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アイコンの深い話

メルマガ「反・資格宣言」209号

■アイコンとは

アイコンというのはコンピュータ上のファイルやフォルダを絵として表した
ものです。

たとえば、JPGファイルのアイコンとGIFファイルのアイコンは違いますし
ショートカットアイコンには左下に矢印がついています。

フォルダアイコンはどれも同じ黄色いアイコンです。

ソフトのアイコンはそれぞれ特徴的なデザインをしています。

このようなアイコンはどのようにして作られ、その種類が決められているの
でしょうか?

 

■アイコンファイルというものがある

たとえば、ワードやエクセルのファイルができると、いつも同じアイコンで
表示されています。

これは、ワードファイルはこのアイコン、エクセルファイルはこのアイコン
と決められているためです。

たとえば、ファイルの拡張子などを表示させた状態で、拡張子を削除すると
いわゆる「名無しアイコン」となってしまいます。

ということは、アイコンとは拡張子に連動して、どこからか引っ張れてくる
ものと言えます。

すなわち、アイコンファイル自体はコンピュータの中のどこかにあって、
ファイルやフォルダが表示される時点でアイコン画像が読み込まれてくる
と考えることができます。

 

■ソフトのアイコンはソフトに帰属している

たとえば、ワードが入っていないパソコンにワードファイルをコピーした
場合、そのワードファイルのアイコンは「名無しアイコン」になってしまい
ます。

これは、ソフトがインストールされていないと、ソフトの書類アイコンは
インストールされていないということを示しています。

 

■一般的なアイコンの場所は

それでは、これらのアイコンファイルの実体はどこにあるのでしょうか?

一般的なコンピュータのアイコンの場所を見ていきましょう。

まず、デスクトップ上に1つのフォルダを作成してください。

「新しいフォルダ」という名前で結構です。

そのフォルダを右クリックしてプロパティを選択します。

プロパティの中の「カスタマイズ」というタブシートの中に

「アイコンの変更」というボタンがありますので、そこを押します。

そうすると、コンピュータの中に保存されているアイコンが沢山出てくる
と思います。

これらのアイコンは「Shell32.dll」というファイルの中に格納されています。

このShell32.dllは、CドライブのWindowsフォルダの中のSystem32という
フォルダの中にあります。

 

■ワードファイルのアイコンの場所は

同じように、ワードやエクセルのファイルのプロパティを見ても、そこには
「アイコンの変更」というボタンはありません。

一般に、ウィンドウズの場合、ショートカットやフォルダのアイコンは自由
に変えられますが、ファイルのアイコンは勝手に変えられないようになって
いるためです。

それでは、ファイルのアイコンを制御しているのはどこなのでしょうか?

まず、マイコンピュータをあけてください。

そのメニューの「ツール」から「フォルダオプション」をクリックします。

このフォルダオプションはコントロールパネルの中にあるのですが、
上記のような手順の方が早く開けることができます。

フォルダオプションの中の「ファイルの種類」というタブシートをクリック
します。

このファイルの種類の中には、ファイルの拡張子の一覧が表示されています。
また、これらの拡張子の欄には小さなアイコンがついています。

これらの拡張子の中から「DOC」というものを探してクリックしてから、
「詳細設定」ボタンを押してみましょう。

「ファイルの種類の編集」というウィンドウが新たに表示されます。

そこで、「アイコンの変更」というボタンを押してみましょう。

ワード関連のアイコンが表示されていますが、ポイントはこのアイコン
ファイルの場所です。

参照ボタンを押すと、そこにはOfficeのアイコンファイルの一覧が表示
されます。

この場所はCドライブの中のWindowsフォルダの中の「Installer」という
フォルダの中にある難しい名前のフォルダであることがわかります。

つまり、Officeソフトのファイルアイコンはこのような奥まったフォルダ
に保存されているのです。

(キャンセルで画面を閉じてください)

 

