月別アーカイブ: 2018年11月

Microsoft Outlook 2016のメール設定方法のコツ

少し前に、

「Microsoft Outlookの正しいメール設定方法とは?」

という記事を書いたのですが、今回は、前回の記事への追加情報ということで、書かせていただきます。

前回の記事では、メールアドレスの詳細設定が、通常の方法では編集できないため、「コントロールパネル」→「ユーザーアカウント」→「Mail(Microsoft Outlook 2016)(32ビット)」と進むように書きました。

しかし、Windows 10のバージョンや、Officeのバージョンによっては、「Mail(Microsoft Outlook 2016)(32ビット)」の項目がないという場合もあるようです。

そこで、いろいろと調査してみたところ、より確実で簡単な方法が見つかりましたので、ご報告させていただきます。

 

1.Outlook 2016やOutlook 365のメールアドレスの設定は簡易設定から必ず始まります

Microsoft Outlookを最初に起動すると、簡易的なメール設定画面が開きます。

昔のバージョンのOutlookは、メールアドレスを設定しなくても通常の画面を表示できたのですが、今回のバージョンでは、メールアドレス設定を通過しないと、通常の画面が出てこないようになっています。

そこで、簡易設定画面で、とりあえず設定してみて、うまく送受信ができなかった場合は、通常の画面から再設定するという手段をとってください。

 

2.一般のプロバイダーのメールであれば、簡易設定で問題なく設定できます

Outlook側では、日本の一般的なインターネットプロバイダーのメールに関しては、情報を持っているようで、簡易的な設定で自動で設定を行ってくれるようです。

しかしながら、会社などの独自ドメインのメールの場合は、細かい設定などを自動ではやってくれません。

また、一部のケーブルテレビ系のメールなどでも同じように、細かい設定ができないために、簡易設定では設定ができないことがあるようです。

 

3.私が体験した設定できないメールの例

神奈川県の横浜市などを中心としたケーブルテレビのプロバイダーである「itscom」は、そのメール設定がかなり特殊であるため、Outlookでは自動で設定することができないメールの代表例となります。

このitscomのメールの特殊性は、POPサーバーでの認証アカウントと、SMTPサーバーでの認証アカウントが異なるという点です。

今回のOutlook 2016やOutlook 365でのメールの簡易設定の場合は、POPサーバーの認証アカウントは、SMTPサーバーの認証アカウントと同じであると考えているようで、このため、itscomのメールでは、簡易設定が使えません。

このようなタイプのメールについては、簡易設定を一旦行って、完全ではないけれども、通常の画面を出して、それから再度メール設定を行うという方法をとってください。

 

4.一旦、簡易設定で設定したメール設定を修正して、正しく設定するための方法

Outlookのメール設定

一般的には、上の図のように「ファイル」から「情報」を出して、アカウント設定から、さらに「アカウント設定(A)…」と行くのですが、このような入り方をして、メール設定画面にアクセスした場合、再び簡易設定の画面になってしまうというケースが多いようです。

そこで、入り方を以下のように変えてください。

Outlookメールの詳細設定

すごく近い場所ですが、「プロファイルの管理」というところを選んでください。

次に出てくるアカウント制御で「はい」を選んでいただくと、以下のような画面となります。

Outlookメールの詳細設定

昔っぽい画面が出てきますが、ここでは「電子メールアカウント」ボタンを押します。

Outlookメールの詳細設定

そうすると、電子メールアカウントの設定画面になりますので、変更したいメールアドレスを選択してから、「変更」ボタンを押してください。

Outlookメールの詳細設定

そうすると、上記のような詳細設定の画面となりますので、この画面上でメールの設定を行ってください。

——–

このように、現時点でのOutlookにはかなり問題があります。

いろいろな試行錯誤もあるかもしれませんが、今回の方法を使えば、かなりの確率で正しいメールの設定ができると思います。

是非、参考にしてください。

伝説のプリンタ「Canon PIXUS iP2700」を知っていますか?

