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こんな物買ってみた:懐中電灯になるモバイルバッテリー

先週土曜日(2019年10月12日)に日本に上陸した台風は、大きな災害を引き起こし、現在も大変な被害状況が伝えられています。

台風が関東地方に上陸する1日前の金曜日に、ウェザーニュースから停電リスク予測が発表されました。

このニュースをテレビで見て、東京都町田市で停電リスクが高くなっていることを知り、停電対策のためスマホ充電のためのモバイルバッテリーを買うことにしました。

金曜日の朝に町田駅近くのヨドバシカメラに行くと、モバイルバッテリーを陳列している商品棚の前に多くの人が集まっていて、商品を購入していました。
(たぶん、同じようにニュースを見た方が多かったと思います)

個人的には、これまでモバイルバッテリーというものを買ったことがなかったので、モバイルバッテリーと一口に言っても、様々なタイプがあることを初めて知りました。店員さんにもお話をお伺いして、どういうタイプを購入したらいいのかなどを聞いたりしました。

今回のブログでは、モバイルバッテリーの種類や選び方のポイントと、今回購入した懐中電灯にもなるモバイルバッテリーをご紹介します。

 

1.モバイルバッテリーの選び方とは?

(1)まずはバッテリーの容量で選ぶ

まず最初に目につくのは、チャージできるバッテリー容量ですね。

単位は、「mAh(ミリアンペアアワー)」というもので、たとえば「3000mAh」のものだと3000mAの電流を1時間流すことができるということを意味しています。

通常のスマホであれば、2700mAh~3300mAhくらいのバッテリー容量がありますので、3000mAhのバッテリー容量のモバイルバッテリーがあれば、約1回分のチャージができることになります。

このため、バッテリー容量としては、3000、4500、6000、10000、20000 mAhというようなタイプがあり、容量が大きくなるにつれて価格も高くなります。

価格としては3000円くらいからになります。

 

(2)モバイルバッテリーに充電する方法は?

ほとんどのモバイルバッテリーの場合、USBタイプのACアダプタ―を経由して、充電するタイプがほとんどです。

この時使用するUSB端子としては2種類のものがあるようです。

●USB Type-B(差し込み口が台形になっているタイプ)
現在販売されているものでは、こちらのタイプがほとんどでした。
USB-Type-B
サンワサプライのページより引用

●USB Type-C(差し込み口が長い楕円になっている)
こちらは、まだ主流ではないようですが、今後増えていくように思います。
USB-Type-C
サンワサプライのページより引用

(注意)基本的に、モバイルバッテリーには、充電用のUSBケーブルは付属していますが、USB接続のACアダプタは付属していないので、自分で用意する必要があります。(スマホに付属しているUSBタイプのACアダプタを利用できます)

これらのUSBケーブル経由で充電するものとは別に、直接コンセントに差し込んで充電できるタイプのものもあります。

●コンセントタイプ(直接コンセントに入れて充電できるタイプ)
(このタイプのものは、全体的には少ないようですが、充電のスピードは速いと思われます。)
コンセント直結タイプ
※Amazonの商品の例(Anker PowerCore Fusion 5000)

 

(3)スマホへの充電はどうするの?

現在販売されているスマホへの接続端子には、3種類のものがあります。

・USB Type-B(Androidスマホ)
・USB Type-C(Androidスマホ)
・Lightning(ライトニング端子)(iPhone)⇒下の図の右側の端子

これら3つの端子はスマホ側に差し込む側の種類ですが、反対側の端子は一般的なUSBの端子(USB Type-A)となっています。(⇒下の図の左側の端子)

lightning-cable

一般的には、モバイルバッテリー側は、USB Type-Aの端子で接続して、スマホ側はそれぞれ異なるタイプの端子で接続する形になります。

ところが、モバイルバッテリーの中には、直接スマホに接続できるケーブルを付属したものもあります。(例として下の図のようなものです)

USB-3Type対応
1~3種類のスマホ用端子を持つケーブルが付属したモバイルバッテリーもあり、この場合は、スマホ充電用のケーブルを持ち歩く必要がありません。

ただし、ケーブルが付いていると持ち歩く場合に邪魔になってしまうこともあるので、一長一短だと思われます。

 

