
(5)そのパソコンで共有されているフォルダが表示されますので、そのフォルダをダブルクリックして開きます。
(6)共有されたファイルが見えます。

 

6.Windows10 Proを使用しているパソコンが、ネットワーク上にある場合

ネットワーク上にあるパソコンが、Windows10 Homeのパソコンだけである場合は問題ないのですが、Windows10 Proどうしでのファイル共有や、Windows10 Homeの共有フォルダをWindows10 Proのパソコンから見に行くような場合には、特別な設定が必要になります。

Windows10 Proのパソコンから、ネットワークを開き、目的のパソコンのアイコンをダブルクリックすると以下のような画面が出てきます。

共有フォルダ 資格情報入力画面

この画面は、「ネットワーク資格情報の入力」という画面です。
ここでは、相手のパソコンに設定されたネットワーク資格情報を入力する必要があります。

このような画面が出た場合は、共有フォルダを持っているパソコン側で、あらかじめネットワーク資格情報を作成しておく必要があります。

以下の方法で、資格情報を作成できます。

(1)スタートボタンの右にある検索欄に「資格情報マネージャー」と入力して、Enterキーを押します。
(2)「資格情報の管理」という画面が出てきます。
(3)右側の「Windows資格情報」を選択します。
(4)「Windows資格情報の追加」という文字をクリックします。
(5)「Webサイトまたはネットワークの場所のアドレスと、資格情報を入力します」という画面が出てきます。
(6)3つの入力欄が出てきますので、以下のように入力します。
★インターネットまたはネットワークのアドレス
⇒コンピュータ名を入力する(半角英数で、スペースは入れないこと)
★ユーザ名
⇒適当な名前(半角英数で、スペースは入れないこと)
★パスワード
⇒適当なパスワード(半角英数で)
(7)入力したら、必ず記録をとってから、「OK」ボタンを押す。

上記で設定したユーザ名とパスワードを、そのパソコンにアクセスするときに、ネットワーク資格情報として入力すれば、共有フォルダにアクセスできるようになります。

さらに、「資格情報を記憶する」にチェックしておくと、次回のアクセス時には、「ネットワーク資格情報の入力」画面は出てこなくなり、すぐに共有フォルダにアクセスできるようになります。

 

7.ちゃんと共有設定をしているのに、正常にアクセスすることができない場合の対処方法

上記に書かれている設定をちゃんとやったにも関わらず、共有フォルダにアクセスすることができないということが多々あります。

実はネットワークの設定というのは、以前の設定がどこかに記憶されていたり、設定を変えても、すぐには反映されなかったりということがあります。

以前の設定を記憶している機器は、ルータや無線親機や無線アクセスポイント、さらにハブやパソコンなどもその部類です。

なので、共有設定を正常に行ったら、すべてのネットワーク機器とパソコンの電源を一旦OFFにしてください。

それから、ルータ⇒無線親機⇒無線アクセスポイント⇒ハブ⇒パソコンの順番で電源をONにしていってください。

そうすることで、ネットワーク上の設定がリセットされ、正常な設定が反映されるようになります。

基本的なことがわかっている人でも、はまってしまうのがネットワークの設定です。

 

8.プリンタ共有の方法

プリンタ共有の方法は、共有フォルダの設定よりも簡単に行えます。

(1)スタートボタンから、設定をクリックして開きます。
(2)「デバイス」をクリックします。
(3)左のメニューから「プリンタとスキャナー」を選択します。
(4)共有したいプリンタ名をクリックします。
(5)プリンタ名の下に現れる「管理」ボタンをクリックします。
(6)次の画面が開くので、「プリンタのプロパティ」をクリックします。
(7)プロパティの画面が出たら「共有」タブを選択します。
(8)「このプリンタを共有する」にチェックします。
(9)「OK」ボタンを押します。

プリンタの共有の設定は以上ですが、フォルダの共有と同じように、共有にかかわる設定はすべて必要です。

プリンタ共有とは、1つのパソコンにUSBで接続されているプリンタを、ネットワーク上の別のパソコンから使用できるようにするためのものです。

最近のプリンタの場合は、有線LANや無線LANを持っているネットワークプリンタが主流となっているので、わざわざプリンタの共有を行う必要はありません。

ただし、印刷物が多い場合や、複数のパソコンから多くのプリントをするような場合は、パソコンに直接USBケーブルで接続されたプリンタの方が処理スピードが速いので、プリンタの共有を行った方が印刷効率がいい場合もあります。