コンピュータの歴史(1)
はじめに


コンピュータはいつ生まれたんでしょうか?最近ではコンピュータの存在があたりまえとなり、このような疑問を持つこともなくなりつつあります。でも30年前(1974年)にはパーソナルコンピュータはなかったんです。もちろんそのころには大型のコンピュータはありました。でもこれらのコンピュータは業務用や軍事目的に使われていたのが普通でした。

コンピュータの歴史は、アポロ11号の月面着陸を節目として、大きく変化してきたといっても過言ではありません。当時のアメリカでは、アポロ11号の成功によって、国民は大きな自信をとりもどし、科学の重要性を認識しました。このような中で、多くの学校でコンピュータ教育がさかんになっていきました。

1960年代は、アメリカとソ連との間で、ロケット開発競争が行われ、1969年7月にはアメリカのアポロ11号が月面着陸に成功しました。これらのロケット技術には多くの大型コンピュータが使われています。このアポロ11号が月面着陸に成功したちょうど1年前にゴードン・ムーア、ロバート・ノイスらによって「インテル社」が設立されました。インテル社はコンピュータのメモリーであるDRAMを生産するメーカーとして始まりました。そしてその後、パソコンの心臓部であるマイクロプロセッサー(MPU)を開発し、販売してゆくこととなります。

一方、アポロ11号が月面着陸に成功した2年前の1967年に、マイクロソフト社をつくったビル・ゲイツとポールアレンはシアトルのレイクサイドスクールで出会います。この時、ビル・ゲイツは、12歳、ポールアレンは14歳でした。この時代にはもちろんパソコンはないのですが、学校にはコンピュータルームがあり、電話線を通して外部の大きなコンピュータに接続することでコンピュータを勉強することができました。アメリカではこの頃からコンピュータに対する理解が深まり、子供にコンピュータを学ばせようという気風があったようです。

また、一方、アポロ11号が月面着陸に成功した1969年、リナックスを作ったリーナス・トーバルズは、フィンランドで生まれています。当然、リナックスはアポロ11号のことは記憶にないと思いますが、この年に彼が生まれているということは、とても象徴的であるように思います。

ここ30年のパソコン歴史は、かつてないほどの急成長であったと思います。今や、パソコンがなくては仕事ができないといわれるほど普及しているパソコンですが、実は多くの人の努力の上に今のパソコンがあるということは忘れてはならないと思います。歴史を知ることで、新たなパソコンの考え方を理解していただければと思います。


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