(3)別の機能が付属しているモバイルバッテリーもある

本来は、スマホの充電が目的となっているのですが、それ以外の機能を持ったモバイルバッテリーもあります。

・懐中電灯がついているタイプ
・カイロになるタイプ
・ソーラーパネルがついているタイプ
・キャラクターの形の可愛いタイプ

今回、私が購入したモバイルバッテリーは、懐中電灯型のモバイルバッテリーで、防水機能もあるタイプです。

箱はこんな感じです。
懐中電灯タイプのモバイルバッテリー

中身はこんな感じです。
懐中電灯タイプのモバイルバッテリー

組み立てるとこんな感じになります。懐中電灯タイプのモバイルバッテリー

懐中電灯は、1回の充電で、連続点灯10時間程度持ちます。懐中電灯タイプのモバイルバッテリー

こちらが、充電用のUSB Type-B端子(小さい方)と、スマホへ充電するためのUSB Type-A端子(大きい方)です。バッテリー容量は5000mAhです。
懐中電灯タイプのモバイルバッテリー

シンプルですが、しっかりした作りになっているので、モバイルバッテリーというよりは懐中電灯がメインになっているような作りでした。

 

2.進化するモバイルバッテリー

最近のモバイルバッテリーは、大容量のものが増えてきているようです。

スマホへの充電に限らず、直接コンセントが接続でき、パソコンなども接続できるタイプも登場しています。(下の図は例)

コンセント供給タイプ
(20100mAh/65W 超大容量 モバイルバッテリー)

また、ソーラーパネルと連携したモバイルバッテリーも出てきています。

今後は、災害に対応した商品も多く開発されてくるかもです。

こんな物買ってみた:スマホ用プリンタ PeriPage

「こんな物買ってみた」ということで、今回はちょっと変わった商品を紹介してみたいと思います。

 

1.スマホ用プリンタ 「PeriPage」

今回紹介するのは、スマホ用プリンタの「PeriPage」というものです。

スマホ用プリンタ PeriPage

( ⇒ Amazonで購入しました 価格:5,698円)

 

2.PeriPageの外観はこんな感じです

スマホ用プリンタ PeriPage

サイズは、77mm(縦) × 77mm(横) × 39mm(奥行)くらいのサイズで、スマホと同じくらいの重さです。

中に、感熱ロール紙をセットします。(最初からセットされています)

スマホ用プリンタ PeriPage

ロール紙は、幅57mmの感熱紙になります。

ボタンは電源ボタンしかありません。

スマホ用プリンタ PeriPage

電源ボタンを長押しすると、緑のランプがつきます。

こんな感じで感熱紙に印刷されます。

スマホ用プリンタ PeriPage

 

3.PeriPageの使い方

スマホに「PeriPage」というアプリをダウンロードする必要があります。

アプリ PeriPage

中国製アプリなのですが、いろんな言語に対応しています。

いろんなことができるようですが、このアプリ上から何か操作するということはあまりなくて、写真をスマホで表示しておいて、

(1)共有ボタンを押します。

スマホプリンタPeriPage

(2)共有からPeriPageを選択します。

スマホプリンタPeriPage

(3)右上角のプリンタマークをタップします。

スマホプリンタPeriPage

(4)印刷プレビューが出たら、右下のプリントマークをタップします。

スマホプリンタPeriPage

(5)プリントされます。

スマホプリンタPeriPage

 

4.どんな時に使うの?

このプリンタはスマホで表示されるインターネットの画面も印刷することができるのですが、使い方としては、印刷したい画面のスクリーンショットをまず取ってから、写真としてそれを印刷するほうがいいと思いました。
(スクリーンショットであれば、どんな画面でも印刷できるからです)

最近のCanonやEpsonのプリンタは、スマホからのプリントもできるようになっていますが、実際には使っている人は少ないのではないかと思います。

このスマホ用プリンタPeriPageはサーマルプリンタで、白黒プリントしかできませんが、スマホ上でのメモの印刷などをするにはとても便利だと思いました。

1回充電すると、かなり長くもつので、持ち歩き用のプリンタとしても便利です。

スマホは、iPhone、Androidいずれでも使えます。

興味のある方は、Amazonで購入してみてください。

Window10のトラブルに対応する方法と問題の切り分け方

パソコンが不調に陥ったときの解決方法には、1つの答えがあるわけではありません。

不具合の内容を冷静に判断して、適切な解決方法を探すことしかありません。

ただ、どうやって問題を切り分けて考えればいいのか?ということが、一般の人にはわからないのではないかと思います。

今回のブログでは、私なりにパソコンの不具合の状況に応じて、どのように考えて、どのような方法を試すのがいいのかを書いてみたいと思います。

Windows10のトラブル対応方法

 

