月別アーカイブ: 2013年6月

Surface RTは、ノートパソコン型タブレットである

前回に引き続き、Surface RTについて書いてみたいと思います。

surfaceRT

Surface RTは、これまでなかったタイプのパソコンです。
それは、これまでのノートパソコンとも、タブレットとも違っています。
もし名前をつけるとしたら、「ノートパソコン型タブレット」という名前になるかもしれません。

Surface RTのOSはWindows RTというOSになります。
Windows 8は、Windows RTとWindows 8という2つのOSをハイブリッドしたOSなのですが、このうち、Windows RTだけが独立してできたのがSurface RTというものです。

しかしながら、Windows RTは、タブレット的な要素とは別に、Windows OSと非常に似た構造も持ち合わせているのです。もちろん、通常のWindowsのソフトは一切インストールできません。すべてWindowsアプリと呼ばれるものだけがインストール可能です。

プレインストールされているOfficeは、通常のOfficeとほとんど同じものですが、実際にはタブレット用のOfficeアプリです。このためエクセルのマクロなどは動作しません。けれども、その画面は通常のOfficeと何ら変わりません。

タッチパッドでありながら、カバーにもなるキーボードが付いて、通常のWindowsデスクトップ上でワードやエクセルなどが使用できます。さらに、インターネットも通常のWindowsパソコンと同じようにできます。

しかし、その本質はWindowsパソコンとは異なるタブレットOSなのです。これまでのWindows系のソフトは一切インストールできませんが、新しいフォルダを作ったり、メールで添付された圧縮ファイルなども解凍することができますし、作成したファイルなどはマイドキュメントやデスクトップなどに保存することができます。さらに、USBポートを備えているので、ファイルはUSBメモリなどに保存することもできます。

コンピュータを開くと、Windows、Program Files、ユーザーの3つのフォルダあります。コントロールパネルやネットワークなども通常どおりに見えます。Windows Updateもあります。

Windowsパソコンのようであって、これまでのパソコンとは全く違うもの・・・それがWindows RTです。

Surface RTは、十分に使えるモバイルノートパソコンだった!

Windows RT

先日発売されたSurface RTとSurface Proは、マイクロソフトが作ったタブレットとしてコマーシャルなどでも注目を集めています。

タブレットOSであるWindows RTを積んだSurface RTと、Windows RT & 8を積んだSurface Proは、いずれも店頭で売り出されています。

今回、Surface RTに触れる機会があったので、ご報告したいと思います。

(1)Surface RTは、かなりお買い得です。
iPadが値上げする中で、Surface RTは1万円の値引きと、かなりお買い得になっています。
すばらしいのは、Office(Word、Excel、PowerPoint、OneNote)がプレインストールされているのに、32GBの価格は39800円(期間限定価格)です。
ただし、本体といっしょにカバー兼キーボードも必ず購入してください。

(2)Surface RTには、デスクトップがあります。
何よりも驚いたのは、Windows RTのOSなのに、デスクトップがあったということです。
通常のWindows 8と同じデスクトップが用意されているんです。もちろん、デスクトップ上に新しいフォルダやショートカットも作成できます。また、マイドキュメントなどのアカウント用のフォルダもちゃんとあります。

(3)Surface RTのキーボード兼カバーはとてもスマートです。
カバーにもなるキーボードは、別売りで10000円程度ですが、キータッチの反応性はとてもいいです。
特にタッチパッドの感触はかなり使いやすいと思いました。

(4)通常のUSBポートを持っているんです。
タブレットやスマホのUSBポートといえば、小さいUSBポートだったり、専用のケーブルしかつなげないことが多いのですが、SurfaceのUSBポートは、パソコン用のUSBポートと全く同じもので、USBメモリなどを直接差し込むことができます。パソコンとのデータのやり取りが簡単になる点で、この点は、これまでのタブレットと最も違った特徴になると思います。