プリンタといえば、Canon、Epson、Brother、HPというメーカーが主流です。

パソコンをお持ちの方は、これまで何台かのプリンタを購入してきたと思います。

しかし、「このプリンタは最高だった!」と思えるプリンタはそれほど多くありません。

 

1.プリンタの歴史を振り返ると

日本でパソコンが初めて普及してきたのは、1980年代ですが、そのころのプリンタの主流は、NECのプリンタでした。

今のプリンタと違って、感熱紙に印刷するタイプのプリンタや、インクリボンを使ったドットインパクトプリンタが主流でした。

ドットインパクトプリンタの紙は、今のようなA4サイズではなくて、紙の両端に穴の列があって、その穴を使って、紙が送られるというタイプでした。

1980年代の終わりに、Canonが世界で初めてインクジェットプリンターを開発しました。

最初に作られたインクジェットプリンタは、Canonの技術が使われているにもかかわらず、Appleが発売した「Style Writer」というプリンタでした。

その後、1990年代になると、プリンタの主流は、NECからエプソンに移ります。

最も売れていたプリンタがエプソンの「カラリオ」という名前のプリンタです。

一方、インクジェットプリンタと同時に、会社で普及するようになったのが、レーザープリンタです。

レーザープリンタとは、インクではなく、色のついた微粒子を静電気で紙に結合させる技術を使っているプリンタのことです。

この技術は、CanonやEpsonなどのメーカー以外にも、様々なメーカーが参入して多くのプリンタや複合機で使用されています。

2000年以降は、インクジェットの技術が大幅に進歩して、レーザープリンタに負けないレベル(綺麗さや速度)の印刷ができるようになってきています。

 

2.プリンタの紙のセット方法の疑問

その昔は、プリンタに使用する紙は、プリンタの後ろ側にセットして使うのが主流でしたが、近年では、プリンタの底の部分にトレイに紙をセットするタイプが主流になってきています。

これは、複合機などのように、異なるサイズの紙を数種類のトレイでセットしておけば、自動的に紙サイズが選択されて印刷されるということで普及してきたのだと思います。

しかし、家庭用のプリンタでのトレイは通常1つしかなく、紙サイズのためというよりは、プリンタの小型化のために、無理矢理、底にトレイを作っているというのが本当のところだと思います。

実際、プリンタの下にあるトレイを前に引き出して、異なるサイズの紙を入れ替えるという作業は、とても面倒なものです。

これに対して、プリンタの後ろ側に紙を置くタイプであれば、異なる紙サイズを簡単に入れ替えることができますし、紙の量が少なくなったら、すぐに手動で追加することもできます。

つまり、使い勝手は、紙は後ろにセットした方が便利なのに、プリンタのコンパクト化の犠牲になって、底のトレイに紙をセットするようになったのではないかと、私自身は考えています。

 

3.色ごとにインクカートリッジがあるのは、本当に節約なのか?

最近のもう1つの変化は、インクが色ごとに別々のカートリッジになってきたことです。

確かに、カラーのインクが別々のカートリッジになっていることで、減ってきたインクだけを取り換えるというのは、理にかなっていることだと思います。

しかし、インクをぎりぎりまで使ってから、今日はこのインクだけを取り換えようとすると、取り換えの頻度が多くなり、プリンタはそのたびごとに、ヘッドをチェックして、きれいにする動作を行うことになります。

皆さんは気づいていないかもしれませんが、プリンタの初期動作や、インク交換後の動作では、すべてのインクをチェックするために、インクを消費しているんです。

色ごとに取りかえていると、その度ごとに初期動作を行うため、全体のインクの消費量は増えてしまうことになります。

このような意味で、カラーのインクが1つのカートリッジになっていたころの方が、インクが長持ちしたんだけど・・・と思っている方も多いのではないかと思います。

 

4.スキャナやコピーの機能を使っている人はそれほどいない

最近、プリンタの名称は、「プリンタ」と呼ばずに、「複合プリンタ」なんていう呼び名になっていると思います。

この複合プリンタとは、スキャンも、コピーも、さらにファックスまでもできますというようなことだと思います。

恐らく、ファックス機能が必要な方には、複合プリンタはいいのかもしれませんが、一般の方で、スキャンやコピー機能をきちんと使っている人は、どれほどいるのでしょうか?

おそらく、印刷物を作るような人以外は、スマホで写真に記録すれば足りるんじゃないかと思うのです。

ビジネスなどでは大型の複合機のスキャン機能はかなり使われていると思いますが、小型の家庭用のプリンタでスキャンやコピーという機能の頻度はかなり少ないのではないかと個人的には思っています。

 

5.USB接続よりも、無線LANで使う人が増えているけど、

現在売られているプリンタでは、USB接続以外に、有線LAN接続や無線LAN接続ができる機種があたりまえになっています。

ここで面白いのは、一般の家庭用のプリンタでは、意外と有線LANは使われていないということです。

これに対し、ビジネス上の複合機は、有線LANで接続されているのが通常だと思います。

USBも有線ですし、LANケーブルも有線なので、家で使う場合はケーブルでつなぐということにはかわりなく、それがプリンタの置き場所を制限していることになり、結局、不便だということになっています。

このため、ほとんどの人が家のWiFi経由でプリンタを無線LANでつないでいるということになっています。

ところが、この無線LANという形での接続は、プリンタの動作を非常に不安定にさせています。

電波というのは、目には見えませんし、プリンタにデータを送ったんだけど、なかなか印刷が始まらないけど、どうなってるの?

