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高齢者のワクチン接種状況をエクセルでマップ化する方法

エクセルには、地図上に円グラフを表示するアドイン機能があります。

今回、そのアドイン機能を使用して、2021年6月6日現在の全国都道府県における高齢者のワクチン接種状況をマップ上に表示してみました。

各都道府県の高齢者のワクチン接種人数と、各都道府県の高齢者の人口を使って、接種した割合を求めています。

 

1.65歳以上の方で1回目のワクチン接種が終わった方の割合(2021年6月6日時点)

まずは、関東圏でのマップです。

高齢者のワクチン接種状況

上記は、関東周辺の接種状況です。円グラフの青い部分が、1回目の接種が終わっている高齢者の割合です。

東京では、4人に1人が1回目のワクチン接種を行っていることがわかります。

それでは、全国の都道府県で見てみましょう

高齢者のワクチン接種状況

全国で見てみると、和歌山県、鳥取県、岡山県、高知県、山口県、宮崎県での接種率が高いのがわかります。(画像をクリックすると大きな画面で見れます)

もちろん、人口との関係もあるため、一概には言えませんが、スピードの速いところと遅いところがあるのは事実です。

 

2.エクセル上でマップ上に円グラフを描かせるアドインとは?

最近のエクセルには、アドインプログラムを導入することができるようになっています。

挿入から「アドインを入手」をクリックします。

エクセル アドイン

上記の「挿入」から「アドインを入手」をクリックします。

エクセル アドインの追加

ここで、検索欄に「Bingマップ」と入力してEnterキーを押します。

エクセル アドインの追加

Bingマップの「追加」ボタンを押して追加します。

そうすると、以下の画面がエクセル上に出てきます。

Bingマップにようこそ

この画面では、「サンプルデータの挿入」をクリックしてください。

Bingマップ サンプルデータ

上記のようなサンプルのテーブルとマップが表示されます。

これはサンプルのテーブルですので、このテーブルを別のテーブルに変更すれば、マップは自動に変更されます。

そこで、マップの右上にある「フィルタのマーク」をクリックしましょう。

データの選択

場所をフィルターの画面が出てきたら、一番下にある「データの選択」というボタンを押します。

データの選択範囲

この段階で、自分で作成したテーブルをマウスで選択してみてください。

ここでは、例として以下のテーブルを範囲選択してみます。

テーブル例

範囲選択してからOKボタンを押すと、以下のようなマップが表示されます。

近畿地方のマップ

このように、最初の列に「場所を表す名称」を置き、次の列以降に円グラフにするための割合をパーセントで示した数字を使ってテーブルを作成しておけば、自動的にマップ上に円グラフが表示されるようになります。

一度、「Bingマップ」を使った場合は、「挿入」の「アドインを入手」のすぐ下にある「個人用アドイン」から、すぐに「Bingマップ」を呼び出すことができるようになります。

 

3.その他にも便利なアドインがたくさんあります

私が使って便利だと思ったアドインとしては、

カレンダーから日付入力(カレンダーをクリックするだけで日付がセルに入力できる)

E2D3(ダイナミックなグラフを作成できるアドイン)

People Graph(人の形でグラフが作成できる)

などがあります。

一部使えないアドインや、有料のアドインもあります。

一度組み込んだアドインは、「挿入」の「個人用アドイン」から「すべて表示」を選択すると組み込んだアドインの一覧が表示されます。

それぞれのアドインにマウスをかざすと、「・・・」マークが出てきますので、そこから「削除」をクリックすると、組み込んだアドインを削除できます。

興味のある方は、自分で試して、使えるアドインを探してみてください。

なお、エクセル上に出てきたアドインの画面を消す場合は、出てくる画面のまわりの枠の部分を一度クリックして、選択状態にしてから、Deleteボタンを押すと、消すことができます。

PDFファイル上に個人の日付印を押す方法

PDFファイル 日付印を押す

1.Acrobat Reader DCには日付印を押す機能がある

WindowsやMacのパソコンでPDFを見る場合は、Acrobat Reader DCを使用している方が多いと思います。

Acrobat Reader DCは、標準ではパソコンにインストールされていませんので、自分でダウンロード・インストールを行う必要があります。

インストール後は、PDFファイルへのプログラムの関連付けを行うことで、PDFファイルを開くと、自動でAcrobat Reader DCが起動して、閲覧することができるようになります。

ほとんどの方は、無料版のAcrobat Reader DCを使って、PDFファイルを閲覧していると思いますが、無料版であっても、使える機能は数多くあって、今回は、その中の1つの日付印を押す機能について、ご紹介したいと思います。

 

