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  ◆◆◆◆  データの回収とパスワード  ◆◆◆◆
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皆さんは、パソコンにログインするときなどにパスワードを設定している
でしょうか?

自分だけが使うパソコンじゃないので、パスワードを設定しておいたほうが
安心と考えている人も多くなってきたようです。

最近の富士通のノートパソコンでは、指紋認証ができるようになっている
機種も増えてきているようです。


ところが、安全と思ってかけたパスワードが、仇になってしまうことも
あるのです。

今日は、そんなお話をしたいと思います。


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 Windows 2000, XPのパスワードは強固である
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その昔、パソコン教室に1台のノートパソコンが持ち込まれました。
そのパソコンの持ち主は、別の人だったのですが、ログイン時のパスワード
を忘れて開けなくなったので、他人にそのパソコンを無料であげたようなの
です。

そして、もらった本人がそれを持ってきてなんとかならないかと
いうのです。

そのパソコンのOSはWindows2000だったのですが、ログイン画面でいろんな
パスワードを入力してみたのですが、全く歯が立ちません。

もってきた本人は、リカバリーしてもいいというのでですが、リカバリー
のためのCD-ROMなどは全く持っていない様子なのです。

最終的には、こちらでもどうすることもできないので、
メーカーに出して、修理料金を払ってリカバリーしてもらうしか方法は
ありませんよと伝えてお断りしました。

パスワードさえわかれば、全く問題なく使えるパソコンが、全くの無用の
長物になってしまったといういい例です。


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 壊れたパソコンからのデータの回収
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私のパソコン教室にパソコンの修理を依頼される方のほとんどは、
自分の大切なデータを何とか回収することができないかという相談が
ほとんどです。

メーカーに電話したけれども、データはすべてバックアップを取って
ください、メーカー側ではデータの保証は一切しません、といわれるのが
通常です。

すでに起動できなくなったパソコンからデータを回収できる人は少ない
と思いますが、実はハードディスクが壊れていなければ可能なんです。

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先日、ある方が起動できなくなったノートパソコンを持ち込まれました。

起動しても黒い画面がでるだけで、全く立ち上がりません。

ハードディスクの中のデータがどうしてもほしいということなので、

ノートパソコンの裏のネジをあけると、なんとかハードディスクを取り
出すことができました。

このハードディスクを専用のケーブルでデスクトップパソコンに接続する
と、このハードディスクがなんとか動いて、中のデータを回収することが
できました。

持ち込まれた方は、とても喜んで帰っていきました。

実は、パソコンよりもデータが大切という方がほとんどなんです。


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 パスワードで保護されたパソコンの危険
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別の例ですが、先日同じように、起動しなくなったノートパソコンが
持ち込まれました。

その方は、ハードディスクに大量の写真を保存していて、何とかこの
写真を助けてほしいという依頼でした。

ノートパソコンの背面のネジを開けても、ハードディスクを取り出すこと
ができなかったので、とりあえずメーカーにパソコンを出して、ハード
ディスクの交換を行ってもらうようにしました。

そして、取り出したハードディスクは、必ず送ってもらうようにして
それを持ってきてくださいとお願いしました。


3週間ほどして、その方がメーカーから預かったハードディスクを持って
きてくれました。

いつものように、専用のケーブルでデスクトップパソコンに接続すると
正常に動くことが確認されました。

WindowsXPのパソコンは、Documents and Settingsというフォルダの中に
それぞれのアカウント名のフォルダがあって、そのフォルダの中に
それぞれマイドキュメント、お気に入り、デスクトップなどのフォルダが
あるんです。

ところが、そのアカウント名のフォルダを開こうとすると、アクセス権限
がありませんという警告が出てくるんです。

もしかしたらと思い確認すると、その方はログイン画面でパスワードを
設定していたということがわかりました。

一旦パスワードを設定すると、他のパソコンからは全くその人のフォルダ
にはアクセスできなくなるということのようなんです。

つまりフォルダ自体にアクセス権限が埋め込まれてしまうんですね。

折角、ハードディスクの中身が見えるようになって、データの回収ができ
ると思ったら、今度はパスワードで保護されていることで、データの
取り出しができないということになってしまいました。

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しかし、何とか取り出す方法がないかとインターネットで調べていたら、
アクセス権限を変更する方法が見つかりました。

私のパソコン教室のパソコンはWindowsXP Home Editionがほとんどなの
ですが、1台だけWindowsXP Professional Editionのパソコンがあります。

このProfessional Editionは、通常はHome Editionと同じように思われて
いますが、ファイルやフォルダのアクセス権限を変更できるという機能が
隠されているOSなんです。

このProfessional Editionのパソコンにノートパソコンのハードディスク
を接続して、アクセス権限の変更を行ったところ、何とかアクセス権限を
解除することができ、念願のデータを回収することができました。

このパスワードの解除は、通常のHome Editionでは全くできないので、
Professionalの威力を始めて感じることができました。

一旦あきらめていたデータが回収できたということで、とても喜んで
いただきました。

このように、パスワードというものは、安全のために設定するものなの
ですが、いざパソコンが故障した時には、それが仇となって、データの
回収に苦労することがあるということを知っておいてください。

個人的には一人で使うパソコンであれば、パスワードを設定しないほうが
安全だと思います。

また、データはパソコンの中に保存するよりも外付けのハードディスクに
保存して、いつパソコンが壊れても対応できるようにしておくことが
大切だと思います。

また、最近は指紋認証などの機能があるノートパソコンが増えていますが、
そのような場合は、さらにデータ回収は難しくなると思われます。


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 パソコンの普及とデータの保護のこれから
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多くのパソコンが古くなって捨てられていく中で、ハードディスクの中の
個人データをいかに消去するかということも大切なことになってきて
います。

大きなメーカーでは、個人情報保護のために古いハードディスクなどを
交換したときには、その個人情報の消去を厳しく管理しているようです。

ところが、最近はPCリサイクル費用がいらないといって、無料でパソコン
を回収している業者も増えているようです。

このような業者にパソコンを出すようなときは、ハードディスク内の
データの消去を必ず行ってから出すようにしてください。

できれば、内部のハードディスクを外して、それ以外を引き取ってもらう
ほうがいいと思います。

ハードディスク自体は小さいものなので、保管しておいても特に邪魔に
ならないと思います。

ちなみに、

古いハードディスクを有効利用するための外付けハードディスクボックス
というものが売られています。

このボックスに取り出したハードディスクをセットすれば、USB接続の
外付けハードディスクとしても使用できるようになるので便利です。

壊れていないハードディスクをお持ちの方にはオススメな方法です。


2006/8/6 第93号 反・資格宣言 copyright(c)NokoTech Lab. All Right Reserved.