というケースが意外と多いんですね。

私の経験から言えば、USB接続でパソコンと直接接続したプリンタの方が、無線LANで接続したプリンタより、印刷の速度は10倍以上速いと思います。

特に、年賀状など大量に印刷するような場合は、USB接続で印刷した方が、圧倒的に早く終わります。

つまり、無線LANの利点は、プリンタの置き場所が自由であるという点だけで、印刷そのものの性能から言えば、効率が悪いといえます。

 

6.伝説のプリンタ「Canon PIXUS iP2700」は、時代に逆行したプリンタでした

とても、残念なことに、Canon PIXUS iP2700というプリンタは、2018年の2月に販売を終え、店頭には見つけることができません。

しかし、昨年までは、日本で最も売れたプリンタの1つでした。

特に、Amazonでの販売では、プリンタ部門でずっと1位を獲得していました。

その特徴は、

  • 紙はプリンタの後ろにセットする
  • インクカートリッジは、黒のカートリッジと、カラーのカートリッジの2つしかない。
  • スキャナやコピーの機能がない
  • USB接続しかできない

という前時代的なプリンタでした。

しかし、すばらしい特徴としては、

  • 名刺サイズの紙に印刷できる
  • すべてのサイズの封筒に印刷できる
  • 紙がつまることがない
  • プリンタの操作ボタンが2つしかない(電源ボタンと紙送りボタンの2つ)
  • 重量が軽いので、どこでも持って移動できる

つまり、前時代的なプリンタですが、極めて使いやすい特徴を持っているプリンタでした。

さらに、昨年までは、

  • アマゾンでの価格が、3,000円前後と超安いプリンタでした

驚くのは、インクカートリッジ(黒・カラーのセット)の価格よりも安い価格で購入することができたプリンタでした。

もちろん、購入するとインクは標準で付属していますので、考えられないくらいの安さでした。

ところが、今年の2月に販売中止となり、手に入れることが難しくなったとたん、多くのファンがいるこのプリンタの価格は、跳ね上がり

  • 現在、アマゾンで売られている新品(残っている在庫のみ)の価格は13,000円を超えてきています。

これまで、販売中止になって、価格が4倍以上になったプリンタはまず存在しません。

つまり、このCanon PIXUS iP2700というプリンタは現在、「伝説のプリンタ」となっています。

私自身もこのプリンタを所有していますが、全く不満がなく、これほどすばらしいプリンタはこれまで記憶にないと思います。

パソコン教室の生徒さんにも、これまで相当勧めてきたプリンタです。

しかし、今の価格では、なかなか手がでないというのが本音です。

ところが一方で、このプリンタの中古がアマゾンで売られています。

通常、中古のプリンタを買う人はまずいないと思いますが、何しろシンプルな構造のプリンタですので、中古で動かないということはまずないと思います。

もし、興味のある方は、ぜひ一度アマゾンで調べてみてください。

 

Office 2016、Office 365のタッチモード/マウスモードを知ってますか?

Office 2016やOffice 365を使っている方で、ワードやエクセルやポワーポイントのリボンがなぜか間延びしているなあ~と感じたことはありませんか?

たとえば、

Office 365 リボン タッチモード

こんな感じです。(クリックすると大きくなります)

本来のリボンって、

Office 365 リボン クリックモード

こんな感じだったけどな・・・(クリックすると大きくなります)

といった感じです。

実は、私もOffice 365の更新があるまでは、下のタイプだったのですが、更新後には突然上のようなタイプに変化して、なんでだろう~なんでだろう?と考えていたんですが、実はとても簡単なことでした。

 

1.Office 2016やOffice 365には、タッチモードとマウスモードの2つのモードが用意されている

 

タッチモードというのは、画面をタッチすることができるタブレットやパソコンで使うモードで、指でタッチしやすいように、ボタンとボタンの間の距離を十分にとっているものです。

一方、マウスモードというのは、従来のパソコンのように、マウスを使ってタッチするもので、より沢山のツールボタンを表示できるという長所があります。

ところが、Officeの更新をすると、突然マウスモードからタッチモードに変わってしまうことがあり、新しいOfficeは、リボンの形が変わったんだなあ~と誤解している人もいるかもしれません。

このタッチモードとマウスモードの切り替えは簡単なので、覚えてください。

ワード、エクセル、パワーポイントなどのうち、1つのアプリで切り替えを行うと、すべてのOfficeアプリで同時に切り替えが行われるようになっています。

 

