月別アーカイブ: 2017年1月

古いパソコンをWindows10にする方法

Windows10パッケージ版

昔からパソコンを使っている方は、自分が使ってきたパソコンをできるだけ長く使いたいと考えていると思います。

Windows10のパソコンが主流になりつつある今、昔のパソコンをこのまま使い続けるのがいいのか、それとも新しいパソコンに買い替えるのがいいのかと悩んでいる方も多いと思います。

さすがに、Windows XPについては、かなり前にサポートも終わっていますし、アプリや周辺機器も対応しなくなってきているので、XP自体を使い続けることはすでに難しい状況です。

Vistaのパソコンについても、2017年4月11日にマイクロソフトからのサポートが完全になくなりますので、Vistaを使い続けることも難しい状況になってきています。

かと言って、まだ問題なく動いているパソコンをお蔵入りしたり、廃棄するのは忍びないと考えている人も多いと思うのです。

なんとか古いパソコンであっても、いま一度復活させたいという思いもあると思います。

そこで、古いパソコンにWindows10を入れることはできるのかという点について書いてみたいと思います。

 

まず、システム要件を確認しよう

私個人としては、古いパソコンにWindows10を入れたりして使っていますが、スペック的には以下のようなものであれば、なんとかWindows10をインストールしても大丈夫ではないかと考えています。

・2007年以降に購入したデスクトップパソコンで、メモリが増設できて、ハードディスクが交換できる機種
・Windows Vistaで、CPUがCore2Duo以上のデスクトップおよびノートパソコン
・Windows 7が購入時に入っていたデスクトップおよびノートパソコン
・Windows 8 / 8.1が購入時に入っていたデスクトップおよびノートパソコン(タブレットタイプはダメ)

でも、一般にはマイクロソフトが公表しているシステム要件を確認してください。
以下がWindows10に必要とされているシステムの要件です。

●プロセッサ(CPU): 1 ギガヘルツ (GHz) 以上のプロセッサ
●メモリ: 2 GB以上
●ハード ディスクの空き領域: 20 GB以上
●グラフィックス カード: DirectX 9 以上 (WDDM 1.0 ドライバー)
●ディスプレイ (画面解像度): 800×600

上記のようなシステム要件を満たせば、現在Windows XP, Vista, 7, 8, 8.1などが入っているパソコンであってもWindows10をインストールすることが可能だということです。

しかし、個人的に追加しておきたいのは、
●内臓のCD/DVDドライブがある
●有線LANポートがある
●Intel系のCPUである
●ハードディスクのタイプは必ずSATAタイプである(Vista以降はSATAタイプです)
という要件も大切だと考えています。

たぶんここで悩むのが、
「 1ギガヘルツ(GHz)以上のプロセッサ」ということです。
現在のほとんどのパソコンは1GHz以上のCPUになっていますが、確認したい方は、「ファイル名を指定して実行」から「winmsd」(WindowsXPの場合)もしくは、「msinfo32」(Windows Vista/7の場合」を実行するとCPUのギガヘルツ数を確認することができます。
※メモリ容量も確認できます。

もう一つ、「グラフィックス カード: DirectX 9 以上」については、「ファイル名を指定して実行」から「dxdiag」を実行すると、DirectXのバージョンを確認できます。

さらに、メモリですが、本来はもっと多いほうがいいので、3GBや4GBまで増やせる場合は、無理して増やしたほうがいいと思います。

ただし、上記のシステム要件を満たしていたとしても、実際にWindows10をインストールすると、以下のような不具合が生まれることがあります。

●サウンドが出なくなった。
●CDやDVDが認識できなくなった。
●SDカードなどの認識ができなくなった。
●LANアダプタが使えず、インターネットに接続できなくなった

でも、これらの問題は、実際にやってみなければわからない部分も多いので、問題が出た段階で解決方法を探すしかありません。

 

