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12月だから考えるパソコンデータのバックアップ

今年も12月になって、お掃除の季節ですね。

部屋のお掃除も大切ですが、パソコンの中のお掃除もきちんとやっておきましょう。

1.パソコンのお掃除は、「こんまり」みたいにはいかない

※「こんまり」とは、近藤麻理恵さんのことで、片付けコンサルタントしてして活躍されている方です。(こんまりさんのホームページはこちら

パソコンで作成したファイルやダウンロードしたソフトなどをじっくり見てみると、使っているわけじゃないけど捨てられないというものが多いと思います。

パソコンの中でのファイルデータは一旦削除してしまうと、復元することはかなり難しいので、安全のためにとりあえず保存しておこうと考えてしまうからです。

かといって、同じようなファイルデータが重複したり、どれが新しいデータかわからないというような場合には、整理して、いらないものを削除することも大切です。

私の経験から言えば、本当に必要なファイルは、ここ1年くらいのものだけで、それより前のファイルは、大方はいらないファイルだと思います。

ところが、パソコン教室をやっていると、昔の生徒さんが突然来て、以前作成したファイルを持っていないかと聞かれることがあるので、不要なファイルと思われるファイルであっても、後生大事にとっておくという習性があるんですね。

一般的な会社であれば、経理などのデータであれば5年間は保存しなければならないという決まりがあるので、普通で考えれば5年を越えたものは捨てても問題ないと思います。

 

2.捨てるのはなく、アーカイブという方法がある

そこで、考え出したのがアーカイブという方法です。

アーカイブという意味は、「書庫に入れる」という意味なのですが、要するに今使っているパソコンの中のデータを、そのまま別のハードディスクに移動して、そのハードディスクを保存するという方法です。

必要なものだけをパソコンに入れておいて、昔の物は必要になったときに、ハードディスクの中から探してくるというわけです。

その方法は、こんな感じです。

 

(1)外付けのハードディスク(SSD)にすべてのデータを保存する

外付けのポータブルハードディスク(もしくはSSD)の中に、「2019年データバックアップ」(今年の場合)というフォルダを作成します。

そのフォルダの中に、パソコンの中の「デスクトップ」「ドキュメント」「ピクチャー」「ビデオ」「ミュージック」「ダウンロード」「お気に入り」「OneDrive」などのフォルダをコピーして保存します。

この時、特に整理とかはする必要はなくて、現状のまま保存します。
※コピーした後に、きちんと保存できていることを、十分に確認してください。

 

(2)その後、パソコンの中のいらないファイルやフォルダを削除する

外付けのハードディスク(SSD)にすべてのデータが保存されたら、今度はパソコンの中の不要なファイルやフォルダを削除していきます。

すでにバックアップが取られているので、安心して削除することができます。

ついでに、フォルダ構成などを変更して整理するようなこともできます。

そして、来年に向けて、きれいに整理したパソコンが出来上がります。

 

(3)外付けのハードディスクやSSDは机の引き出しに入れて保管する

今年のデータが保存されたハードディスク(SSD)には、必ずシールを貼って、その上に「2019年データバックアップ」という文字を書いておきます。

ちなみに、このハードディスク(SSD)は、日頃使わないようにしてください。そして、再び年の終わりになったときに、次年度のデータのバックアップを同様の方法で行います。

もし、突然昔のデータが必要になったときは、ここから探してパソコンにコピーすればいいだけです。

一つだけ必要なことがあります。ハードディスク(SSD)は、環境が悪いと故障することもあります。湿気や埃のない環境で保存するようにしてください。

 

3.日々の安全なバックアップを考える

年末のバックアップは、前述のことでなんとかなったとしても、日々のデータを安全にバックアップするためにはどうしたらいいでしょうか?