■HTMLファイルのアイコンの場所とは

上記のフォルダオプションの「ファイルの種類」の中で、
HTMLという拡張子を選択して、「詳細設定」のボタンを押してみましょう。

それから、「アイコンの変更」というボタンを押してみます。

そうすると、今度はインターネット関連のファイルのアイコンが表示
されます。

これらのアイコンを持っているファイルは「iexplore.exe」という
ファイルです。

このファイルの場所は、Cドライブの中のProgram Filesの中の
Internet Explorerフォルダの中にあります。

それでは、キャンセルでウィンドウを閉じて、マイコンピュータから
上記の「iexplore.exe」の場所を見てみましょう。

Cドライブ→Program Files→Internet Explorer→IEXPLORE.EXE

を開きます。

このIEXPLORE.EXEは、実はインターネットエクスプローラーのソフト
本体です。

ダブルクリックするとIEが起動します。

つまり、ソフト本体の中にアイコンファイルが含まれていることが
わかりました。

 

■アイコンファイルの場所は決まっていない

上記のことからわかるように、アイコンファイルはコンピュータの
いたるところにあり、決まった場所に保存されているのではない
ということがわかると思います。

実は、アイコンファイルは

「.ico」「.icn」という単独のファイルになっていることもあれば、

ソフトなどと関連付けられたアイコンの場合には「exe」「dll」などの
ファイルの中に複数のアイコンが含まれているようです。

 

■アイコンファイルを作成してみよう

ファイルのアイコンは勝手に変えることはできませんが、
ショートカットやフォルダのアイコンは自由に変えることができます。

そこで、これらのアイコンを実際に作成してみましょう。

アイコンを作成するソフトとしては、「IcoFX」というソフトがお勧めです。

以下のサイトから無料でダウンロードできます。

窓の杜 IcoFX(Windows 2000,XP,Vistaに対応)
http://www.forest.impress.co.jp/lib/pic/piccam/paintptclr/icofx.html

DOWNLOADボタンを押して、OKボタンを押し、黄色いバーをクリックして、
「ファイルのダウンロード」をクリックすると、保存のためのダイアログが
でてきます。

保存ボタンを押して、デスクトップにソフトを保存してください。

保存した「icofxsetup.exe」をダブルクリックするとインストールすること
ができます。

インストールは、実行ボタンを押した後、
[Next]、[I accept選択]、[Next]・・・・と道なりでOKです。

 

■IcoFXの使い方

ソフトを起動すると「今日のひとこと」ができますので閉じるボタンを
押します。

まず「ファイル」から「新規」を選択します。

「新しいイメージ」というウィンドウが出てきたら、

色はTrue Color(32ビット)を選択して、

サイズは、XPの人は48×48、Vistaの人は256×256を選択してOKボタンを
押します。

キャンバスが出てきますので、ツールボックスの中の鉛筆や筆などを選び
色を選んで直接キャンバスに描いていきます。

水滴のツールなどを選ぶとぼかすことができます。

メニューの「効果」や「イメージ」を使うと高度なイメージを描くことが
できます。

できたら、「ファイル」から「名前をつけて保存」を選びましょう。

デスクトップに「テスト」という名前で保存してみてください。

これで、1つのアイコンファイル(テスト.ico)の完成です。

 

■アイコンファイルをフォルダアイコンにしてみましょう

まず、デスクトップに「サンプル1」という名前のフォルダを作成します。

さらに、「サンプル1」というフォルダを開いて、その中に「サンプル2」
というフォルダを作成してください。

次に、今作成した「サンプル2」のフォルダのアイコンを変更していきます。

サンプル2のフォルダを右クリックして「プロパティ」をクリックします。

「カスタマイズ」タブをクリックして、「アイコンの変更」ボタンを押します。

次に「参照」ボタンを押して、デスクトップにある先ほど作成した「テスト」
という名前のアイコンファイルを指定してください。

指定すると、1つだけアイコンが見える画面になりますので、そこでOKして
ください。

プロパティの画面に戻ってきたら、再度OKボタンを押します。

すると、サンプル2のフォルダアイコンが変化するのがわかると思います。

このような方法で、オリジナルのアイコンを作成することができます。

 