(1)クリックアクセスツールバーを開きます。

クリックアクセスツールバー

(2)「タッチ/マウスモードの切り替え」をクリックします。

タッチ/マウスモードの切り替え

(3)クイックアクセスツールバー上の指マークの右の▼をクリックします。

(4)タッチモードとマウスモードの切り替えを行います。

タッチモードとマウスモードの切り替え

このように、いつでも簡単に切り替えを行うことができます。

個人的には、やはり「マウスモード」が好きです。

タッチモードは、ボタンの数も減るし、わかりにくいですからね。

ということで、困っていた方はお試しください。

Microsoft Outlookの正しいメール設定方法とは?

この記事に関連した新しい記事がありますので、こちらも参考にしてください。

→ Microsoft Outlook 2016のメール設定方法のコツ

会社などでは、まだOutlookを使っている人は多いようですね。

昔からのメールの名残りなのか、メールと言えばOutlookと思っている人も多いようですが、個人的な意見を言えば、Outlookは古いタイプのメールソフトなので、できるだけ早く卒業したほうがいいと思います。

個人的には、Gmailが最も優れていると思いますが、ビジネスなどで使う場合は、G suiteというGoogleのメールやスケジュール管理のサービスがありますので、会社のメールシステムは、G suiteに移行していくのがベストな方法だと思います。

 

1.Microsoft Outlookが使いにくい原因は何か?

(1)新しいパソコンへのメールの移動が面倒である

Microsoft Outlookは、Microsoft Officeに含まれるメールソフトです。

メールアドレスを設定すると、そのメールアカウント設定に対応するデータファイルが、ユーザーのドキュメントフォルダの中の「Outlookファイル」という名前のフォルダ内に、pstファイルとして作成されます。

このpstファイルの中に、メールの受信トレイ、送信済みアイテム、削除済みアイテムなどに加えて、予定表のデータ、連絡先のアドレス帳、To Doデータなどが一括して保存されることになります。

ここでの問題点の1つは、メールアドレスの設定自体は、pstファイルには保存されていないという点です。

Outlookの場合、古いパソコンから新しいパソコンにメールの設定を移動させたいときに、メール設定をエクスポートする手段がありません。

つまり、ユーザーは、新規にメール設定を作成しなおす必要があり、この点が非常に面倒な作業となってしまいます。

もし、あなたが古いパソコンから、新しいパソコンにOutlookのメールを移動したいと考えたときは、以下の手順で作業を行う必要があります。

(1) 古いパソコンのメールデータをpstファイルとしてエクスポートする。
(2) 新しいパソコンで、Outlookのメールの設定を新規に行う。
(3) 設定したメールのデータファイルに対して、古いパソコンからのメールデータをインポートする。

本来であれば、古いパソコンのメール設定をエクスポートして、新しいパソコンにインポートできれば簡単なのですが、Outlookはメール設定をエクスポートする手段を持っていません。

このため、新しいパソコンでは全く新規にメールアドレス設定を行う必要があるのですが、この設定で躓くことが多いのです。

 

(2)pstファイルの巨大化によってファイルが壊れることがある

Outlookの最大の弱点がpstファイルの巨大化です。

何しろ、1つのpstファイルが、すべてのメールメッセージや添付ファイルなどを含んでいるため、ファイルが巨大化することでファイルにエラーが生じるとファイルが開けなくなり、メール自体が開かなくなるということもあります。

このため、Outlookを使う場合は、データが巨大化しないように、不要なメールを削除したり、フォルダの整理を定期的にするなどのメンテナンスが必要となります。

さらに、pstファイルが巨大化すると、メールの受信トレイを開くのに時間がかかったり、Outlookの動きが遅くなったりすることもあります。

さらに、ひどい現象になると、メールのメッセージが消えてゆくという怪奇現象なども生じることもあります。

 

(3)Outlookから送信するメールは、暗号化されていません

これは、昔からの問題なのですが、パソコン上のメールソフトから送信されるメールというのは、インターネット上で暗号化されているわけではありません。

簡単に言えば、ネット上で暗号化されないまま送られているということは、内容を盗み見られることがあるということです。

クラウド上でメール送信を行うWebメールが望ましいのは、送信されたメールは暗号化されているという点です。

 

2.Outlookの正しいメール設定方法

最新版のOutlook(2016もしくは365)において、メールの設定が失敗するケースが増えているようです。

この問題の原因は、Outlookのメール設定画面が簡略化されたことにあります。

通常メールアドレスの設定では、表示名、メールアドレス、アカウント名、パスワード、POPサーバー名とポート番号、SMTPサーバー名とポート番号というような情報で構成されています。