古いパソコンには、Windows10 Home 32bit パッケージ版を購入すること

Windows XP/ Vista / 7 などのパソコンの場合、OS自体は32ビットで動いているケースがほとんどです。

このため、Windows10を入れるにしても、やはり32ビット版の方が安全です。

特に、メモリが4GB未満という場合は、32ビット版を選んでください。
一方、メモリが4GB以上という場合は、64ビット版でも大丈夫です。

それと、Windows10 Home 32ビットパッケージ版には、ディスク版とUSB版がありますが、古いパソコンの場合は、USBからのブートが出来ない場合もあるので、ディスク版のパッケージの方がいいと思います。

DSP版の方が安いと思われる方も多いと思いますが、必ずパッケージ版にしてください。パッケージ版の方が絶対に安全です。

価格的には、16000~17000円程度ではないかと思います。
最近は、USB版が主流になっていますが、ソフマップの店舗に行けば、ディスク版も手に入ると思います。

どうしても、手に入らない場合は、シリアル番号さえあれば、Windows10のサイトからisoファイルをダウンロードして、それからディスクを作成するというような方法もあります。

 

できれば、ハードディスクも交換したほうがいい

古いパソコンで、かなり使い込んだパソコンの場合は、ハードディスクも交換するのがいいと思います。

ハードディスクは、デスクトップパソコンであれば、内臓3.5インチSATAハードディスクが通常です。また、ノートパソコンの場合は、内臓2.5インチSATAハードディスクが通常です。

これらのハードディスクは、500GB~1TB程度のものであれば、10000円以内で購入することができます。
※購入はお店であればソフマップ、ネットであれば、ソフマップ、アマゾンなどが便利です。
※慣れていない人はネットではなくて、店頭で店員さんに確認して購入したほうがいいです。

ハードディスクの交換をしたことがない人は、まず持っているパソコンからハードディスクを取り出すことができるかどうかを調べてください。ノートパソコンなどでは、かなり困難な場合も考えられます。
取り出すことができれば、そのハードディスクを持って、店頭に行けば間違うこともないと思います。

 

クリーンインストールで、起こる問題点

メーカーで作られたパソコンに対して、Windows10のパッケージ版をインストールすると、内臓する機器のドライバが見つからないために、Windows10はインストールされたけれども、機器が認識できないために基本的な機能が使えないという問題が生じることがあります。

最も大切な機器のドライバは、ネットワークドライバです。ネットワークドライバがないと、インターネットに接続できないので、その他のドライバも手に入れることができませんし、アップデートなどもできません。

そこで、ネットワークドライバが、Windows10のインストール直後に正常に動いているかどうかが重要なポイントになります。もし、ネットワークドライバが正常に動いていない場合は、市販のUSBタイプのLANアダプタや、USBタイプの無線アダプタを購入して取り付けることで、この問題を回避できます。

インターネットに接続できさえすれば、ドライバなどをネット上から検索してインストールするようなことも可能になり、認識できなかったドライバを手に入れることができます。

 

古いパソコンにWindows10を入れるより、新しいパソコンを購入したほうがいいのか?

確かに、お金のある人は新しいWindows10のパソコンを購入したほうが手っ取り早いと考えると思いますし、古いパソコンと格闘する時間がもったいないと感じる方も多いと思います。

しかし、古いパソコンにWindows10をなんとか入れてやろうと努力する中で、パソコンの技能が高まり、パソコンのハードウェアの仕組みを知ることができるというメリットもあるのです。

つまり、自分のスキルの上達のためにあえて、古いパソコンを利用するということです。

人によっては、わざわざ中古のパソコンを購入して、Windows10を入れることで、ハードウェアを勉強している人もいます。

また、一度このようなことができるようになると、OSが変わるたびにパソコンを買い替えるのではなくて、自分の納得できる時期にパソコンを買い替えることができるようになります。

MacBook AirにWindows10を入れると最高です

パソコンには、WindowsとMacがありますが、この両方を使いたいと思ったら、MacBook Airを買って、BootCampの機能を使ってWindows 10を入れるのがとても便利です。

BootCamp

これは、Windowsをメインにした状態です。
両方のOSを使いたい場合は、50%ずつにするのがベストです。

以前から、MacでWindowsを使うためのBootCampは知られていましたが、インストールのやり方がよくわからないので不安ということで、Mac OS上でエミュレーションでWindowsが動くソフトなどを使っている人も多いと思いますが、MacよりもWindowsをメインOSで使いたいという人にとっては、BootCampの方が圧倒的に使いやすいと思います。

1.なぜ「MacBook Air」がベストチョイスなのか?

