コンピュータの歴史(7)

世界初のパソコン「アルテア」の発売


インテルは1974年に、商業用の8ビットMPUの「8080」の販売を開始します。この年の12月に、個人向けコンピュータ組み立てキットで、MPUとして8080を採用したアルテア(ALTAIR8800)が発売されることとなります。この世界初のパーソナルコンピュータであるアルテアは、ニューメキシコ州アルバカーキにあるMITS社のエド・ロバーツにより開発されました。このコンピュータは、現在のコンピュータとは全く異なり、キーボードやマウス、モニターという機器をもたないコンピュータで、機器前面についたスイッチとLEDの点滅によりプログラムを入出力するといったものでした。

このアルテアの発売に一番反応したのが、マイクロソフト社を後に作ることになるビル・ゲイツとポールアレンの2人でした。この時、ビル・ゲイツは、ちょうど19歳、ポールアレンは21歳です。ビル・ゲイツとポールアレンは、アルテア用のBASICを開発します。彼らは貧乏であったため、アルテア本体を買うことができず、精通していたPDP-10というコンピュータを使うことで、アルテアのエミュレーションプログラムを作り、その上で動くBASICを開発しました。この二人がすごかったのは、アルテアを見たことがないのに、そのマニュアルのみでBASICを開発したことです。ビル・ゲイツとポールアレンは1975年3月に、BASIC言語を開発し、MITS社に売り込みに行きます。ここで、ビル・ゲイツはBASICのライセンス権のみを売るという新しい手法をとります。


エド・ロバーツ

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