ところが、最新のOutlookをはじめて起動し、メールアドレスを設定する段階で、簡易画面での設定しかなく、詳細設定画面を表示できないようにしてしまっているのです。

outlook簡易設定

※上の図の「詳細オプション」を有効にしても、詳細画面は出てきません

このことにより、複雑なメール設定を持つメールでは、認証が通らず、メールの設定でつまづいてしまっているケースが増えているようです。

もし、Outlookでのメール設定に失敗することがあれば、以下の方法で設定してみてください。

 

<Outlookメールを詳細設定画面で設定する方法>

(1)コントロールパネルを開きます。(すぐに開けない方はコルタナの検索欄にコントロールパネルと入力したら出てきます)
次に、「ユーザーアカウント」をクリックしてください。

コントロールパネル

(2)「Mail(Microsoft Outlook 2016)(32ビット)」をクリックしてください。

Mail

(3)「電子メールアカウント」というボタンをクリックします。

メールの設定

(4)Outlookのアカウント設定の画面が出てきます。
ここで、メールアドレスを選択してから、「変更」をクリックしてください。
もし、新規にメールアドレスを設定したい場合は「新規」をクリックしてください。

outlookの詳細設定

(5)メールの詳細設定画面が開きますので、メールの詳細情報を入力してください。

Outlookメール設定

さらに、画面右下の「詳細設定」ボタンを押すことで、送信メールの認証の設定や、受信サーバーと送信サーバーのポートの設定などもできるようになります。

従来のOutlookでは、ファイルのアカウント設定から、メールアドレスを選択して、変更ボタンを押すと、上記の画面にすぐにアクセスすることができたのですが、新しいOutlookでは、上記の詳細設定画面が出てこなくなってしまいました。

このため、ちょっと遠回りにはなりますが、コントロールパネル経由でOutlookのメール設定をしなければならなくなっています。

 

マイクロソフトの怠慢なアップデートによりOutlookはさらに使いにくいソフトになってきていますので、できるだけ早くOutlookから離れて、クラウドのメールサービスに乗り換えることをお勧めします。

 

3.Outlookは3種類あることを知ってますか?

皆さんは、Outlookが3つもあることを知っているでしょうか?

Windows 10のパソコンには、「メール」というアプリが最初から用意されています。このアプリの「メール」は、以前はOutlookと呼んでいました。

もう1つは、クラウドメールとしての「Outlook」です。

Office Onlineにログインすると、無料で「Outlook」という名前のクラウドメールを使うことができます。マイクロソフトは、以前からのHotmailをこのOutlookに吸収して、運用しています。

このクライドタイプのOutlookはメールアドレスを最大20個まで持つことができるのですが、残念なことに、設定が難しいので使い勝手があまりよくありません。

このように、Microsoft OfficeのOutlookとは別に、マイクロソフトは、Outlookと呼ばれているメールを2つも作っているのです。

そして、とても残念なことに、これらのメールどうしは連携することが全くできていません。

全く独立に3つのOutlookを作って、一体全体どうしようとマイクロソフトは考えているのでしょうか?

 

(1)Microsoft Office OutlookとOffice Online Outlookの連携の可能性

今後のマイクロソフトに期待することは、Microsoft OfficeのOutlookとOffice OnlineのOutlookを同期してほしいということです。

もし、このような同期ができれば、ローカルのパソコンのOutlookのメールが、タブレットやスマホで見れるようになるわけで、クラウドとローカルの両方で使えるという画期的なメールとなります。

恐らくマイクロソフトも、クラウド上のShareサーバーなどの技術もあることですし、いずれはこのような形になっていくことが期待されます。

ただ、Googleの進歩の方が速いので、OutlookがGmailに勝てるかどうかは、難しいかもしれません。

 

(2)Windows10 のアプリのメールとOffice Online Outlookの融合の可能性

Windows 10に標準で用意されているアプリのメールについては、非常に使いにくいという声がよく聞かれますし、機能的に見ても貧弱なメールです。

むしろ、アプリのメールは、Office OnlineのOutlookと融合して、一体化したほうがいいのかもしれませんね。

個人的には、Office OnlineのOutlookを使いやすくしてもらえば、Gmailにも対抗できるようなメールになるのではと思っています。

マイクロソフトの今後のアップデートに期待しています。

プリペイド型クレジットカードmijica(ミヂカ)を知ってますか?