規模の大きな会社では、「専用のファイルサーバー」や「クラウドサーバー」があり、システム部門の人もいるので心配はいりませんが、ネットワークの不具合などによりデータにアクセスできないという不具合が生じる可能性はあります。

規模の小さな会社では、NAS(Network Attached Storage)といわれるネットワーク上の専用ファイルサーバー機器を導入しているところが多いと思います。このNASと言われる機器は、内部にハードディスクを持つ簡易ファイルサーバーですが、365日稼働しているので、機器の故障なども考えられ、定期的にデータをバックアップをすることが必要です。

もっと規模の小さい自営業や個人の方は、USBハードディスクなどに、大切なファイルデータのバックアップなどをとっているか、OneDriveなどのクラウドに同期バックアップを行っていると思います。個人の方の場合は、USBハードディスクの寿命も考えて、2つ以上のUSBハードディスクにコピーをとっておくことが安全といえます。

 

4.クラウドへの大容量のバックアップは向かない

クラウド上にデータを保存することは、とても安全です。

一部では、クラウドにあるデータは安全なのかと疑問を持つ人もいますが、私の経験から言えば、他人との間で共有データを持つような設定さえしなければ、全く問題ないと思われます。

特に、最近のOneDriveでは、パスワード管理ができる「Vault」という機能もできていますので、上手に使えばかなり安全に使えると思います。

ただ一番問題なのは、インターネット回線を利用してデータを保存することは、保存スピードがかなり遅いという点です。つまり、大容量のデータを保存するという点は、あまり効率的とは言えません。

クラウドにデータを保存することの利点は、いろんな場所でパソコンやスマホからデータにアクセスできるという点です。本当に必要なデータに絞ってクラウドに保存することが大切だと思います。

 

5.NASでのデータ共有は便利だが、データのバックアップには時間がかかる

NASといえば、バッファローが有名ですね。Link StationやTera Stationなどのブランドがあり、これまで多くの方が使ってきていると思います。

Tera Stationは、かなり高額な機器ですが、4台のハードディスクを使ったRAID5システムを組むことができるので、ハードディスクの故障にも柔軟に対応でき、ネットワーク上で安定してファイルサーバーとして使用できます。

ただし、大容量のデータの移動や、バックアップに対しては、ネットワーク回線を使うので、実際には長時間のバックアップ時間が必要になります。昼間は稼働しているので、夜にバックアップと行うようになると思います。

一方、Link Stationは2台のハードディスクを内蔵しており、2台を1台のハードディスクとして使用するストライピングや、1台のデータをもう1台で常時バックアップするミラーリングなどの機能を持っています。

しかし、購入時にはストライピングで設定されているため、もしハードディスクが故障した場合は、データの復旧がとても大変で、問題のある機器になってしまいます。

このため、Link Stationを使用する場合は、別のハードディスクへ頻繁にバックアップするか、もう1台のLink Stationへのミラーリングといった手段でデータを守る必要があります。

いずれにしても、NASの場合は、ハードディスクのフォーマットもLINUXタイプのフォーマット形式になっていることもあり、データ復旧は専門の業者に依頼するしか方法はありませんので、運用にはバックアップが必須となります。

 

6.USBハードディスク(USB-SSD)へのコピー速度は最高に速い

最近のパソコンの場合、USB3.0もしくはUSB3.1といった端子が付属しており、これに対応しているUSBハードディスク(USB-SSD)であれば、かなりの高速でバックアップが可能です。

特に、パソコンで毎日バックアップを取るような場合は、所謂、差分バックアップソフトを使用すれば、非常に高速でバックアップが可能です。

恐らく、ネットワーク回線に比べれば、10倍~50倍近い速度だと思います。

個人の方であれば、この方式でバックアップを取るのが最も効率的だと思います。

問題は、ハードディスクやSSDの寿命という部分だけです。

最近は、SSDの価格が低価格になっていることもあり、「外付けUSB-SSD」という製品もかなり増えてきています。SSDはハードディスクよりも、高速で読み込みや書き込みができ、さらに低電力で振動もないという優れものです。

ただし、同一場所への書き込みが一定数を超えると書き込み性能が落ちるという性質もあるので、寿命は3年~5年というのが一般的です。

ハードディスクも3年~5年でエラーが増えてきますので、SSDだからというわけではなく、バックアップストレージは、3年程度で交換していくということは大切です。

 

