1992年、マイクロソフトは、MS-DOSに変わる新しいOSとしてWindows3.1を発売しました。このOSは、見かけ上はGUI(グラフィックユーザーインターフェース)のパソコンでしたが、実際にはWindowsという皮をかぶったMS-DOSでした。これは、多くのMS-DOSで作成されたソフトを継承するためにとった戦略であったと思われます。
1993年、マイクロソフトは、WindowsNT3.1を発売します。NTとはネットワークという意味ではなく、ニューテクノロジーという意味です。ウィンドウズNTは完全な32ビットOSとして開発され、マルチタスクや、マルチユーザーという考え方を実現するために作られたものでした。これらの考え方はもともとユニックスにあった考え方なのですが、マイクロソフトはWindowsにもこれらの機能を持たせたいと考えました。
1995年7月に、マイクロソフトは、Windows95を発売しました。マイクロソフトは、同時にOffice95も発売しました。このWindows95の発売は、パソコンの歴史において、最も象徴的な出来事といえます。Windows95は、IBM-AT互換機のすべてに対して対応する共通のOSを提供しました。NECを除く、すべての日本のメーカーもIBM-AT互換機の発売に踏み切り、ハードとしてのパソコンは、マッキントッシュとNECのPC9801を除いて、すべて統一された形となりました。この結果、多くのソフトメーカーはパソコンソフトの標準OSをWindows95とするようになっていきました。
ここで雑学です。パソコンにCD-ROMドライブが内臓されるようになったのは、1992年くらいからです。最初のCD-ROMドライブは当然外付けのCD-ROMドライブでSCSI(スカジー)といわれる接続形態で接続していました。1995年くらいまでは、このSCSIというのが外付け機器の標準接続端子でしたが、USBの登場により現在ではほとんど見ることがなくなっています。ちなみに、MS-DOS6.2はフロッピー6枚、Windows3.1はフロッピー11枚で供給されていました。そのうちCD-ROMが普及してからは、OSはすべてCD-ROMで供給されるようになりました。また、CD-ROMドライブも、SCSI接続からマザーボードに直接接続するATA接続形式
となりました。
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