「mijica」と書いて、「ミヂカ」と読むことも不思議なのですが、このクレジットカードは、高齢化が進む日本にとって、とても画期的なクレジットカードなのです。

 

mijicaカード

 

1.mijicaカードは、ゆうちょ銀行が発行するプリペイド型クレジットカードです。

ほとんど広告やCMをしていないので、知らない人がほとんどだと思いますが、ゆうちゅ銀行は、かなり画期的なクレジットカードを発行しているのです。

 

(1)ゆうちょ銀行のキャッシュカードを持っている方であれば、誰でも申し込めます。

このカードは、満12歳以上の方で、ゆうちょ銀行のキャッシュカードを持っていれば、誰でも申し込めます。

一番の特徴は、申し込めば、審査もなく、カードが送られてくるという点です。

一般のクレジットカードでは、一定の収入があることや、年齢制限などがあり、特に高齢者の方が申し込んでも、審査が通らないというケースが多々あります。

ところが、このカードは、申し込めば必ず手にすることができるカードなのです。

 

(2)VISAカードとして、ネットやお店で使用できるクレジットカードです。

VISAカードとして使えるので、特にネット上での買い物や、通常のお店でも使えますし、日本だけでなく、世界中で使えるカードです。

 

(3)プリペイド型なので、使いすぎることがなく安全に使えるカードです。

mijicaカードは、ゆうちょのATMで、最大10万円までチャージすることができます。(残高上限は10万円です)

また、Web・スマホアプリで、ゆうちょ口座からチャージすることもできます。(今すぐチャージ)

さらに、ゆうちょ口座から毎月のご指定の日(1日、6日、11日、16日、21日、26日のいずれか)にチャージすることもできます。(指定日チャージ)

 

(4)すでにチャージしているカードから、現金の出金もできます。

通常のプリペイドカードであれば、一旦チャージした金額は、引き出すことができませんが、このmijicaカードでは、チャージした金額を再び出金もできてしまうプリペイド型カードなのです。

ただし、出金1回あたりの最大金額は5万円までで、出金手数料が54円(税込)かかります。

 

(5)mijicaカードを持っている相手に対して、会員サイトまたはスマホアプリから、送金ができます。

会員サイトやスマホアプリを使って、相手のカナ氏名とカード番号だけで、相手のカードに対して送金が可能です。

1回最大5万円までの送金が可能で、手数料は無料です。送金回数は、月10回までとなっています。

 

2.申し込みはいたって簡単、とても安心です。

このプリペイド型クレジットカードは、チャージされた金額以上の買い物はできません。

なので、使いすぎることもなく、安心して使えます。

特に、高齢者の方で、クレジットカードを使ったことがない方や、クレジットカードの審査になかなか通らないで困っている方、そして何よりも、クレジットカードが危ないと考えている方に、安心して取得して、使うことができるカードです。

ゆうちょ銀行のキャッシュカードさえ持っていれば、以下のサイトから簡単に申し込むことができます。

ゆうちょ銀行(プリペイドカード mijica)

上記ページに行って、「今すぐWebで申し込む」をクリックして、次のページでは「Web申し込み版「みじか」デザイン」の下にある「上記の券面を申し込む」をクリックします。

ここで、「mijicaお申込みの事前準備」という画面になりますが、ここで以外と先に進めない場合があるので、注意してください。

ブラウザソフトでの「ポップアップブロック」を解除しておかないと、次の画面には進めません。

「ポップアップブロック設定の解除方法」を必ず参照して、自分のパソコンやスマホの設定を一部変更してから、申し込みを行ってください。

申し込みが無事に終了すれば、1週間程度でカードが送られてきます。

 

3.こんな方に最適です

今回、このようなクレジットカードをご紹介した一番の理由は、一般的なクレジットカードは、60歳以下の就業している人に対して発行しているカードであって、それ以外の人は、審査で落とされてクレジットカードを手にすることができません。

よくテレビで、「楽天カード」や「Yahoo!カード」など、誰でも申し込めるように言っているカードもありますが、実際に申し込んでみると審査で落とされる方は、かなりいるようです。

もちろん、高齢者でも申し込めるカードもありますが、American Expressなどのカードは、年会費も高額で、使用する頻度が少ない方には負担が大きすぎます。

その点、ゆうちょ銀行のmijicaカードは、審査もなく、確実に手にすることができ、年会費は無料で使うことができます。

昨今のインターネット社会では、ネットでの契約やショッピングに、クレジットカードが必須であるサービスも増えていますので、より多くの方が安心して使えるクレジットカードとして、mijicaカードは最適だと思います。

クレジットカードは危ないと考えている方でも、suicaやpasmoなどのプリペイドカードは使っていると思います。

一般のプリペイドカードの延長線上にあって、プリペイド残高が10万円までというカードでありながら、VISAカードとして、インターネットや世界中の店舗で使えるという意味で、特徴のあるカードだといえます。