7.「HDD/SSDスタンド」という共有&バックアップシステムを提案しています

個人的な話ですが、NAS機器が高額であるという点や、NASだとバックアップに時間がかかるという点を考慮して、「HDD/SSDスタンド」という新しいタイプのファイル共有&バックアップシステムを提案しています。

下の図は、FIDECOという会社の製品ですが、3.5インチハードディスク、2.5インチハードディスク、SSDなどを2つ接続することができる「HDD/SSDスタンド」です。

WindowsパソコンやMacパソコンに対応しています。

HDD/SSDスタンド FIDECO

3..5インチハードディスクを2台接続することもできますし、SSD1台とハードディスク1台という組合せでも大丈夫です。

個人的なお薦めは、SSDを2台購入して、この「SSD/SSDスタンド」にすることです。

この「HDD/SSDスタンド」はUSB3.0でパソコンに接続できます。パソコン上では、2台のSSDは別のドライブとして認識されます。

さらに、このFIDECOの「HDD/SSDスタンド」は、HDD(SSD)→HDD(SSD)の完全コピーにも対応しており、パソコンのハードディスクの交換時などにも利用できます。

さらに、前面にはSDカードの差し込みや、USB3.0の端子2つもついていて、ドッキングステーションとして、別の機器を接続することもできます。

HDD/SSDスタンド FIDECO

HDD/SSDスタンド FIDECO

このスタンドの手前に接続されたSSDドライブの中に「share」というフォルダを作成して、それを「フォルダ共有」します。

つまり、フォルダ共有することにより、小規模LANの中でファイルサーバーとして利用することができます。(本機器を接続するパソコンで共有の設定は必要になります。また接続するパソコンが起動していないとフォルダの共有はできません。)

特に、SSDドライブでファイル共有すると、非常に高速で読み書きが可能になります。

一方、スタンドの奥に接続されたSSDドライブは、共有されたフォルダ「share」のバックアップを行うためのものです。この奥のドライブは、3.5インチや2.5インチのハードディスクでもかまいませんが、ハードディスクの場合は、振動や熱がでるので、バックアップ側もSSDドライブにするととても静かです。

本機器を接続するパソコンに、差分バックアップ用のソフトを入れて、定期的に手前のSSDのデータを奥のSSDにバックアップすることができます。

USB3.0での接続ですし、どちらもSSDドライブということで、バックアップ時間は非常に短く、効率的なバックアップが可能になります。

さらに、接続するSSD(ハードディスク)は、パソコン側でフォーマットできますので、何かあったときでも、WindowsやMacのパソコン側ですぐに認識できるという利点もあります。

また、何よりも電源を落とせば、すぐにSSD(ハードディスク)を取り外せるので、交換も容易です。

興味のある方は、購入してみてください。なお、SSDは別に購入する必要があります。

Window10のトラブルに対応する方法と問題の切り分け方

パソコンが不調に陥ったときの解決方法には、1つの答えがあるわけではありません。

不具合の内容を冷静に判断して、適切な解決方法を探すことしかありません。

ただ、どうやって問題を切り分けて考えればいいのか?ということが、一般の人にはわからないのではないかと思います。

今回のブログでは、私なりにパソコンの不具合の状況に応じて、どのように考えて、どのような方法を試すのがいいのかを書いてみたいと思います。

Windows10のトラブル対応方法

 

不具合その1:パソコンの動きが突然悪くなって、使っていたソフトが固まってしまった。

このような現象は、結構多いと思います。私もよくソフトが固まるという現象に遭遇することがあります。

このような場合、まず行うことは、スタートボタンを押したら、スタートメニューが出てくるかどうかです。

スタートボタンがちゃんと反応するということは、Windows OS自体は正常に動いているということを表しています。

スタートボタンが反応する場合

ソフトが固まる原因はいろいろありますが、固まったソフトをどのように終了すればいいのかが問題です。

スタートボタンが正常に動く場合であれば、タスクバーの上で右クリックして、「タスクマネージャー」をクリックしてください。

タスクマネージャーというのは、パソコン中で動いているソフトやサービスを管理しているソフトのことです。

始めてタスクマージャ―を起動したときは、簡易表示になっていますので、左下の「詳細」という部分をクリックして、詳細表示にしてください。

タスクマネージャーには左から、「プロセス」「パフォーマンス」「アプリの履歴」「スタートアップ」「ユーザー」「詳細」「サービス」といったようなタブがあると思います。