不具合その1:パソコンの動きが突然悪くなって、使っていたソフトが固まってしまった。

このような現象は、結構多いと思います。私もよくソフトが固まるという現象に遭遇することがあります。

このような場合、まず行うことは、スタートボタンを押したら、スタートメニューが出てくるかどうかです。

スタートボタンがちゃんと反応するということは、Windows OS自体は正常に動いているということを表しています。

スタートボタンが反応する場合

ソフトが固まる原因はいろいろありますが、固まったソフトをどのように終了すればいいのかが問題です。

スタートボタンが正常に動く場合であれば、タスクバーの上で右クリックして、「タスクマネージャー」をクリックしてください。

タスクマネージャーというのは、パソコン中で動いているソフトやサービスを管理しているソフトのことです。

始めてタスクマージャ―を起動したときは、簡易表示になっていますので、左下の「詳細」という部分をクリックして、詳細表示にしてください。

タスクマネージャーには左から、「プロセス」「パフォーマンス」「アプリの履歴」「スタートアップ」「ユーザー」「詳細」「サービス」といったようなタブがあると思います。

固まったソフトを終了させるためには、「プロセス」というタブの中の「アプリ」という項目の下に表示されているのが、現在起動しているソフトになります。

固まっているソフト名をクリックして、画面右下の「タスクの終了」ボタンを押して、しばらく待ってください。

そうすると、固まっているソフトだけが画面から消えて、終了させることができます。(少し時間がかかるときがあります)

ちなみに、常駐しているソフトの場合は、「アプリ」の項目ではなくて、その下の「バックグランドプロセス」という部分にソフト名があります。

常駐しているソフトは、パソコンの起動時から起動しているので、不具合がでるとしたら、パソコンの起動時にエラーなどが出てくると思われます。

このような場合は、さきほどの「バックグラウンドプロセス」から不具合がでているソフト名を探して、同じように「タスクの終了」を行うようにします。

更に、起動時に常駐ソフトが起動しないようにする場合は、タスクマネージャーの「スタートアップ」タブを開いて、起動させたくないソフト名を選択後、右下の「無効にする」というボタンを押します。

一般に、ソフトをインストールすると、自動的にスタートアップに登録されてしまうソフトが結構あります。

ウイルス対策ソフトやセキュリティに関わっているソフトは常駐させなければいけませんが、それ以外のソフトについては、常駐が必須であるというソフトはほとんどありません。

基本的に、スタートアップ項目が増えすぎると、パソコンが起動してから落ち着くまでの時間が長くなってしまいますので、こちらで、起動しないように無効にしておくことは、結構重要なことです。

スタートボタンが反応しない場合

一方、ソフトが固まったときに、スタートボタンも反応しなくなったという場合もあるかと思います。

このような場合は、「Control」「Alt」「Delete」の3つのキーを押すと、画面が変わって、中央に文字が並んでいる画面になります。

この3つのキーを押しても、画面が変化しないという場合は、キーボードからの入力もできなくなっている状態ですので、パソコン全体が固まっていると考えてください。

もし、画面が変わった場合は、右下に電源マークがありますので、そこをクリックして、パソコンの再起動を行ってください。

いずれにしても、マウスのポインターが動かない状態、キーボードからの入力が無くなった状態ですと、パソコンは操作できなくなっていますので、パソコンを強制終了するしか方法はなくなります。

ただし、強制終了というのは、最後の手段であり、できればやらないほうが望ましいと思います。

どうしても強制終了する場合は、ハードディスクのLEDが点滅していないことを確認して、電源ボタンを5秒以上押し続けて強制的に終了させてください。

ノートパソコンの場合は、電源OFF後、一時的にバッテリーを取り外して、再びバッテリーを装着してください。(バッテリーを外せないノートパソコンの場合は、そのままでかまいません)

パソコンの電源を再びONにして、デスクトップが出てくるまでしばらく待ってください。

デスクトップが出てきたら、次は、スタートボタンを押して、パソコンのシャットダウンを行ってください。

パソコンで最も大切なことは、正常に終了することです。前回が強制終了で終わった場合は、パソコンの起動後、何もせずにシャットダウンして、正常終了を必ず行うようにしてください。

 

不具合その2:パソコン起動時に、よくわからない画面がでて、パソコンが危険だけから今すぐパソコンをスキャンするように言ってくる

このように、いきなり知らない画面が出てきて、危険だからすぐにスキャンするようにという場合は、100%やってはいけません。

自分がインストールしているウイルス対策ソフトでの「ウイルススキャン」は大丈夫ですが、このように見知らぬソフトがパソコンをスキャンしろと言ってくる場合は、100%悪いソフトです。