最近、Appleのノートといえば、MacbookやMacBook Proなどが新しい感じがして、そちらに目が行きがちですが、Windows10をインストールして使うとしたら、やっぱりMacbook Airが一番です。

それはなぜかというと、最新のMacBookやMacBook Proでは、USB端子の規格が「USB3.1」となり、それに伴い端子の形状が「USB-Cポート」という形になって、Windows側からすると、持っている周辺機器などとの接続がちょっと困ってしまう端子になっているのです。

その点、MacBook Airは、USB3.0であり、端子の形も従来の形をしており、Windows側との互換性を考えると、とても相性がいいからです。

さらに、MacBook Airには、SDカードを入れるポートも用意されており、簡単にビデオや写真を取り込めたり出来る点もお薦めなのです。

さらに、最新のMacBook Proでは、これまでキーボードの一番上にあったファンクションキーを取り去って、そこに「Touch Bar」という大した意味のないものを取り付けてしまっているのです。

もし、Windowsとしてパソコンを使うのであれば、ファンクションキーは絶対に必須なので、そのいう点でも、MacBook Airはベストチョイスなのです。

2.BootCampによるWindows10のインストールは難しくない!

一見すると、MacにWindowsを入れるなんてかなり難しい操作がいるのではないかと考えている方も多いと思いますが、最近(2015年以降)のMacBook Airに関しては、その操作がとてもスムーズになってきているのです。

それでは、購入からインストールまでの大まかな流れをお教えしましょう。

(1)購入品

◆MacBook Air本体 (13.3インチディスプレイ、CPU Intel Corei5 、メモリ8GB、ハードディスク(SSD)の容量は、MacとWindowsの両方で使うので、256GB以上必要)
◆Windows10 Home 64bit パッケージ版(DVDでも、USBタイプでもどちらでもよい)
◆ウイルス対策ソフト(3年用、2台以上で使えるもの)
◆Office365 solo(1ライセンスでWindows側とMac側の両方に入ります)

(2)インストールまでの操作の概要

1)Macを起動して、基本的な設定を行う。
2)ネットに接続して、Macのシステムアップデートを実施する
3)Windows10のサイトから、Windows10 64bit版のisoファイルをダウンロードする
4)BootCampを立ち上げ、isoファイルを読み込み、スタートする。
5)Windowsのための必要なドライバファイルなどが、自動でパソコン内に保存される
6)MacとWindowsが使うハードディスクの比率(容量)を決める
7)Windowsをインストールする領域(パーティション)を選択し、フォーマットする
8)インストールを開始する
9)Windows10がインストールされ、基本設定を行う
10)BootCampをインストールが始まる
11)必要なソフトをインストール(セキュリティソフトやOfficeなど)

(3)BootCampの機能について

BootCampの機能が、Windows側にインストールされることで以下のようなことが可能となります。

・簡単にMac OSで起動ができたり、Windowsで起動ができたりします。
・通常では、現在使っているOSでシャットダウンや再起動ができ、Bootcampを意識することはありません。
・Macのキーボードでありながら、Windowsのキーボードに似せて使えるように設定が可能です。

3.はっきり言って、Windowsパソコンとして使うのがベスト

こんなことを言うと、Macを使っている人からバカにされるかもしれませんが、Windows10を入れたMacBook Airは、現在売られているすべての純正Windowsパソコンよりも圧倒的に速いですし、最高のWindowsマシンになります。

何しろ、純正Windowsパソコンにあるメーカー専属のソフトウェアや付録のアプリなども全く入っていない状態なので、本当の意味での純正Windows10が走っており、それが速い理由だと思います。