固まったソフトを終了させるためには、「プロセス」というタブの中の「アプリ」という項目の下に表示されているのが、現在起動しているソフトになります。

固まっているソフト名をクリックして、画面右下の「タスクの終了」ボタンを押して、しばらく待ってください。

そうすると、固まっているソフトだけが画面から消えて、終了させることができます。(少し時間がかかるときがあります)

ちなみに、常駐しているソフトの場合は、「アプリ」の項目ではなくて、その下の「バックグランドプロセス」という部分にソフト名があります。

常駐しているソフトは、パソコンの起動時から起動しているので、不具合がでるとしたら、パソコンの起動時にエラーなどが出てくると思われます。

このような場合は、さきほどの「バックグラウンドプロセス」から不具合がでているソフト名を探して、同じように「タスクの終了」を行うようにします。

更に、起動時に常駐ソフトが起動しないようにする場合は、タスクマネージャーの「スタートアップ」タブを開いて、起動させたくないソフト名を選択後、右下の「無効にする」というボタンを押します。

一般に、ソフトをインストールすると、自動的にスタートアップに登録されてしまうソフトが結構あります。

ウイルス対策ソフトやセキュリティに関わっているソフトは常駐させなければいけませんが、それ以外のソフトについては、常駐が必須であるというソフトはほとんどありません。

基本的に、スタートアップ項目が増えすぎると、パソコンが起動してから落ち着くまでの時間が長くなってしまいますので、こちらで、起動しないように無効にしておくことは、結構重要なことです。

スタートボタンが反応しない場合

一方、ソフトが固まったときに、スタートボタンも反応しなくなったという場合もあるかと思います。

このような場合は、「Control」「Alt」「Delete」の3つのキーを押すと、画面が変わって、中央に文字が並んでいる画面になります。

この3つのキーを押しても、画面が変化しないという場合は、キーボードからの入力もできなくなっている状態ですので、パソコン全体が固まっていると考えてください。

もし、画面が変わった場合は、右下に電源マークがありますので、そこをクリックして、パソコンの再起動を行ってください。

いずれにしても、マウスのポインターが動かない状態、キーボードからの入力が無くなった状態ですと、パソコンは操作できなくなっていますので、パソコンを強制終了するしか方法はなくなります。

ただし、強制終了というのは、最後の手段であり、できればやらないほうが望ましいと思います。

どうしても強制終了する場合は、ハードディスクのLEDが点滅していないことを確認して、電源ボタンを5秒以上押し続けて強制的に終了させてください。

ノートパソコンの場合は、電源OFF後、一時的にバッテリーを取り外して、再びバッテリーを装着してください。(バッテリーを外せないノートパソコンの場合は、そのままでかまいません)

パソコンの電源を再びONにして、デスクトップが出てくるまでしばらく待ってください。

デスクトップが出てきたら、次は、スタートボタンを押して、パソコンのシャットダウンを行ってください。

パソコンで最も大切なことは、正常に終了することです。前回が強制終了で終わった場合は、パソコンの起動後、何もせずにシャットダウンして、正常終了を必ず行うようにしてください。

 

不具合その2:パソコン起動時に、よくわからない画面がでて、パソコンが危険だけから今すぐパソコンをスキャンするように言ってくる

このように、いきなり知らない画面が出てきて、危険だからすぐにスキャンするようにという場合は、100%やってはいけません。

自分がインストールしているウイルス対策ソフトでの「ウイルススキャン」は大丈夫ですが、このように見知らぬソフトがパソコンをスキャンしろと言ってくる場合は、100%悪いソフトです。

