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    ◆◆◆◆ 電力線LAN(PLC)を使ってみた ◆◆◆◆
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 電力線LANとは何か
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ここ1年くらいで、飛躍的に普及してきた技術が電力線LANです。

電力線LANというのは、100ボルトの電気の線の中にデジタル信号を流す
という技術です。

無線LANと比べると、コンクリートで仕切られた部屋や、階数が増えても
デジタル信号が安定して届くという部分が優れています。

電気の線の中には交流100Vが流れていますが、それらの周波数は東日本で
50Hz、西日本で60Hzというかなりの低周波となっています。

この低周波の上に4〜28MHz程度の高周波を乗せて伝送しようというのが
電力線LAN(PLC)の技術です。


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 電力線LANのメリットとは
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たぶん、一番のメリットは、設置が簡単であるということだと思います。
買ってきたPLCの親機と子機を家庭のコンセントにつなげるだけです。

無線LANのような面倒な設定や暗号化設定は全く必要ありません。

接続のイメージはこんな感じです。

┌───┐ ┌───┐ ┌───┐
│モデム├─┤ルータ├─┤PLC├─コンセント--------┐
└───┘ └───┘ │親機 │          │
            └───┘          │
 ┌--------------------------------------------------┘
 │
 │          ┌───┐ LANケーブル┌────┐
 └------コンセント──┤PLC├──────┤パソコン│
            │子機 │      └────┘
            └───┘

ルータからPLC親機まではLANケーブルを使いますが
PLC親機からPLC子機までは100Vの電力線を使用します。

PLC子機からパソコンまではLANケーブルで接続します。

PLC親機は1台でいいのですが、PLCの子機は必要に応じて16台
まで増やすことができます。(PLC子機だけ別売りしています)


電力線を使うと、隣の家までつながってしまうんじゃないの?
と思う方もいるかと思いますが、決してそうはなりません。

電気のメーターが管理している範囲内しかこの信号は伝わらないように
なっています。

また、PLCの親機と子機の間のデジタル信号は128ビットの暗号が
自動で行われているので、セキュリティ面でも心配はありません。

なによりも「設定が全くない」、簡単に「つながる」

という2点が最大のメリットです。


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 電力線LANのデメリットとは
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どんな技術にしても、必ずデメリットはあります。

電力線LANの場合のデメリットは、家電製品からのノイズの影響を
受けやすいという点です。

特に、モーターを持っている家電(ドライヤー、ドリル)や、
携帯電話などの充電器につかわれているACアダプタなどからの
ノイズは、電力線LANに大きな影響を与えてしまいます。

そこで、どのメーカーのPLC機器にも、設置時の注意点があります。

1.必ずPLC機器(親機、子機)は壁のコンセントに直接差すこと。

(テーブルタップに差して、すぐとなりにノイズを発生する家電を
接続すると、伝送速度がかなり低下してしまいます)

2.ノイズを発生する機器で使用するテーブルタップには
ノイズフィルタ付きのテーブルタップを使う。

3.調光できるランプ(明るさをスライド的に変えることができる
ランプ)などに影響を与えることがあります。


これらの点を注意して使用すれば、無線LANよりも安定した品質で
インターネットを利用することができます。


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 PLCの購入で注意すること
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今回、PLCの機器を購入するために、パソコン量販店に行ったのですが
そこで、びっくりしたことがあります。

それは、「PLCの規格には3種類がある」ということです。

ちなみに、無線LANの規格にも「a,b,g」の3種類がありますが、

思わず、「PLCおまえもか・・・」とうなってしまいました。


●日本での主流派・・・「HD-PLCという規格」

最初に日本でPLCを発売したのは、Panasonicなのですが、日本での主流は
ここでHD-PLCが先陣を切ったことが主流派になった理由だと思います。

Panasonic(松下)のほかに、IOデータ、バッファロー、NECなどが
この規格で製品を発売しています。

ちなみに、HD-PLCの規格を推奨しているのは、ソニー、日立製作所、東芝、
三菱電機、ヤマハ、パイオニア、サンヨー、フィリップスという有名家電
メーカーなので、まず今後も主流派ではないかと思われます。

●世界での主流派をめざす・・・「HomePlugという規格」

HPA(HomePlug Powerline Alliance)という団体が規格を作ったものですが
日本では、現在シャープのみが採用しています。

Intel、LG、Samsung、シャープの4社がこの規格を作ったようですが、
日本では、まだまだ反主流というところです。

●ちょっと出遅れのマイナー派・・・「UPAという規格」

パソコン量販店で、安いPLCを探していたら、普通のPLCよりも3000円ほど
安く売られているものを見つけました。

ちなみにメーカーはバッファローのものでしたが、この製品とよく見ると
UPAという規格でした。

(バッファローは、HD-PLCでも、UPAでも製品を作っているということで
ちょっとポリシーがわかりません)


と、このように3つの規格があるのですが、注意することは規格が異なると
互換性がないということです。

PLCに関しては始まったばかりなので、今後は規格の統一化がされてゆく
かもしれませんが、自分が購入したものが、どの規格に属するものなのかは
十分に知っておく必要があると思います。

それと、これは法律上の話ですが、PLCを屋外で使用することは法律に
ふれますので注意してください。


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 PLCの実力とは?
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PLC機器のスペックを見ると、最大伝送速度は190Mbpsなんて大それたこと
を書いているのですが、実効速度はそんなにあるはずはありません。

実際に、新しい事務所にPLCを設置してその速度を測定してみました。

事務所なので、家庭用の電気配線よりも複雑になっていると思いますが、
参考になればと思います。

まず、
光回線のルータとパソコンを有線LANケーブルで接続し、gooスピードで
速度を計測しました。

その結果は28Mbpsという値でした。
(光なのに、こんなものです)

次に、
光回線のルータからパソコンの間にPLCを設置して、gooスピードで
速度を計測しました。

その結果は23Mbpsという値でした。(約80%程度の伝送率となりました)

個人的な感想をいえば、かなりいい感じだと思います。

もちろん、他の機器の影響を受けないように、直接壁のコンセントにPLC
を接続しています。


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 無線LANで悩んでいる人は是非導入してみてください
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・無線LANが不安的だ。
・無線LANの設定がよくわからない。
・無線LANでセキュリティの設定がうまくできない。
・無線LANでは、届かないところがある。

このような方にPLCはとても有用な機器になると思います。
(ただし、ノイズの影響などを十分に理解して導入してください)

価格は、親機と子機のセットで17500〜23000円くらいです。
子機だけは、1台10000〜12000円くらいです。

無線での設定の苦労を考えれば、価格はかなりお安いと思います。
なお、今回私が購入したのはIOデータの製品(17500円)でした。


2007/10/7 第149号 反・資格宣言 copyright(c)NokoTech Lab. All Right Reserved.