2.PDFファイルに日付印を入れる方法

(例)判子欄のある書類です ↓↓↓

PDFファイル 日付印を押す

(1)Acrobat Reader DCの画面の右サイドにある以下のメニューの一番下にある「その他のツール」をクリックしてください。

PDFファイル 日付印を押す

そうすると、画面全体に以下のようなツール一覧が表示されます。

PDFツールの一覧

(2)この中にある「スタンプ」というツールを探して、「開く」をクリックします。

PDF スタンプツール

そうすると、PDF画面上部のツールバーの下に以下のようなバーが現れます。

PDF スタンプツールバー

(3)このツールの中の「スタンプパレット」をクリックします。

そうすると以下のような画面が出てきます。

PDF スタンプパレット

上の画面で、電子印鑑になっていない場合は、ドロップダウンリストから「電子印鑑」を選択していただくと、上のような画面が表示されます。

(4)どれでもいいので、1つの日付印画像を右クリックして、「ユーザー情報を編集」をクリックしてください。

PDF ユーザー情報を編集

そうすると、以下のような「ユーザー情報の設定」画面となります。

PDF ユーザー情報の設定

ここで入力するところは、「姓」、「名」、「会社名(電子印鑑用)」、「部署」の4つの部分です。(この情報はいつでも変更可能です)

適当に文字を入力したら「完了」ボタンを押します。

そうすると、さきほどの日付印の部分に文字が登録されてきます。

PDF 日付印の完成

(5)最後に、好きな日付印をマウスでクリックして、画面の日付印欄にクリックします。

PDFファイル 日付印を押す

間違った場所に押した場合は、クリックすると青い枠が出てきますので、画像をドラッグして、移動できます。

また、この日付印の画像を選択した状態で、キーボードの「Delete」キーを押すと削除することもできます。

 

3.日付印の日付の変更

また、日付印の中の日付部分が空白になっている日付印もあります。

日付を過去や未来に変えて日付印を押すことは、あまりいいことではありませんが、日付印の日付は本日の日付のみなので、多少日付を前後させたいという方は以下のようにしてください。

(1)日付が空白の日付印を画面上に配置します。

日付が空白の日付印をカスタマイズする場合、ユーザー情報の設定で「姓」の部分に「部署名」、「名」の部分に「姓」を入れれば、上部に部署名、下部に姓の日付印を作成できます。

(2)画面右サイドのメニューから「その他のツール」を選択して、ツール一覧の中にある「入力と署名」を開きます。

PDF 入力と署名

画面が出てきたら、「自分自身」の方の「入力と署名」ボタンを押してください。

そうすると、画面上部に以下のツールバーが現れます。

PDF 入力と署名

(3)左の「Ab」というマークが選ばれている状態で、日付印の場所に日付を入力してみてください。

PDF 日付を入力

このツールの使い方としては、シングルクォーテーションを入れてから数字を書くとすぐに入力できますが、数字から始めるとインライン入力ができないので、ディスプレイの一番左上に文字が表示されてきますので、表示後にEnterキーを押すようにしてください。

小さいAと大きいAは、文字サイズを変更することができます。

枠の左側の点々の部分をマウスでドラッグすると場所を移動できます。

ゴミ箱マークを押すと、文字全体を削除することができます。

 

4.その他のスタンプツールの機能

このスタンプツールについては、その他「カスタムスタンプ」という機能があります。

これは日付印に限らず、自分で作成した印鑑を登録できる機能です。

例えば、紙に印を押して、それをスキャンして画像を作成し、PhotoShopなどのソフトを使って、透過PNG画像を作成します。

※透過PNG画像・・・白い部分を透明化したPNG画像のこと

その後、その透過PNG画像をPDFに変換します。

この変換は、通常のソフトでは難しいので、ネット上のツールを使うのが簡単でいいと思います。

「PNG to PDF」
https://png2pdf.com/ja/

このようにして作成したPDFをスタンプツールの「カスタムスタンプ」の「作成」から登録すれば、オリジナルのスタンプがいつでも押せる状態となります。

PDF カスタムスタンプ

一度登録したスタンプは、Acrobat Reader DC内に保存されていますので、いつでも使用することができます。

興味のある方は、試してみてください。

 

5.注意点

今回紹介したスタンプは、PDF上に埋め込まれているわけではないので、誰でも削除することができます。

そのため、正式な書類としては、不完全な状態といえます。

完全にスタンプを変更不可能な書類として保存する場合は、スタンプを押したPDFを再度PDF化ソフトを使って、PDFファイルにすることが必要になります。

エクセルのパワークエリ・パワーピボットとは何か?

エクセル パワークエリ・パワーピボット

1.パワークエリ・パワーピボットとは?

パワークエリと聞いても、何のこと?と思う方も多いと思います。
パワークエリ、パワーピボットというエクセルの機能は、エクセル2016以降で組み込まれた新しい機能です。

この機能の大きな目的は、簡単に言うとエクセルへのBI(Business Intelligence)機能の追加ということです。

「BI(Business Intelligence)」という言葉は、最近流行りの言葉で、ウィキペディアから引用すると、「経営・会計・情報処理などの用語で、企業などの組織のデータを、収集・蓄積・分析・報告することにより、経営上などの意思決定に役立てる手法や技術のこと。 経営判断上の過去・現在・未来予測などの視点を提供する。」という説明になります。

経営上の意思決定や、未来予測など、私には関係ないと考えている方がほとんどだと思いますが、本来の目的であるBIを実現しないとしても、日々のエクセルの仕事をする上で、このパワークエリ、パワーピボットという2つの機能は、とても有用で画期的な機能になっています。