このような画面が出た方は、インターネットから知らないうちに、何か悪いソフトがインストールされていると考えてください。

この場合の対処方法としては、出てきた画面の一番上に書いてあるソフト名(もしくはタイトル名)を紙に控えてください。

要は、この悪いソフトを削除すればいいのですが、単純にプログラムの削除だけでは消えない場合が、最近は多くなっています。

そこで、インターネットで、「(上で調べた)ソフト名 削除方法」と入力して、削除方法を検索するようにしてください。

ネットで調べた削除方法にしたがって、手動で削除を行ってください。

同様なケースとして、インターネットブラウザを起動したら、トップ画面がいつの間にか別の画面になっていたというケースもあります。

このような場合も、何かの悪いソフトがパソコンに入り込んでいるケースです。

ウイルス対策ソフトを入れていても、このような悪いソフトが入ってくることがありますので、ネットの閲覧には十分注意する必要があります。

コントロールパネルの「プログラムのアンインストール」か、Windows 10の設定画面から、アプリを選択して、悪いアプリ名を探して、アンインストールはできるのですが、パソコンを再起動したら、再び同じ画面が出てきたという場合もあり、やはり、削除方法をネットで調べてから対処するほうが賢明です。

 

不具合その3:ネットワークが突然切れる、音が鳴らなくなったなどのパソコンの基本機能に不具合がある場合

パソコンの基本的な機能に障害がある場合は、セーフモードで一度起動してみる方法があります。

セーフモードで起動することで、内臓されている機器のドライバソフトが修復されて、機能が復活することがあります。

また、セーフモードでは、起動時に常駐プログラムが読み込まれないので、不具合が常駐プログラムによるものなのかどうかを切り分けるときの手段としても使うことができます。

パソコンが起動している状態からセーフモード

パソコンが立ち上がっている場合は、スタートボタン⇒設定⇒更新とセキュリティ⇒回復と画面を開いて、「PCの起動をカスタマイズする」の中の「今すぐ再起動」をクリックします。

上記の方法以外の方法としては、スタートボタン⇒電源ボタンといってから、キーボードのシフトキーを押しながら、再起動をクリックするという方法があります。
(たぶん、この方が簡単ですね)

セーフモードで起動

最初の画面では、「トラブルシューティング」を選択します。

セーフモードで起動

2番目の画面では、「詳細オプション」を選択します。

セーフモードで起動

3番目の画面では「スタートアップ設定」を選択します。
(注意)「スタートアップ修復」ではありませんので、注意してください。

セーフモードで起動

4番目の画面では「再起動」ボタンを押します。

パソコンが再起動すると、次の画面が現れます。

セーフモードで起動

この画面の4,5,6がセーフモードなのですが、通常は4番目のセーフモードを選択してください。ここではキーボードの「4」のキーを押してください。

セーフモードとしてWindows 10が起動してきます。

セーフモードで起動

上の図のように、画面の四隅に「セーフモード」の文字が出ています。

セーフモードで起動したら、スタートボタンを押して、電源ボタンから再起動を選択してください。

セーフモードは、再起動することで、間違ったパソコンの設定をリセットして修復することができます。

パソコンが起動していない状態からセーフモード

基本的に、パソコンが正常に起動できないという場合には、画面上に「スタートアップ修復」という画面が出てきます。

このスタートアップ修復画面は、2回連続して正常起動が出来なかった時に、表示されるようになっているようです。(パソコンとしては、かなりヤバイ状態になっていると考えてください)

スタートアップ修復画面がでたら、「詳細オプション」ボタンを押すと、セーフモードに入る最初の画面である「オプションの選択」画面が出てきますので、「トラブルシューティング」⇒「詳細オプション」⇒「スタートアップ設定」⇒「再起動」として、起動後に出てくる「スタートアップ設定」の画面で「4」のキーを押して、セーフモードに入ってください。

実際には、パソコンが正常に起動できないという場合は、ソフト上の問題以外に、ハードディスクの故障などもあり、セーフモード画面まで行けないことが多々あります。

セーフモードまで到達しないで、再び最初の「スタートアップ修復」の画面に戻るような場合は、ハードウェアの故障が考えられますので、パソコンの修理が必要になります。

 

