月別アーカイブ: 2015年10月

Windows10の不具合を解決~日本語が入力できなくなる

Windows10で日本語入力ができなくなるというトラブルはかなり困りました。

特別なこともしていないのに、ある日パソコンを起動したら、突然日本語が入力できなくなったのです。

いろいろと調べてみると、日本語入力のソフトの問題というより、キーボードが日本語キーボードから英語キーボードになってしまうという問題のようです。

ちなみに、英語キーボードというのはこんな感じのキー配置です。

英語キーボード
※半角/全角のキーがありません。@の位置が数字キーの2の位置にあります。

設定では、きちんと日本語キーボードに設定されているにもかかわらず、英語キーボードのキー配列になっているという状態なので、日本語がまったく入力できません。

インターネットで調べてみると、Windows8の頃からもそういうトラブルはあったようですが、Windows10では結構多いトラブルとなっているようでした。

ネットで調べたところ、以下のサイトで解決方法が紹介されていました。

http://freesoft.tvbok.com/win10/tips/keyboard.html

とても詳しく書いているので、これらの方法で解決される方もいると思いました。

いろいろと試してみましたが、残念ながら解決しなかったので、別の方法を考えることにしました。

それは、「Google IME」のインストールです。

本来、Microsoft IMEが起動すれば、言語の切り替えなどの表示が画面の右下に出るはずなのですが、トラブルが起こった段階では、「あ」とか「A」とかいう言語の切り替えがまったく表示されていませんでした。

そこで、原因としてはMicrosoft IMEが起動できていないのではないかと考え、別の日本語変換ソフトの「Google IME」を入れようと考えたわけです。

Google IMEは以下のアドレスから、無料で手に入れることができます。

https://www.google.co.jp/ime/

Google IMEをインストールすると、無事日本語入力ができるようになりました。(よかった~)

しかし、そこで話は終わりではありません。

Windows10のアクションセンター(画面右下にある吹き出しのアイコンをクリック)から「すべての設定」を開き、「時刻と言語」をクリックして、「地域と言語」を選ぶと、「日本語 Windowsの表示言語」があります。

これをクリックすると、「オプション」ボタンがあるのでクリックします。

次の画面の下の方に「キーボード」という項目があるのですが、Google IMEを入れた直後は、キーボードの中には「Google 日本語入力 入力方式エディタ」のみが存在していました。

そこで、「+」ボタンを押して、「Microsoft IME」を追加しました。

これらの設定を行うことで、画面右下の部分にGoogle IMEとMicrosoft IMEの切り替えボタンが表示されるようになりました。

パソコンを再起動後には、以下の図ような状態となりました。

IMEの切り替え

そこで、Google日本語入力から、Microsoft IMEに切り替えてみたら、なんと日本語が普通に入力できるようになっていたのです。

これらの結果、Google IMEとMicrosoft IMEの両方が使えるようになりました。

このWindows10の不具合の原因は、何らかのキッカケでキーボードと日本語入力IMEのつながりが切れることで起こっているように思われました。

恐らく、Microsoft IMEが起動時に起動しなくなったことで、キーボードが自動的に英語キーボードに変わってしまったのではないかと思います。

Google IMEをインストールすることで、IMEとキーボードのつながりが生まれて、それがMicrosoft IMEを復活させる糸口になったのではないかと推察しています。

もし、同じようなトラブルに遭遇された方がいれば、お試しください。

突然やってきたWindows10のダウンロードを回避する方法

Windows10のUpdate

この週末に、Windows Updateの中に突然前触れもなく、Windows10のダウンロードが追加されました。

このアップデートはオプションとして入っているのですが、必ずチェックが入っているので意識しないと自動でダウンロードが始まってしまいます。

何しろ大変なことは、Windows10 Homeの容量は約2GB、Windows10 Proの容量は約2.9GB程度ありますので、ダウンロード自体に1時間~2時間以上が費やされてしまうことです。

高速な回線であればいいのですが、無線LAN等でダウンロードした場合は、通常の2倍以上の時間がかかると思われます。

基本的には、ダウンロードのみで、インストールまでは自動では行われないということですが、知識のない方の場合は間違ってインストールしてしまう可能性もあるのでとても危険です。