このような画面が出た方は、インターネットから知らないうちに、何か悪いソフトがインストールされていると考えてください。

この場合の対処方法としては、出てきた画面の一番上に書いてあるソフト名(もしくはタイトル名)を紙に控えてください。

要は、この悪いソフトを削除すればいいのですが、単純にプログラムの削除だけでは消えない場合が、最近は多くなっています。

そこで、インターネットで、「(上で調べた)ソフト名 削除方法」と入力して、削除方法を検索するようにしてください。

ネットで調べた削除方法にしたがって、手動で削除を行ってください。

同様なケースとして、インターネットブラウザを起動したら、トップ画面がいつの間にか別の画面になっていたというケースもあります。

このような場合も、何かの悪いソフトがパソコンに入り込んでいるケースです。

ウイルス対策ソフトを入れていても、このような悪いソフトが入ってくることがありますので、ネットの閲覧には十分注意する必要があります。

コントロールパネルの「プログラムのアンインストール」か、Windows 10の設定画面から、アプリを選択して、悪いアプリ名を探して、アンインストールはできるのですが、パソコンを再起動したら、再び同じ画面が出てきたという場合もあり、やはり、削除方法をネットで調べてから対処するほうが賢明です。

 

不具合その3:ネットワークが突然切れる、音が鳴らなくなったなどのパソコンの基本機能に不具合がある場合

パソコンの基本的な機能に障害がある場合は、セーフモードで一度起動してみる方法があります。

セーフモードで起動することで、内臓されている機器のドライバソフトが修復されて、機能が復活することがあります。

また、セーフモードでは、起動時に常駐プログラムが読み込まれないので、不具合が常駐プログラムによるものなのかどうかを切り分けるときの手段としても使うことができます。

パソコンが起動している状態からセーフモード

パソコンが立ち上がっている場合は、スタートボタン⇒設定⇒更新とセキュリティ⇒回復と画面を開いて、「PCの起動をカスタマイズする」の中の「今すぐ再起動」をクリックします。

上記の方法以外の方法としては、スタートボタン⇒電源ボタンといってから、キーボードのシフトキーを押しながら、再起動をクリックするという方法があります。
(たぶん、この方が簡単ですね)

セーフモードで起動

最初の画面では、「トラブルシューティング」を選択します。

セーフモードで起動

2番目の画面では、「詳細オプション」を選択します。

セーフモードで起動

3番目の画面では「スタートアップ設定」を選択します。
(注意)「スタートアップ修復」ではありませんので、注意してください。

セーフモードで起動

4番目の画面では「再起動」ボタンを押します。

パソコンが再起動すると、次の画面が現れます。

セーフモードで起動

この画面の4,5,6がセーフモードなのですが、通常は4番目のセーフモードを選択してください。ここではキーボードの「4」のキーを押してください。

セーフモードとしてWindows 10が起動してきます。

セーフモードで起動

上の図のように、画面の四隅に「セーフモード」の文字が出ています。

セーフモードで起動したら、スタートボタンを押して、電源ボタンから再起動を選択してください。

セーフモードは、再起動することで、間違ったパソコンの設定をリセットして修復することができます。

パソコンが起動していない状態からセーフモード

基本的に、パソコンが正常に起動できないという場合には、画面上に「スタートアップ修復」という画面が出てきます。

このスタートアップ修復画面は、2回連続して正常起動が出来なかった時に、表示されるようになっているようです。(パソコンとしては、かなりヤバイ状態になっていると考えてください)

スタートアップ修復画面がでたら、「詳細オプション」ボタンを押すと、セーフモードに入る最初の画面である「オプションの選択」画面が出てきますので、「トラブルシューティング」⇒「詳細オプション」⇒「スタートアップ設定」⇒「再起動」として、起動後に出てくる「スタートアップ設定」の画面で「4」のキーを押して、セーフモードに入ってください。

実際には、パソコンが正常に起動できないという場合は、ソフト上の問題以外に、ハードディスクの故障などもあり、セーフモード画面まで行けないことが多々あります。

セーフモードまで到達しないで、再び最初の「スタートアップ修復」の画面に戻るような場合は、ハードウェアの故障が考えられますので、パソコンの修理が必要になります。

 

不具合その4:フォルダをクリックしても開かない、ソフトが起動しない、スタートメニューが開かないなどの画面の不具合が生じている

画面上の操作の一部ができなくなっている場合や、何らかのファイルの欠損によってソフトが起動できなくなったような場合は、OSに関わるファイルを復元する必要があります。

