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      ◆◆◆◆ エクセルの不思議発見 ◆◆◆◆
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 表示形式と謎の空白
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皆さんは、計算をするならエクセルの方が、電卓よりも正確と思っている
でしょうが、そんなエクセルでも限界があります。

エクセルのセルの横幅を十分に広げてから、

12345678901

と入力します。

次に、その下のセルに

123456789012

と入れてみてください。

そうすると、

1.23457E+11

と表示されます。

これは、エクセルの表示形式が「標準」となっている場合に、
12桁以上は、指数表示にしてしますからです。

そこで、

1.23457E+11と書かれたセルの表示形式を「数値」に変更してみましょう。

そうすると、

123456789012

と表示されてくると思います。

そこでよくセルの中身を見てください。いつもは一番右側に寄せられている
数字が、すこし左に動いて、右に小さな空白部分ができましたよね。

そこで、再び、セルの表示形式を「通貨」にしてみましょう。

今度は、

\123,456,789,012

と表示されましたよね。

「数値」の表示形式の時にあった右側の空白はなくなって、完全な右寄せに
なっていると思います。

次に、再び、セルの表示形式を「会計」にしてみましょう。

今度は

\ 123,456,789,012

と表示されると思います。

ここでは、また数字の右側に空白部分が生まれましたよね。

この謎の空白は一体何を意味しているのでしょうか? 謎です。


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 エクセルの有効数字は15桁
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それでは再び、新たなセル(十分な幅をとってください)に、

123456789012345

と入力してください。

1.23457E+14

となりましたよね。

それでは、このセルの表示形式を「数値」に変えてみましょう。

そうすると

123456789012345

とすべての数字がきちんと表示されるようになります。

そこで、

その後ろに数字を加えて、

12345678901234567890

と20桁まで一気に増やしてみましょう。

そうすると、

12345678901234500000

とセルの表示がされていると思います。

おまけに、数式バーの方で確認してみても、やはり、

12345678901234500000

となっています。

つまり、エクセルは16桁以上の数字になった場合、
16桁以降は0で置き換えてしまうんですね。

これは、小数点でも同様です。

1.234567890123456789

と入力し、表示形式を「数値」、小数点以下の桁数を19に設定して
みてください。

そうすると、

1.2345678901234500000

という表示になると思います。

このときの数式バーの表示は

1.23456789012345

となって、有効数字16桁以降は省かれてしまいます。

ということで、エクセルでは、16桁以上の数字を扱う計算は危険
なので、やらないようにしましょう。


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 アクセサリーの電卓の有効数字は?
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余談ですけど・・・

ウィンドウズに標準で付いているアクセサリーの中の電卓をご存じ
ですよね。

この電卓は、実はとても賢い電卓です。

この電卓で取り扱うことのできる有効桁数は何と32桁もあるんです。

エクセルよりも大きな数字の計算ができるんですよ。


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 連続データの不思議
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エクセルの最もすばらしい機能が、連続データをいとも簡単に作成
することができるという点です。

セルに「1」と入力し、右角部分をマウスで下方向にドラッグすると
ドラッグしたセルまで、すべて「1」が入ります。

この段階で、右下に出たスマートタグをクリックして、
「連続データ」とすると、

1,2,3,4,5,6,・・・・

というような連続データが生まれます。

同じような手順で、

一つのセルに「1」と入力、その下のセルに「2」と入力して、
その2つのセルをアクティブにしてから、右角部分をマウスでドラッグ
すると、上の結果と同様に

1,2,3,4,5,6,・・・

という連続データが生まれます。

ここまでは、常識なのですが、

そこで、

ひとつのセルに「1」、その下のセルに「2」、その下のセルに「4」
と入力してから3つのセルをアクティブにして、下方向にドラッグして
みてください。

通常、エクセルではセル間の差を認識して、連続データを作成するのが
普通ですが、それぞれの差が異なった場合にちょっと変わった挙動を
する傾向があります。

数学的な話では、

1,2,4とくれば、1,2,4,7,11,16・・・というようになってくれると
うれしいのですが、そんなことは不可能です。

エクセルでは

1
2
4
-------------------これ以降はドラッグで生じた連続データ
5.3333
6.8333
8.3333
9.8333

というようになります。

そこで、これらの差をとってみましょう。

数値  差
1
2 1
4 2
-------------------これ以降はドラッグで生じた連続データ
5.3333 1.33333
6.8333 1.5
8.3333 1.5
9.8333 1.5

となります。

これだけでは傾向がわからないので別の実験もしてみまよう。

数値  差
1
2 1
5 3
-------------------これ以降はドラッグで生じた連続データ
6.6666 1.6666
8.6666 2
10.6666 2
12.6666 2


数値  差
1
2 1
6 4
-------------------これ以降はドラッグで生じた連続データ
8 2
10.5 2.5
13 2.5
15.5 2.5

ここまでやってみて、その傾向がわかりましたか?
(わかった人はえらいです)

まず、わかりやすいように以下の例で説明します。

数値  差
1
2 1
4 2   ここまでの2つの差を足すと1+2=3
-------------------
5.3333 1.33333  <--- 4÷3(3つ目のセルの値を3で割る)
6.8333 1.5 <--- 3の半分の1.5ずつ変化している
8.3333 1.5 <--- 3の半分の1.5ずつ変化している
9.8333 1.5 <--- 3の半分の1.5ずつ変化している

数値  差
1
2 1
5 3 ここまでの2つの差を足すと1+3=4
-------------------
6.6666 1.6666 <--- 5÷3(3つ目のセルの値を3で割る)
8.6666 2 <--- 4の半分の2ずつ変化している
10.6666 2 <--- 4の半分の2ずつ変化している
12.6666 2 <--- 4の半分の2ずつ変化している

数値  差
1
2 1
6 4 ここまでの2つの差を足すと1+4=5
-------------------
8 2 <--- 6÷3(3つ目のセルの値を3で割る)
10.5 2.5 <--- 5の半分の2.5ずつ変化している
13 2.5 <--- 5の半分の2.5ずつ変化している
15.5 2.5 <--- 5の半分の2.5ずつ変化している

と、このように分析されます。

こんなことを知っていても何の得にもならないのですが、
暇な人は試してみてください。

いろいろやっていると、必ずしも法則が正しくないことも
わかってきますが、秋の夜長には結構いい暇つぶしです。


2007/11/12 第154号 反・資格宣言 copyright(c)NokoTech Lab. All Right Reserved.