ビル・ロウ ジャック・サムズ
アップルの成功を横目で見ながら、大企業IBMもパーソナルコンピュータの業界に進出しようと考えます。1980年、IBMはアップルに負けないパソコンを1年で作る計画を立てます。このプロジェクトを率いたのがビル・ロウです。ビル・ロウは、短期間でパソコンを作るために、オープン・アーキテクチャの手法をとり、ハードとソフトを外部調達することにしました。この時、オペレーティングシステムの外部調達を担当したのが、ジャック・サムズです。彼はマイクロソフトと手を結んで、OSの調達を行いました。
その頃のパソコンのOSはCP/MというOSでした。このOSを作ったのは、天才ゲイリー・キルドールです。キルドールは、1974年にMPU「8080」用のCP/Mを作成した後、ザイログ社のMPU「Z80」用のCP/Mも手がけています。さらに、16ビットMPU「8086」用のCP/M-86やモトローラMPU「6800」用CP/M-68Kなども開発している天才です。もちろんアップル社のアップルUもこのCP/Mが利用されていました。

天才ゲイリー・キルドール
ところが、IBMは、キルドールとの交渉に失敗しました。このため、マイクロソフトは、シアトル・コンピューター・プロダクツ社のティム・パターソンが作ったCP/Mと同じ機能を持つ「86-DOS」のライセンスを買い、これを元に「MS-DOS」を開発します。
ティム・パターソン
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