以下の手順によって復旧することができます。
(インターネットに接続した状態で行ってください)
(かなり時間がかかる処理なので、時間に余裕があるときに行ってください)

(1)スタートボタンを右クリックします

(2)Windows PowerShell(管理者)をクリックします。

(3)「このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか」と出てくるので、「はい」をクリックします。

(4)Windows PowerShellが起動します。

(5)「PS C:¥WINDOWS¥SYSTEM32>」と表示されている右側に、以下のコマンドを入力して、Enterキーを押します。

dism /online /cleanup-image /restorehealth
(/の前には半角スペースがあります。)

Enterキーを押してからは、かなり長い待ち時間がありますので、根気強く待ちます。

(6)再び、「PS C:¥WINDOWS¥SYSTEM32>」という表示が出てきたら、次は以下のコマンドを入力して、Enterキーを押します。

sfc /scannow
(/の前には半角スペースがあります)

こちらの方も、かなり長い時間待ち時間があると思われます。

再び、「PS C:¥WINDOWS¥SYSTEM32>」の表示が出てきたら、終わった印です。

(7)最後にWindows PowerShellを閉じて、再起動してください。

以上の処理により、壊れていたり、不足していたファイルが修復されて、正常に動作するようになると思われます。

 

パソコンの不具合に会ったときに、まず考えること

毎日同じようにパソコンを使っているのに、突然トラブルに合うことがあるのがパソコンです。

そのような場合に、どう考えて、どう行動すればいいのかがとても重要です。

1.何をした時に、どんな現象がでてくるか?

2.トラブルが生じる前に、何かのソフトをインストールや更新をしたか?

3.Windows Updateなどが直前にあったか?

4.ソフトだけの問題か、パソコン全体の問題か?

5.ウイルスによるものなのか、そうではないものなのか?

このようなことを考えることが大切です。

そして、何よりもあわてて行動しないで、同じような現象が他の人にも起こっていないかをネットで調べてみてください。

自分のパソコンの問題ではなくて起こっているトラブルも中にはあります。

また、どんなトラブルが起こっても大丈夫なように、データのバックアップは日頃から行っておくようにしてください。

 

PDFの上に線を引いたり、文字を入れたりできるソフト3種類

PDFを表示できるソフトは沢山あります。

一般的なブラウザもそうですし、一般的には「Adobe Reader DC」という無料のソフトをネットからダウンロードして使っている方がほとんどだと思います。

ただ、PDFの上にマーカーで線や丸を書きたいとか、コメントなどを文字で書きたいというと、そのようなソフトはそれほど多くはありません。

本来であれば、Adobeの有料のソフトを使えば可能なのですが、最近のAdobeのソフトがサブスクリプションのタイプになって、永久にコストを支払う形になったので、できれば「無料で」という人が増えているように思います。

今回は、PDFのドキュメントの上に、マーカーで描画ができたり、文字が追加できたりする無料のソフトをご紹介しようと思います。

 

1.Microsoft Edge(PDFの上に線で描画できます)

Windows 10に付属している標準のインターネットブラウザソフトがEdge(エッジ)です。

通常は、ネットを見るだけのソフトですが、実はPDFのドキュメントに対して線で描画する機能を持っています。

以下に方法を書きます。

(1)任意のPDFファイルのアイコンの上を右クリックして、「プログラムから開く」⇒「Microsoft Edge」をクリックします。

(2)PDFが表示されます。

(3)画面の上部に以下のようなバーがあります。

 

Microsoft Edge(PDFの上に線で描画できます)

(4)「ノートの追加」という部分をクリックします。

(5)画面が変化して、ウィンドウのトップの部分に以下のようなメニューが追加されます。

 

(6)追加されたメニューは左から「ペン」「蛍光マーカー」「消しゴム」となっており、ペンは、色やサイズなども自由に変えられます。

Microsoft Edge(PDFの上に線で描画できます)

(7)PDF上に描画した後、名前をつけて保存のボタンから、別の名前でPDFを保存することができます。

Microsoft Edge(PDFの上に線で描画できます)

通常のブラウザなのに、簡単に描画ができて、それを保存できるので、気軽に使うにはもってこいです。是非お試しください。

 

2.PDF Reader(Windowsストアからのアプリ)