不具合その4:フォルダをクリックしても開かない、ソフトが起動しない、スタートメニューが開かないなどの画面の不具合が生じている

画面上の操作の一部ができなくなっている場合や、何らかのファイルの欠損によってソフトが起動できなくなったような場合は、OSに関わるファイルを復元する必要があります。

以下の手順によって復旧することができます。
(インターネットに接続した状態で行ってください)
(かなり時間がかかる処理なので、時間に余裕があるときに行ってください)

(1)スタートボタンを右クリックします

(2)Windows PowerShell(管理者)をクリックします。

(3)「このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか」と出てくるので、「はい」をクリックします。

(4)Windows PowerShellが起動します。

(5)「PS C:¥WINDOWS¥SYSTEM32>」と表示されている右側に、以下のコマンドを入力して、Enterキーを押します。

dism /online /cleanup-image /restorehealth
(/の前には半角スペースがあります。)

Enterキーを押してからは、かなり長い待ち時間がありますので、根気強く待ちます。

(6)再び、「PS C:¥WINDOWS¥SYSTEM32>」という表示が出てきたら、次は以下のコマンドを入力して、Enterキーを押します。

sfc /scannow
(/の前には半角スペースがあります)

こちらの方も、かなり長い時間待ち時間があると思われます。

再び、「PS C:¥WINDOWS¥SYSTEM32>」の表示が出てきたら、終わった印です。

(7)最後にWindows PowerShellを閉じて、再起動してください。

以上の処理により、壊れていたり、不足していたファイルが修復されて、正常に動作するようになると思われます。

 

パソコンの不具合に会ったときに、まず考えること

毎日同じようにパソコンを使っているのに、突然トラブルに合うことがあるのがパソコンです。

そのような場合に、どう考えて、どう行動すればいいのかがとても重要です。

1.何をした時に、どんな現象がでてくるか?

2.トラブルが生じる前に、何かのソフトをインストールや更新をしたか?

3.Windows Updateなどが直前にあったか?

4.ソフトだけの問題か、パソコン全体の問題か?

5.ウイルスによるものなのか、そうではないものなのか?

このようなことを考えることが大切です。

そして、何よりもあわてて行動しないで、同じような現象が他の人にも起こっていないかをネットで調べてみてください。

自分のパソコンの問題ではなくて起こっているトラブルも中にはあります。

また、どんなトラブルが起こっても大丈夫なように、データのバックアップは日頃から行っておくようにしてください。

 

Windows10におけるファイル共有・プリンタ共有の方法と問題点

1.Windows10のメジャーアップデートで共有に不具合が発生することがある

Windows10のパソコンを持っている人は、半年に1回程度ですが、大きなWindows Updateを体験します。(更新に2時間以上かかるアップデートです)

2019年の春から夏にかけて行われたWindows Updateは「1809バージョン」から「1903バージョン」へのアップデートになります。

Windows10のバージョンを確認する方法は、スタートボタンの右にある検索欄(コルタナ検索)の中に、「winver」と入力してEnterキーを押すと、Windowsのバージョン情報が表示されるようになっています。

普段の小さなアップデートとは異なり、大きなアップデート(メジャーアップデート)の場合は、OSの基本に関わるようなアップデートが行われることが多く、そのために、多くの不具合がアップデートにより生じることがあります。

 

2.ネットワーク上でのファイル共有設定がWindows Updateにより変えられてしまう

Windows10になってからは、ネットワークにおけるセキュリティがかなり強化されていて、Windows7やWindows8.1で問題なく動いていたものが、Windows10になったことで動かなくなるものが結構あるようです。

現在、明らかになっている不具合の現象としては、メジャーアップデート後に、ネットワーク上での共有フォルダへのアクセスが出来なくなったという不具合や、共有プリンタへの印刷ができなくなったという不具合です。