 

Windows10で共有フォルダ・共有プリンタがネットワークから見えない問題

これまで、Windowsパソコンにおいて、事務所内や、社内でのファルダ共有に関わる設定方法は、大きな変化はありませんでした。

ところが、Windows 10の最近のバージョンにおいて、ネットワーク画面を開いても、同じネットワーク上にあるはずのコンピュータのアイコンが、ネットワーク画面に現れてこないため、ネットワーク上の共有フォルダや共有プリンタを認識できないという問題が起こっているようです。

今回は、この問題について、記事を書いてみたいと思います。

 

1.ネットワーク接続には2つの種類が用意されています

はじめて、ネットワーク(有線・無線にかかわらず)に接続した場合、Windows 10では、「プライベートネットワーク」にするか、「パブリックネットワーク」にするかを尋ねられます。

プライベートネットワークというのは、家や会社などで、複数のパソコンがあるような場合、複数のパソコンどうしで、ファイルの共有やプリンタの共有を可能にするための接続方法です。

一方、パブリックネットワークというのは、空港や駅、カフェやホテルなど、公共の場所で、公共のネットワークに接続する場合に用いる接続方法で、ネットワーク上に自分のコンピュータがあることをまわりのコンピュータから探索されないようにして、ネットワークに接続する方法です。

最近では、無線LANでの接続が多くなっているため、たとえ屋内であっても、共有フォルダや共有プリンタが必要でない場合は、セキュリティのために、パブリックネットワーク接続で設定する方が増えているように思います。

 

2.最初にどちらのネットワーク接続にするかで運命が決まるようです

パソコンをセットアップする場合、初期設定の段階で、ネットワークへの接続が求められます。はじめて、有線もしくは無線のネットワークに接続すると、プライベートネットワークもしくはパブリックネットワークの種別を選択するようになっています。

私の経験から言うと、この段階で「プライベートネットワーク」を選択した場合、ネットワーク画面を開くと、ネットワーク上のコンピュータ探索を行い、ネットワーク上にあるすべてのコンピュータを表示することができるようになります。

一方、この段階で「パブリックネットワーク」を選択した場合、ネットワーク画面を開いてネットワーク上のコンピュータを探索したとしても、ネットワーク上のコンピュータは、表示されないという現象になってしまいます。

本来、パブリックネットワークは、自分のコンピュータは他のコンピュータから見えないようにする設定ですが、自分自身のコンピュータとネットワーク上でプライベートネットワークに設定している別のコンピュータは見えてくるのが普通です。

しかし、Windows 10の最新バージョンにおいては、セットアップ段階でパソコンをパブリックネットワークに設定すると、ネットワーク上のすべてのコンピュータを全く探索できなくなるようなのです。

ちなみに、セットアップ段階でパブリックネットワークで設定してしまうと、その後プライベートネットワークに変更しても、ネットワーク画面にネットワーク上のパソコンが表示されないという現象になってしまいます。

つまり、パソコンをセットアップする段階で、はじめて接続したネットワークに対して、どちらを選ぶかで運命が決まってしまうようなのです。

このような意味からいうと、パソコンセットアップ時には、プライベートネットワークを選択しておき、セットアップ終了後に、パブリックネットワークに変更するという手順を踏んだほうが、いいように思います。

 

3.ネットワーク画面でネットワーク上のコンピュータを表示させるための方法

プライベートネットワークにしても、ネットワーク画面にネットワーク上のにあるコンピュータが探索されないという場合は、以下のような方法で、本来の状態に復帰できます。

(A)SMB 1.0/CIFS ファイル共有のサポートを有効化する

この方法は以下の手順で行います。

  1. コントロールパネルを開き、「プログラム」をクリックします。
  2. 「プログラムと機能」をクリックします。
  3. 左側のメニューから「Windowsの機能の有効化または無効化」をクリックします。
  4. 一覧の中から「SMB 1.0/CIFS ファイル共有のサポート」にチェックします。

ファイル共有のサポート

※チェックしてOKボタンを押すと、パソコンの再起動を求められるので再起動してください。

(B)以下のWindowsの2つのサービスを「自動」に設定する。

・Function Discovery Provider Host
・Function Discovery Resource Publication

この方法は以下の手順で行います。

  1. スタートボタンをクリックして、スタートメニューから「Windows管理ツール」をクリックします。
  2. 「サービス」をクリックして起動します。
  3. Functionから始まる2つのサービスを見つけます。
  4. それぞれのサービスをダブルクリックして、スタートアップの種類を「自動」に設定して、OKボタンを押します。
  5. 最後に、パソコンを再起動します