以外と知られていませんが、Windowsストアからの無料のアプリにも結構使えるアプリもあるんです。

それが、今回ご紹介する「PDF Reader」という平凡な名前のアプリです。

このアプリは、Windows 10のパソコンであれば、簡単にインストールすることができます。

以下に方法を書きます。

(1)スタートボタンの右側にある検索欄に「ストア」と入力から、Enterキーを押します。

(2)Microsoft ストアが開きます。

(3)ストア画面の上部にある検索ボタンを押すと、検索欄が現れますので、そこに「PDF」と入力して、Enterキーを押します。

(4)PDF関係のアプリが表示されますので、「PDF Reader」をクリックします。

PDF Reader

(5)上部にある「インストール」ボタンを押してインストールします。

(6)少し待つとダウンロードされてインストールされます。

(7)任意のPDFファイルのアイコンの上を右クリックして、「プログラムから開く」⇒「PDF Reader」をクリックします。

(8)PDF Readerが起動して、PDFドキュメントが表示されます。

(9)アプリの上部には以下のようなメニューが表示されています。

PDF Reader

(10)左から「蛍光マーカー」「下線」「取り消し線」「お絵描ペン」「注釈」「文字入力」「スタンプ」「ハイパーリンク」というような機能があります。

(11)編集後は、一番右にある「・・・」をクリックすると、サブメニューが表れて、その中の「として保存」をクリックすると、名前を付けてファイルを保存することができます。

結構機能的にも充実しており、PDFに文字を書き込めるという意味で重宝するソフトだと思います。

このアプリは、最初に起動するときに、メールアドレスなどの登録が必要かもしれません。

 

3.Foxit Reader(窓の杜からダウンロードできるフリーソフト)

PDFの編集について、より高度なことができるフリーソフトとしては、「Foxit Reader」が有名です。

このソフトは、「窓の杜」というWindowsのフリーソフトをダウンロードできるサイトから手に入れることができます。(安全なサイトです)

Foxit Readerのダウンロードページはこちら

Foxit Reader 窓の杜

こちらのサイトからダウンロードして、インストールしてください。

インストール途中で以下の画面が出てきます。

Foxit Reader 窓の杜

標準インストールですと、WordアドインやPPTアドインにチェックがされています。もしWordやPowerpointのメニュータブにFoxit Readerの表示が必要ない場合は、チェックを外してください。

※もし、ワードなどにタブが入った場合でも、そのタブを右クリックして、「リボンのユーザー設定」をクリックして、Foxit Readerのタブを非表示にできますので、心配はありません。

さらに次の画面で、

Foxit Reader 窓の杜

保護モードの設定の中の「保護モードを有効にする」はチェックしたままで大丈夫です。

さらに最後の画面では、以下の画面のように、上2つだけにチェックするように変更してから、次へボタンを押してください。

Foxit Reader 窓の杜

以上の手順で、インストールが完了してゆくと思います。

インストール完了後は、以下のような操作となります。

(1)任意のPDFファイルのアイコンの上を右クリックして、「プログラムから開く」⇒「Foxit Reader」をクリックします。

(2)上部に多機能なメニューが表示されています。

(3)特に「注釈」タブの中の機能を使うことで、PDFドキュメント上に様々な加工ができるようになっています。

Foxit Reader 窓の杜

※スタンプ機能がとてもユニークですし、カスタムスタンプも作れます。

(4)編集したPDFは「ファイル」から「名前を付けて保存」で保存することができます。

Foxit Readerは、非常に多機能なPDF加工ソフトです。

本格的に使わないにしても、パソコンにインストールしておけば、重宝するソフトになると思います。

 

4.PDF加工ソフトの役割について

最近は、重要な書類はPDFに書き出して、メールで送るということがあたりまえになっています。

しかし、通常ではこれらのPDF書類に何かを書き込んで、送り返すということができません。

これは、PDF自体がドキュメントの改ざんを防ぐという意味で使われているためです。

今回ご紹介したソフトについても、PDFドキュメントの上に描画や文字入れができますが、これは本来のPDF部分の上に画像を載せているだけで、本来のPDFドキュメント自体を編集しているわけではありません。

このため、加工でプラスされた部分は、PDFドキュメントに埋め込まれるわけではないので、後から削除することもできるようになっています。

このような意味で、PDFドキュメント自体の「完全性」は損なわれているわけではありません。

つまり、PDF上で書き込んだものは、あくまでも付録であるという認識で使うようにしてください。

 

Windows10におけるファイル共有・プリンタ共有の方法と問題点

1.Windows10のメジャーアップデートで共有に不具合が発生することがある

Windows10のパソコンを持っている人は、半年に1回程度ですが、大きなWindows Updateを体験します。(更新に2時間以上かかるアップデートです)