そんな意味から、個人的には、MacBook Airのカバーの裏にあるアップルマークをWindowsマークに変えてほしい気分になることがあります。

もう一つ嬉しいのが、バッテリーの持ちが非常にいいという点です。私もWindowsのノートパソコンを数台持っていますが、それに比べると、MacBook Airのバッテリーは非常に安定して長い時間持ちます。

これらの点を考えると、持ち歩いてノートパソコンを使う人には、とてもありがたいパソコンなのです。

ちなみに、外付ブルーレイドライブ(Mac,Win両対応)なども安い価格で売られていますので、音楽を取り込みたい人や、ビデオを見たい人などは購入してください。

4.アップルが、変な方向に発展しないことを祈る

スティーブジョブズがこの世を去って5年が経ちました。その中でアップルでは画期的なヒット製品を生み出せないという状態が続いています。やはり、ジョブズが作った資産を継承するしかないのかもしれません。

ただ、ジョブズがいない状況で、アップルが無理に新しいものを作ろうとして、失敗してきた歴史を考えると、変な方向に行かないことを祈るばかりです。

今回ご紹介したMacBook Air以外にも、Windowsをインストールするのに適したMacには、「iMac」と「Mac mini」というデスクトップパソコンがあります。

特に、「Mac mini」は、私も長年メインパソコンとしてWindows7を入れて使っていますが、とても安定しており、すばらしい機能をもったパソコンになっていると思います。

このようなMacとWindowsとの互換性をもつ形で、今後ともAppleが発展していくことを願っています。

写真さえあれば、チラシが作れる「Picky Pics」

ポスターやチラシを作ってみたいと思っても、なかなかレイアウトが浮かばなかったり、パソコンに適当なソフトが入っていないということもあるかと思います。

個人的には、一番お薦めのチラシ作成ソフトは、WordやPowerpointなのですが、素人の人にはゼロからデザインを作るというのは難しいですよね。

そこで、今回ご紹介するのが、コレ (^O^)/

★ 素人でも簡単に作れる無料のツールがあります

そんなこんなで、パソコンはあるけどソフトの使い方はいまいちだし、デザインセンスもいまいちという人のための、インターネット上で使う無料ツールを探しました!!!

そのツールの名前は、「Picky-Pics」というものです。

このツールはフェンリル株式会社という大阪に本社のある会社が開発したようなのですが、この会社は、スマホのアプリやウェブアプリ、そしていろんな機器のUIデザインなどを手掛けている会社のようです。

なかなか優秀な会社のようですよ~。

ツール自体はなぜか無料なのですが、とても直感的なウェブアプリとなっていて、UIデザインもとてもおしゃれな感じです。

まずは、こちらにどうぞ!
https://picky-pics.com/

まず現れるのがこちらのページです。

Picky-Pics

突然のログインのページですが、TwitterやFacebookのIDを持っている方は、すぐにログインできます。

そうじゃない人は、「Picky-Picsアカウントを作成」をクリックして、アカウントを作成します。

ログインすると、こんなページが出てきます。

作成できる用紙としては、A4(縦)、A4(横)、名刺(縦)、名刺(横)、はがき(縦)、はがき(横)などを選べます。

さらに、「その他」をクリックすると

Facebookカバーやプレゼン資料なども作れるみたいです。

★ Picky-Picsの使い方とは

この用紙のイラストをクリックするだけで、テンプレートみたいなものが沢山表示されてきますので、その中から自分の好きなイメージをクリックして作り始めればいいだけです。

picky-pics

ちなみに、今回は、このPicky-Picsのテンプレートを使って、ノコテック・ラボのチラシを作成してみました。

下の図のようなものを作ってみました!!

