Google XML Sitemapsは仮想サイトマップへ

ワードプレス(WordPress)を使用してホームページやブログを運営している方も多いと思います。

ワードプレスの長所としては、ブログ記事とは別に固定ページが作成できることと、オリジナルのメニューが作成できること、そして、既存テーマを選択することで外観を簡単に作成できることです。

一方、短所としては、WordPress自体のバージョンアップが多いこと、プラグインのバージョンアップや仕様がよく変更になること、管理画面の構造が複雑で設定が難しいということです。それと、もう一つ難しいことは、ドメインの割り当てを変えるときです。

今回、プラグインの「Google XML Sitemaps」のバージョンアップにより、サイトマップの構造が大きく変わったことで、混乱している人がいるかもしれません。

Google XML Sitemapsは、Googleのウェブマスターツールに登録するサイトマップを自動的に作成してくれるプラグインです。今回、Google XML Sitemapsのバージョンが3から4に変わったことで、サイトマップの仕様が大きく変化しています。

簡単に言うと、これまでのサイトマップが実在するサイトマップファイル(sitemap.xml)であったのに対して、バージョン4以降では仮想のサイトマップになっています。これまでは、サーバー上でサイトマップのファイルが確認できたのに、FTPツールなどでサーバー上のファイル一覧を見ても、サイトマップファイルが存在していないということに気づきます。

にもかかわらず、http:自分のサイトURL/sitemap.xmlとブラウザで入力すると、普通にサイトマップが表示されるのです。さらに、そのサイトマップの中身も複数のサブサイトマップの集合体となっているということに気が付きます。

すでに、バージョン3で実在するサイトマップを持っている場合は、バージョン4にアップデートすると、実在するサイトマップを削除するようにとの警告がでており、削除するとサーバー上のsitemap.xmlは、sitemap.backup.xmlというファイルにリネイムされています。

なぜ、このような変更を行ったのかは不明ですが、少なくともサーバー上にsitemap.xmlが存在していなくても、Googleのウェブマスターツールにサイトマップを登録することは可能だということです。

この仕様変更の目的について調べてみたところ、

(1)サーバー側のメモリーの負担を軽くする。
(2)サイトマップをサブサイトマップに分けることで、沢山のサイトを登録できるようになる。
(3)サブサイトマップに分割することで、検索速度が速くなる。
(4)サブサイトマップに分割することで、検索エンジンは更新されたサイトだけを含むサブサイトマップを読み込むだけでよくなる。

という理由だそうです。

おそらく、ワードプレスを使用するサイトが増えたため、Googleエンジンへの負担を軽くして、サイト検索をスムーズに行えるように改良をしたのではないかと思われます。

 

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