ネットワーク上で、フォルダを共有したり、プリンタを共有したりということは、多くの会社で行われていることです。

今回、問題になっているのは、1つのパソコン内のフォルダを共有したり、パソコンに直接USBケーブルで接続しているプリンタを共有している場合に、共有の設定がメジャーアップデートにより勝手に変更されてしまうために起こっている現象のようです。

このようなトラブルに合った場合は、基本に戻ってフォルダ共有やプリンタ共有の設定を見直すことが必要になります。

 

3.Windows10におけるフォルダ共有の方法

Windows10において、パソコン内のフォルダをネットワーク上で共有したいという場合は、以下のような手順となります。

◎共有するフォルダに対する設定

(1)共有したいフォルダを右クリックして、「プロパティ」を選択
(2)「共有」タブを選択
(3)「共有(S)…」をクリックして、共有する相手として「Everyone」を選択後、追加ボタンを押す。
(4)アクセス許可のレベルを「読み取り/書き込み」とする。
(5)右下の「共有」ボタンを押すと、次の画面になるので、「終了」ボタンを押す。
(6)プロパティの画面に戻ってきたら、今度は「詳細な共有(D)…」をクリックする。
(7)「このフォルダを共有する」にチェックを入れる。
(8)「アクセス許可(P)」をクリック
(9)Everyoneに対して、アクセス許可として「フルコントロール」の「許可」の部分にチェックする。
(10)「OK」ボタンを押す。
(11)前の画面に戻ってくるので、「OK」ボタンを押す。
(12)プロパティの画面に戻ってくるので、「閉じる」ボタンを押す。

◎接続プロパティをプライベートネットワークにする

(1)スタートボタン⇒設定とクリックして設定画面を開く。
(2)「ネットワークとインターネット」をクリック
(3)状態という項目の中にある「接続プロパティの変更」をクリック
(4)ネットワークプロファイルを「プライベート」に設定する

◎共有オプションの設定

(1)スタートボタン⇒設定とクリックして設定画面を開く。
(2)「ネットワークとインターネット」をクリック
(3)状態という項目の中にある「共有オプション」の項目をクリック
(4)「別のネットワークプロファイル用に共有オプションを変更します」という画面が開きます。
(5)以下のように設定を変更します。
★プライベートの下のネットワーク探索
⇒✅ネットワーク探索を有効にする
★プライベートの下のファイルとプリンタの共有
⇒✅ファイルとプリンタの共有を有効にする
★すべてのネットワークの下の一番下にある「パスワード保護共有」
⇒✅パスワード保護共有を無効にする
(6)「変更の保存」ボタンを押す。

 

4.さらに確認しておきたい設定

(1)スタートボタンの右側の検索欄に「Windowsの機能の有効化または無効化」と入力してから、Enterボタンを押す。
(2)「Windowの機能の有効化または無効化」というダイアログが出てくる。
(3)リストの中の「SMB 1.0/CIFS ファイル共有のサポート」という項目の左にある「+」をクリックする。
(4)開いた部分にある3つの項目にチェックする。
✅SMB 1.0/CIFSクライアント
✅SMB 1.0/CIFSサーバー
✅SMB 1.0/CIFS自動削除

Windowsの機能の有効化または無効化

(5)「OK」ボタンを押す。

 

5.ネットワーク上の共有フォルダにアクセスする方法

(1)タスクバーにあるエクスプローラーのアイコン(黄色いフォルダのアイコン)をクリックします。
(2)左のカラムの一番下にある「ネットワーク」という項目をクリックします。
(3)同じネットワーク上のパソコンのアイコンが表示されます。
(4)共有フォルダを持っているパソコンのアイコンをダブルクリックします。
(5)そのパソコンで共有されているフォルダが表示されますので、そのフォルダをダブルクリックして開きます。
(6)共有されたファイルが見えます。

 

6.Windows10 Proを使用しているパソコンが、ネットワーク上にある場合

ネットワーク上にあるパソコンが、Windows10 Homeのパソコンだけである場合は問題ないのですが、Windows10 Proどうしでのファイル共有や、Windows10 Homeの共有フォルダをWindows10 Proのパソコンから見に行くような場合には、特別な設定が必要になります。