ノコテック・ラボのチラシ

作成した作品は、すべて自動でネット上の自分のアカウント内のページに保存されています。

さらに、この作品は、PNG画像としてダウンロードできますし、PDFとしてもダウンロードすることもできます。

PNG画像については、解像度はあまり高くないので、もしチラシやポスターとして印刷した場合は、PDFとして書き出す方がいいでしょう。

一旦作成が終了した作品も、再度ログインして編集したり、その作品をコピーしてから、それをもとに別の作品を作成するなんてことも可能です。

唯一、あなたが用意しないといけないのは、写真です。

もちろん、素材集みたいな写真やイラストもあるのですが、実はそれが有料になっているんですね。
(それで儲けるしくみなのかと初めて理解しました。)

だから、素材だけは自分で用意するようにして、アップロードしてください。(そうすれば、タダです)

ちなみに、編集画面はこんな感じです。

Picky-Pics編集画面

パーツをクリックすると、いくつかのアイコンが出てきて、操作するようになります。
パーツをドラッグするだけで場所は変更できますが、矢印キーなどで動かす方が簡単です。

写真は、「写真を追加」をクリックしてから、「ファイルを選択」ボタンを押すと、自分のパソコンから選択してアップロードできます。

写真は、右の一覧からドラッグするだけです。

ただし、トリミングの機能や色調整の機能はないので、もし必要な場合はあらかじめトリミングや画質調整したものをアップロードしてください。

スマホで写真を撮った場合などは、一旦Google Photosにアップして、そこで、トリミングや画質調整した後に、自分のパソコンにダウンロードしておけば、完璧ですね。

文字なども、あとから追加もできますし、レイアウトなどの変更も可能です。

「できたデザインを書き出す」をクリックすると、以下のような画面が出てきます。

 

Webページに書き出しというところだけは、わからないので手を触れないほうがいいかと思いますが、PDFで書き出しや、画像に書き出しを押すだけで、ダウンロードされます。

ということで、たったこれだけで作れちゃいます。

実際には、パーツを綺麗に並べたり、フォントを調整したりするところは、少し面倒なんですけどね。

皆さんも、ぜひチャレンジしてください。

Windows7のWindows Updateのトラブルを解決!

1.Windows7のパソコンでWindows Updateが全く進まない!

ここ1年くらいだと思いますが、Windows7のパソコンで、Windows Updateが正常に行われずに更新ができていないパソコンが増えてきているようです。

私が持っている数台のWindows7のパソコンでも、この現象があり、手動でWindows Updateを実施しても、「更新プログラムを確認しています」という表示が出るだけで、全く更新が進みません。この状態で一晩パソコンを置いておいたこともありますが、朝になっても状況は全く変わりませんでした。

 

なぜ、このようなトラブルになるかというと、このような現象が現れるパソコンは、1か月~数か月くらいの間インターネットに接続されずに放置していたため、Windows Updateの処理がしばらくの間行われていなかったということが、原因になっているようです。

それでは、なぜ長い間、Windows Updateの処理が行われないと、このようなトラブルに発展してしまうのでしょうか?

実は、マイクロソフトでは、Windows Updateそのものを実行するためのコンポーネントを定期的に更新して、古いコンポーネントからはWindows Updateができないようにしているからです。これは、Windows Updateの途中でウイルスなどから攻撃を受けないようにするためのセキュリティ対策なのですが、この対策のために、Windowsのコンピュータでは、数か月間のブランクがあると、Windows Updateが正常にできなくなる現象が起こってしまうようなのです。

この「Windows Updateそのものを実行するためのコンポーネント」は、いったんトラブルが起きると自動ではもらってくることができないので、手動でダウンロードしてインストールする必要があります。

今回、トラブルの起こった数台のパソコンで、この問題を解決するために、手動での処理を行いましたので、その手順についてご報告したいと思います。

2.参考にしたサイトは、「ぼくんちのTV 別館」です

ヤフーやグーグルの検索で、「Windows Update 進まない」と検索していただくと、検索結果のトップに、「Windows7のWindows Updateが終わらない、遅い、進まない問題の解決方法」というページがあります。

 

こちらのページに行くと、「はじめに」のところに、「Windows 7 の Windows Update が終わらない場合の対処法:簡易版」というリンクがありますので、こちらをクリックします。