サービスの設定変更

サービスを自動に設定

サービスを自動に設定

上記のような手順で、サービスの設定変更を行います。

この方法を実行することで、ネットワーク画面上に、ネットワーク上のコンピュータを表示できる機能が回復してきます。

 

4.フォルダ共有の設定方法

ネットワーク上でフォルダを共有したい場合は、単にプライベートネットワークに設定するだけではダメで、「共有フォルダの作成」と「共有の詳細設定」をきちんと行う必要があります。

(1)共有フォルダの作成(ネットワーク上に公開するフォルダの作成)

以下の手順で、ネットワーク上で自由に読み取りや書き込みができる共有フォルダが作成できます。

  1. 新しいフォルダを作成して、名前を付けます。
  2. そのフォルダを右クリックして、プロパティをクリックします。
  3. 「共有タブ」をクリックします。
  4. 「共有」ボタンを押します。
  5. ドロップダウンリストから「Everyone」を選択して追加ボタンを押します。
  6. アクセスの許可のレベルを「読み取り」から「読み取り/書き込み」に変更します。
  7. 一番下にある「共有」ボタンを押します。
  8. 「終了」ボタンを押します。
  9. プロパティの共有タブの画面に戻ってきたら、「詳細な共有」ボタンを押します。
  10. 「このフォルダを共有する」にチェックします。
  11. ここで、共有名はフォルダ名となっていますが、変更することも可能です。
  12. 次に、「アクセス許可」ボタンを押します。
  13. Everyoneを選択した状態で、許可の下にある3つのチェックボックスにチェックします。(フルコントロールを押せば全部チェックされます)
  14. OKボタンを押します。
  15. さらにOKボタンを押します。
  16. プロパティの画面になるので、閉じるボタンを押します。

以上で、共有フォルダの作成ができました。

(2)ネットワークの種類の確認

以下の手順で、上記で作成した共有フォルダを公開できるようにします。

  1. エクスプローラーを起動します。
  2. 左側のメニューにある「ネットワーク」を右クリックします。
  3. プロパティをクリックします。
  4. アクティブなネットワークの表示にあるネットワークの種類を確認します。
  5. ここで、「パブリックネットワーク」となっている場合は、(3)の方法で、プライベートネットワークに変更します。
  6. プライベートネットワークになっている場合は、(4)に行きます。

 

(3)プライベートネットワークへの変更

以下の手順で、パブリックネットワークをプライベートネットワークに変更します。

  1. スタートボタンを押して、設定マーク(歯車)をクリックします。
  2. ネットワークとインターネットをクリックします。
  3. 状態の画面で、「接続プロパティの変更」(青い文字)をクリックします。
  4. パブリックが選ばれていたら、プライベートの方に切り替えます。
  5. 画面を×で閉じます。(プライベートネットワークに変更されます)

 

(4)共有の詳細設定の変更

以下の手順で、共有の詳細設定を変更します。

  1. エクスプローラーを起動します。
  2. 左側のメニューにある「ネットワーク」を右クリックします。
  3. プロパティをクリックします。
  4. 左側にある「共有の詳細設定の変更」をクリックします。
  5. 表示された画面は、「プライベート」「ゲストまたはパブリック」「すべてのネットワーク」という3つのカテゴリから構成されています。
  6. プライベートの設定
    「ネットワーク探索を有効にする」に◎
    「ネットワークに接続されているデバイスの自動セットアップを有効にする」にチェック
    「ファイルとプリンタの共有を有効にする」にチェック
  7. すべてのネットワークの設定
    「パスワード保護共有」→パスワード保護共有を無効にする
  8. 一番下にある「変更の保存」をクリックします。

以上で、作成した共有フォルダは、ネットワーク上のどのコンピュータからも参照ができるようになり、読み取りや書き込みも可能になります。

もし、ネットワーク上の全体から参照されたくない場合は、最後のパスワード保護共有の部分を「パスワード保護共有を有効にする」に設定すると、相手のパソコンから共有フォルダにアクセスした時点で、共有フォルダの持ち主のパソコンのログインIDとパスワードを要求されるようになります。


以上、Windows 10におけるネットワーク探索の問題点の解決法と、ネットワーク上での共有フォルダの公開方法について書いてみました。

Windows 10では、セキュリティの向上がある反面、従来からあった機能を正常に使えなくなるような変更がWindows Updateを通じて行われており、かなりの問題といわざるを得ない状況にあります。

今後も、Windows Updateの動向に注意する必要があるようです。