ホームページの本質とは何か~Googleが目指しているもの

「ホームページを作りたいのですが・・・」と相談してくる方がいます。

「自分で作れるようになりたい」と言うのだけど、それほど技術レベルも高くないので、簡単に作れる方法はありませんか?とよく聞かれます。

具体的なホームページの内容も考えていないのに、「デザインだけはこだわりたい」と言う人もいます。

ホームページを作れば、すぐに有名になってしまうと勘違いしている人もいます。

恐らく、有名な会社のホームページや、きれいなデザインのホームページだけに目が行き、ちょっと詳しい人に聞いた知識だけで、ホームページというものを理解しているのだと思います。

たとえば、ディズニーランドに行ったとしましょう。
お客としてディズニーランドに遊びに行くと、夢のような世界を見せてくれます。
でも、ディズニーランドで働いている従業員は、その世界観を作るために日々努力して、芸を磨いたり、園内を清掃したり、丁寧にお客様に接したりということをしているのです。

ホームページもディズニーランドと同じように、見えている部分だけではなく、その裏でたくさんの努力を継続していないと、いいホームページにはなっていかないのです。

ですから、ホームページを作るということは、一時的なことではなく、これから始まる長いホームページの歴史をどのように組み立てていくかということになります。また、当然のことですが、目的に沿った十分なコンテンツを用意して、見る人が理解しやすい形に作り上げてゆく必要があります。

昨年、Google検索エンジンのポリシーが大きく転換しました。
そのことで、最近の検索においては、サイトのトップページよりも、コンテンツが充実した下位のページを優先して上位に表示するようになりました。つまり、サイトというよりは、ページの内容を主軸に検索エンジンが働くようになってきているということです。

このページの内容というのは、いわゆる「文章」のことを指します。詳しい文章を書けば書くほど、Googleでの検索順位は上がるということです。

最近は、ホームページの骨格やデザインを簡単に作成できるツールも増えてきていますが、そのページの内容まで自動で作成してくれるわけではありません。つまり、ホームページの内容を考え、その文章を書くということは、必ず自分で作り出さなければならない大切な部分なのです。

Google検索エンジンが最も重要だと考えているのは、ページ内の文章の内容の部分であって、それこそがホームページの本質だということなのです。

そういう意味で、「ホームページを作ること」=「文章を書くこと」という方程式が、最初の一歩だということなのです。ホームページを作成したいと思う方は、その1つ1つのページの内容を文章でまとめてみてください。

その作業の中で生まれてくる「伝えたい本質」がはっきりと見えてくる中で、ページのデザイン(骨格と構成)が自然にイメージできるようになってくると思います。

そういう段階に来て初めて、実際のホームページ作成作業に入っていくことができるようになります。

 

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