参考ページURL :
http://freesoft.tvbok.com/tips/windows_update/windows7_not_proceed_update_ex.html

「Windows 7 の Windows Update が終わらない場合の対処法:簡易版」のページの「ダウンロードする更新プログラム」というところまでいくと、「•2016年12月14日時点では、Windows Update Client の最新の更新ファイルは KB3161647 です。これは KB3172605 に含まれています。」という文章があります。

この文章中の「KB3172605」というものが、ダウンロードするべきWindows Updateのコンポーネントとなります。

3.コンポーネントをダウンロードします

文章中の「KB3172605」のリンクをクリックします。

このページに飛ぶと、IEの場合は、画面の下に、「このWebサイトは、Microsoft Corporationからのアドオン Microsoft Update Catalogをインストールしようとしています」という表示が出ますので、「インストール」というボタンを押して、インストールしてください。

アドオンのインストールが終わると、画面上に4種類のプログラムが表示されていると思います。

Windows Server 2008 R2 for Itanium-based Systems 用更新プログラム (KB3172605)
Windows Server 2008 R2 x64 Edition 用更新プログラム (KB3172605)
Windows 7 for x64-Based Systems 用更新プログラム (KB3172605)
Windows 7 用更新プログラム (KB3172605)

実は、この中で必要なものは1つだけなのです。
あなたのWindows7のパソコンが32ビットであれば、「Windows 7 用更新プログラム (KB3172605) 」が必要です。一方、あなたのWindows7のパソコンが64ビットであれば、「Windows 7 for x64-Based Systems 用更新プログラム (KB3172605) 」が必要です。

どちらかを選ぶか、よくわからない場合は、4つとも「追加ボタン」を押してください。

それから、「バスケットの表示」をクリックしてください。

そうすると、ダウンロードボタンが現れますので、このボタンをクリックします。

ダウンロードオプションの画面が出てきたら、参照ボタンを押して、ダウンロードする場所として「デスクトップ」をクリックしてからOKします。

それから「続行ボタン」を押すと、ダウンロードが開始されます。

ダウンロードが終了したら、IEの画面をすべて閉じて、デスクトップ上を確認してください。

フォルダ名として「Update for Windows 7 (KB3172605)」は、32ビットパソコン用、「Update for Windows 7 for x64-based Systems (KB3172605)」は64ビットパソコン用です。

ここで、自分のパソコンが32ビットなのか、64ビットなのかわからない人は、スタートボタンをクリックして、コンピュータの文字の上で右クリックして、プロパティをクリックしてください。表示される画面で「システムの種類」という項目に、32ビットもしくは64ビット オペレーティングシステムと書かれていると思います。

ここまででダウンロードが終わりますが、すぐにダウンロードしたものをすぐにインストールするわけではありません。きちんとした準備をしてからインストールする必要があります。

4.Windows Update機能を手動でストップする

こちらも、参考ページの中に書かれているのですが、コマンドプロンプトを利用して、Windows Updateの機能を一旦ストップさせます。

スタートボタンから「すべてのプログラム」をクリックして、「アクセサリ」の中に「コマンドプロンプト」がありますが、そのままクリックするのではなくて、コマンドプロンプトの文字の上で右クリックして「管理者として実行」をクリックして起動してください。

黒い画面がでたら、「C:\Windows\system32>」の右にカーソルを置いて、以下のように「net stop wuauserv」と記述します。

C:\Windows\system32>net stop wuauserv

と入力してから、Enterキーを押してください。

そうすると、「Windows Updateサービスは正常に停止されました。」と表示されますので、コマンドプロンプトを閉じてください。

5.Windows Updateにかかわる更新の設定を変更する

この段階で、Windows Updateにかかわる更新設定についても、自動で更新をしないように変更します。

スタートボタンから、すべてのプログラムを表示させ、「Windows Update」をクリックしてください。

表示された画面の左側にあるメニューから「設定の変更」をクリックしてください。

重要な更新プログラムの項目が、「更新プログラムを自動的にインストールする(推奨)」となっていると思いますので、これを「更新プログラムを確認しない(推奨されません)」に変更して、一番下にあるOKボタンを押します。

