月別アーカイブ: 2014年6月

インターネットで表示される行動ターゲッティング広告とは?

インターネットの画面に表示されている広告には、あなたの好みに合わせて自動で表示されている広告がいくつかあります。

特定のサイトにログインしていない状態にもかかわらず、いつも同じ広告がサイドバーに出ているということに気づくことはありませんか?

これらの広告は、行動ターゲッティング広告(追跡型広告・インタレストベース広告)と呼ばれており、あなたがネット上で見た商品がクッキーファイルに保存されることにより、広告を繰り返し表示させるような仕組みが動いているのです。

Amazonのサイトなどのように、ログインすると以前にチェックした商品が優先的に表示されるというような機能はこれらの広告とは異なります。

これらの行動ターゲッティング型のクッキーファイルは、インターネットの一時ファイルやクッキーファイルを削除する処理を行っても簡単に消えることはなく、永久に追跡し続けるという傾向があるのです。

そこで、これらの行動ターゲッティング広告を表示させたくないということで行う処理を「オプトアウト(Opt-out)」と呼んでいます。

広告をオプトアウトするためには、その広告バナーの端に表示されているリンクをクリックして、広告の大本のサイトに行き、行動ターゲッティングをやめさせるような処理を行う必要があります。

行動ターゲッティング広告の代表的なものは、Yahooショッピングや楽天ショッピングなどの商品バナーやGoogle広告などもそれにあたりますが、これらについてはそれほど危険なものではありません。

しかし、中には、危険なサイトからのバナーがその中に含まれていることがあります。

そういう意味でも、これらの行動ターゲッティング広告をオプトアウトしておくことは、インターネットを安全に使うという意味でも大切なことになります。

本来は、それぞれの広告掲載管理サイトでオプトアウトを実行する必要があるのですが、その手間はとても大変ですし、どの広告が行動ターゲッティング広告になるのかを知ることも難しいと思います。

そこで、とりあえずまとめてオプトアウトを実行できるサイトをご紹介いたします。

NAI: Network Advertising Initiative
http://www.networkadvertising.org/choices/

このサイトに行って、「select all」した後「submit your choices」を押すか、もしくは「choose all companies」を押せば、とりあえず有名どころの行動ターゲッティング広告を解除することができます。(全部ではありませんが)

行動ターゲッティング広告は、人の好みを判断して広告を表示し、より効率的にクリックさせる目的で生まれたものですが、中にはウイルスやアドウェア(スパイウェア)などが、ブラウザを支配して危険な広告を表示させるような動きをすることもあるので、十分に注意して接する必要があると思います。

ホームページが簡単に作れる「Jimdo」とは?

「ホームページを自分で作ってみたい」という気持ちを持っている方も多いと思います。

しかし、ホームページを作成するためには、それなりの技術とそれなりの費用がかかるというのが、これまでの常識でした。

ブログやフェイスブックなどをホームページの代わりに利用しているという方もいるかと思いますが、やはりホームページとは目的が違うものです。

独自のホームページが、自分の力だけで作れたら・・・という気持ちを実現させてくれるツールがこれまでもいくつか作られてきました。

アイデアはいっぱいあるし、自分のアイデアを実現させる気持ちもある!さらに、初めてのホームページの世界を体験してみたい・・・そういう方に最適なツールが「Jimdo」ではないかと思います。

Jimdoは2007年にドイツで生まれたWeb技術ですが、日本ではKDDIウェブコミュニケーションズが運営しています。すでに多くの方が利用しており、かなりポピュラーな存在になりつつあるようです。

私も実際に使ってみたのですが、初級者の方から上級者の方まで、幅広い層で使えるツールになっていることと、料金的にも無料で使えるレベルもあり、登録すればすぐに作業が始められるという気軽さは、これまでになかったツールではないかと思いました。

自由度という点は、一般のサーバーには劣りますが、十分使えるレベルにあることは間違いないと思いますので、これからホームページを作りたいと考えている人には最適なツールのような気がします。

個人的には、ホームページ技術を学ぶ最初の出発点としてJimdoを使いながら、ホームページに慣れることで、ネットの仕組みや検索のしくみなどを勉強していくのは、とてもいいことだと思いました。

おそらく、ある程度の知識や技術が身についていけば、レンタルサーバーを契約して、本格的なホームページを作成するようになってもいいと思います。

また、Jimdoには、「Free」「Pro」「business」の3つのコースが用意されています。Freeでは独自ドメインを取得できませんが、「Pro」や「business」では独自ドメインを割り当てることが可能です。

さらに、Jimdoには、ショップ機能も組み込まれており、ホームページとショップの両方を持ちたいという要望にも十分応えられます。

おそらく、今後はJimdoを利用したページも増えていくと思いますが、最終的にそのページが生き残れるかどうかは、Jimdoの機能を十分に使いこなせるだけのIT技術を身につけられるかどうかにかかっているような気がします。

そういう意味で、「ホームページが簡単に作れる」というツールを「自分で自由にホームページを運用することができる」というツールにすることができるかどうかが問われてくるのだと思います。

ノコテック・ラボのパソコン教室でも、今後Jimdoの使い方を教えたりするレッスンも増やしていけたらと思っています。