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    ◆◆◆◆ パソコンの熱対策の意味 ◆◆◆◆
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昔から、パソコンは熱さに弱いと言われています。

車はオーバーヒートして動かなくなるのですが、パソコンはむしろ熱により
暴走してしまうみたいです。


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 CPUと熱
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近年、新しいCPUが次々と発売されていますが、性能は強調されても
熱に関することはあまり知られていないようです。

基本的にはCPUの速度はクロック数が大きいほど速いといわれています。

たとえば2.4GHzよりも3.2GHzのCPUの方が速いわけです。

ところが最近出てきたCore2DuoなどのCPUでは、以前よりもクロック数が下
がり、1.6Ghzと表示されています。

これはCPUが2つあって、それらで並行して仕事をしているので、
1つのCPUはそれほど速くなくても、全体としては十分仕事ができると
いう仕組みになっているからです。

つまり1.6GHzのCore2Duoは実質上は3.2GHzのCPUか、それ以上の性能を有し
ているわけです。

ここで熱についてですが、

「クロック数が高い」=「発熱も多い」

ということです。

CPUのタイプと発熱量
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Core2 Duo 最新のCPU「デュアルコア」、発熱量は小さい

Pentium D 一つ前のCPU「デュアルコア」、発熱量は大きい 

Pentium 4 少し前のデスクトップの主流、発熱量はかなり大きい

Pentium M 少し前のノートパソコンの主流、発熱量はより小さい

Celeron D 少し前のデスクトップの主流、低価格、発熱量は小さい

Celeron M 少し前のノートパソコンの主流、低価格、発熱量はより小さい
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基本的にノートパソコンには発熱量の小さいCPUが使われてきた歴史が
あります。これは、ノートパソコンは熱がこもるので、CPUの発熱量を
小さくする必要があるからです。

CPUの熱暴走を防ぐために、CPUクーラーといわれる空冷式のファン
がありますが、このファンが回らなくなると、一瞬でCPUは暴走して
しまいます。

一般には、CPUの温度は60度以下で安全、70度で危険、80度で
暴走が始まるようです。


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 ハードディスクと熱
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パソコンの中で最も熱くなるのがハードディスクです。
ハードディスクは動作温度は0〜55度ですが、45度以下で使用して
いれば問題はありません。

稼動中のハードディスクを手で触ると焼けどするくらいに熱いので
注意してください。

ハードディスクはその中心にモーターを持っておりこれが回転することで、
ディスクが回転し、その上にヘッドがきて読み書きを行っています。

このモータは1分間に7200回転という速さで回転しています。
(以前のハードディスクでは5200回転のものもあります)

このモータはハードディスクの底面にあるのですが、その反対側には
モータの軸を支える軸受けというものがあります。

昔はこの軸受けがボールベアリングだったのですが、高速回転での回転
軸のずれが生じやすいということで、最近のハードディスクでは
この軸受けの部分はシリコンオイルを充填した流体軸受けとなっています。

ハードディスクが高温になると、このシリコンオイル部分が高温となる
ために、軸受けに無理が生じて回転軸がぶれるようになって、ハード
ディスクのクラッシュが生じるといわれています。

簡単にいえば、車のエンジンオイルが高温でやられるのと同じです。

特にノートパソコンではこのハードディスク部分には空調がほとんどなく
高温化しやすいので注意が必要です。


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 電源ユニットと熱
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最近のノートパソコンのリチウムバッテリーの問題はご存知のことと思い
ます。最近では携帯のバッテリーもその対象になりつつあるようです。

実はパソコンの電源ユニットの問題には2つの問題点があります。

(その1)AC−DC変換を行う部品に関する問題です。

電気を交流から直流に変える働きをしているのが、電源ユニットです。
ノートパソコンの場合は、電源プラグの途中に四角の箱型の部分があります
が、それがその部分を意味しています。

デスクトップパソコンの場合は、内蔵されているので見ることはないの
ですが、電源の端子がある部分がそれにあたります。

この交流ー直流変換はトランスという機械を使って行うのですが、
コンピュータに使う直流をより安定させるためにコンデンサーという部品が
この電源ユニットの中には使われています。

正確には「アルミ電解コンデンサ」という名前です。

このコンデンサは、熱にとても弱く、温度が10度高くなると、寿命が半分
20度高くなると寿命が4分の1になるという部品です。

このアルミ電解コンデンサは電源ユニットだけではなく、マザーボードにも
多く使われていて、熱によるトラブルの原因となっています。

特に、このアルミ電解コンデンサの品質が悪いと、熱の影響を受けて
さらに早く故障がおこるようです。

粗悪なものでは、液漏れが生じてしまうものもあるようです。

一般に健全なコンデンサでも最低保証期間は通電5000時間といわれています。
つまり毎日8時間近くパソコンを使う人は、625日で保証が切れてしまいます。

実際にはそんなに速くは劣化しないと思いますが、パソコンが寿命を迎えた
というのは、コンデンサの寿命なのかもしれません。


(その2)もう一つは過充電の問題です。

最近問題になっているリチウムバッテリーの発火事件は、以下のような
原因によるものです。

バッテリーが高温になる。

Li-Ion 内部の電解液が化学反応を起こして酸化する。

酸化する途中、電解液の一部がガス化されて僅かにバッテリ内に蓄積する。

これが継続するとバッテリの内圧が上昇して破裂する。

これを防ぐために、対策として内圧が一定以上になると電流遮断弁が働き、
バッテリへの回路が遮断されるようになるということです。

もちろん、このような対策があっても品質が悪いバッテリーでは爆発や
発火などが起こるようなので注意が必要です。

------ちょっと一言コーナー-----------------------------------------

★ノートパソコンの方はAC電源を接続したまま、ずっと使用していたり
パソコンを切ってもAC電源をつけっぱなしという方が多いと思いますが
これはバッテリーにとってはあまりいいことではありません。

実は、リチウムバッテリー内には過充電や過放電を制御するマイコンが
内蔵されています。このマイコンは、充電や放電の繰り返しを学習して、
バッテリーを最適の状態に維持しているわけです。

ところが、AC電源につなぎぱなしだと、この学習に狂いが生じて充電容量
の表示がずれるようになります。

ですから、この学習を正常に戻すために、満タン→使いきりというサイクル
を2,3回繰り返して、この狂いを修正してください。

このようなメンテナンスによってバッテリーの寿命は延びると思います。

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パソコンの状態を知るソフトがあります
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このようなパソコンの熱による問題を解析できるソフトは少ないのですが、
最近では、CPUやハードディスクの中に熱センサがあって、その情報を
見ることができるようになっています。

EVEREST Home Edition v2.20
動作環境:Windows 98/Me/2000/XP
http://www.altech-ads.com/product/10000755.htm

このエベレストというソフトをダウンロードして解凍すると、その中にある
everest.exeで起動できます。(インストールなし)

起動後にコンピュータの下の「センサー」を選択すると、各部の温度が
表示されます。(パソコンによっては表示されないこともあります)

あくまでも参考値なので正確な温度ではないようですが・・・。


2007/8/26 第144号 反・資格宣言 copyright(c)NokoTech Lab. All Right Reserved.