 

2.パワークエリを是非使ってもらいたい方

  • 毎日、毎週、毎月、エクセルのファイルから同じような手順で加工を行い、結果のデータを導くようなルーチン作業を行っている方
  • 人が作った複雑なエクセルデータなどを加工して必要なデータを取り出している方
  • 大量のエクセルデータ処理を日々行っているが、時間がかかっている方
  • Accessなどのデータベースソフトを使っているが、データの加工が面倒だと感じている方
  • 会社のデータベースからダウンロードしたテキストファイルやCSVファイルからデータを加工しているが、エクセルに取り込むと先頭の「0」が消えてしまうことで困っている方
  • 複数のシートを手作業で1つのシートにまとめている方

こんな方は、パワークエリを使えるようになると、仕事がとても効率化されていくと思います。

 

3.パワーピボットを是非使ってもらいたい方

  • 複数のテーブルから複数のピボットテーブルやグラフを作っているが、それらの関連性などを手作業でまとめている方
  • 会社の商品別の売上や経理で、対前月比、対前年度比などを求めることを行っているが、それらを手作業でまとめている方
  • 複数の関連するテーブルを、そのたびごとにまとめて、そこからピボットテーブルやグラフを作成している方
  • リアルタイムに変化するデータを相手にしながら、日々ピボットテーブルやグラフを作成している方

こんな方には、パワーピボットは、画期的なツールになると思われます。

 

4.動的なデータを取り扱うことができます

パワークエリは、外部の動的なデータを取り込み、きまった手順で加工することができる機能を有しています。

つまり、加工の手順だけをきちんと作っておけば、読み込むデータが変わっても同じ処理が一瞬で出来るのです。

パワークエリとは、データの読み込みから結果のデータまでのデータ加工の流れを作成するツールです。

同じ形状のデータ(列の項目や並びが等しい)であれば、データファイルが変化しても、簡単な操作だけで、結果としてのデータを導くことができます。

読み込むことができるデータは、ローカルにあるエクセルファイル、CSVファイル、テキストファイルなどはもちろんですが、各種データベースサーバーからダイレクトに読み込みを行う機能も持っています。

一般のOfficeに比べ、ビジネスバージョンのOfficeの場合は、読み込みできるデータベースの種類が格段に増えます。

もちろん、すでにエクセル内にあるテーブル自体からも、パワークエリに取り込むことができます。

 

5.テーブルのマージ(結合)ができます

パワークエリの画期的な機能の1つが、テーブルのマージです。

テーブルのマージにも2種類あって、データを読み込む段階で結合を行うという機能と、異なったデータのテーブルどうしで、キーとなる列(フィールド)を選択して結合させるという機能があります。

前者の方は、フォーマットが同じテーブルどうしを、まとめて大きなデータにする場合に有効です。

後者の方は、テーブルどうしの内部結合や外部結合を行う機能で、関係データベース(リレーショナルデータベース)の考え方に基づいた結合になります。

 

6.計算式を持つカスタム列を追加できます

データの内部で計算させたり、条件式を使って値を導くような計算ができるカスタム列を追加できます。

 

7.その他のパワークエリの機能

(1)列の分割(区切り文字等による分割)
(2)値の置換(文字の置換)
(3)行と列の入れ替え
(4)空白セルに対して値を入力(フィル)
(5)値のグループ化による行数のカウント
(6)列のピボット化(1つの列の値を元に新しい列を作成)
(7)列のピボット化解除(ピボット化列を解除して、1つの列に値を集約する)

上記の機能を組み合わせることで、複雑なテーブルの加工が可能になっています。

 

8.パワーピボットは、パワークエリのデータを元に作成されます

パワーピボットは、通常のピボットテーブル(ピボットグラフ)と似ていますが、一番大きな違いは、パワークエリで作成されたテーブルをデータモデル化して、そのデータモデル化したテーブルを使ってピボットテーブル(ピボットグラフ)を作成するということです。

いったい何が違うのかというと、パワーピボットでは、テーブルのフィールド名に加えて、「メジャー」と呼ばれる新しいフィールドを作成できる機能があります。

このメジャーのフィールドには、数式(DAX式と呼ばれる)を書くことができ、これによりピボットテーブル内で計算ができるようになっています。

また、データモデル化したテーブルどうしは、テーブル間のリレーションを設定することができます。これにより、より複合的な条件で、ピボットテーブルを作成することができます。

 

9.パワークエリ、パワーピボットを独学するために

パワークエリやパワーピボットを勉強するためには、ある程度実践的なデータを持って、試行錯誤しながら学習できる環境が必要です。

一般の学習では、この実践的なデータを確保するのが難しく、このためまずは学習できる環境を整えることが必要です。

ソフト面では、Excel2016、Excel2019、Excel365などのソフトが必要です。

データに関しては、やはり本を購入するのが一番いいと思います。

私が購入した本では、データをダウンロードして使用することができました。

一応、おすすめの本を紹介しておきます。初心者でもかなりわかりやすい説明があるので、独学ができると思います。

エクセル パワークエリ・パワーピボット 学習本