Windows10 Proのパソコンから、ネットワークを開き、目的のパソコンのアイコンをダブルクリックすると以下のような画面が出てきます。

共有フォルダ 資格情報入力画面

この画面は、「ネットワーク資格情報の入力」という画面です。
ここでは、相手のパソコンに設定されたネットワーク資格情報を入力する必要があります。

このような画面が出た場合は、共有フォルダを持っているパソコン側で、あらかじめネットワーク資格情報を作成しておく必要があります。

以下の方法で、資格情報を作成できます。

(1)スタートボタンの右にある検索欄に「資格情報マネージャー」と入力して、Enterキーを押します。
(2)「資格情報の管理」という画面が出てきます。
(3)右側の「Windows資格情報」を選択します。
(4)「Windows資格情報の追加」という文字をクリックします。
(5)「Webサイトまたはネットワークの場所のアドレスと、資格情報を入力します」という画面が出てきます。
(6)3つの入力欄が出てきますので、以下のように入力します。
★インターネットまたはネットワークのアドレス
⇒コンピュータ名を入力する(半角英数で、スペースは入れないこと)
★ユーザ名
⇒適当な名前(半角英数で、スペースは入れないこと)
★パスワード
⇒適当なパスワード(半角英数で)
(7)入力したら、必ず記録をとってから、「OK」ボタンを押す。

上記で設定したユーザ名とパスワードを、そのパソコンにアクセスするときに、ネットワーク資格情報として入力すれば、共有フォルダにアクセスできるようになります。

さらに、「資格情報を記憶する」にチェックしておくと、次回のアクセス時には、「ネットワーク資格情報の入力」画面は出てこなくなり、すぐに共有フォルダにアクセスできるようになります。

 

7.ちゃんと共有設定をしているのに、正常にアクセスすることができない場合の対処方法

上記に書かれている設定をちゃんとやったにも関わらず、共有フォルダにアクセスすることができないということが多々あります。

実はネットワークの設定というのは、以前の設定がどこかに記憶されていたり、設定を変えても、すぐには反映されなかったりということがあります。

以前の設定を記憶している機器は、ルータや無線親機や無線アクセスポイント、さらにハブやパソコンなどもその部類です。

なので、共有設定を正常に行ったら、すべてのネットワーク機器とパソコンの電源を一旦OFFにしてください。

それから、ルータ⇒無線親機⇒無線アクセスポイント⇒ハブ⇒パソコンの順番で電源をONにしていってください。

そうすることで、ネットワーク上の設定がリセットされ、正常な設定が反映されるようになります。

基本的なことがわかっている人でも、はまってしまうのがネットワークの設定です。

 

8.プリンタ共有の方法

プリンタ共有の方法は、共有フォルダの設定よりも簡単に行えます。

(1)スタートボタンから、設定をクリックして開きます。
(2)「デバイス」をクリックします。
(3)左のメニューから「プリンタとスキャナー」を選択します。
(4)共有したいプリンタ名をクリックします。
(5)プリンタ名の下に現れる「管理」ボタンをクリックします。
(6)次の画面が開くので、「プリンタのプロパティ」をクリックします。
(7)プロパティの画面が出たら「共有」タブを選択します。
(8)「このプリンタを共有する」にチェックします。
(9)「OK」ボタンを押します。

プリンタの共有の設定は以上ですが、フォルダの共有と同じように、共有にかかわる設定はすべて必要です。

プリンタ共有とは、1つのパソコンにUSBで接続されているプリンタを、ネットワーク上の別のパソコンから使用できるようにするためのものです。

最近のプリンタの場合は、有線LANや無線LANを持っているネットワークプリンタが主流となっているので、わざわざプリンタの共有を行う必要はありません。

ただし、印刷物が多い場合や、複数のパソコンから多くのプリントをするような場合は、パソコンに直接USBケーブルで接続されたプリンタの方が処理スピードが速いので、プリンタの共有を行った方が印刷効率がいい場合もあります。