(5)Windows RTの重さは、680gと、かなり軽いです。
この軽さと薄さで、十分な仕事もできる画面とキーボードを備えている点がすごいです。
モバイルノートとして、全く問題なく使用できます。32GBと64GBの2種類がありますが、USBメモリなどを併用して使うのであれば、32GBモデルで十分ではないかと思います。

使ってみて思ったのは、セカンドマシンとしてモバイル用のパソコンが欲しいという方には最適なモデルだと思いました。おそらく、6月のボーナス商戦では、一番売れる機種になると思いますので、欲しい方は、早めにゲットしてください。

以外と知らないエクセルの数値と文字列の関係

エクセルを使っていると、「1/2」と書けば1月2日、「0003」と書けば「3」などと、勝手に変換されてしまいます。

これは、エクセルというソフトが、数字を優先して考え、数字になりそうなものは、すべて数字で処理したいと考えているからです。

ご存知の通り、日付もシリアル値という数字で、1900年1月1日を1として始まる数字になっています。

しかし、このような数字を何とか文字として表示したいという要望があります。このため、エクセルでは、数字を文字列として表示するための方法がいくつか用意されています。

一番簡単な方法が、数字の前に「シングルクォーテーション」を付ける方法です。
たとえば、「’1/2」とか「’0003」とすれば、数字は文字列としてそのまま表示されるようになります。

この「シングルクォーテーション」を付ける方法は、あくまでも裏ワザで、この場合のセルの表示形式は文字列とはならず、「標準」の表示形式のままです。(つまり、数値のまま存在しています)

ところが、1列すべてを文字列として表現したいという場合には、上記の方法では大変です。
そこで、セルの書式設定で、表示形式を「文字列」というように変更する方法があります。

ここで問題となってくるのが、以下の2つの場合です。
(1)すでに数字が入っている状態で、セルの表示形式を文字列にした場合。
(2)何も入力されていない状態で、セルの表示形式を文字列にしてから、数字を入力する場合。

一見すると、(1)も(2)も同じことだろうと考えがちですが、この2つは全く異なった意味になります。

(1)の場合は、最初に数字が入っているために、セルとしては数値のままの意識で存在しています。
(2)の場合は、文字列形式にしてから、数字を入れているので、セルとしては文字列として当然存在しています。

※ただし(1)の場合も、再度数値を入力しなおすと、(2)と同じことになります。

この2つの大きな違いは、SUM関数などで合計を求める場合に、(1)のセルは、合計の中に含まれて計算され、(2)のセルは合計の中に含まれずに計算されます。つまり、(1)のセルは文字列の表示形式になっているにもかかわらず、関数上では、数値として扱われてしまうということです。

また、文字列の表示形式になっている状態でも、内部が数字として表示されている値であれば、加減乗除の単純な計算は普通通りできてしまいます。(関数計算では数字として扱えないのに)

このように、エクセルでは、「数値か文字列か」という問題は、単純ではなく意外と灰色的なものだと考えておいたほうがいいと思います。

 

Windows8.1のスタートボタンは、Windows7のそれとは異なるらしい

win8-1

Windows8.1からスタートボタンが復活する!と考えていた人も多いと思うが、マイクロソフトが6月3日に発表した内容は、従来のスタートボタンとは少し異なるボタンになるということらしい。

タスクバーの左端にはスタートボタンらしいマークが追加されるようだが、これをクリックしても従来のスタート画面になるだけということなのだ。

しかし、失望するにはまだ早いようです。

Windows8.1のスタート画面は、今までのタイル画面モードとは別にアプリビューと呼ばれるアプリの一覧画面に切り替えられるようです。この画面がどんなものかはわかりませんが、これが従来のスタートメニューと近いことを期待するしかないようです。

いずれにしても、Windows8から8.1への移行は無料のアップデーターで行うことができるようなので、今Windows8を購入しても特に問題はないと思われます。

結局は、フリーソフトのスタートメニューもいっしょにつけることになるかもしれませんが、できれば純正のもので使いたいのはやまやまです。