2019年の春から夏にかけて行われたWindows Updateは「1809バージョン」から「1903バージョン」へのアップデートになります。

Windows10のバージョンを確認する方法は、スタートボタンの右にある検索欄(コルタナ検索)の中に、「winver」と入力してEnterキーを押すと、Windowsのバージョン情報が表示されるようになっています。

普段の小さなアップデートとは異なり、大きなアップデート(メジャーアップデート)の場合は、OSの基本に関わるようなアップデートが行われることが多く、そのために、多くの不具合がアップデートにより生じることがあります。

 

2.ネットワーク上でのファイル共有設定がWindows Updateにより変えられてしまう

Windows10になってからは、ネットワークにおけるセキュリティがかなり強化されていて、Windows7やWindows8.1で問題なく動いていたものが、Windows10になったことで動かなくなるものが結構あるようです。

現在、明らかになっている不具合の現象としては、メジャーアップデート後に、ネットワーク上での共有フォルダへのアクセスが出来なくなったという不具合や、共有プリンタへの印刷ができなくなったという不具合です。

ネットワーク上で、フォルダを共有したり、プリンタを共有したりということは、多くの会社で行われていることです。

今回、問題になっているのは、1つのパソコン内のフォルダを共有したり、パソコンに直接USBケーブルで接続しているプリンタを共有している場合に、共有の設定がメジャーアップデートにより勝手に変更されてしまうために起こっている現象のようです。

このようなトラブルに合った場合は、基本に戻ってフォルダ共有やプリンタ共有の設定を見直すことが必要になります。

 

3.Windows10におけるフォルダ共有の方法

Windows10において、パソコン内のフォルダをネットワーク上で共有したいという場合は、以下のような手順となります。

◎共有するフォルダに対する設定

(1)共有したいフォルダを右クリックして、「プロパティ」を選択
(2)「共有」タブを選択
(3)「共有(S)…」をクリックして、共有する相手として「Everyone」を選択後、追加ボタンを押す。
(4)アクセス許可のレベルを「読み取り/書き込み」とする。
(5)右下の「共有」ボタンを押すと、次の画面になるので、「終了」ボタンを押す。
(6)プロパティの画面に戻ってきたら、今度は「詳細な共有(D)…」をクリックする。
(7)「このフォルダを共有する」にチェックを入れる。
(8)「アクセス許可(P)」をクリック
(9)Everyoneに対して、アクセス許可として「フルコントロール」の「許可」の部分にチェックする。
(10)「OK」ボタンを押す。
(11)前の画面に戻ってくるので、「OK」ボタンを押す。
(12)プロパティの画面に戻ってくるので、「閉じる」ボタンを押す。

◎接続プロパティをプライベートネットワークにする

(1)スタートボタン⇒設定とクリックして設定画面を開く。
(2)「ネットワークとインターネット」をクリック
(3)状態という項目の中にある「接続プロパティの変更」をクリック
(4)ネットワークプロファイルを「プライベート」に設定する

◎共有オプションの設定

(1)スタートボタン⇒設定とクリックして設定画面を開く。
(2)「ネットワークとインターネット」をクリック
(3)状態という項目の中にある「共有オプション」の項目をクリック
(4)「別のネットワークプロファイル用に共有オプションを変更します」という画面が開きます。
(5)以下のように設定を変更します。
★プライベートの下のネットワーク探索
⇒✅ネットワーク探索を有効にする
★プライベートの下のファイルとプリンタの共有
⇒✅ファイルとプリンタの共有を有効にする
★すべてのネットワークの下の一番下にある「パスワード保護共有」
⇒✅パスワード保護共有を無効にする
(6)「変更の保存」ボタンを押す。

 

4.さらに確認しておきたい設定

(1)スタートボタンの右側の検索欄に「Windowsの機能の有効化または無効化」と入力してから、Enterボタンを押す。
(2)「Windowの機能の有効化または無効化」というダイアログが出てくる。
(3)リストの中の「SMB 1.0/CIFS ファイル共有のサポート」という項目の左にある「+」をクリックする。
(4)開いた部分にある3つの項目にチェックする。
✅SMB 1.0/CIFSクライアント
✅SMB 1.0/CIFSサーバー
✅SMB 1.0/CIFS自動削除

Windowsの機能の有効化または無効化

(5)「OK」ボタンを押す。

 

5.ネットワーク上の共有フォルダにアクセスする方法

(1)タスクバーにあるエクスプローラーのアイコン(黄色いフォルダのアイコン)をクリックします。
(2)左のカラムの一番下にある「ネットワーク」という項目をクリックします。
(3)同じネットワーク上のパソコンのアイコンが表示されます。
(4)共有フォルダを持っているパソコンのアイコンをダブルクリックします。
(5)そのパソコンで共有されているフォルダが表示されますので、そのフォルダをダブルクリックして開きます。
(6)共有されたファイルが見えます。