なぜ、このようにWindows Updateの機能を停止するかというと、Windows Updateの機能が動いている状態では、ダウンロードしたWindows Updateコンポーネントをインストールすることができないからです。

6.ディスクのクリーンアップ(システムファイルのクリーンアップ)を実行する

ここでさらに、万全を期すために、ディスクの中のクリーンアップを行います。この場合、単なるクリーンアップではなく、「Windows Updateのクリーンアップ」を行うために、システムファイルのクリーンアップという段階まで行います。

スタートボタンからコンピュータを開いて、Cドライブを右クリックして「プロパティ」をクリックしてください。

プロパティの全般の画面の円グラフの右側に「ディスクのクリーンアップ」というボタンがありますので、クリックしてください。
※ここでは、かなり長い間待つことになります。

しばらくすると、削除するファイルの一覧の画面が出てきます。

さらに、この画面の下に「システムファイルのクリーンアップ」というボタンがありますので、そちらをクリックしてください。
※ここでは、かなり長い間待つことになります。

この段階で、削除するファイルにチェックをします。

・ダウンロードされたプログラムファイル
・インターネット一時ファイル
・オフラインWebページ
・一時ファイル
・縮小表示
・Windows Updateのクリーンアップ (チェック必須です)
・システムによってアーカイブされたエラー報告ファイル
・システムによってキューされたエラー報告ファイル

などにチェックをしてください。
それから、OKボタンを押して、ファイルを削除します。

7.パソコンを再起動します

ここまで準備ができたら、ここでパソコンを再起動してください。

再起動途中に、Windowsの更新などがあったりして再起動に時間がかかることもありますが、問題ありません。

8.Windows Updateコンポーネントを手動でインストールします。

最初にダウンロードしたファイルをこの段階でインストールします。

注意するのは、32ビットのパソコンの場合と64ビットのパソコンの場合で、インストールするファイルが異なることです。

64ビットのパソコンの場合は、
Windows 7 for x64-Based Systems 用更新プログラム (KB3172605)のフォルダを開いて、その中にあるファイルをダブルクリックしてください。

32ビットのパソコンの場合は、
Windows 7 用更新プログラム (KB3172605)のフォルダを開いて、その中にあるファイルをダブルクリックしてください。

ダブルクリック後、しばらくすると、「Windows Updateスタンドアロンインストーラー」という画面が現れて、インストールしますか?と言われますので、「はい」ボタンを押します。

すこし時間はかかりますが、インストールが始まり、最後にインストールの完了画面が出たら、終了です。

最後の画面にある「今すぐ再起動」ボタンを押してください。

9.Windows Updateの更新の設定を元に戻します。

再起動後、再びWindows Updateの更新の設定を変更します。

スタート画面からすべてのプログラムを開いて、「Windows Update」をクリックして起動します。

Windows Updateの画面の左側のメニューから、「設定の変更」をクリックしてください。

重要な更新プログラムの項目は、さきほど設定した「更新プログラムを確認しない(推奨されません)」になっていますが、これを「更新プログラムを自動的にインストールする(推奨)」に再び変更して、一番下にあるOKボタンを押します。

そうすると、Windows Updateの画面に戻り、更新の確認が始まります。

この段階では、しばらく待ってみてください。

しばらくすると、重要な更新の項目が表示されてきて、Windows Updateが正常な機能に戻ってきます。

更新プログラムのインストールボタンを押して、指示に従い、何度か再起動しながら、すべての更新プログラムをインストールしてください。

以下のような画面となったら、すべての更新は終了しています。

以上が、Windows7においての、Windows Updateのトラブルの解決方法です。

結構大変な作業ですが、確実にトラブルから回復するので、とてもありがたい方法です。

「ぼくんちのTV別館」のサイトに感謝です。