Windows7、もしくはWindows8.1のパソコンであれば、Windows10へのアップグレードは可能なのですが、データのバックアップや、使えるソフトの確認などをあらかじめしてからでないと、アップグレードは危険です。

シャットダウン時に「Windows Update」が来そうなときは、Windows Updateのダイアログを開いて、更新する内容を確認してください。

上の図の「利用可能な更新プログラムを表示」をクリックすると以下のような画面が出てきます。

Windows10のUpdate2

ここで、「Windows10 pro(またはHome)にアップグレード」のチェックを外しておきましょう。

さらに、右クリックして「更新プログラムの非表示」とすることで、一時的に更新リストから非表示のリストに入れることができます。

Windows10のUpdate3

非表示になったプログラムは、更新リストから外れて、自動でインストールされることはなくなります。

再びインストールしたい場合は、Windows Updateの画面の左のメニューの中にある「非表示の更新プログラムの再表示」から復活できますので、安心してください。

Windows10のUpdate4

Windows10については、2016年7月末まで無料でアップグレードが可能となっていますので、時期を見てインストールするか、そのままWindows7で使い続けるかは、個人個人で判断してください。

いずれにしても、Windows10にアップグレードする場合は、「使用中のソフトが使えるかどうか」の確認と「データのバックアップ」が必須です。

クラウドの3種の神器で情報を整理しよう!

クラウドに整理しよう

クラウドと言われてもさっぱりという人も多いと思いますが、私が日頃から使っているクラウドの3種の神器のお教えしますね。この3つのクラウドサービスを使うと、あなたのパソコンをかなり整理することができます。

まず第一番目は、「Gmail」ですね。パソコン、タブレット、スマホなど、あらゆるデバイスで、どこにいても使えるというメールがGmailです。

Gmailは、一見して取っ付きにくい画面になっていますが、その機能は通常のメールのソフトの比ではなく、驚くべき機能をそなえたメールなのです。何よりも、5つまでの他のメールがGmailで受信・送信できることと、迷惑メールなどを見なくてすむという点はありがたい機能です。

すべてのメールが一元管理できる点と、パソコンを買い替えるたびに悩みの種だったメール設定を一切しなくていいという点が魅力です。また、Googleの強固に守られたサーバーによりセキュリティも万全で、世界中で最も使われているメールであるにもかかわらず、トラブルが少ないという点も評価できると思います。

第二番目は、「Evernote」です。使っている人も多いと思いますが、ネット上にあるメモ帳と考えていただければいいと思います。何か忘れたくないことや、記録しておきたいことなどがあれば、さっと出して記録できる魔法のメモ帳です。これを使うようになって、あれはどこに書いたっけ?ということがなくなりました。

Evernoteは有料版もありますが、無料版でも十分使用できる点がありがたいですね。

第三番目は、「OneDrive」です。ネット上にファイルを保存できるサービスのことを「ネットストレージサービス」と呼びます。OneDrive以外にもいくつかのサービスがありますが、ファイルの安定性、セキュリティ、転送速度、同期するローカルフォルダの選択などの点で、他のサービスより優秀であると思います。

15GBの容量まで無料で使えるというお得感もありますが、何よりもOfficeとの連携、スマホ・タブレットなどとの連携、Windowsだけでなく、Macintoshでも使えることなどが魅力です。

このOneDriveを使うようになって、会社や家や出先などでも、いつでも最新のファイルにアクセスできることで仕事が飛躍的にしやすくなりました。特にUSBメモリなどを使うことが少なくなり、データを安心してネット上に預けているということで、パソコンが壊れてもデータは守られているという安心感が、一番のメリットだと思います。

以上の3つが私のクラウドの3種の神器ですが、そのほかにもたくさんのクラウドサービスがあります。パソコンは、単なる機械ではなく、ネット上のいろんなサービスと繋がる可能性を持った機械です。

ぜひクラウドを利用して、自分の世界を広げていってほしいと思います。