 

6.Windows10 Proを使用しているパソコンが、ネットワーク上にある場合

ネットワーク上にあるパソコンが、Windows10 Homeのパソコンだけである場合は問題ないのですが、Windows10 Proどうしでのファイル共有や、Windows10 Homeの共有フォルダをWindows10 Proのパソコンから見に行くような場合には、特別な設定が必要になります。

Windows10 Proのパソコンから、ネットワークを開き、目的のパソコンのアイコンをダブルクリックすると以下のような画面が出てきます。

共有フォルダ 資格情報入力画面

この画面は、「ネットワーク資格情報の入力」という画面です。
ここでは、相手のパソコンに設定されたネットワーク資格情報を入力する必要があります。

このような画面が出た場合は、共有フォルダを持っているパソコン側で、あらかじめネットワーク資格情報を作成しておく必要があります。

以下の方法で、資格情報を作成できます。

(1)スタートボタンの右にある検索欄に「資格情報マネージャー」と入力して、Enterキーを押します。
(2)「資格情報の管理」という画面が出てきます。
(3)右側の「Windows資格情報」を選択します。
(4)「Windows資格情報の追加」という文字をクリックします。
(5)「Webサイトまたはネットワークの場所のアドレスと、資格情報を入力します」という画面が出てきます。
(6)3つの入力欄が出てきますので、以下のように入力します。
★インターネットまたはネットワークのアドレス
⇒コンピュータ名を入力する(半角英数で、スペースは入れないこと)
★ユーザ名
⇒適当な名前(半角英数で、スペースは入れないこと)
★パスワード
⇒適当なパスワード(半角英数で)
(7)入力したら、必ず記録をとってから、「OK」ボタンを押す。

上記で設定したユーザ名とパスワードを、そのパソコンにアクセスするときに、ネットワーク資格情報として入力すれば、共有フォルダにアクセスできるようになります。

さらに、「資格情報を記憶する」にチェックしておくと、次回のアクセス時には、「ネットワーク資格情報の入力」画面は出てこなくなり、すぐに共有フォルダにアクセスできるようになります。

 

7.ちゃんと共有設定をしているのに、正常にアクセスすることができない場合の対処方法

上記に書かれている設定をちゃんとやったにも関わらず、共有フォルダにアクセスすることができないということが多々あります。

実はネットワークの設定というのは、以前の設定がどこかに記憶されていたり、設定を変えても、すぐには反映されなかったりということがあります。

以前の設定を記憶している機器は、ルータや無線親機や無線アクセスポイント、さらにハブやパソコンなどもその部類です。

なので、共有設定を正常に行ったら、すべてのネットワーク機器とパソコンの電源を一旦OFFにしてください。

それから、ルータ⇒無線親機⇒無線アクセスポイント⇒ハブ⇒パソコンの順番で電源をONにしていってください。

そうすることで、ネットワーク上の設定がリセットされ、正常な設定が反映されるようになります。

基本的なことがわかっている人でも、はまってしまうのがネットワークの設定です。

 

8.プリンタ共有の方法

プリンタ共有の方法は、共有フォルダの設定よりも簡単に行えます。

(1)スタートボタンから、設定をクリックして開きます。
(2)「デバイス」をクリックします。
(3)左のメニューから「プリンタとスキャナー」を選択します。
(4)共有したいプリンタ名をクリックします。
(5)プリンタ名の下に現れる「管理」ボタンをクリックします。
(6)次の画面が開くので、「プリンタのプロパティ」をクリックします。
(7)プロパティの画面が出たら「共有」タブを選択します。
(8)「このプリンタを共有する」にチェックします。
(9)「OK」ボタンを押します。

プリンタの共有の設定は以上ですが、フォルダの共有と同じように、共有にかかわる設定はすべて必要です。

プリンタ共有とは、1つのパソコンにUSBで接続されているプリンタを、ネットワーク上の別のパソコンから使用できるようにするためのものです。

最近のプリンタの場合は、有線LANや無線LANを持っているネットワークプリンタが主流となっているので、わざわざプリンタの共有を行う必要はありません。

ただし、印刷物が多い場合や、複数のパソコンから多くのプリントをするような場合は、パソコンに直接USBケーブルで接続されたプリンタの方が処理スピードが速いので、プリンタの共有を行った方が印刷効率がいい場合もあります。