■アイコンで注意すること

上記で変更したアイコンは、「サンプル2」というフォルダに埋め込まれて
いるわけではなくて、デスクトップ上のアイコンファイルを参照しています。

このため、デスクトップ上のアイコンファイルの場所を別の場所に移動したり
アイコンファイルの名前を変更すると、「サンプル2」のアイコンは
元の黄色いフォルダアイコンに戻ってしまいます。

つまり、アイコンファイルはあくまで「リンク」されているということ
なので注意してください。

 

■写真からアイコンを作る方法

自分でアイコンを描くだけでなく、写真を利用してアイコンを作るという
こともできます。

IcoFXの「ツール」から「一括処理」をクリックします。

次に「追加」ボタンを押して、コンピュータ内にある画像を選択して開き
ます。

処理するファイルの中に1つのファイルのパスが入ります。
(複数選択して、1度に複数のアイコンを作ることもできます)

イメージフォーマットのチェックは最初にチェックされた状態で結構です。

出力ディレクトリの参照ボタンを押して、場所をデスクトップに指定して
おきます。

最後にOKボタンを押すと、画像ファイルが一括してアイコンファイルに
変換され、保存されます。

操作が完了したら、閉じるボタンを押してください。

デスクトップ上を見ると、画像のアイコンファイルができていると思います。

これらのアイコンファイルの名前をわかりやすい名前に変更してください。

そして、「アイコン」という名前のフォルダに入れて、Cドライブの直下に
フォルダごと移動します。

それから、フォルダアイコンなどのアイコンとして利用するようにしましょう。

Cドライブの直下にフォルダを置くことで、アイコンファイルのリンクが
切れにくくなり、安定してアイコンが表示されるようになります。

今後作成したアイコンも、Cドライブ直下の「アイコン」フォルダの中に入れて
一括して管理していくといいと思います。

 

■XPとVistaのアイコンの違い

XPのアイコンのサイズは48×48ピクセルのサイズが最大です。

これに対して、Vistaではアイコンを拡大してみることができるので、
128×128ピクセルのサイズや256×256ピクセルのサイズのものを作成して
おけば、大きなアイコンとして表示することもできます。

 

■IcoFXの応用的な使い方

IcoFXの「ツール」の「リソースエディタ」という機能を使うと、
ウィンドウズの中にあるアイコンのソースを呼び出し、そのアイコンを
抽出して、別のアイコンに加工することもできます。
(exeやdellファイルの中のアイコンを抽出できます)

また、「ファイル」から「イメージのインポート」をすることで、
写真などのイメージをキャンバスに読み込んで、文字やイラストなどを
加えてアイコンを作成することもできます。

 

■ソフトの優先度でアイコンは変化する

たとえば、JPGファイルのアイコンをそのままダブルクリックした場合

ある人は、「Microsoft Office Picture Manager」が起動したり、

ある人は、「Windows画像とFAXビューア]が起動したり、

ある人は、「ペイント」が起動したり、

ある人は、「Photo Editor」が起動したり、

ある人は、「Photoshop」が起動したりします。

これは、JPEGに対するソフトの優先度がパソコンにより異なるためです。

JPGファイルを右クリックして、「プログラムから開く」にマウスを持って
ゆくと右側に開くことができるプログラムの一覧が出てきます。

この一覧の一番下の「プログラムの選択」をクリックしてみてください。

そうすると、「ファイルを開くプログラムの選択」という画面が出てきます。

ここで、ソフトの名称をクリックして、「この種類のファイルを開くときは
選択したプログラムをいつも使う」にチェックしてOKボタンを押すと、

次にJPGファイルを開く場合には、選んだソフトで優先的に開くように
なります。

この場合、JPGファイルのアイコンも同時に選んだソフトによって変化する
ことになります。

このことが、「拡張子とアイコンの割り当て」の法則であり、

拡張子→ソフトを決める→アイコンが決まる

という意味合いになります。


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